奥志賀山・熊の湯温泉・笠ヶ岳


- GPS
- 09:50
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 1,076m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:34
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 4:07
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
https://shiga-park.co.jp/column/1657/
感想
7月5日(土) 奥志賀山・志賀山登山
温泉百名山のNo.72である奥志賀山(2,037m)に登って熊の湯温泉で入浴するという計画を立てた。初日に奥志賀山に登り、熊の湯温泉の熊の湯ホテルに泊まる計画だ。
長野駅までは新幹線で行き、バスを乗り継いで熊の湯の次のほたる温泉で下車する。
ほたる温泉バス停のすぐ近くが志賀山登山道池巡りコース入口となっている。この辺りからは横手山がよく見える。また、ヒオウギアヤメ、ニッコウキスゲ、ミヤコグサなどの花が咲いている。
hrshbさんは単独行動で志賀山(2,035.5m)・奥志賀山経由で横手山(2,307m)に登ることになっているので直ぐに出発する。
残りの6名でストレッチをしてから歩き始める。ここから直ぐに登山道には入らず、国道292号線の左端を歩き始める。道の脇には、ウツボグサ、ルピナス、コウリンタンポポなどの花が咲いている。右手には翌日登る日本三百名山の1座である笠ヶ岳(2,076m)が見える。少し進んでから横手山リフトの下を歩いて登って行く。
しばらく登ると鉢山方面分岐があり、そちらに入って小休止する。ここからは登山道だ。道の脇には、レンゲツツジ、ニガナ、ゴゼンタチバナ、アカモノなどの花が咲いている。
30分ほど登ると鉢山(2,041m)の頂上に着く。途中に分岐があり、右に行くと草津峠を通り、横手山に至るようだ。最後は段差のある急な道だ。笹に囲まれていて周りは見えない。地形図を見ると。山頂はすぐ東にあるようで、西には火口湖があるようだが見えない。ここで昼食とする。この山は周りから見ると深い皿を伏せたような形をしているので鉢山と名付けられたのだろう。
北東への下りも段差のある急な道だ。分岐を左に下ると四十八池湿原に着く。池塘の小さな池がたくさんあり、花の多い湿原が広がっている。正面には奥志賀山が見えている。説明板によると、大小60余個の池沼があるとのことで、名前を四十八池としたのは数えたのではなくたくさんあるということだろう。この湿原は長野県天然記念物に指定されていて、バイケイソウ、ヒオウギアヤメ、ワタスゲ、ハクサンチドリなどの高山植物が見られる。特に、ワタスゲは池塘の周りにたくさん広がっている。湿原の中の木道を歩きながら進んでいく。
奥志賀山に登り始める所には、志賀山神社の鳥居があり、木道を通りながら潜って登り始める。
急坂を登って行くと、奥志賀山分岐に着く。山頂はここから北東にあるようで、西に下ると志賀山とのコルに行くようだ。
ザックをデポして進むと、奥志賀山の山頂の所に小さな祠があり、志賀山神社と書かれている。標高2,040mと書かれているが、国土地理院の地形図では2,037mとなっていて、山名の表記はない。この山は裏志賀山と言われているようだが、温泉百名山では温泉達人の飯出敏夫氏が奥志賀山としている。
少し進むと横手山がよく見える。また、エメラルドブルー色の大沼池が見えてくる。この池には黒姫伝説があり、その伝説にちなんだ「志賀高原 大蛇まつり」が毎年8月に開かれているそうだ。
また、日本二百名山の岩菅山(2,295m)が見える。この山のすぐ北になる裏岩菅山の方が標高2,371mと高く、志賀高原一帯の最高峰なのだが、岩菅山の方が有名だ。ここからは2つのピークが並んで見える。なお、横手山はこの山に次いで標高が高く、岩菅山より高い。小生は、2001年10月に山岳部メンバー5名の山行で岩菅山に登り、山頂避難小屋に泊った。翌日に北に縦走して裏岩菅山から烏帽子岳を越えて切明温泉まで歩いていた。
山頂から少し西に進むと立派な方位盤がある。そこから南に下り始める。急な下りが終ると、木道となり、広い平らな道となる。小休止してから進むと志賀山登山道入口の分岐に出る。左に行くと四十八池に出るようだ。
ここから平らな道を進むと渋池に出る。この池もなかなか雰囲気のある良い池だ。ここに分岐があり、右に進むとひょうたん池を経て木戸池まで下るようだ。
下って行くとリフトの前山頂上駅脇を通り、硯川のホテル群が見えるようになり、間もなく熊の湯ホテルに着く。hrshbさんは既に到着している。
まずは温泉入浴だ。この温泉は翡翠色のお湯で、とても良い。温泉百名山で選ばれる訳だ。
夕食はメインが信州牛の牛すき鍋で、お刺身もあり、信州牛のタタキもあるなど豪華だ。
この日の山行と温泉・食事に満足する。
7月6日(日) 笠ヶ岳登山
朝も温泉に入浴してから朝食を取り、8:30に昼食用のお弁当を受け取ってから出発する。
少し南に熊の湯スキー場があり、宿の方にその第4リフト沿いに登ると良いと教えていただき、スキー場のゲレンデを登って行く。
北東を見ると前山のリフトは夏季でも運行しているがほとんどだれも乗っていない。また、その向こうには前日登った志賀山、奥志賀山と鉢山がよく見える。
標高差100m余りを登ると西に入る道がある。そこで小休止をしてから進むと、トラバース状に進む道で、ほとんど平らな道だ。途中で何度か小さな沢を渡る。ほとんどの所は樹林で陰になっているのでとても涼しい。
1時間余りで笠岳峠に着く。ここには峠の茶屋があるが、営業していない。小生は2022年9月にもここにきて笠ヶ岳に登っているがその時も営業していなかった。
休憩してから山頂に向かって登り始める。結構急な登りだが、荷物の多くを熊の湯ホテルに預けて、軽いザックで登っているので、身軽に登ることができる。登山道はジグザグに階段状の道を登って行き、最後の階段は段差が大きい、また、その先は岩場になり。ロープも張られている。
30分余りで頂上に到着する。横手山がよく見える。
展望に満足して笠岳峠まで下る。
下山は登りと同じ道を歩き、熊の湯スキー場まで下るとほっとする。下まで降りて記念撮影をしてからホテルに戻る。
ホテルではまず温泉入浴だ。その後、昼食用に作っていただいたお弁当をいただく。また、売店で缶ビールを買って、外のテラスでいただく。
ホテルには冷房がなく、テラスに出ても全く暑くない。やはり横浜辺りとは違って涼しいのだと思う。
満足してバスに乗り、帰路に就く。
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