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Yamareco

記録ID: 8670190
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

【二百名山 快晴のカムイエクウチカウシ山】三股で幕営

2025年09月11日(木) 〜 2025年09月12日(金)
 - 拍手
GPS
18:28
距離
27.3km
登り
1,649m
下り
1,765m

コースタイム

1日目
山行
4:51
休憩
0:11
合計
5:02
距離 6.7km 登り 439m 下り 35m
7:06
0
9:13
9:23
165
12:08
2日目
山行
11:42
休憩
1:30
合計
13:12
距離 20.7km 登り 1,211m 下り 1,730m
4:30
154
7:04
7:05
90
10:20
104
12:04
13:01
137
15:18
15:21
44
16:05
16:06
54
17:07
35
17:42
0
17:42
ゴール地点
天候 1日目 曇りのち晴れ
 この日の札内川ダム流入量は、3㎥メートル程度。渡渉の深さはいずれも膝下でした。
 札内川ダム流入量の情報
  https://info-dam.hdb.hkd.mlit.go.jp/dam/dam_satsunaigawa.htm

2日目 終日快晴
 快晴微風のもと、長年憧れていたカムイエクウチカウシ山の山頂に登頂し、日高山脈の山並みを心ゆくまで目に焼き付けることができて、何よりの僥倖でした。
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
9月09日(火) 大洗港から商船三井フェリーさんふらわあに愛車デリカD5と共に乗船し、19:45出港。
9月10日(水) 13:30に苫小牧港着。約200km走行し、「道の駅なかさつない」にて車中泊。近所にスーパー&コンビニあり。
9月11日(木) 幌尻ゲートに車を駐車して、ゲートから七ノ沢出合までは折りたたみ自転車で移動しました。アップダウンのあるダートの林道ですが、荒れてはおらず、往路で7割程度、復路で9割程度は乗れたので、歩くよりはかなり時間短縮ができたと思います。往路は約50分、復路は約35分ほどでした。
コース状況/
危険箇所等
七ノ沢出合から八ノ沢出合までの区間は、沢沿いよりも、樹林帯の中の登山道のほうが歩きやすく、歩行時間も短縮できます。この区間はコースタイム2時間10分をクリア。

八ノ沢出合から三股までの区間は、沢の中を歩きます。巨岩の上を飛び移るような感じで、ルートを見極めながら慎重に歩くことから、結構時間がかかりました。コースタイム1時間50分のところ、私の足で2時間45分かかりました。サワーシューズでの歩行は、フェルトソールなので滑りにくいというメリットはありますが、重装備を担いで岩の上を歩くにはソールが柔らかすぎて足への負担が大きいです。水没覚悟でソールが固めのハイキングシューズで歩いた方が早く楽に歩けるような気がします。幕営地周辺での行動は、別途軽量なサンダルを持参すれば問題なしです。

三股から八ノ沢カールまでの区間は、とても急勾配の登りです。しかも、途中からルートが分かれ、ピンクテープ目印の手前で右側の明瞭な踏み跡を辿ってしまい、ルートミスしました。ヤブに阻まれ、引き返しましたが、1時間近くロスした感じです。私の先行者も同じルートミスをしたと言っていたので、初めて歩く場合は注意が必要かと思います。なお、三股から山頂までの往復は、登山靴で歩いています。

