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Yamareco

記録ID: 8393608
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

繋ぐ ヌカビラ岳・北戸蔦別岳・1967峰・ピパイロ岳・伏美岳

2025年07月05日(土) 〜 2025年07月06日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
33:56
距離
26.6km
登り
2,106m
下り
2,354m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:15
休憩
1:45
合計
12:00
距離 11.8km 登り 1,635m 下り 463m
3:48
2
スタート地点
5:13
5:14
66
6:20
6:39
53
7:32
7:43
95
9:18
9:43
44
10:27
10:40
94
12:14
12:36
97
14:13
14:14
49
15:03
15:16
32
2日目
山行
9:26
休憩
0:44
合計
10:10
距離 14.8km 登り 471m 下り 1,879m
3:34
133
5:47
6:17
67
7:24
7:25
116
9:21
9:33
128
11:41
7
11:48
11:49
114
13:44
ゴール地点
天候 1日目
2日目
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
day0 美生ダム登山口に1台デポ
4
day0 美生ダム登山口に1台デポ
k)途中フクハラに寄ってチロロ林道登山口を目指す
4
k)途中フクハラに寄ってチロロ林道登山口を目指す
z) 自分の体力以上の荷物を背負ってしまった
2025年07月05日 03:46撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 3:46
z) 自分の体力以上の荷物を背負ってしまった
k) zeropoカーに3人で車中泊。zeropoさんに狭い思いをさせてしまう。

z ) 私の山旅の新相棒で初めての車泊は快適でしたよ
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k) zeropoカーに3人で車中泊。zeropoさんに狭い思いをさせてしまう。

