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Yamareco

記録ID: 8408164
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

_8. 樅沢岳(槍へ向かひて)

2025年07月11日(金) 〜 2025年07月12日(土)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
20:06
距離
35.5km
登り
2,540m
下り
2,538m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:44
休憩
0:54
合計
8:38
距離 15.0km 登り 1,743m 下り 238m
5:11
5:12
17
5:29
12
5:41
13
5:54
6:00
21
6:21
45
7:06
14
7:20
7:21
21
7:42
7:49
41
8:30
8:39
51
9:30
9:35
33
10:08
62
11:10
11:29
30
11:59
12:00
17
12:17
39
12:56
5
13:01
2日目
山行
10:54
休憩
0:31
合計
11:25
距離 20.5km 登り 797m 下り 2,300m
6:35
48
7:23
7:27
49
8:16
63
9:19
9:20
130
11:30
11:31
21
11:52
12:01
71
13:12
13:25
50
14:15
14:16
20
14:36
92
16:08
43
16:51
16:52
35
17:27
18
17:45
5
18:00
ゴール地点
天候 1日目:曇り・ガス 2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高第3駐車場(登山者用無料)へ駐車:木曜日22:00の時点で3/4ほど埋まっていました。
山で会った方の話ですと、金曜日の22:00の時点で残り3台だったそうです。
新穂高第2駐車場(登山補導所の向い)は24時間入出庫が可能となったためか、賑わっていました。
コース状況/
危険箇所等
登山補導所に登山ポスト、その隣にトイレがあります。
今回は全て赤実線ルートです。一部雪渓上を歩きますがアイゼン不要です。
シーズン初めですが、沢の橋は全て掛かっています(元々の渡渉部分は除く)。
左俣林道の崩壊箇所(風穴辺り)は綺麗に修復されていました。
〇新穂高-双六小屋(小池新道)
万全の整備がされた申し分のないコースです。
秩父沢は冷気で涼しく休憩適所です。
イタドリヶ原で雪渓上を歩きます。続きのコースは“道らしいところ”ではなく道を探してください。ここ以外有り得ない立派な道が見つかります。
〇双六小屋-千丈乗越(西鎌尾根)
小池新道には及びませんが踏跡がはっきりした明瞭なコース。所々雪渓が残っています。千丈乗越近く(北西側)は岩場のやや厳しいトラバースとなり鎖が張ってあります(新穂高側は絶壁)。
〇千丈乗越-新穂高(飛騨沢)
とにかく単調で長い道ですが増水でなければ危険個所はありません。槍平小屋の下流で一部登山道が付け替えられています。飛騨沢の水路が変わり道をえぐったためと思われます。
その他周辺情報 双六小屋:完全予約制、一泊二食14,500円
部屋は半パーテーションで仕切られトイレは簡易水洗で清潔。軽食メニュー豊富(ケーキがありますが午後半ばには全て売り切れでした)
鏡平山荘:軽食メニュー、カレー・うどんは千円以上。かき氷、コーヒー・紅茶
槍平小屋:カップ麺(自販機)、焼きそば・かき氷(13:30まで)
下山後
ひがくの湯:950円。内湯が無いのが不満(露天のみで空しか見えない)ですが、何度も寄るのは20:00までの営業時間と、キンキンに冷えたジョッキで飲む飛騨牛乳(200円)があるから。
予約できる山小屋
槍平小屋
金曜日朝の登山者用無料駐車場。
まだ空きがチラホラあります。
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金曜日朝の登山者用無料駐車場。
まだ空きがチラホラあります。
使い易くなった第二駐車場(有料)。
深山荘の駐車場に比べれば僅かに遠く、半額以下。
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使い易くなった第二駐車場(有料)。
深山荘の駐車場に比べれば僅かに遠く、半額以下。
橋を渡った先の深山荘駐車場(左側)は2台ほど。
2025年07月11日 04:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/11 4:37
橋を渡った先の深山荘駐車場(左側)は2台ほど。
ワサビ平小屋。
数年前、体調不良でここで撤退した苦い経験があります。
そのときは鍋平駐車場に回され、戻るのにロープウェイを使いました。
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ワサビ平小屋。
数年前、体調不良でここで撤退した苦い経験があります。
そのときは鍋平駐車場に回され、戻るのにロープウェイを使いました。
ウォーミングアップが終わり本番開始。
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ウォーミングアップが終わり本番開始。
澄んだ冷たい水。
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澄んだ冷たい水。
イタドリヶ原の残雪です。
右側の人が居るところは間違いで、もっと奥に道があります。
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イタドリヶ原の残雪です。
右側の人が居るところは間違いで、もっと奥に道があります。
一輪だけ咲いていた綺麗な花。
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一輪だけ咲いていた綺麗な花。
鏡池へ来ましたがガスが湧いて来ました。
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鏡池へ来ましたがガスが湧いて来ました。
鏡平山荘で大休止。
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鏡平山荘で大休止。
ほぼ稜線に出ました。
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ほぼ稜線に出ました。
ハクサンイチゲ、チングルマ、イワカガミ
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ハクサンイチゲ、チングルマ、イワカガミ
お花畑。
双六小屋も靄っています。
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双六小屋も靄っています。
チングルマとイワカガミ。
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チングルマとイワカガミ。
鷲羽岳は見えるようになりました。
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鷲羽岳は見えるようになりました。
双六小屋全景。
朝の三俣蓮華岳(左)と祖父岳(中央)、鷲羽岳。
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朝の三俣蓮華岳(左)と祖父岳(中央)、鷲羽岳。
御来光は燕岳辺りからでしょうか?
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御来光は燕岳辺りからでしょうか?
双六小屋の客室。
布団一組に荷物棚、半分のパーテーション。
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双六小屋の客室。
布団一組に荷物棚、半分のパーテーション。
樅沢岳へ登山開始。
右に笠ヶ岳、左奥に乗鞍岳、さらに奥に御嶽山。
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樅沢岳へ登山開始。
右に笠ヶ岳、左奥に乗鞍岳、さらに奥に御嶽山。
左から双六岳、無名峰、三俣蓮華岳。
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左から双六岳、無名峰、三俣蓮華岳。
右へパンして祖父岳と鷲羽岳。
奥は薬師岳でしょうか?
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右へパンして祖父岳と鷲羽岳。
奥は薬師岳でしょうか?
樅沢岳へ着きました。
ここまでは東側が全く見えず。
背面の這松の向こうに…
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樅沢岳へ着きました。
ここまでは東側が全く見えず。
背面の這松の向こうに…
あなたに 会えて ほんとうに よかった!
嬉しくって 嬉しくって 言葉に できない
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あなたに 会えて ほんとうに よかった!
嬉しくって 嬉しくって 言葉に できない
北鎌独標・大槍・大喰・中・南・北穂・奥穂・ジャン・天狗・間ノ・西穂… 白峰三山と並び天空の稜線です。
過去3回に分けて歩きました。
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北鎌独標・大槍・大喰・中・南・北穂・奥穂・ジャン・天狗・間ノ・西穂… 白峰三山と並び天空の稜線です。
過去3回に分けて歩きました。
手前・西鎌尾根:現在進行形
奥・北鎌尾根:過去形
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手前・西鎌尾根:現在進行形
奥・北鎌尾根:過去形
鏡平山荘が見えます。
昨日と打って変わって陽射しが暑い!
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鏡平山荘が見えます。
昨日と打って変わって陽射しが暑い!
樅沢岳はピークが二つ(ほとんど離れていない)あるようで。
双六側の方が少し高い気がします。
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樅沢岳はピークが二つ(ほとんど離れていない)あるようで。
双六側の方が少し高い気がします。
西鎌尾根にも庭園があります!
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西鎌尾根にも庭園があります!
大好きなチングルマ、イワカガミ。
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大好きなチングルマ、イワカガミ。
硫黄乗越。
雪田が供給する「お冷」は最高のラジヱータ。
痺れるまで冷やせます。
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雪田が供給する「お冷」は最高のラジヱータ。
痺れるまで冷やせます。
硫黄尾根は別世界の様相。
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硫黄尾根は別世界の様相。
左俣乗越。
毛が無く下向き。イワギキョウだと思います。
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毛が無く下向き。イワギキョウだと思います。
シオガマの仲間と、何の蕾でしょうか?
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シオガマの仲間と、何の蕾でしょうか?
飛騨沢からどんどんガスが湧いて来ます。
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飛騨沢からどんどんガスが湧いて来ます。
北鎌尾根。
初めてまじまじと見ました。
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北鎌尾根。
初めてまじまじと見ました。
最後の岩峰は湯俣側に巻道があります。
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最後の岩峰は湯俣側に巻道があります。
千丈乗越までは思った以上に距離がありました。
ここからがまた長い…
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千丈乗越までは思った以上に距離がありました。
ここからがまた長い…
飛んで槍平テント場。
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飛んで槍平テント場。
右俣林道末端。
新穂高へ戻りました。
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新穂高へ戻りました。
撮影機器:

