谷川岳（西黒尾根から天神尾根）
群馬県
新潟県
tukuren
- GPS
- 08:54
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 831m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:51
| 天候 | 曇り時々晴れ。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所には、鎖がある。稜線が切れ落ちている部分がある。 |
| その他周辺情報 | ホテル湯の陣 |
写真
巌剛新道との合流地点。47年前、職場の同僚、45年前、新婚で、左の巌剛新道から登る。（現在、子供3人、孫7人、GWの5月3日に全員集合15名）
1
指導標が見える。かすかにケルンの指導標も見える。辛い、苦しいが、ここまで来た、もうすぐ終わる。まもなく肩の小屋、頑張ろう。ここまで5時間
ガスがとれ、本当の谷川岳、俎�堯覆泙覆い燭阿蕁砲�顔出し、美しい爼�瑤鵬颪┐泙靴拭�この後、2人の御婦人に出会い、お喋り通しの楽しい下山となりました。
感想
〇 事前準備、天神尾根からの登頂
20代で登った日本三大急登の西黒尾根から谷川岳に登りたい。齢をとり体力も落ち、昨年12月脊柱管狭窄症に罹り、腰にブロック注射、今年の空前の酷暑、これはだめかな。
筑波山、リンリンロードでのリハビリ、体力増強、天神尾根からの天狗の留まり場と2回の登頂で備えました。
西黒尾根のユーチューブ、ブログなどで情報収集とイメージトレーニングをしました。
西黒尾根の登山道の全部を見ることが出来るユーチューブ登山調査隊の【登山体験】
谷川岳、西黒尾根の鎖場を越えて行け！西黒尾根の登山道全部見せます！／2024/06
西黒尾根の樹林帯、3箇所連続の鎖場、長い岩場のルートガイドブログ
登山初心者の為の日本アルプス登山ルートガイド 谷川岳ー西黒尾根コース
その他、西黒尾根関係の動画やブログを拝見しました。
最後にユーチューブの「はるたろ登山」
【谷川岳】真夏の日本三大急登！
西黒尾根に挑む8月3日
急登の岩場でのお二人の会話、苦しいなかでの奥さんの「楽しくなってきた！」の声、表情・・・、何か私に頑張れと励ましてくれているように感じ、西黒尾根挑戦の決心となったのです。
ショート動画
https://youtube.com/shorts/L3raN7NwBv8?si=wqjxQ1rjAxYC4eLq
〇 西黒尾根から45年ぶりの登頂
西黒尾根は、最初の樹林帯が長く辛い登りです。それが終わり、稜線に出ると、鎖場が3箇所続きます。最初の鎖場でヘルメットをかぶり、ストックをリックに収め、手で岩や鎖を掴み、登りました。
鎖場が終わると、また、ストックを出しました。このあとの連続した岩場の急登で鎖場もありますが、ストックと手を併用して使いました。ストックを使うと腰への負担も少なくなり、バランス良く登れるからです。
急峻なところでは、ストックを離し、手首にストラップを掛け、手だけで登りました。この時は、ストックの落下、ストックが岩に挟まれ手首をひねる、バランスを崩すなどの注意が必要です。
ストックを落としました。手首からストラップが外れているのに気が付かづ、岩を掴むことに集中してしまったのです。
幸い、あまり急斜面でなかったので、3メートル位の落下ですみ、助かりました。
ザンゲ岩でエーデルワイスに出会い、長い岩場と悪戦苦闘の末、ケルンの指導標も見える場所まできました。辛い、苦しい登りが、もうすぐ終わり、まもなく肩の小屋です。ここまで5時間かかりました。
肩の小屋にやっと到着、コーラを買って、持ってきたサンドイッチ、アンパンを食べ、力をつけました。トマの耳、オキの耳、やっと登りました。
73歳、45年ぶりに西黒尾根から谷川岳山頂に立ちました。記念すべき瞬間なのに、疲れてバテバテ、感動はチョットだけでした。
〇 楽しい天神尾根の下り
肩の小屋で休憩し、疲れでヘトヘトになりながら天神尾根を下っていると、御婦人が、岩場で難義しながら下りていました。
私が「危ないと思ったら、慌てずに鎖を使って後ろ向きで降りてください」等と助言しました。
それから一緒に下りることにしました。女性は、全くの初心者ではなく、山を始めて2年位、話が弾み、下りながら女性と私のお喋りが止まらなくなりました。
私が、筑波山の下りで滑って、尾てい骨を打ち、半月、痛かったこと。下りは、疲れているので慎重に、濡れている岩が危ない。
私が「こんなに苦しいなら、西黒尾根やるんじゃなかった。もう山やめる」などの愚痴を言うと、ニコニコ楽しそうに聞いてくれました。
西黒尾根の登りの岩場と天神尾根下りの登山道、状況は全く違います。この方との出会い、お喋りで、「はるたろ登山」の奥さんと同じように、やっと苦しさ、辛さから「楽しくなってきた！」になりました。
更に、下って行くと、連れの旦那さんが先に下り、ゆっくり下っている御婦人と一緒になり、3人で下りました。
この女性が先頭になり、下りました。この方、極めて慎重な方で、50cm位の段差があると戻って他の足場をさがす。少しでも難しくなると「どうしよう」と嘆く。でもこの慎重さ、素直な嘆きは、今思えば、登山の原点で大切だと思いました。
私にとっては、疲れで辛い天神尾根が、この2人との出会いで楽しい下りとなりました。ありがとうございました。
〇 90歳のご夫婦との出会い
ロープウェイ駅で片道の切符を買い乗りました。ロープウェイには、私と喋り通しの御婦人、天神平を見学していた御高齢のご夫婦、私の4人となりました。
私が、御婦人と再び「あの尾根厳しかった」などとお喋りを始めると、ご高齢のご夫婦も話しに加わりました。
ご夫婦は90歳になり、旦那さんが運転して東京から来られたとのこと、ビックリ。
旦那さんは富士山に登ったことがあるとのこと。宿泊先が私と同じで、またビックリ。
ご婦人と面白おかしく話していたので、夫婦と間違えられました。
ご夫婦とは、宿泊先の夕食、朝食の際、旅や健康などいろいろお話ししました。
90歳のご夫婦から、ガンバレーの最高のパワーを頂きました。
谷川岳ありがとうございました。
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