z ) 私の山旅の新相棒で初めての車泊は快適でしたよ
k) 4時前でも明るいのでヘッデンいらず
3
k) 4時前でも明るいのでヘッデンいらず
z) 林道は途切れては繋がるの繰り返し
2025年07月05日 04:17撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 4:17
z) 林道は途切れては繋がるの繰り返し
k) 取水施設まで50分ほど
2
k) 取水施設まで50分ほど
k) ここから山へ
k) 前日そこそこ降ったようで増水気味
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k) 前日そこそこ降ったようで増水気味
k) ニノ沢へ
k) 面倒なのでザブザブ水の中を行く人たち
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k) 面倒なのでザブザブ水の中を行く人たち
k) 尾根に取り付く
2
k) 尾根に取り付く
k) 高度を上げるうちに後ろから晴れてきた
4
k) 高度を上げるうちに後ろから晴れてきた
k) 光の中へ
k) 岩場が近づいてきたらもうすぐ稜線
3
k) 岩場が近づいてきたらもうすぐ稜線
z) ぼわーっと姿を表す
2025年07月05日 08:54撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 8:54
z) ぼわーっと姿を表す
z) とにかく陽射しが隠れる事を望んでいた
2025年07月05日 09:16撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 9:16
z) とにかく陽射しが隠れる事を望んでいた
k) ヌカビラ岳かな
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k) ヌカビラ岳かな
k) トッタベツが見え隠れ
3
k) トッタベツが見え隠れ
k) 雪渓か近かったのはここだけ。ここから先で雪渓が近い所はなかった。
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k) 雪渓か近かったのはここだけ。ここから先で雪渓が近い所はなかった。
k) 北トッタ直下のテン場は10時でまさかの0張り
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k) 北トッタ直下のテン場は10時でまさかの0張り
k) 北戸蔦別岳ピーク
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k) 北戸蔦別岳ピーク
k) 雲が暑さを遮ってくれていた
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k) 雲が暑さを遮ってくれていた
z) タカネシオガマがお出迎え
2025年07月05日 10:36撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 10:36
z) タカネシオガマがお出迎え
k) 日高の主は雲で見えない
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k) 日高の主は雲で見えない
z) 何話してたんだろ
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z) 何話してたんだろ
k) ロープの先へ
k) キレイな蝶がたくさん飛んでいた
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k) キレイな蝶がたくさん飛んでいた
z) テン泊装備での藪漕ぎはキツかった
2025年07月05日 11:06撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 11:06
z) テン泊装備での藪漕ぎはキツかった
k) 1901から降りて1856へ
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k) 1901から降りて1856へ
k) コル付近はお花が満開
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k) コル付近はお花が満開
k) 沢沿いにお花畑が続いている
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k) 沢沿いにお花畑が続いている
k) まだまだ元気な二人
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k) まだまだ元気な二人
k) ハイマツを潜ったり泳いだり
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k) ハイマツを潜ったり泳いだり
k) 1856で休憩。
テントは2ヶ所で張れそう
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k) 1856で休憩。
テントは2ヶ所で張れそう
k) まだまだ行きます
2
k) まだまだ行きます
k) 絶対間違えるとこ。右の笹薮入ってピンテが正解。
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k) 絶対間違えるとこ。右の笹薮入ってピンテが正解。
k) 際どい所もあるけど足元は安定している
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k) 際どい所もあるけど足元は安定している
k) オベリスクを超えると1967ピークはもうすぐ
6
k) オベリスクを超えると1967ピークはもうすぐ
k) 1967手前のスペース。1張りが精一杯。
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k) 1967手前のスペース。1張りが精一杯。
k) 未踏を繋ぐスタート地点にやっと着いた。
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k) 未踏を繋ぐスタート地点にやっと着いた。
k) 虫が凄くて長居はできない
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k) 虫が凄くて長居はできない
k) いよいよその先へ行く
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k) いよいよその先へ行く
k) 1967直下はなかなか急です
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k) 1967直下はなかなか急です
k) 迷うような所はない
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k) 迷うような所はない
k) 15分降りたところに1張り分のスペースあり。ここは眺望も良さそう。
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k) 15分降りたところに1張り分のスペースあり。ここは眺望も良さそう。
k) 1793コルのテン場。ここは大テント2張りいけます。170ほど降りれは水場もあるらしい。
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k) 1793コルのテン場。ここは大テント2張りいけます。170ほど降りれは水場もあるらしい。
k) 後から来たガイドツアーさん御一行様とテン場をシェアするために4人用テントを借りることになる。
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k) 後から来たガイドツアーさん御一行様とテン場をシェアするために4人用テントを借りることになる。
k) ダニみたいなのがうじゃうじゃ集まってきた
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k) ダニみたいなのがうじゃうじゃ集まってきた
z) 早速くつろぎタイム
2025年07月05日 17:11撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 17:11
z) 早速くつろぎタイム
k) とりあえず安着、お疲れさまー
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k) とりあえず安着、お疲れさまー
z) もち麦入りご飯を炊き、ぎょうスーのヴィーガンカレー
2025年07月05日 18:04撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 18:04
z) もち麦入りご飯を炊き、ぎょうスーのヴィーガンカレー
z) 納豆のっけて出来上がり!
2025年07月05日 18:09撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 18:09
z) 納豆のっけて出来上がり!
k) テン泊でしか味わえない時間が始まる
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k) テン泊でしか味わえない時間が始まる
z) 1967峰が見え隠れしていた
2025年07月05日 18:30撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 18:30
z) 1967峰が見え隠れしていた
k) 少し遅れてたらたらテン場難民になっていたかも…
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k) 少し遅れてたらたらテン場難民になっていたかも…
k) 明日向かう未踏の稜線。奥のぴょこぴょこが1911からピパイロ(わかりづらい)
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k) 明日向かう未踏の稜線。奥のぴょこぴょこが1911からピパイロ(わかりづらい)
z) 山で過ごす夜は1番山を全身で感じれるような気がする
2025年07月05日 22:05撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/5 22:05
z) 山で過ごす夜は1番山を全身で感じれるような気がする
z) 夜中だけど朝ごはん
残りご飯にアオサのお味噌汁かけて納豆と一緒に
2025年07月06日 02:37撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 2:37
z) 夜中だけど朝ごはん
残りご飯にアオサのお味噌汁かけて納豆と一緒に
z) 借りたテントと1967峰
2025年07月06日 03:25撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 3:25
z) 借りたテントと1967峰
k) 明るくなる時間に合わせてスタートする。
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k) 明るくなる時間に合わせてスタートする。
k) 狭いスペースでゴソゴソ
3
k) 狭いスペースでゴソゴソ
k) 激薮の中で楽しそうにしている二人
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k) 激薮の中で楽しそうにしている二人
z) 近付けば近付くほど
2025年07月06日 03:40撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 3:40
z) 近付けば近付くほど
z) こんな所登れるのと怖気ついた
