地蔵岳 霧の中の幻想的な世界


- GPS
- 03:32
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 326m
- 下り
- 331m
コースタイム
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:32
天候 | 霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
まだまだ暑い日が続くので、少し標高の高いところに行ってみようと思い思いついたのは、赤城山の地蔵岳。黒檜の方が高いけれど、ちょっと登るのが大変なので、のんびり歩ける地蔵岳にした。
家を出る時から雲が暑く、雨が降らなければいいなと思いながら出発した。初めは暗かったけれど、だんだん明るくなってくると赤城のてっぺんにだけ雲がかかっているのが見えた。これは霧の中歩くことになるのかな、もしかしたら霧雨になっているかもしれないと思いながら車で登る。登れば登るほど霧が濃くなっていくので、やはり頂上付近にだけ雲が発生しているようだ。ビジターセンターの駐車場に停めて歩き出す。少し青空が見えたりもしたが、すぐまた霧の中に入ってしまった。
いったん地蔵岳の西側まで回り込む。そこから登り始めるが、霧のせいでササがびっしょり濡れている。そのため歩けば歩くほど濡れてしまう。森の中は葉っぱを伝って滴が落ちてくる。だから雨が降っているような音がする。でもときおりお日様が差すので、雨ではないようだ。ゆっくりと濡れた森の中を歩く。小鳥たちが少し忙しくしているのが聞こえる。何をしているのだろうか。
大沼やビジターセンターのあたりは人が多かったけれど、こちら側はあんまり人がいないようだ。静かに静かに登っていく。時折霧が濃くなって薄くなるが、ふと顔を上げたら、辺りが濃い霧で包まれていた。これが知らない道で迷っていたりしたら不安だな。そんなときにヤマレコは心強い。自分の位置を確認して迷っていないことを確認したら、右から白樺牧場の方から登る道が合流してきた。この合流を過ぎるとちょうじょうまであとひとふんばり。
コロコロガラガラとした石を一つ一つづつ踏んで越えていく。霧のため石の表面が濡れて滑りやすくなっているので注意が必要だ。少し斜面が緩やかになると、森林を抜ける。霧が濃いのでわからないが、流れる霧の向こうにアンテナの影が見える。頂上はもうすぐだ。
左に歩いていくと三角点があった。霧がなければ、眼下に大沼が広がっているのが見えるはずだけれど、目の前は真っ白。少し一息入れようとのんびりしていたら、目の前を風が吹いて霧を吹き飛ばしている。自分のところにはそんなに強い風が吹いているわけではないのだけれど、あれよあれよと雲が流されていき、大沼が見えた。目の前の黒檜岳はみえなかったけれど、上には青空が見えており、このまま晴れたらいいなと思っていた。
しばらくのんびりしていたが、小沼の方がよく見えるところに来た。そうしたら下からまた霧がやってきて、あっという間に小沼を隠してしまった。そこからゆっくりと小沼の方に降りていった。下から上がってくる人がけっこういた。やっぱり今日は祭日だからだろうか。八丁峠まで降りると、いつもは長七郎岳の方まで回るのですが、今日は展望が悪いのと霧も濃いのでショートカットして鳥居峠のほうに抜けて行く。
ここも森は深いところなので、好きな道の一つだ。鳥居峠についても、霧は濃いまま。アキノキリンソウが咲いていた。でもそんなに多くなかった。これは環境が変わってしまったからなのだろうか。私の気のせいだといいのだが。
覚満淵の周りを歩いたけれど、向こう側も見えず、目の前の水面もあまりよく見えない。ゴマナやサラシナショウマが咲いているので、やっぱり秋になっているのだと感じる。今日の山歩きはずっと霧の中だったので、少し肌寒い感じだった。覚満淵は人が多かったけれど、そのほかはそれほど多くはないかもしれない。静かにのんびりと歩いてくることができた。秋の雰囲気も一足先に感じることができた。下に降りるとお天気も回復し、まだまだ強い日差しが残っていた。一足先に秋を堪能した山歩だった。
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