鹿島槍ヶ岳(不登)爺ヶ岳(登頂)と熊の目撃



- GPS
- 14:07
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,908m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:56
- 山行
- 2:28
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:44
天候 | 1日目曇りがちの晴れ、2日目雨と強風、3日目雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
新宿駅から特急あずさ1号7時発、松本から信濃大町駅まで在来線で移動。その後、タクシーにて柏原新道登山口まで。途中、大町温泉の薬師の湯で荷物預け。 <帰路> 柏原新道より薬師の湯に立ち寄り、その後、信濃大町駅に移動。在来線で松本駅まで。松本駅からは特急あずさ50号で新宿駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
★冷池山荘から鹿島槍ヶ岳の熊目撃情報 今回は山荘から鹿島槍ヶ岳へは行かず山荘に停滞していたので、自分の経験談ではありません。今回のツアーの仲間は強風と雨の中、鹿島槍ヶ岳に登頂しました。風雨が強く、休憩もほとんどなく、早めに登頂して山荘まで戻る途中、あとほんの少しで冷池山荘という場所、階段を降りる途中で、二頭の熊(親子)と遭遇したそうです。先頭を下っていたガイドさんが、何やら黒いものが見えたのでそちらに目をやると熊だったそうです。団体の人数はその時は17名(3名は小屋で停滞)でした。静かに刺激しない用に、全員に再び登るように指示して、先頭のガイドは目を離さず後退りし、しばらくして熊はその場を立ち去ったそうです。目撃したツアー参加者によれば熊はひょっこりと顔を持ち上げ、こちらを見上げていたそうです。実際に自分で目撃したわけではありませんが、一緒に行動した十数人の仲間から色々聞いた話なので、実際に起こった話です。これを聞いた時は、そういうものなのか、と思っていましたが、今回の羅臼岳で起こったことを鑑みると、山荘から5分程度の場所での遭遇ということで、人間と熊の距離が近くなってきている証拠ではあると思います。また下山時には途中2箇所ほど、ガイドさんが示した、熊が直前(おそらくその日のうちに)に登山道を通過した痕跡があり、それもまた証拠であると思いました。 <そのほか、道の様子> ・柏原新道登山口からケルンまで 急登で土に岩か石混じりだが、上手に作られているので、段差が大きくなく上りやすい。ケルンまで頑張ろうという感じ。ケルンが2つあり、どちらのケルンにも小さな黄色の板でできた看板があり、「ここから150mほど崖の上を登山道が通っていること、低木で覆われているので見えにくいが危険で過去に事故も起こっているので途中で立ち止まらないこと」と言った趣旨の説明が書いてある。小さな看板なので注意して歩き、ここではすれ違わないように努める。 ・ケルン以降、ガレ場の危険地帯まで 少し緩やかになる。途中、石畳という名前の箇所があるほど大きな岩の上をあるところもあるが上手に並べられているので意外と歩きやすい。岩は滑りにくいタイプ。 ・ガレ場のトラバース 8月前は雪渓だった?箇所だと想像するが、トラバースは斜めで土も緩く、途中モレーン状の岩ゴロゴロに川なっている短い箇所もあるので、特に雨の日は注意したい。 ・ガレ場以降、種池山荘まで 樹林帯の中の階段を登るイメージ。 ・種池山荘から爺ヶ岳南峰、中峰、北峰 ハイマツ帯を登り稜線へ、南峰、中峰は巻道がある。中峰が爺ヶ岳の最高峰。北峰は山頂ははっきりせず、そのまま歩いていくと通過したことになるらしい。稜線歩きなので風注意。 ・爺ヶ岳から冷池山荘 爺ヶ岳北峰から一旦下り、冷乗越で赤岩尾根ルートと合流する。冷池までは再び登る。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
鹿島槍ヶ岳に登りたくて参加したツアー山行でしたが、残念ながら体調不良と悪天候により鹿島槍ヶ岳はあきらめて爺ヶ岳経由冷池山荘から帰りました。
3日間のうち1日目は曇りがちながらも晴れ、東京からあずさ1号で信濃大町まで行き、午後から柏原新道を登り、種池山荘に宿泊しました。
ところが1日目は登り始めからなんだか調子がおかしい。下山時は歩き方が上手ではないので少し遅れを取ることはあるものの、登りでついていけないことはほとんどないので、本当に体調不良だった。症状としては高山病のよう、息が苦しく、吐き気があり、深呼吸をして立ち止まると少し回復する感じ。種池山荘手前の危ないトラバースの少し手前からグループを離脱してガイド山とゆっくり登らせてもらった。
その日は夕食は食べられず(山小屋で食事を完食しなかったことはこれまで一度もない)、それでも夜もお腹は空かず、朝食は4分の1くらい食べただろうか。
そんな調子で2日目風雨の強い中、爺ヶ岳山頂を経由して約3時間の登り、これはなんとかクリアしたものの、稜線で風雨の強い中、鹿島槍ヶ岳に登るのは団体の登りの足を引っ張る可能性がなきにしもあらず、また登れたとしても3日目の下山は1400m以上下ることから余力を残すために、冷池山荘で停滞することを決めた。ほとんどの人は強い風雨の中、鹿島槍ヶ岳に登頂して無事に山小屋に戻ってきた。
この日停滞し昼寝もして休み、なんとか夕食には少し食欲も湧き、翌朝の朝食は味噌汁のおかわりを頼むほど回復。下山時は普通に歩くことができるようになり、無事山行を終えることができました。色々とご支援をいただいたガイドさん、本当にありがとうございました。
ヤマレコの記録を見ても鹿島槍ヶ岳からや稜線からの景色は最高に素敵でできれば晴れた日に、おそらく次は7月に再挑戦したいですね。
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