2025年07月06日 04:03撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 4:03
z) こんな所登れるのと怖気ついた
z) 最高かよ!
2025年07月06日 04:04撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 4:04
z) 最高かよ!
k) テン場をシェアしたガイドツアーの皆さんが見えた
3
k) テン場をシェアしたガイドツアーの皆さんが見えた
k) レイン着てスタートしたけどすぐに脱ぐ。ハイマツはさほど濡れてないけどナナカマドの朝露でずぶ濡れになった。風はあるけど気温は低くないので大丈夫。
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k) レイン着てスタートしたけどすぐに脱ぐ。ハイマツはさほど濡れてないけどナナカマドの朝露でずぶ濡れになった。風はあるけど気温は低くないので大丈夫。
z) nice morning!
2025年07月06日 04:13撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 4:13
z) nice morning!
k) 急登を登り切ると1911-ピパイロがどーんと
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k) 急登を登り切ると1911-ピパイロがどーんと
z) 朝陽に照らされれば激ヤブさえも美しい
2025年07月06日 04:20撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 4:20
z) 朝陽に照らされれば激ヤブさえも美しい
k) 霧に包まれた稜線が現れる
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k) 霧に包まれた稜線が現れる
k) 未踏の稜線は素晴らしすぎて何度も止まった
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k) 未踏の稜線は素晴らしすぎて何度も止まった
z) 会えるかどうかは自信がなかった
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z) 会えるかどうかは自信がなかった
z) 歩いてきた道がかき消されようとも進むしかないのだ
2025年07月06日 05:04撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:04
z) 歩いてきた道がかき消されようとも進むしかないのだ
z) その名は「ヒダカミヤマノエンドウ」
この山にしか咲かない花
2025年07月06日 05:04撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:04
z) その名は「ヒダカミヤマノエンドウ」
この山にしか咲かない花
k) 未踏区間が繋がった辺りで
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k) 未踏区間が繋がった辺りで
k) ピパイロの影
z) 遥かここまで歩いてきたものだけが目にする楽園
2025年07月06日 05:12撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:12
z) 遥かここまで歩いてきたものだけが目にする楽園
z) 大好きなレブンサイコ
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z) 大好きなレブンサイコ
z) 一歩踏み出さなければ、どんな道かもわかるはずがない
2025年07月06日 05:18撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:18
z) 一歩踏み出さなければ、どんな道かもわかるはずがない
z) ツヤツヤのホソバイワベンケイ
2025年07月06日 05:19撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:19
z) ツヤツヤのホソバイワベンケイ
z) 美しくも険しい場所に咲くあの子に再会
2025年07月06日 05:27撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:27
z) 美しくも険しい場所に咲くあの子に再会
z) また逢う日まで
2025年07月06日 05:28撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:28
z) また逢う日まで
k) この山行で1番の時間だった
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k) この山行で1番の時間だった
z) 見えているならば近い
2025年07月06日 05:44撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:44
z) 見えているならば近い
k) ピパイロ岳ピークに逆から歩いて来れました
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k) ピパイロ岳ピークに逆から歩いて来れました
z) クリームパンマン
2025年07月06日 05:53撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 5:53
z) クリームパンマン
k) 朝ごはんの時間。テントで食べたのは何ゴハンだ?
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k) 朝ごはんの時間。テントで食べたのは何ゴハンだ?
k) 1967方面は厚い雲がかかったり消えたり
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k) 1967方面は厚い雲がかかったり消えたり
k) 先は長い。帰りましょう。
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k) 先は長い。帰りましょう。
k) だんだんと暑くなってきてるけど朝露で濡れてるのでちょうどいい
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k) だんだんと暑くなってきてるけど朝露で濡れてるのでちょうどいい
k) 風がなく乾いていると一気に暑くなる
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k) 風がなく乾いていると一気に暑くなる
k) 笹薮ゾーンへ
k) 1542コルのテン場
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k) 1542コルのテン場
k) 水場への踏み跡にはピンテがある。100くらい落とせば水取れるみたい
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k) 水場への踏み跡にはピンテがある。100くらい落とせば水取れるみたい
z) 狭い道のど真ん中に!
2025年07月06日 07:36撮影 by  iPhone 14, Apple
4
7/6 7:36
z) 狭い道のど真ん中に!
k) 最後の登りへ
z) 最高な景色
2025年07月06日 08:34撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 8:34
z) 最高な景色
k) 幌尻トッタが良く見えた
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k) 幌尻トッタが良く見えた
k) ここに来てザックが肩に食い込んでくる
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k) ここに来てザックが肩に食い込んでくる
k) 歩いて来た稜線。1ヶ月前にも同じ景色を見ているけど解像度が全然違う。
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k) 歩いて来た稜線。1ヶ月前にも同じ景色を見ているけど解像度が全然違う。
k) 最後のピーク。yes cokeはラベルを剥がしてたのでビジュアルイマイチ
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k) 最後のピーク。yes cokeはラベルを剥がしてたのでビジュアルイマイチ
z) のど越しつるん ごちそうさま!
2025年07月06日 09:23撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 9:23
z) のど越しつるん ごちそうさま!
z) 空を見上げる余裕が出てきた
2025年07月06日 09:52撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 9:52
z) 空を見上げる余裕が出てきた
z) 緑のトンネル
2025年07月06日 09:53撮影 by  iPhone 14, Apple
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7/6 9:53
z) 緑のトンネル
k) この辺りからが1番きつい時間だった。
2
k) この辺りからが1番きつい時間だった。
k) あと少しだけどそうじゃない
2
k) あと少しだけどそうじゃない
k) 登山口の広場。またいつかここまで車で入れるのか。
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k) 登山口の広場。またいつかここまで車で入れるのか。
k) 渡渉の所に丸太橋が掛かっていた。行きで使ってないので場所が分からず、結局前回と同じ場所からジャブジャブ渡った。
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k) 渡渉の所に丸太橋が掛かっていた。行きで使ってないので場所が分からず、結局前回と同じ場所からジャブジャブ渡った。
k) 下界は暑いよ
k) 下り途中で会った芽室山の会の方が自転車で追い越していく際に冷えたコーラをくれた!
登山道整備のために荷上げをするはコーラをくれるはなんて良い人等なんだろう…(;_;)
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k) 下り途中で会った芽室山の会の方が自転車で追い越していく際に冷えたコーラをくれた!
登山道整備のために荷上げをするはコーラをくれるはなんて良い人等なんだろう…(;_;)
k) 帰って来た感
k) コンクリートを流し込む枠ができてる
3
k) コンクリートを流し込む枠ができてる
k) 終わりが近い
k) 最後の下りから長かった
3
k) 最後の下りから長かった
k) お疲れさまー
散らかし放題^^;
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k) お疲れさまー
散らかし放題^^;
k) 仕込んでたキウイはそこそこ冷たかった
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k) 仕込んでたキウイはそこそこ冷たかった
k) 日勝峠を越え
k) チロロ林道登山口へ戻る
6
k) チロロ林道登山口へ戻る
k) ゲートを抜ける
2
k) ゲートを抜ける
k) 下山してからも長かった。
2日間ありがとうございました!
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k) 下山してからも長かった。
2日間ありがとうございました!

