五竜岳(敗退) 記念すべき100レコ目は、苦い記憶が残ることに。。。



- GPS
- 56:00
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,561m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:40
天候 | ■4/30 晴れのち猛吹雪 ■5/1 猛吹雪 ■5/2 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車で白馬五竜スキー場の駐車場へ 白馬五竜テレキャビンを利用→リフト利用 登山口:白馬五竜テレキャビン 下山口:白馬五竜テレキャビン ■帰り (リフトは登り専用なので、下りは使えない) 白馬五竜テレキャビンを利用 車で白馬五竜スキー場の駐車場から帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 登山道は、全体的によく整備されています。 12本アイゼン、ピッケル(ストックでもいいかも?)必須。 西遠見山〜白岳〜五竜山荘 夏道に近いルートになっています。白岳をパスしてトラバースするルートは、4/30には若干トレースがありましたが、その日の猛吹雪で5/1には消えました。 吹雪の際は、白岳で道をロストする可能性が高く、地図とGPS(コンパス)必須。 五竜山荘〜五竜岳 稜線をゆく夏道ルートは凍結していたようで、五竜岳山頂に行く方は、皆さん斜面のトラバースを選択されていたようです。 |
その他周辺情報 | ■4/29 白馬グリーンスポーツの森キャンプ場 前泊 日帰り入浴 「みみずくの湯」 ■4/30 五竜山荘泊 (テント泊の予定だったが、猛吹雪なので小屋泊に変更) ■5/1 五竜山荘泊 (猛吹雪で下れずに小屋に引き返し) ■5/2 下山後、白馬グリーンスポーツの森キャンプ場に後泊 日帰り温泉「十郎の湯」 |
写真
前の写真からこの写真まで、3時間のタイムラグがあります。
何をしていたかって? あの斜面を登るのに3時間かかったんですよ・・・orz
取りついた直後から爆風になり、立てないのでロクに進むこともできない、絶望的な状態でした。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25000地形図
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
熊鈴(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
トイレットペーパー(1)
ウェットティッシュ(1)
フェイスペーパー(1)
日焼け止め(1)
バンドエイド(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(2)
雨具(1)
防寒着(1)
ストック(1)
スノーバスケット(1)
12本アイゼン(1)
水筒(1)
時計(1)
カメラ(1)
ズームレンズ(1)
カメラメンテナンスキット(1)
予備カメラ電池(1)
予備SDカード(1)
非常食(1)
おふろセット(1)
歯ブラシ(1)
アンダーウェア(2)
靴下(2)
帽子(1)
サングラス(1)
マスク(2)
スパッツ(1)
ザックカバー(1)
テント(1)
グランドシート(1)
ジェットボイル(1)
コッヘル(1)
予備ガスカートリッジ(1)
マグカップ(1)
寝袋(1)
雑巾(1)
|
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感想
というわけで五竜岳です。
この前日に乗鞍岳にアタックしているのですが、さきに五竜岳のレコを書きます。
五竜岳は、私にとって記念すべき100レコ目となったわけですが、まあ酷い目に遭いました。。。
はじめて、「遭難するかもしれない」という恐怖に直面することになりました。
ただでさえ雪の斜面が苦手なうえに、20mを越える風速(一時的に25mはあったと思われる)と、5m先も見えないようなガスにまかれ、3時間近くも斜面で苦闘したわけです。
正直、また同じことをしたいとは全く思いません。
無事ケガ一つなく帰ってこれたのは運が良かったのですが、本当は事前に山頂付近の風速を調べておくべきでした。
これ以降、登山当日にも山頂の天気風速予報を確認するのが、私にとってのルールになります。
■何があったのか
4/30日、テレキャビンで上にあがるときに、2日間の計画の登山計画書を提出。
受付のおじさんいわく「昨日は大変だったけどね。この2日間は天気いいよ。五竜と唐松の縦走路は夏道も出てるね。」とのこと。
雪苦手な私としては、五竜ピストンを念頭に置きつつ、もしかしたら唐松まで縦走も行けるかも、、、なんて思いつつ、登り始めました。
そして、本当に西遠見山までは、穏やかだったのです。
しかし、西遠見から雪斜面に取り付いたときから、風が一気に強くなりました。
タイミングが悪すぎる。
標高を上げたから風が強くなったのかもしれませんが、一気にガスも出てきて前が見えなくなるし、あまりに唐突すぎました。
強風のたびに膝をついて止まり、わずかな風の弱まりを感じて少しだけ進み、また強風で止まる。。。
これを繰り返し、3時間近く斜面で格闘し、ようやく五竜山荘に到着しました。
ザックは完全に凍りが付着し、衣服はハードシェルは無傷でしたが、ニットはこれまた氷付けに。
もうすこし時間がかかっていたら、本当にどうなっていたかわからない。
方向がわからないなか、GPSと山と高原地図には本当に助けられました。
さすがに暴風のなかではテントは張れないので、山小屋に泊まることに。
小屋のひと曰く「明日も一日暴風ですよー。昼過ぎに回復するかもしれないけど」とのこと。
おいおい、まじかよ・・・orz
翌日も案の定暴風で、10時半過ぎにテレキャビンにギリギリ間に合いそうな時間だったので、覚悟を決めて下山にトライするものの、白岳で道がまったくわからなくなり、撤退。
結局、下山できずにもう1泊プラスとなりました。
「明日は天気が回復しそう」とのことでしたが
翌5/2は見事にガスが晴れて風も弱まり、ようやく下山ができました。
それでも、白岳以降の雪斜面に苦戦し、終盤は高温のためにプチ脱水に。
散々無残で、どうにかテレキャビンの終了直前に滑り込んだのでした。。。
■不運なポイント
朝の天気は快晴で、予報も晴れだった(山頂の風速を見ておけよ・・・)
難しい雪斜面に取り付いたとたんに暴風になった(14時過ぎなので、統計的に天気は崩れやすいといえる)
テント装備で重いので足取りも重かった(結局テントを運んで山小屋に泊まるお仕事をするはめにorz)
■幸運なポイント
4/30はトレースがしっかりついていた(猛吹雪で5/1には消えてました)
山小屋がぜんぜん収容人数に余裕があった
たまたまお金を余分に持っていた
暴風時につねに先行者がおり、安心できた
気温は総じて高めだったので、吹雪に2時間半晒されても停体温症にならなかった
悪天候が2日で解消された
こんなところでしょうか。
これはちょっと取り組み方を考えないといけないですね。。。
――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ 100記録
3000m峰 6/21
日本百高峰 18/100
日本百名山 33/100
日本二百名山 39/200
日本三百名山 50/300
一等三角点百名山 15/100
都道府県最高峰 7/47
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