感想

本州横断赤線繋ぎを達成したいため西鎌尾根へ赴きました。
昨年大切戸を歩いた時に体力不足のため槍ヶ岳から双六へ行けず、止む無く千丈乗越から降りました。
今回はその未踏区間の回収です(双六小屋-千丈乗越間)。
実際に歩いてみると単に赤線繋ぎのためだけに歩くのは勿体無い良いところでした。
前回の千丈乗越は雨でしたが、晴れていても槍を背にして歩くことになります。
西鎌尾根は槍に向かって歩くことで魅力が増すと思います。
硫黄尾根や北鎌尾根が間近で見られ、雪渓や池塘もあります。背景には常に槍。
北アルプス南部の有名どころをほぼ全て見ることが出来ます。
当日同方向は恐らく私一人。すれ違ったのは外人さんソロと20名ほどの多国籍ガイドツアーの2パーティだけでした。
大駐車場が満車になるほど賑わう山域で完ソロに近い静かな環境が味わえます。
もっと有名になってもおかしくないコースですが、静かなままでいて欲しい気もします。

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コメント

コメント失礼いたします。
1週間後に双六から槍ヶ岳を目指す計画を立てたものの、「アイゼンとピッケル必須」という情報があって悩んでいます。残雪箇所はどのような状況でしょうか?ピッケルの経験は無く、モンベル6本爪軽アイゼン持参予定です。
2025/7/13 22:03
いいねいいね
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rockyblendさん
コメントありがとうございます。
今回ピッケル・アイゼン持ちませんでした。
双六小屋から西鎌尾根を千丈乗越まで行く間に乗った残雪は3箇所ほど。いずれも小さいものです。傾斜があったのは1箇所のみで、トラバースでなく傾斜に向かって歩く形です。距離にして10m程度なのでキックステップで靴を雪に蹴り込み、靴底を水平にして歩けば滑りません。万一滑っても湯俣側なので下まで落ちずに止まると思います。
本来の登山道ではありませんが、残雪を外して岩礫部を歩くことも出来ます(切り立っていません)。
千丈乗越から槍の肩までは分かりませんが、見える限り雪は無かったように思います。
どうぞお気を付けて。
2025/7/13 22:26
いいねいいね
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早速に、丁寧にご返答くださりありがとうございます。私もJA12V様の見た素晴らしい景色を見に行って参ります!
2025/7/13 23:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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