感想

1ヶ月前にツクモグサを目指して登ったピパイロ岳はいつか1967に繋げるための下見も兼ねていた。
でも縦走して繋げるためには他の誰かの力(車移動)が必要だし、7/10からは伏美岳への林道が通行止めなので縦走するのは来年か遠い先になるのか、もしくは行けずに終わるのかなとも思っていた。
そんなところにピパイロ山行でサングラスを拾ってくれたzeropoさんからまさかの誘いを受けトントン拍子で話はまとまった。
問題は今年行ける日程が通行止め前の7/5-6のみということとその日に天気が合うのかということ。
いつも行きたい山があるときは一ヶ月くらい予定をあけて天気の良いタイミングで山に行くのが常なんだけど、先に日程を決めてしまうのはやっぱり不安だった。天気の運はかなり悪い方と自認してるし…
そんな不安もありつつも直前まで天気予報はコロコロ変わり全ては良い方向に変わっていった。ピンポイントで天気を当ててスタート地点に立てたのはホント奇跡かと思う。
スタート地点に立ってしまえば、あとは一歩一歩進んで藪を漕いで景色を眺めていればいい。
いつもの2人だけだったらスタート地点には立てなかった。
スタート地点に立たせてくれたzeropoさんに本当に感謝です。
ありがとうございました!