八ノ沢カールから山頂までは、通常の登山道ですが、登りはハイマツの枝が逆目なので、少し歩きづらかったです。その分、下りは歩きやすいですが。

山頂で休憩していたところ、登山口を午前1時に登り始めたという登山者が登ってきて、お互い写真を撮り合いました。この山を日帰りする意欲と体力に脱帽です。

登山中にクマを見かけることは無かったですが、林道には、大きな糞が落ちていました。

なお、登山開始時に現在地捕捉が出来なかったようで、ログのスタート位置が七ノ沢出合からとなっています。ゲートから七ノ沢出合まで、自転車で50分ほどかかっております。
幌尻ゲート前駐車場にクルマを駐車しました。平日の木曜日ですが、私の車を入れて8台駐車。左に写っている登山者は、東京から遠征してきたという単独行の方。私よりも年齢は上のような感じで、なんだか安心しました。
2025年09月11日 05:46撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 5:46
幌尻ゲート前駐車場にクルマを駐車しました。平日の木曜日ですが、私の車を入れて8台駐車。左に写っている登山者は、東京から遠征してきたという単独行の方。私よりも年齢は上のような感じで、なんだか安心しました。
折りたたみ自転車と幕営装備のザックを下ろしました。ザックの中には山頂アタック用の登山靴も入っているので、容量48Lのザックがパンパンです。
2025年09月11日 05:57撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 5:57
折りたたみ自転車と幕営装備のザックを下ろしました。ザックの中には山頂アタック用の登山靴も入っているので、容量48Lのザックがパンパンです。
立派な幌尻ゲート。この隙間ならば、バイクも通過可能ですね。
2025年09月11日 05:59撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 5:59
立派な幌尻ゲート。この隙間ならば、バイクも通過可能ですね。
林道を自転車で50分ほど走行し、土嚢袋が積まれた七ノ沢出合のところに到着。先行者の自転車2台も駐輪中。
2025年09月11日 06:51撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 6:51
林道を自転車で50分ほど走行し、土嚢袋が積まれた七ノ沢出合のところに到着。先行者の自転車2台も駐輪中。
土嚢袋の列が途切れたところから入っていきます。
2025年09月11日 07:03撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 7:03
土嚢袋の列が途切れたところから入っていきます。
最初の入渓ポイントに到着。
2025年09月11日 07:06撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 7:06
最初の入渓ポイントに到着。
モンベルのサワーシューズ+登山タイツ+短パンで渡渉します。
2025年09月11日 07:09撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 7:09
モンベルのサワーシューズ+登山タイツ+短パンで渡渉します。
ピンクテープはたくさんありました。
2025年09月11日 07:18撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 7:18
ピンクテープはたくさんありました。
倒木と岩ゴロのところは歩きづらいです。
2025年09月11日 07:31撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 7:31
倒木と岩ゴロのところは歩きづらいです。
渡渉ポイントにピンクテープ。
2025年09月11日 08:03撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 8:03
渡渉ポイントにピンクテープ。
樹林帯歩きは楽ですね。
2025年09月11日 08:13撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 8:13
樹林帯歩きは楽ですね。
ルートをミスして戻った後、ここを渡渉。
2025年09月11日 08:56撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 8:56
ルートをミスして戻った後、ここを渡渉。
八ノ沢出合に近づいてきました。
2025年09月11日 09:10撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 9:10
八ノ沢出合に近づいてきました。
八ノ沢出合に到着。テントは一張りのみ。ここから山頂まではかなり遠いので、私は三股まで行って幕営します。
2025年09月11日 09:18撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 9:18
八ノ沢出合に到着。テントは一張りのみ。ここから山頂まではかなり遠いので、私は三股まで行って幕営します。
八ノ沢出合から先は、巨岩の上を飛び移るような感じで進んでいきます。
2025年09月11日 09:52撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 9:52
八ノ沢出合から先は、巨岩の上を飛び移るような感じで進んでいきます。
山頂幕営してきたという若い単独の登山女子とすれ違いました。たいしたものです。後ろ姿をパチリ。
2025年09月11日 10:25撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/11 10:25
山頂幕営してきたという若い単独の登山女子とすれ違いました。たいしたものです。後ろ姿をパチリ。
あれがカムエク山頂。遠いです。
2025年09月11日 10:34撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 10:34
あれがカムエク山頂。遠いです。
このようなところは、水の流れの中を歩きました。
