巻機山。圧巻、ワタスゲ大群落
群馬県
新潟県
self
体力度について
- GPS
- 09:09
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,673m
- 下り
- 1,668m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:05
| 天候 | 晴れ。ほぼ猛暑 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
そう、きょうはこの絵の通りニッコウキスゲでした
通常なら良い天気を喜ぶのだが、暑くなりそうで心配が先立つ
こちらもきれいな木々と瑞々しい緑でした
ここは展望が開ける場所。見るからに暑そう、もはや暑い
割引岳の山頂とヌクビ沢の残雪がすばらしい
残念ながら富士山は見えない
ここからしんどい登りが続く、直射日光と暑さでしんどさ倍増
日傘をさしている人が見えた。そういえば傘を持っている人を何人か見かけた
ずいぶんきれいで、やっと登山の楽しみが迎えてくれたようだ
暑さで疲労困憊ですが、もう急登はないので安心
本来の山頂はもう少し先のはず、ということで進む
きっと印象に残るだろう
すばらしい稜線歩きが続く
その上も眺めも抜群で
珍しく誰もいない。ここでゆっくり休憩
眼下には南魚沼の青々とし田んぼの緑地模様。上手い米が当たり前だった時代はさて。飛び交う無数の赤トンボがどうしても入ってしまう
1
ということでそろそろ下山へ。
結局ずっとひとりだった
さてなんだろう、ダイモンジソウのようにも
小屋前まで戻ってきた。ショウジョウバカマ。冷たい水を求めて沢へと。まだ雪に埋もれていたので、雪解け水を500cc飲んでみた。ちょっと草ぽい味だったが問題なし
1
冷たい水を求めて沢へと。まだ雪に埋もれていたので、雪解け水を500cc飲んでみた。ちょっと草ぽい味だったが問題なし
水は2.5リットル持って大丈夫の圏内だったが下山までで全部消費
装備
| 個人装備 |
ザック（Bl）
シューズ（S/h）
登山タイツ（U夏）
ハーフパンツ（M）
半袖Tシャツ（水）
アームカバー
夏帽子（M）
手袋2
夏ジャケット
飲料：500ml×5（湯1） & ゼリー飲料×1（実際消費：500ml×3 & ゼリー飲料×1）
|
|---|
感想
このところの猛暑の厳しさがいったん弱まり、二、三日過ごしやすい日が続いた。これなら山へも行けるだろうと早朝車を走らせ関越トンネルを抜けると、予想通り青空が広がり日差しが降り注いでいた。関東のくぐもったどんよりした天気とは打って変わって世界は明るい。ただ、直射日光が強く、これは暑過ぎではなかろうか。
登山口からもう暑かった。タイツも薄厚、シャツも半長と用意したが、黙って夏用を選択。夏に登山口で寒さを感じることはもうないのかもしれない、そんな気候になったのだろうか。歩きはじめから暑くてへとへと、息が上がり小休止が多い。すぐに全身が汗でびっしょり。この山、猛者が多いようで何人にも抜かれたが、誰もが同じように汗まみれだった。五合目で開けた展望は暑さの蜃気楼のように空気が滞って分厚く感じられ、2.5リットルの水で果たして足りるだろうかと心配も過ぎる。
六合目過ぎから疲労はすでにピークに近く、今回で四度目だったが巻機山ってこんなに登るのがたいへんだったっけと思う始末。樹林内でも日差しが来るのをいかんともし難い。以前とは違う苦しさはきっとこの猛暑と歳のせいだろう。
八合目から吹く風が涼しくなりだいぶん楽になり、稜線に上がると空気は乾き快適になった。同時に目の前にワタスゲの群落が開けた。予想もしていなかったのでとてもきれいで、すばらしく見えた。ところがこの群落は序の口にすぎなかった。この先稜線上を進むと、言いようのないほどの大群落が斜面を白く埋め尽くしていた、それもとってもきれいに。またこの大群落は、何ヶ所にも渡って続き、すばらしい眺めが繰り返され、まさしく圧巻だった。
暑過ぎて山へ行く気力が萎えていたからだろうか、今年は田代山、アヤメ平、谷地平などでワタスゲがすごいことになっていると初めて知った、さてどの山へ行こうかと思案しているときに得た情報で遅きに失したのかもしれないが、いずれも経験したことのある場所だった。初夏に登るならやはり見頃の花の群落があるところがいい、そうして巻機山のニッコウキスゲにたどり着いた。ヤマレコに記録を残すようになってから登ったことがなかったので、ずいぶんと久しぶりだ。巻機山は稜線から眺めるその雄大な山岳景観、残雪機の険峻な展望が群を抜いてすばらしいのが特徴と思っていた。初夏にも登っていたが、花の眺めは他の山に軍配が上がると思っていたのだが、今回、その初夏の表情が一変した、巻機はワタスゲ、ニッコウキスゲの群落がとってもすばらしいと。山の様相は季節ごとに変わるだけではない、年ごとにも変化があるのだと。
帰路、山の家のある場所から水場に向かった。結局、2.5リットルでなんとかなったが、冷水をがぶ飲みしたかった。だが沢はまだ雪におおわれ水場は出ていないようだった。沢に流れ込む雪解け水がきれいだったので試してみた。昔は勢いよく流れる小川はよく水場指定だったが、最近はずいぶん減ったようだが、きっと何かがあったのだろう。その水を500ミリのペットボトルで半分以上を飲んだ、とても冷たかったがちょっと草っぽい感じがした。何もなかったので、大丈夫な水だったのだろう。
実はこの山、いろいろなことを教えてもらっていた。一番印象に残っているの二十年も前に初めて登ったときのことだ。登りのしんどさやすばらしい景観、新緑の鮮やかさなどいろいろなことを体得したが、その最たるものは、午後も三時頃に登山口に降りてきたちょうとそのとき、途中下山中に追い越していったたぶんに地元の陸上部のランナーらしき十人ほどが、もう一往復行こうと走りはじめたのに出会したのだった。二登もするのかとびっくり仰天。当時は山に登るには頑丈な靴とそれなりの装備が一般的で、トレランなどはまだなかった。それを先取りするかのようにスニーカーで二回も駆け登るとは恐れ入った次第、どこで折り返したかは定かならぬが若いパワーは底知れない、こんな練習方法もあるのだと信じ難い気持ちだった。身近に山がある、そんな山は地元の人には生活の内にあるに違いない。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
巻機山の最新記録
牛ヶ岳の最新記録
ニセ巻機山の最新記録
いいねした人