  「繋げる会発足」

秋に未踏のこの区間を繋げる計画をしていたけど

7月10日から林道が通行止めになる情報   
 
ソロじゃ心細いとは思いながらも

有給取って準備だけはしといた

先日、登った小さな山の上で大きな山の話をした

同じ場所を目指していることがわかり

話はまとまった

  「いざ出発」

今季初のテント泊

重装備で激藪を突破するとなれば

私には当然トレーニングは必要だ

いつもの三角トレに負荷をかけた

しかし、本番は荷物を持ち過ぎたため

かなり足取りが重く休憩を何度も取ってもらい

私にペースをあわせて歩いてもらった

2日目はkawakenpさんに

テントを背負ってもらって本当感謝です

振り返ると北戸蔦から1967峰までが

1番辛かったように思う

  「限りあるテン場をシェアする」

kawakenpさんが事前にテン場や敵地を

色々調べてくれていた

画像で見た場所はいざ到着すると

中々ピンとくる場所がなく1967峰から

その先のコルまで進む事にした

疲れはピークだったけれど下りだったので

ヨレヨレになりながらも頑張れた

この時間はもう誰も来ないよねなんて言いながら

テントを組み立てフライシートをかけようとした時

まさかの人が降りてきた

3人ツアーのガイド2人で5名

そのうちのサブガイドが一足先に降りてきたようだ

私達の2張りでいっぱいいっぱい

何度かメインガイドの元へ行き

ご相談がありますとサブガイド

「3人用テントと4人用テントを持っているので
4人用テントに寝てもらえたらもう1張張れるんですけどどうですか」との事

ヨレヨレになりながらもせっかく立てたテントを

片付けるのは正直面倒と感じてしまった

1967峰方面にも敵地はあったけれど

3人で話してその提案を承諾した

暫くするとツアーの方達が到着した

3人とも見た感じ年配な方達だったので

この夕暮れ時にテン場求めて急登を進むのは

危なかったかも

ツアー御一行は3人用に5人で寝るのかと思いきや

なんとガイド2人はオープンビバークとの事

私達にテントを立ててくれ

ツアー客のために水くみに行ったり

晩御飯作ったり食後のお茶入れたり忙しそうだった

私達が一足先に寝る体制に入っていると

楽しそうにおしゃべりしているツアー客に

「後ろの方はもう寝ていらっしゃるので静かにお願いします」とビシッと注意もされていた

  「山の夜」

山で夜を過ごすのが好きだ

夜中目が覚めて外に出た

不気味なほど静まり返った山の中に佇む

1967峰と月が聳え立っている  

夕方までは霞んでいた幌尻岳なども

くっきりと月夜に照らされていた

今日の1日の疲れが一瞬にしてリセットされた

  「未踏の道へ」

もう既に1967峰からテン場までも未踏だけれど

疲れ切っていて実感が湧かなかった

睡眠をとり疲れがリセットされて

ピパイロまでの道が楽しみでしかない

食後のコーヒーをじっくり味わい

ガイド御一行にお礼を述べて

3人が目指していた未踏の道へ

  「ヒダカミヤマノエンドウ」

1911に近付けば近付くほど荒々しくなり

そこからの稜線はとても素晴らしかった

ピパイロから1967峰までの稜線が

大好きだと言っていた方の話を思い出す

時々ガスに撒かれながらも

色とりどりの花が目に飛び込んでくる

その中でも紫色の花が現れた

その時は名前を忘れていたが

ここにしか咲かない貴重な花だと

花師匠のkaminarijimaさんが言ってた

時期がツクモグサの後だから

ツクモグサを見にきて

またすぐにここを歩きにくる事は

中々出来ないと思っていたけれど

丁度、満開の時期のようだった

後に調べると

日高山脈固有種で

希少で尚且つ絶滅危惧種であり

ピパイロ岳にしか咲かないという

そんなヒダカミヤマノエンドウの

美しく咲き誇る一瞬の時に

会うことが出来て最高に嬉しかった

  「再会」

ヒダカミヤマノエンドウの姿が無くなった頃

頭に浮かぶのは可愛いあの子ツクモグサ

終わりの姿を一度見てみたいと思っていた

1ヶ月も立ち消えて無くなっていると思ったけど

先日可愛い姿の写真を沢山撮って

休憩した見覚えのある岩に近寄ってみたら

なんと想像以上に変わり果てたあの子を見つけた

3人で驚きを隠せない衝撃的な再会をした

あれから雨、爆風など悪天候があっただろう

細長く伸びた茎は折れることなく

私が見たままの場所にいた

また来年も会いに来ると決めた

その日までどうかお元気で

  「繋がる」

先日ピパイロでスライドして

kawakenpさんが落としたサングラスを拾い

それを渡すのに一緒に山に登り

お互いの繋ぎたい道の話がまとまり

悪天候予報がちらつく中

当日は天気に恵まれ

何度も挫けそうになりながらも

お二人に励まされ進む事ができ

予定外だった3人でのテント泊は

1人で寝るより数倍楽しくって

未踏の稜線歩きは何度も歓声を上げ

希少な花のその時に立ち会う事ができ

大好きな花の最後をこの目にする事ができ

誰も怪我する事なく無事下山をして

笑顔多い素晴らしい山行に全てが繋がった

そしてこれからも繋がっていけるといいな


何度も振り返りたくなる最高の山旅でした

ヨレヨレだったけれど頑張ってくれた足と

お二人に感謝です


ありがとうございました

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