2025年09月11日 10:51撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 10:51
このようなところは、水の流れの中を歩きました。
対岸に狭く深い谷が見えた。
2025年09月11日 11:06撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 11:06
対岸に狭く深い谷が見えた。
八ノ沢出合から2時間近く歩きましたが、三股はまだ見えてきません。
2025年09月11日 11:26撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 11:26
八ノ沢出合から2時間近く歩きましたが、三股はまだ見えてきません。
ようやく三股に到着。八ノ沢出合から2時間45分かかりました。コースタイム1時間50分は、相当慣れた登山者でないと難しいのではと思います。
2025年09月11日 12:06撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/11 12:06
ようやく三股に到着。八ノ沢出合から2時間45分かかりました。コースタイム1時間50分は、相当慣れた登山者でないと難しいのではと思います。
三股幕営地には、すでに2張りのテントが設営されていました。
2025年09月11日 12:08撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 12:08
三股幕営地には、すでに2張りのテントが設営されていました。
少し下の草地に、マイテント設営完了。
2025年09月11日 12:43撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/11 12:43
少し下の草地に、マイテント設営完了。
早速、一人宴会開始!
2025年09月11日 12:53撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 12:53
早速、一人宴会開始!
沢沿いを下山する登山者が見えた。あそこが登山ルートです。
2025年09月11日 13:31撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/11 13:31
沢沿いを下山する登山者が見えた。あそこが登山ルートです。
素晴らしい幕営環境です。ここに幕営するためだけに、もう一度再訪したいと思いました。
2025年09月11日 13:32撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/11 13:32
素晴らしい幕営環境です。ここに幕営するためだけに、もう一度再訪したいと思いました。
フラットでとても良いテン場でした。ラッキー。
2025年09月11日 13:46撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/11 13:46
フラットでとても良いテン場でした。ラッキー。
幕営地を上から見下ろしたところ。4〜5張りが限度かな。岩のデコボコが多く、テント設営できるところは限られますね。
2025年09月11日 13:47撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/11 13:47
幕営地を上から見下ろしたところ。4〜5張りが限度かな。岩のデコボコが多く、テント設営できるところは限られますね。
テントの中から見た白い雲。
2025年09月11日 14:28撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/11 14:28
テントの中から見た白い雲。
テント場からの星空。月明かりで明るかったです。
2025年09月11日 21:16撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/11 21:16
テント場からの星空。月明かりで明るかったです。
山頂アタックの朝を迎えました。そろそろ出発です。
2025年09月12日 04:22撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 4:22
山頂アタックの朝を迎えました。そろそろ出発です。
ヘッドランプを点灯させて、沢沿いの登りに取り付きます。
2025年09月12日 04:30撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 4:30
ヘッドランプを点灯させて、沢沿いの登りに取り付きます。
ここまでは順調でしたが。
2025年09月12日 04:46撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 4:46
ここまでは順調でしたが。
ヤブに阻まれ進めなくなりました。少し戻って左手の踏み跡を進んでみましたが...
2025年09月12日 05:11撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 5:11
ヤブに阻まれ進めなくなりました。少し戻って左手の踏み跡を進んでみましたが...
小沢沿いに登っていくと、傾斜がどんどん増していき、この先で万事休す。ヤマレコ先生にもルートを外れていると叱られ、戻りました。
2025年09月12日 05:22撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 5:22
小沢沿いに登っていくと、傾斜がどんどん増していき、この先で万事休す。ヤマレコ先生にもルートを外れていると叱られ、戻りました。
かなり戻ったところに、ピンクテープを発見。右の踏み跡を辿ってしまいましたが、正解は左手のピンクテープの方向でした。約1時間のロス。
2025年09月12日 06:06撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 6:06
かなり戻ったところに、ピンクテープを発見。右の踏み跡を辿ってしまいましたが、正解は左手のピンクテープの方向でした。約1時間のロス。
補助ロープがありがたかったです。
2025年09月12日 06:23撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 6:23
