釈迦ヶ岳 / しかのこのこのこ虎視眈々


- GPS
- 04:37
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 620m
- 下り
- 620m
コースタイム
天候 | 快晴→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はなし |
写真
感想
義妹が釈迦ヶ岳に登ってみたいと言う。
釈迦ヶ岳は大峰山脈にある日本二百名山で、1,800mの標高を誇る近畿地方屈指の高峰だ。山頂には銅製の巨大な釈迦如来像が登山者を出迎えてくれる。
オレは妻と9年ほど前に前鬼の小仲坊から登り、転倒してズボンは破れるわ熱中症にはなりかけるわで散々な目に遭いながら10時間かけて往復してきたことがある。もう前鬼ピストンは小仲ならぬお腹いっぱいなので、今回は太尾から登ることにした。
朝4時に義妹を迎えに行き、ひるね実家近所の吉野家で朝メシを食って一路奈良へ。
五條インターからR168を南下して十津川村へ向かう。谷瀬の吊り橋のちょい手前で国道を外れ、旭川沿いの林道へと入る。まあまあ鋭利な落石がゴロゴロしてて崖沿いにガードレールもないような道をヒヤヒヤしながら走ることを40分、太尾登山口に到着。立派なトイレがあるのでお借りして7時登山開始。
静謐な森の中を100mちょい登ると開けた尾根に出る。向こう側には大峰の南奥駆道が本宮へ向かって伸びている様子を大パノラマで見ることができる。
クマザサの絨毯が敷き詰められた広々とした尾根を進んでいくと分岐に到着。太尾より少し下から登るルートらしいが、現在この登山口は閉鎖されているようだ。
やがて前方に釈迦ヶ岳の山頂が姿を見せ始める。右手の鋭鋒は大日岳だろうか。時間があればそちらにも行ってみたいのだが、今日は昼から雨の予報なので早めに下った方が賢明そうだ。
古田ノ森をすぎると少し下る。せっかく登ったのに。ってか帰りは登り返しになるのか。うへえ。
千丈平で鹿のファミリーに遭遇。こいつら人間がすぐ横を通ってもまったく逃げようともせずに悠々と草食ってやがる。てゆーか千丈平って手持ちの地図にはテン場の表記があるのだが、普通に山中だ。もっと深仙ノ宿みたいな開けて整備された場所なのかと思った。ちょっとここにテント張って寝るのは勇気いるなあ・・・。
かくし水とある水場を過ぎれば山頂への登りとなる。奥駆道と合流して最後の急登を登りきればやがて山頂の釈迦如来のお姿が見えてくる。
9:15、釈迦ヶ岳(1,800m)登頂。
頂上に立つ巨大な釈迦如来像は大正末期に強力が3つに分割して人力で担ぎ上げたという。マジかよ。強力ハンパないな。
天気が良ければ八経ヶ岳が見えるはずなのだが、前鬼方面から濃いガスが上がってきており、なかなか眺望は得られない。山頂のすぐ北側は切れ落ちた斜面になっており、はるか下の方に深い谷が見える。この高さは近畿では大峰に来なければ見られないなあ。
山頂で大休止しておやつにする。元々は帰りに千丈平で山クッキングをしようと計画していたのだが、千丈平が思っていたよりワイルドすぎたのと、いつ天気が急変するかわからないので、山頂でおやつだけ食って降りることにしたのだ。30分ほどゆっくりして山頂を後にする。
下山を開始する頃には下の方から割と濃いガスが断続的に上がってきている。山中で降られるのもかなわんが、あの林道を運転してる最中に豪雨に遭うのも勘弁だ。
なんとか雨が降ってくる前に太尾登山口に戻って来れた。てかなんか晴れてきてない?
とはいえやはり昼すぎに周辺では一時的に豪雨になったようだ。オレたちと入れ替わるように登って行かれた方たちは無事だったのだろうか。
帰りは大塔村の道の駅に立ち寄って星乃湯で汗を流して帰る。次は今日できなかった山クッキングのリベンジしたいな。
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