瓢ヶ岳【岩屋不動へ上がり、片知山まで歩いてみよう】


- GPS
- 06:44
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 853m
- 下り
- 852m
コースタイム
天候 | 曇り 後晴れ 【気温】立岩:24℃ 瓢ヶ岳:26℃ 片知山:26℃ 駐車地:28℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水洗式トイレが併設され、登山口まで1分。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根の笹が道を覆い隠すこともなく、分岐には丁寧なルート案内図が 付けられて戸惑うことなく歩くことが出来ました。 |
その他周辺情報 | 【片知山で見かけた注意書き】 「岩屋観音経由で板山神社に下山する方は、山ビルが大量に発生するので 覚悟して下さい。6月下旬〜10月初め頃、標高550m〜290m辺り」 |
写真
感想
展望や紅葉を目的で歩くことが多い瓢ヶ岳だが、今回は展望は期待せず
未踏の道を歩く事を目的に岩屋不動、そして片知山まで足を延ばして
みよう。
ふくべの森登山口から始まる谷間の道で岩屋不動を目指すと、雨に濡れて
滑りやすくなった岩の階段は嫌らしかったが、聳える巨岩の縁を辿る
ルートは楽しいものだ。やがて目の前に基部が注連縄で囲まれた圧倒
されそうな巨岩が現れた、これが見たかった立岩のようだ。
なおも続く岩壁に囲まれた谷を登りつめ、尾根下に現れた踏み跡で尾根の
岩壁を廻込むようにして高みへ攀じると岩屋不動の籠堂に出て、本日
初めて南西方向の展望が得られる。山座同定は難しいが今淵ヶ岳らしき
お山を背にして岩屋不動堂に上がり、始めて窓ガラス越しにお不動様を
拝む。これで目的の一つは達成したので骨ヶ平から瓢ヶ岳に向かうと
生憎の展望だった。林道が刻まれた高賀山方面が眺望できるのみで
白山や北アルプス方面は雲の中だ。せっかくなのでしばらく粘ってみたが
好転の気配がなく、諦めて次の目的である片知山へ向かうことにする。
骨ヶ平を上がった見晴台の眺望も期待外れで早々に南岳を越え片知山を
目指して南下を開始するが、どのお山も初めてのコースはワクワクする。
笹に覆われたマイナーなルートを想像していたが、密度の薄い笹の尾根を
下る道には木の階段が付けられていた。
意外に手の入った道に戸惑いながら下って行くと、「釜ヶ滝」と思われる
朽ちた道標が現れ、木の階段は左へ向かって続いていた。
一旦鞍部まで下るとその後、抜戸岩登山道を右に分けるが分岐には
丁寧なルート図が付けられていた。
丈の短い笹の尾根道は明瞭だが、度重なる蜘蛛の巣攻撃には閉口する。
標高差は小さいが数回のアップダウンを繰り返していくと、次第に笹は
濃くなるが相変わらず踏み跡は明瞭だ。
ダラダラと続いた主尾根に西側へ下る支尾根の分岐が現れると、
片知山の山頂に向かって一気に傾斜を増した急登が始まった。
丈の伸びた笹を分けながら一喘ぎすると展望は無いが、落ち着きのある
ゆったりした山頂には三角点が埋められ、枝に山頂プレートが
揺れていた。交差する踏み跡の奥で腰を降ろしゆっくりと昼食を摂り、
山頂を散策した後下山を開始する。
急尾根を分岐まで下ると、西へ延びる支尾根も負けず劣らずの急尾根
だった。一度も緩むことなく下り、突端手前で矢印の案内でUターン
するように尾根下に絡むと、陽射しが乏しい荒れた谷と出合う。
以後は丁寧なルート図に従い右岸や左岸を繰り返すと、やがて左岸は
明るい植林帯に変わり、眼下に地形図に載っていない谷を横切る作業道が
現れた。足場の悪い谷を下り着地した作業道で行動食を頬張り、しっかり
クールダウンしたら、右岸に付けられた道から「ふくべの森」へ下ろう。
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