補助ロープがありがたかったです。
三段の滝。
2025年09月12日 06:24撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 6:24
三段の滝。
ズームアップ。
2025年09月12日 06:26撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 6:26
ズームアップ。
八ノ沢カールまではまだ登りが続きます。
2025年09月12日 06:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 6:30
八ノ沢カールまではまだ登りが続きます。
ここで先行者を追い越しました。
2025年09月12日 06:53撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 6:53
ここで先行者を追い越しました。
八ノ沢カールに入ってきました。
2025年09月12日 07:03撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 7:03
八ノ沢カールに入ってきました。
福岡大学ワンゲル部ヒグマ襲撃事件を悼むレリーフがありました。
2025年09月12日 07:05撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 7:05
福岡大学ワンゲル部ヒグマ襲撃事件を悼むレリーフがありました。
合掌。
2025年09月12日 07:05撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 7:05
合掌。
稜線で幕営したという二人連れとスライド。
2025年09月12日 07:14撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 7:14
稜線で幕営したという二人連れとスライド。
稜線に上がってピラミッド峰を望む。
2025年09月12日 07:35撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
1
9/12 7:35
稜線に上がってピラミッド峰を望む。
中央のピークがカムエク山頂です。
2025年09月12日 07:47撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 7:47
中央のピークがカムエク山頂です。
まずはあのニセピークへと登っていきます。
2025年09月12日 08:04撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 8:04
まずはあのニセピークへと登っていきます。
ニセピーク付近から山頂を望む。
2025年09月12日 08:14撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/12 8:14
ニセピーク付近から山頂を望む。
この先が山頂ですが、まだちょっと距離があります。
2025年09月12日 08:26撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 8:26
この先が山頂ですが、まだちょっと距離があります。
ようやく憧れだったカウイエクウチカウシ山の山頂に到着しました。快晴&微風のもと、日高山脈の大展望が広がり、感動もひとしおでした。
2025年09月12日 08:35撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 8:35
ようやく憧れだったカウイエクウチカウシ山の山頂に到着しました。快晴&微風のもと、日高山脈の大展望が広がり、感動もひとしおでした。
山頂から北に伸びる尾根。正面左のピークは1,903m無名峰かな?その奥に見えているピークは、幌尻岳だと思います。
2025年09月12日 08:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/12 8:44
山頂から北に伸びる尾根。正面左のピークは1,903m無名峰かな?その奥に見えているピークは、幌尻岳だと思います。
南側には美しい山容のピラミッド峰。
2025年09月12日 08:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/12 8:44
南側には美しい山容のピラミッド峰。
南西側に伸びている尾根の眺め。中央右のピークが標高1,627mのシカシナイ山かな。
2025年09月12日 08:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/12 8:44
南西側に伸びている尾根の眺め。中央右のピークが標高1,627mのシカシナイ山かな。
カムエク山頂から北側の眺めをパノラマ撮影。「元サイズ」クリックで横幅1,800ドットに拡大します。
2025年09月12日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/12 8:45
カムエク山頂から北側の眺めをパノラマ撮影。「元サイズ」クリックで横幅1,800ドットに拡大します。
カムエク山頂から南西側の眺めをパノラマ撮影。中央奥のピークは昨年登ったペテガリ岳、その左のピークは神威岳では?「元サイズ」クリックで横幅1,800ドットに拡大します。
2025年09月12日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/12 8:45
カムエク山頂から南西側の眺めをパノラマ撮影。中央奥のピークは昨年登ったペテガリ岳、その左のピークは神威岳では?「元サイズ」クリックで横幅1,800ドットに拡大します。
幌尻岳をズームアップ。
2025年09月12日 08:46撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 8:46
幌尻岳をズームアップ。
山頂銘板と三角点。
2025年09月12日 08:48撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 8:48
山頂銘板と三角点。
左手のピークは春別岳かな。
