記録ID: 8605409
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沢登り
甲斐駒・北岳
小仙丈沢
2025年08月24日(日) 〜
2025年08月25日(月)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:18
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,387m
- 下り
- 1,384m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 3:34
距離 7.8km
登り 544m
下り 342m
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
写真
撮影機器:
感想
去年から行きたかった小仙丈沢へ、久しぶりの単独行で緊張しながら出発。予報では昼から雷雨だったため、天気が悪ければ稜線まで進んで小屋泊の予定でスタート。
核心は二つの大滝。日帰り装備なら問題ないグレードだが、20kgのザックを背負う今回は厳しい。高さは10m以上、ぬめっていて難易度が高い。最後の瞬間で滑りかけたが、体幹で踏ん張り突破。フリーソロのため緊張感がすごかった。
その後は長閑な風景に癒され、振り返ると北岳が堂々とそびえる。現地で天気予報を確認しようとしたが圏外。快晴で予報が外れたと思い安堵。ビバークのため薪を集め、タープを張る。熊の目撃情報があったので、ナイフとクマスプレーを携行。
夕飯後、早めに就寝したが、夜8〜10時頃、落雷と激しい雷雨で目が覚めた。タープのヒモが外れ、崩壊寸前。寒さと雨の中、必死で修復。3分おきに稲光が走り、落雷に備えたが、自衛隊員や北海道での落雷事故のニュースが頭をよぎる。逃げ場のない状況で覚悟を決め、ジタバタせず正座で黙想。家族や友人への感謝とお詫び、やり残したことを振り返り、死を受け入れた。滝つぼでの危機とは違い、振り返る余裕を与えてくれた山に感謝し、寝ることに。
翌朝、厳しい寒さの中、目覚めると神様、ご先祖、関わる全てに感謝。当たり前が当たり前でないことを痛感。登山は安全対策があっても命がけと改めて実感し、自然の厳しさと無力さを感じた。それでも、怖くても外に出るのが人間であり、登山だと再確認。
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