花瓶山と、太郎ブナへのなかなかの藪漕ぎ


- GPS
- 05:59
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 611m
- 下り
- 607m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
協力金500円/台を料金箱に入れる感じです。 移動式トイレ1台設置。紙はありますが…。 うつぼ沢出合にも、広くなっている場所があって、数台駐車可能です。 行き帰りは、常磐道の那珂インターを利用し、大子経由で入りました。 千葉方面からですと、東北道経由と常磐道経由とで、所要時間はほぼ同じですが、東北道経由の場合は、矢板インターまで高速を走るので、料金が1000円ほど高くなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩く時期によって、様子が違うかもしれませんので、ご参考まで。 この山のレコは4月の花のシーズンが突出して多く、その時期に登るのと、9月に登るのは、少々違ってくるのでは…と思います。 【駐車場〜うつぼ沢出合】 未舗装車道です。平日に歩くと、お仕事の車(大きな木材満載のトラックも…)がそこそこ走っていたりします。車で入ると離合場所が少ないので要注意です。 9月の時期は、林道沿いが花の宝庫になっていて、逆に山道にはほぼ花がないので、どちらを選ぶかですね。花は、まったく内容が同じではありませんが、うつぼ沢出合より奥の林道沿いにもあります。 【うつぼ沢出合〜向山】 少し、林道を辿ってから、小さな道標に従って山道に入ります。よく踏まれた道で、急坂にはロープがあります。土の段差の無い締まった道で、直登急坂でも歩きやすいと思います。 イワウチワは今の時期は当然咲いていませんが、最初の登りのあとくらいにまとまった群落があるのでは…と思いました。 【向山〜花瓶山】 基本、植林帯の稜線通しの緩やかなアップダウンです。並行して、今は使われていない林業用の作業道が見えたりします。時々急登、急下降があります。一か所、巻道(迂回路)と直登の分岐の標識があります。迂回路の方は新緑・紅葉が楽しめるとありますので、その部分は自然林なのでしょう。 花瓶山が近づくと県境稜線に出て、あとは僅かな登りで到着です。最高点はもう少し先にある感じですが、行きませんでした。 【花瓶山〜太郎ブナ】 山頂から下山方向に下り、途中で林道経由の下山路が分岐します。太郎ブナへは更に下ってから、伐採地と植林地の間を登り返していきます。伐採地で明るく見通しが良くなりますが、茅や灌木が繁っており、道を隠しています。そして、どんどんひどくなって、体で押し分けながら登ると次郎ブナがあります。 ここからは更に藪が激しくなり、足元はしっかりしていますが、背丈以上の茅を掻き分けるようになります。2つほどピークがあり、一つ目は右の植林地を巻くので、この区間はう藪がありません。2つ目も右の植林地に入りますがある程度進んで、ピークに登ります。そのピークから太郎ブナまでは、伐採地の明るい稜線となり、踏み跡はあったり無かったり、全体的に背丈を越える藪を掻き分けていきました。 【下山下降点〜駐車場】 太郎ブナから花瓶山直下の下降点に戻り、最初は急な山道を下ります。道は急ですが、歩きやすいと思います。やがて道は広くなり、使われていない林業作業道を歩くようになりますが、使われていないので、アジサイが道にかぶさってきていて、ちょっと掻き分けながらです。やがて広場に出て、広くなった道をわずかに下ると花瓶沢分岐。あとは最後まで未舗装林道歩きです。 |
その他周辺情報 | 藪漕ぎしたので、速攻で、 「道の駅 奥久慈だいご」の温泉に向かいました。 http://michinoeki-daigo.com/ 500円で入ることができて、狭いですがとてもいいお湯です。 たぶん、2回目かな…。 |
写真
まだ、奥まで車は入れるみたいですが、今の時期、花は林道沿いがメインらしいので、ここから歩きます。地元で駐車場を整備いただいています。大変ありがたいです。
林道歩きは、雨上がりではありますが、秋の澄んだ空気で、ちょっと清々しい感じがしました。
キバナアキギリです。
写真を撮っていると木材を満載にしたトラックが来ました。こんな狭い道で出会うとド迫力でした😰
路面がしっかりしていますが、背丈ほどの茅が被っています。
でも、ピークハントの藪漕ぎは納得して頑張りますが、目的地が太郎ブナというのが何ともやる気が出ない…。
そして太郎ブナのあるだろうピークにくると、向こう側の八溝山が見えるようになりました。
何度も見た八溝山ですが、藪漕ぎの末に見た八溝山は何か感動的でした。
再び藪を漕いで植林地のある所まで戻ってきました。
さっきまでいたのは、この稜線を回り込んだ先の木の生えていないピークですね。太郎ブナピークとでもしておきましょう。
装備
個人装備 |
長袖Tシャツ
ズボン
インナー
靴下
グローブ
雨具
傘
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯(時計/地図/コンパス/計画書/カメラを兼ねる)
熊鈴
ストック
ゲーター
ツェルト
サバイバルシート
帽子
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感想
花がいっぱい咲いていそうな山。今回は、栃木百名山から花瓶山に登ってみました。この山は、レコを見ると記録が4月に集中しています。イワウチワが有名らしく、また気候もこの山を登るにはとても良いのでしょう。8月や9月などは、だいたい低山は暑いという時期なので、レコがとても少なめです。でも、まぁ花瓶というだけあって、花はあるでしょう(笑)という勝手な憶測で出かけてみました。
瓶はかめですね。花瓶は「かびん」と普通読んでしまいますので、風流な読み方です。そして名前の通り、花はいろいろ楽しめました。といっても、山の花というよりは野の花といった分野の花が多かったと思います。花の絶対数自体はなかなか多かったです。太郎ブナまでの藪は予想外でした。確かに伐採地を通っていく道で、刈払い無くこの時期に行けば、そうなるかもしれませんね。ハイマツやシャクナゲみたいな困難な藪ではないですが、それでも相当なものです。そして、その先にあった展望は藪を通過したおかげで感動がランクアップでした。そうそう、蜘蛛の巣は多かったですが、藪漕ぎ中は両手がふさがるので、蜘蛛の巣は構ってられませんね。一度は女郎蜘蛛がサングラスの上を這って通過していきましたよ…(笑)。
山の雰囲気も秋が近づいてきました。まだ、最高気温が35度近い日も続きますが、確実に歩きやすくなってきていると思います。今日は朝方は山には霧がかかっていましたが、登り始めるころには取れていました。そして、山の空気は真夏の重い空気とは違って、爽やかな秋の空気になったと思いました。相変わらずの気温と湿度で汗はかくのですが、多少は控えめになってきたような気がします。だんだんこのあたりの山に良い季節になってきています。
No.606,2025-65
花瓶山:栃木百名山(59/100)
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