記録ID: 8516141
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈
カムイエクウチカウシ~ラスボス攻略と僕らの戦略~12歳夏休みの冒険②
2025年08月04日(月) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 13:41
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 1,585m
- 下り
- 1,580m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 12:47
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 13:40
距離 29.7km
登り 1,585m
下り 1,580m
17:41
天候 | 晴れ~くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ステージは以下6つに分かれ、それぞれ特徴的。 登山口~七ノ沢出合 道道111号線の建設途上、放棄された跡の林道。途中に観測所が点在しており、綺麗に整備されている。 緩やかなアップダウン、標高はほぼ上がらない。 七ノ沢出合~八ノ沢出合 札内川本流の遡上。 標高はほぼ上がらない。 どこを歩いてもよいが、陸上に土の上を歩く踏み跡があるので、そこを辿ると楽で早い。 この日の札内川ダムへの流入量は少なく、5立米/秒以下、渡渉ポイントはあまり考えなかったが、その分股下深さの箇所を渡ったり、体が持っていかれたところではスクラム渡渉でクリアした。 水量多ければポイント探索に右往左往する可能性あり。 身長低く体重軽く不慣れな人は、水量に関わらず単独はやめた方がよいかもしれない。 ヤマレコのCTは短すぎる。 七ノ沢出合から先は視界が悪い夜間行動は控えたい。 八ノ沢出合~三脵 札内川支流の八ノ沢遡上区間。 岩の上川の中どこを歩いてもよいが、土の上の踏み跡は多分ほとんどない。 岩の上だけでは極まるので渡渉も幾度となく。 支流伏流流れ込み、上流らしい雰囲気が出てくる。 少し標高を上げる。 ヤマレコのCTは短すぎる。 三脵~八ノ沢カール 日高の山らしい、急峻な斜面登りの核心部。 ヘルメット推奨。 滝の脇についた巻道を、一気に標高差500m詰める。 雨が降れば、八ノ沢カールで漏斗状に集められた水が集中して時間差なく流れ込む地形に見える。 滝のトラバースも何度か。 D難度くらい、穂高の重太郎新道にワンミス即死ポイントが点在するくらい。 途中八ノ沢の源流に癒される。 ヤマレコのCTは長すぎる。 八ノ沢カール~稜線 素晴らしい雰囲気の八ノ沢カールの平原を抜けて、カールを直登する笹藪漕ぎの急斜面。 稜線~山頂 ハイマツ漕ぎ、岩場抜け、左右のカール、雄大な日高の山並み、迫る山頂~ピラミッド峰のビクトリーロード。 地形は日高らしいナイフリッジだが、ここまで来れる人にとってはさほどの緊張感はないでしょう。 ※天候などの状況によって、難易度はかなり変わると思います。しかも天候が変わりやすい。 自分たちは運良く無事日帰りできたものの、他の方もそうとは限りません。 十分な事前準備、情報収集と入念な計画を! |
その他周辺情報 | <靴> 沢登りとしては初級、陸上歩行の方が多く、非防水のトレランシューズ一択 ソールの性能がよいもの、僕らはモンベルのトレールフライヤー <服装> 水はけの良い短パン、タイツとアンクルソックス アブ対策には防虫スプレーと線香 <日帰りか山中泊か> 天気とハイカーの実力次第 日帰りは推奨されないようだけど、気象リスクを避けやすいため、実力のあるハイカーなら積極的に採用してよいと思う。 実際、僕らは二泊三日テント装備で結果日帰りしたものの、翌日昼前からの天候悪化見込みが早朝以前から悪化したようで、山中泊だったら面倒なことになったかもしれない。 体力的には槍ヶ岳飛騨沢ルート日帰り程度、諸々の難易度はこちらの方が高い。 僕らは走らず、早歩きもせず、スタスタ歩きで、八ノ沢出合のデポ停滞がなければトータル13時間くらい。 <自転車を借りるか> ライダーのスキルによるので何とも言えないけど、料金4,700円/人以上?と借り返却や持ち運びの手間を考え、借りなかった。 <幕営適地> 八ノ沢出合、三脵、八ノ沢カール、稜線2箇所、山頂直下 三脵まではさほど標高上げないが、八ノ沢カールまでテント装備で行くのはキツさが増す。 八ノ沢出合以外は数張程度、凹凸もありがち。 <水場> 七ノ沢出合~カールは水場には困らない。 カール以降はなく、八ノ沢源流が最終水場。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ストック、
トレランシューズ一足で通す
ヘルメット
岩用グローブ
熊スプレー
|
---|---|
共同装備 |
テント装備一式、
テントデポ後用のツェルト
|
感想
去年は悪天候が続いて入山できなかった念願のカムイエクウチカウシ、今回は雨天の合間を縫ってアタックしてきました。
前後数日の天気や札内川ダムへの流入量を観察しながら日程を選んで、予想外の天候悪化に備えて二泊三日分を装備しつつも、翌日午前から降雨ぽいので極力日帰りという計画。
結果、十分に日帰り可能だったので帰って来ました!
翌日は予想に反して未明から結構な雨量だったので、日帰りが結果的に正解。
初見は緊張感ありますね!
後は残りの北海道滞在期間、未到のウペペサンケに挑戦したり、自由気ままに過ごすことにします😊👍
今回は去年天気が晴れなくて登れなかったカムイエクウチカウシ山に登れて、嬉しかったです。
今までの予定は一泊二日で考えていたけれど、天気や水量のことを考えて日帰りにしました。
沢の渡渉は最初は緊張していたけれど、普通に渡れて安心しました。
三股から八の沢カールまでがかなりの急登で、緊張しました。
稜線は綺麗でしたが、山頂は雲に覆われていて景色はなかったので、休憩したら下山しました。
下山後は札内川ヒュッテでカレーを作って食べました。
今回の北海道の冒険で一番大変な登山が終わって、少し寂しい気持ちです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:168人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する