2025年09月12日 08:48撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 8:48
左手のピークは春別岳かな。
右奥の尾根はイドンナップ岳の稜線かな。
2025年09月12日 08:49撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 8:49
右奥の尾根はイドンナップ岳の稜線かな。
休憩中に登ってきた方にカメラのシャッターを押して頂きました。この方、なんと午前1時に出発し、日帰りで戻るとのこと。ビックリです。
2025年09月12日 08:53撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
4
9/12 8:53
休憩中に登ってきた方にカメラのシャッターを押して頂きました。この方、なんと午前1時に出発し、日帰りで戻るとのこと。ビックリです。
山頂直下のテントサイト。3張り程度は設営できそうです。
2025年09月12日 08:56撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 8:56
山頂直下のテントサイト。3張り程度は設営できそうです。
主稜線を下っていきます。
2025年09月12日 08:59撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
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9/12 8:59
主稜線を下っていきます。
尾根に上がったところにある幕営適地に到着。ここで食事休憩。
2025年09月12日 09:45撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 9:45
尾根に上がったところにある幕営適地に到着。ここで食事休憩。
八ノ沢カールの幕営地。
2025年09月12日 10:19撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 10:19
八ノ沢カールの幕営地。
八ノ沢カールから急降下の開始です。
2025年09月12日 10:26撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 10:26
八ノ沢カールから急降下の開始です。
沢沿いに下ります。
2025年09月12日 10:51撮影 by  OM-3 , OM Digital Solutions
9/12 10:51
沢沿いに下ります。
遠くに幕営地が見えてきました。
2025年09月12日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 11:44
遠くに幕営地が見えてきました。
ロープの助けを借りて下ります。
2025年09月12日 11:55撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
1
9/12 11:55
ロープの助けを借りて下ります。
ここを渡渉すれば幕営地です。
2025年09月12日 12:03撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 12:03
ここを渡渉すれば幕営地です。
滑って転倒しないよう、慎重に下ります。
2025年09月12日 12:05撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 12:05
滑って転倒しないよう、慎重に下ります。
下ってきたルートを振り返る。
2025年09月12日 12:07撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
1
9/12 12:07
下ってきたルートを振り返る。
幕営地に到着。先行者のテント2張はすでに撤収済み。ここで昼食休憩したあとに、私もテントを撤収し、八ノ沢を下りました。
2025年09月12日 12:09撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 12:09
幕営地に到着。先行者のテント2張はすでに撤収済み。ここで昼食休憩したあとに、私もテントを撤収し、八ノ沢を下りました。
八ノ沢出合を通過。昨日幌尻ゲートにて話をした登山者のテントが一張。八ノ沢カールからの下りでスライドしましたが、日没までに戻れるか、少し心配しました。
2025年09月12日 15:16撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 15:16
八ノ沢出合を通過。昨日幌尻ゲートにて話をした登山者のテントが一張。八ノ沢カールからの下りでスライドしましたが、日没までに戻れるか、少し心配しました。
七ノ沢出合を目指して淡々と歩きます。
2025年09月12日 15:33撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 15:33
七ノ沢出合を目指して淡々と歩きます。
ここを渡渉。
2025年09月12日 15:46撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 15:46
ここを渡渉。
見覚えのあるところに戻り、少し安堵。
2025年09月12日 16:50撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 16:50
見覚えのあるところに戻り、少し安堵。
最後の渡渉点。
2025年09月12日 16:59撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 16:59
最後の渡渉点。
デポした自転車のところに戻りました。
2025年09月12日 17:03撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 17:03
デポした自転車のところに戻りました。
幌尻ゲートに到着。自転車での下りはわずか35分で完了しました。
2025年09月12日 17:41撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/12 17:41
幌尻ゲートに到着。自転車での下りはわずか35分で完了しました。

