今年も花の名山、白山へ（御前峰・大汝峰・七倉山・四塚山でクロユリ・ハクサンコザクラ・ハクサンイチゲ・シナノキンバイ等のお花畑）
石川県
岐阜県
e351spAz
その他1人 - GPS
- 49:15
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,449m
- 下り
- 2,452m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 6:40
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 4:05
- 合計
- 9:45
| 天候 | 7/26：晴 7/27：晴 7/28：晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
大宮18：13（北陸新幹線かがやき537号） 金沢20：16 （金沢駅付近前泊） 金沢駅西口06：00（北陸鉄道路線バス）￥2190（クレカタッチ決済可） 市ノ瀬08：14 市ノ瀬08：20（�螢泪奪廖法�1000（現金） 別当出合08：40 復路： 別当出合10：10（�螢泪奪廖法�1000（現金） 市ノ瀬10：25 市ノ瀬12：30（北陸鉄道路線バス）￥2190（クレカタッチ決済可） 金沢駅西口14：52 金沢16：48（北陸新幹線かがやき512号） 大宮18：54 |
| その他周辺情報 | 市ノ瀬バス停前の永井旅館の立ち寄り湯は11時〜￥800 |
写真
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感想
昨年に引き続き今年も花の山、白山へ。
4月に友人から白山室堂の予約が取れたからまた白山はどうかと連絡をくれた時は、同じ山に毎年行かなくてもと少し思ったのだが、結果的に花の名山、白山は何度行ってもいい山だった。
昨年は白山室堂で1泊、南竜山荘で1泊だったので、今年は白山室堂に2泊し、七倉山、四塚山まで足を延ばすことにした。
金曜日に金沢駅近くで前泊。
金曜日の夜ということもあるのか、深夜まで騒いでいる人の声がした。
土曜日の朝6時に金沢駅西口から市ノ瀬行きのバスに乗る。
大型バスだし15分後に次の便も出るので、そんなに早くから並ばなくても絶対に座れるのが良い。
市ノ瀬でシャトルバスの乗り継ぎもスムーズで待ち時間なく別当出合に到着できた。
昨年は暑い樹林帯をハイペースで登って途中脚が攣ってしまったので、今回は意識的にゆっくりと登る。
甚之助避難小屋で休憩した時に下ってきた方たちに、ちょうどクロユリが見頃だと教えていただき期待が高まる。
というのも、今回は主にクロユリを目的として昨年より1週早めて7月下旬に計画したからだ。
去年は8月1週目に来てクロユリの見頃は過ぎてしまっていた。
甚之助避難小屋を出発し、センジュガンピがぽつぽつと出てくると灌木帯となり、南竜分岐に到着。
ここから黒ボコ岩までが最初の花の名所だ。
一番好きなシナノキンバイもあるし、昨年はほとんど見ることができなかったハクサンコザクラも早速発見。
水が多いからか斜面にリュウキンカも咲いていた。
黒ボコ岩まで行ってしまえばもうすぐ弥陀ヶ原だ。
白山山頂である御前峰を見上げながら木道歩きを楽しみ、地味にきつい最後の五葉坂を登り切れば白山室堂着。
ここに来てからもう1年も経つのかと不思議な感じがする。
今年はここに2泊するので気分的にも楽だ。
ひと休みしてから御前峰（白山山頂）まで往復したが、午後ということもあり展望はいまいち。
でも目的のクロユリとクルマユリがすごくたくさん咲いていて大満足だった。
2日目、今日は時間的に余裕があるので朝食前に御来光を見に御前峰へ。
あまり御来光にはこだわりはないのだが、日の出とともに神主さんが儀式を行うらしいので興味があった。
立山でも神主さんの儀式に参加してなかなか良かった思い出がある。
結果的に朝日は薄い縞状の雲の中から昇ったが、儀式も厳かで良かったし、北アルプスから乗鞍岳、御嶽山、その向こうに中央アルプス、おそらく南アルプスの甲斐駒ヶ岳まで展望も素晴らしかった。
一旦白山室堂まで戻り、朝食後に今度は大汝峰を経て北側の七倉山、四塚山まで行く。
事前にネットで調べたところ、七倉山、四塚山まで行けばハクサンイチゲやハクサンコザクラがたくさん咲いているらしい。
大汝峰からは御前峰と剣ヶ峰の眺めが良い。
昨年よりも雪が多く残っていて翠ヶ池や紺屋ヶ池の青い色がよく映えている。
