黄蓮谷右俣


- GPS
- 20:23
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,372m
- 下り
- 2,718m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 11:41
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 8:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
キャメロット
ストッパー
カム
ナッツキー
ギアスリング
渓流シューズ
ルート図
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感想
今シーズン最後の沢山行。膝は不安だが、リハビリしていくしかないと参戦決定。
当初は飯豊・ビンカガクチ沢を狙っていたが、出発前夜に天気予報を確認すると南東北・日本海側の天気が悪くなっておりあまり良くなさそう。ということで行先変更となる。今シ上ノ廊下を突破したパーティメンバは滝登りをご所望の様で黄蓮谷が候補にあがる。全く覚悟もしていなかった4級登り沢にビビるも甲斐駒に登るチャンスということで行くことに。
土曜の昼過ぎに友人と合流し自宅を出発するも、都内の横断に時間がかかり、18時頃に八王子で肉を食らって尾白へ移動。尾白渓谷の駐車場で車中泊するが二人詰まった車内は微妙に暑くしっかり寝ることは出来なかった。4時半起床でご飯やら朝の準備を済ませ登山口へ移動開始。途中トレッキングポールの忘れに気づき駐車場に戻ると別の車が入っており、トレッキングポールが踏まれてる。持ち主もいないようなのでジャッキで少し持ち上げてポール回収して再移動。スタート前からトラブル続きで不安な出発。ジャッキ前に車を持ち上げようとして腰をやる、、
駐車場も満車ギリギリ手前で何とか駐車出来てアプローチ開始。林道歩き1時間で終点まで。ここで沢装備を整えて入渓。右岸から左岸側に渡渉するとき右足に内側から水流を受けると痛みが出る。これは上ノ廊下はとてもじゃないが無理でしたなと。鞍掛沢出合まではなんとなく去年の記憶を頼りに遡行、難しいところは無く尾白川本谷に入って最初の小滝を登ろうとしたところで右足を外に向けて這い登ろうとしたところで膝にビキンと痛みが走る。その滝はムーブを変えて正対気味に登ると問題なく登れたので、様子見しつつ続行。その先でもダメだったら本渓遡行に変更か脱渓かさせてもらおうと思っていたが、足の向きを気を使って登れば問題なさそうなので一安心。そこからもしばらくノーロープで進み黄蓮谷に入る。いくつかデカい滝が出てくるが到底登れそうになくわかりやすい踏み跡をたどって高巻く。途中快適なテン場を通過してすぐに五丈沢との出合いへ。
坊主の滝は左岸を大きく高巻いて懸垂で下降、降りたら二俣だった。
右俣入ってすぐの15m滝をロープ出して水線で突破する。ここはフォローでちょうど良い難易度だった。そこからデカいゴーロ帯を越えたら奥千丈ノ滝が始まる。休憩をはさんで取りつき。最初の階段状からノーロープで行けるのでは?と行ってみるが取りついてみるとなかなか悪くロープを出してもらう。階段までは問題なかったが、上部のトイ状はぬめりが強くこわごわと登る。途中50mほぼいっぱいで切って、トイ状の続きを登る。3P目は左岸の大岩の下をくぐって草付きへ。いったんロープ解除して草付きを登る。最後の大トラバースは再度ロープを出してクラック沿いに進む。最後は残地スリングに頼って沢床に降りて奥千丈がいったん終了?この時点で16時半頃、テン場が欲しいがなかなか見つからない。ここからさらに詰めていき、烏帽子沢との出合いを少し登ったところでスラブにビビってお助け紐出してもらって通過。2360mあたりで快適なテンバを見つけ行程を終了。天気も良さそうなのでタープを張るのはやめたが気温がグッと下がり寒いので着替えて火起こして温まる。飯を食べ終わったら20時ごろで星空を眺めながら就寝。
途中寒さで何度か目を覚ますがよく寝て5時前に起床。もぞもぞしてたら周りも起きたので朝食。食べ終わったら濡れた沢装備に着替えるが寒いのもあり辛すぎる。
出発してから水をかぶることは無く、ガレや滝を巻くとすぐ奥の二俣へ。
その先の滝は左岸から巻いて、中段をトラバース右岸へ。その先は2Pロープを出した。1P目はいやに湿ったナメで最初の3歩がツライ。中盤以降は優しい。ここはフォローで引き上げてもらう。2P目は古いピトンが連打してあるアルパイン。全工程で唯一ここだけリードで行かせてもらう。ピトンがぐらぐら過ぎて信じられず、同じ位置にカムを決めて中間支点にバックアップを取るビビり具合。そこから岩を越えて少し進んだ先でピッチを切った。その先はずっとガレを進んでいく。振り返れば八ヶ岳と青空、進む先はガレの急斜面と甲斐駒が見えていてテンションが上がる。突然伏流になり、最後の詰めへ。階段状に踏み跡が出来ており歩きやすいが鹿フンがところどころにあり気が抜けない。最後に木をくぐると山頂直下のコルに出た。そこから5分かからずに山頂へ。山頂で写真を撮ったり沢装備解除して下山準備。30分以上ゆっくりしてから下山開始。ひたすらに長くいうことは無い。この坂を登る人の気が知れない。一生登りで使うことは無いだろうと思いながらひたすらに足を動かし、膝の痛みに耐えたらいつの間にか吊り橋。最後駐車場まで少し登って無事下山。
下山後は車回収して風呂に入って仮眠をとってから帰路に。仮眠のおかげで小仏の渋滞もほぼ解消し快適に帰宅した。
色々不安要素は満載で入山したが、黄蓮谷完全遡行で無事下山もできて大満足。やっぱり沢はとても楽しい。また来年もよろしくお願いします。
この先は膝をいたわりながらリハビリしてスキーシーズンに備えようと思う。
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