感想

 長年憧れを抱きながらも、「自分には登れないだろうな」と半ば登頂を諦めていた日高山脈の名峰カムイエクウチカウシ山。

 昨年9月の北海道遠征では、まず神威岳とペテガリ岳に2泊3日で登ったのですが、その際サワーシューズを素足で履いて両足の親指と中指の爪を痛めてしまい、サワーシューズでの沢遡行ができなくなって、カムイエクウチカウシ山への登山を諦めました。

 今回は、北海道遠征最初の登山にこの山を選び、そのリベンジを果たすことができました。快晴微風の天候のもと、この憧れの山頂から、かつて登った幌尻岳やペテガリ岳、神威岳など日高山脈の山並みを心ゆくまで目に焼き付けることができて、何よりの僥倖でした。

 いつからか「日本二百名山」や「日本三百名山」の完登を意識し始めたものの、その目的達成の大きな壁が、このカムイエクウチカウシ山であり、笈ヶ岳でした。この二つの山頂に立つには、体力や技術など登山に求められる総合力に加え、気象条件なども味方にしなければなりません。そのため、二百名山完登の最後に登ることも多いようですが、私の場合、年齢はまもなく67歳。年々、体力は衰え、登山するスピードやスタミナはすでに下降期に入っていて、あとに伸ばせば伸ばすほど、登頂できる可能性は低くなります。

 そうした中、今年4月末、残雪期の笈ヶ岳に挑み、実に15時間近くを要しながらも山頂往復を達成。「今ならば、カムイエクウチカウシ山も登れるのでは無いか?」そんな思いで、今回の登山に臨みました。

 今年8月には、知床の羅臼岳登山道で登山者がヒグマに襲われ死亡するという痛ましい事案が発生し、家族に心配をかけてまで今回の登山計画を実行すべきか悩みましたが、「今、やり遂げなければ一生後悔するだろう」との思いから、実行に移しました。もちろんそのためにクマスプレーやホイッスル、熊鈴、ナイフなどできる限りのヒグマ対策を装備して臨みましたが、結果的に、山頂からの素晴らしい展望を楽しみ、これ以上無い満足感・達成感を得ることができました。

 今回の登山で感じたのは、山頂からの展望の素晴らしさや三股から八ノ沢カールへと至るルートの険しさもありますが、一方では、三股幕営地での幕営環境の素晴らしさでした。清冽な沢水が幕営地の脇を流れ落ちる音を聞きながら、深い原始の森の懐で一夜を過ごす幸せ。険しい斜面の先にきらめく星空の美しさ。「またこの地で幕営してみたい」と強く思いました。この地で幕営した登山者なら、皆、そう感じるのでは無いでしょうか。

 今回の北海道遠征では、カムイエクウチカウシ山登山を皮切りに、暑寒別岳や雨竜沼湿原、ニセイカウシュッペ山、オプタテシケ山、芦別岳、夕張岳などに赴きました。登頂できなかった山もあったものの、とても充実した遠征となりました。

 北海道の山では、まだ未踏の二百名山、三百名山が残っているので、是非来年のこの時期、また遠征をしたいと考えています。

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コメント

ご無沙汰しております。
師匠のこの投稿には驚きです。
わたしも9/13〜15まで中札内村に住む友人の家に遊びにいっておりました。
平野から見える高い山々をみて、この山登る人いるのかなぁっと友人に尋ねたところ、上級者しかいかないね!熊がでるから危ないよ!って話していたところでした。

わたしは友人と酒飲みしかしていませんでしたが、ほんとうすごいですね

いくつになっても師匠はカッコいいです(^^)
2025/9/16 13:01
二年生さん
コメントありがとうございます。こちらこそ、ご無沙汰しております。
なんと、私がカムエク登山から下山した翌日に中札内に来ていたのですか!
私も下山後は、中札内の菊屋旅館別館に宿泊したので、ニアミスでしたね。
カムエク登山は、いままで憧れの対象でしかなく、まさか自分がこの山に登頂するとはビックリです。
今年の4月末に同じ二百名山である笈ヶ岳に登頂することができたことから、これならカムエク登山もできるかも、と思って今回チャレンジしてみました。
登山中には、70代とみられる単独行の登山者2名とすれ違い、まだまだ頑張らねばと思いを強くしました。来月には67才となりますが、少しでも長く登山を続けられるよう、日々の鍛錬に努めていきたいと思います。二年生さんも新たな山にチャレンジしてみてください。
ではでは。
2025/9/17 6:25
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