今年は暑いイメージがあるが、冬は雪が多かったので先週までかなり雪が残っていたと地元の登山者に教えていただいた。
大汝峰は御前峰川はザレた岩屑だらけだが、七倉山側はハイマツ帯となっていて印象がまったく違う。
ハイマツ帯を七倉山方面へ向かう人は少なく、前方に小さく2人、すれ違ったのは1人だけだった。
すれ違った方とお話しすると、今朝南竜山荘のテント場を出発し、七倉山をピストンしてきたとのこと。
七倉山のピークまでは登山道は付いていないので、ハイマツを藪漕ぎしたとのことだった。
着ている服がビリビリに破けていたのはハイマツの藪漕ぎをしたからなのかは聞けなかった。
御手水鉢という岩を過ぎて七倉の辻まで登り返していく途中で念願のハクサンイチゲが姿を現した。
そしてハクサンイチゲとシナノキンバイの共演。
25年前大学生になって初めて登った高山だった仙丈ヶ岳で、このハクサンイチゲとシナノキンバイの群生を見て以来、これが高山のお花畑の王道だというイメージがある。
ただ近年はシカの食害なのかシナノキンバイが激減している印象が強い。
七倉山のピークにこだわっているわけではないので、七倉山のピーク付近まで行き、まだ時間的に余裕がありそうだったので予定どおり隣の四塚山へも足を延ばすことにした。
この四塚山は本当に行って良かった。
ハクサンコザクラとハクサンイチゲ、そしてチングルマが咲き乱れていた。
だだっ広い山頂に人工的な石積みの塚があり、そこをチングルマが這い上がっている。
なんだか不思議な空間だ。
全体的に平らな面と小さな斜面で構成された山頂で、「周氷河地形と階状土」の説明板があった。
この「周氷河地形」、学生の時の研究室のテーマのひとつであり、自分の卒論のテーマでもあり、久しぶりにその言葉に接して懐かしかった。
大汝峰から七倉山、四塚山の間は人ともほとんどすれ違わず、北アルプスを縦走している雰囲気、例えば黒部五郎岳〜北俣山の間のようでありとても良かった。
戻りは大汝峰を巻いてお池巡りコースを通り、今回3回目の御前峰（白山山頂）だ。
朝は見えていた北アルプスも乗鞍岳も御嶽山も全く見えず、やはり山の展望は午前中に限る。
この日は雲も多く海に沈む夕陽は楽しめなかったが、それでも夕焼けの風景は美しかった。
土日を外した学校行事なのか、日曜日の今日の方が泊まりの子供が多いのが不思議だった。
夜、午前2時半頃に目が覚めてトイレへ行くと満天の星空。
年に一度くらいは天の川は見たいものだ。
3日目はご来光はパスするので4時まで寝ていようかと思っていたのに、床に戻って15分位して午前3時になると周囲が大騒ぎになってしまったので結局その後は眠れなかった。
下りは黒ボコ岩から稜線沿いにまっすぐに下りて、昨年花が多くて感動した観光新道を行く。
最初はニッコウキスゲやシナノキンバイなどの雪田植物が多く、蛇塚から馬のたてがみ付近はタカネナデシコ、タカネマツムシソウ、ハクサンシャジン、カライトソウなどの少し乾燥気味なお花畑になる。
ここで自分は防水耐衝撃デジカメを落としてしまい傷だらけになってしまったが、耐衝撃なだけあって撮影には問題なし。
やはり山では防水耐衝撃カメラに限ると思う。
無事別当出合まで下り、帰りも待ち時間なく市ノ瀬までのシャトルバスに乗れた。
10:25に市ノ瀬に着いたが、バス停の目の前にある永井旅館の立ち寄り温泉は11時からとのこと。
少し時間を潰してから永井旅館の温泉を堪能。
白山室堂の山小屋で同室だった方がいると友人が気付き声を掛け、温泉では楽しい情報交換の時間を過ごすことができた。
金沢行きの12:30発のバスが到着した時に事故が発生。
バスに載せようと自分が担ぎ上げたザックが友人にぶつかり、友人の持っていたボトルの水が友人のデジタル一眼カメラにかかってしまったらしい。
最初は友人がなかなかバスに乗ってこないのでどうしたのかと思ったのだが、後から聞くとそういうことが起きていたらしい。
大きなザックというのは危険物だ。
帰り金沢駅で刺身定食を食べた時、拭いて乾いたカメラの電源が入るか期待したのだが、結局ダメだった。
帰宅後「個人賠償責任保険」が効くと分かり一安心したが、何事も備えが大切だ。
自分の防水耐衝撃カメラも買ってから6年。
もしスマホで撮影していたら落として壊れて面倒なことになっていたかもしれない。
そろそろ新調したいのだがNIKONがCOOLPIX W300の後継機を発売してくれないので、OM SYSTEMに乗換えるしかないだろうか。
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