烏帽子岳〜小河内岳〜板屋岳(鳥倉日帰りピストン)


- GPS
- 10:13
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 3,021m
- 下り
- 3,014m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 10:15
天候 | 晴れ のち 曇り 午前中の早い段階でガスが流れ込みました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日夜22時半の時点で第一駐車場は満車、第二駐車場も空きは残り数台でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体に歩きやすい登山道です。 ○鳥倉登山口〜三伏峠 一部ロープ箇所、浮石等歩きにくい箇所あり。 下山時・悪天時は通行注意です。 水場は水量少なめですがしっかり出ていました。 ○烏帽子岳〜前小河内岳 稜線上で崩壊箇所があり、ハイマツ帯に迂回します。 ピンクテープを辿れば問題ありません。 ○小河内岳〜板屋岳 小河内岳避難小屋は閉鎖されていました。 (緊急避難的に使用できるそうです。) 大日影山、板屋岳ともに山頂周辺はハイマツ等ヤブで、山頂は展望無く標識等も見当たりませんでした。 (板屋岳は山頂直下の登山道上に道標が建っています) |
その他周辺情報 | 下山後は少し離れていますが、松川インター最寄りの信州まつかわ温泉清流苑で入浴(日帰り入浴600円)しました。 https://www.seiryuen.jp/ |
写真
感想
9/7日曜日は鳥倉林道から往復で烏帽子岳、小河内岳、大日影山、板屋岳と歩きました。
昨年は同時期に北側を塩見岳経由で安倍荒倉岳まで歩いているので、今年は南側の未踏の峰々を歩くことしました。
昨年に比べれば距離は短く累積標高も低いため、さほど心配せず臨めました。
土曜夜出発し、鳥倉登山口には22時半頃到着。
9月の連休でない週末だったので第一駐車場も空いてるかなと思っていましたが満車!
第二駐車場も残り空き僅かといったところで、想定を大きく外しました。
これまで何だかんだ第一駐車場に停められなかったことは無く、意外や意外。
土日とも天気予報で晴れ予報だったので、上で宿泊された方が多かったようでした。
車内で仮眠し、AM1時半頃に第二駐車場を出発します。
第一駐車場までは片道約1.2km、さらに登山道まで2.8kmほど林道を歩きます。
登山道は三伏峠まで一本道で、ナイトハイクでも迷うような箇所は無く歩きやすい内容です。
昔から何度も歩いている道ですが、年々整備が進んでいることに有難みを覚えます。
三伏峠小屋ではちょうど小屋泊やテント泊の方が起床し始める頃合い。
まだ真っ暗で静かな登山道を進み、分岐からは烏帽子岳方面へ。
シカ柵に囲われたお花畑を過ぎ、樹林帯を登ると森林限界へ。
急に風が強まり、半袖1枚では肌寒くなります。
麓はまだ夏ですが、山の上はもうすっかり秋の気候なのだと改めて感じます。
烏帽子岳では既にご来光待ちの方も。
雲上の富士山や塩見岳〜蝙蝠岳の稜線のシルエットが望めます。
まだ日の出までは時間がありそうだったので、次なるピークの前小河内岳を目指します。
烏帽子岳〜前小河内岳間は稜線上が崩落し、ハイマツ帯へ迂回する箇所があります。
事前に情報を得ていたので、ああここかと難なくピンクテープに沿って進めましたが、前情報無しでは、目印に気づかずそのまま直進していたかもしれません。
稜線上のナイトハイクは(特に下りは)より一層注意しなければと思う次第です。
前小河内岳手前の東斜面を巻く箇所では眼前に広がる雲海と富士山!
東斜面で風も弱く、ここで日の出を待とうかとも思いましたが、時間に余裕持ってもう少し進むことにします。
前小河内岳から小河内岳までは遠いようで近く、標高差もさほどありません。
これなら間に合うかなと、急ぎこの日最高点の小河内岳へ。
山頂直下で日が昇り始めますが、雲に掛かり若干の時間差。
無事に間に合い(ということにしておこうw)小河内岳山頂から御来光と神々しい雲上の富士山を望むことができました。
日の出間もない早朝ですが、荒川岳山頂には雲が掛かり天気は早くも下り坂の兆候。
まあ荒れることはないかなと、大日影山へ向け大きく下り標高を下げます。
再び樹林帯へ入り、その後は南アらしい針葉樹林帯と苔むした雰囲気良い登山道。
小刻みなアップダウンはありますが、下り切った後は概ね緩傾斜で距離が進みます。
樹林帯の中にある大日影山山頂へは、登山道から分岐する踏み跡を辿ります。
最後は薄いヤブ漕ぎとなりますが、山頂と思しき場所には道標は無し。
とりあえず一番高そうな場所に立ち、折り返しました。
さらに奥の板屋岳は直下までは緩やかですが、ラストはやや急登。
こちらも登山道は山頂を巻いており、薄い踏み跡を辿りヤブ漕ぎ。
大日影山同様に山頂道標は見当たらず。
道標の建っている登山道上まで戻りひと休み。
健脚な方は日帰りで荒川岳まで行ってしまうようですが、私はここで折り返し。
復路も前半はなだらかな樹林帯歩きですが、小河内岳へは標高差約200mの長い登り返し。
樹林帯を歩いているうちに、稜線上にはガスが次々と流れ込み展望はゼロに。
そういえば、一昨年白峰南嶺を歩いた時も早朝は快晴だったのに午前中の早い時間帯から真っ白になったことを思い出します。
ピストンルートなので、往路の晴れているうちに一通り展望を楽しめたのは良かったかなと。
三伏峠へ降りると、ベンチは座る場所が無いくらいには混雑。
日曜の午前中なのでこれから下山される方が大半なのでしょう。
下りも混雑は無く、特筆することも無くいつも通りサクッと降りることができました。
林道をいつもより余計に歩き(走り)、第二駐車場へ戻り、松川インター最寄りの清流苑で入浴。
大鹿村内には現状日帰り入浴施設は無く、またそのうち復活しないかなと期待しておるところです。
清流苑併設の食事処でボリューム感あるサーモン丼を食し、高速使って帰宅しました。
いいねした人