生瀬水路道〜赤子谷中央尾根〜岩倉山〜塩尾寺〜宝塚



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 487m
- 下り
- 507m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(帰り)塩尾寺から宝来橋を経て阪急宝塚駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【赤子谷中央尾根について】 地図の等高線幅が示す通り、登り始めから2分岐地点に至るまで(要するに最初からほぼ最後まで)、かなりの急傾斜の上りが延々と続くバリエーションルート。急傾斜にはザレ場のような砂地状の区間も多い(というかほとんどの区間がザレた砂地状)ので、転倒や滑落には相当注意しつつ、ロープや木の枝を頼りながら一歩一歩着実に歩を進める必要がある。危なっかしい岩越えなどもあるうえ、割れた岩石が足元にごろごろしているので、踏ん張った際に石を下に落としてしまう危険性もあるので、複数で登る場合はそこも要注意。 とにかく滑りやすいザレ地の急斜面が続く状態になっているのだが、一歩ごとに足場を見極めつつしっかりと踏ん張る必要に迫られるため、通常の急登を歩くとき以上に足腰の筋力と集中力の持続が長時間にわたって求められる。ザレ砂地で滑らない歩行技術も必要なので、上りではしんどいし、下りでも危険を伴うし、想像する以上に厳しめなルートだったのかも。 最重要ポイントである2分岐地点からは、(A)東六甲縦走路の道標34に到達する道と、(B)さらに登って譲葉山の北磐座まで到達する道、の2ルートが選べるが、圧倒的に楽ちんなのは上りが殆どない正規の(A)。但し現在は倒木があって進路が判断しづらい箇所もあるが、進む方角だけ間違えなければ東六甲縦走路の道標34近辺には出られるので大丈夫。 <2017年9月21日の「赤子谷左俣+赤子谷中央尾根」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1263458.html <2017年11月15日の「赤子谷左俣」記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1313858.html <2017年11月28日の「赤子谷右俣・譲葉山(北峰)+生瀬道」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1324400.html <2017年12月1日の「赤子谷右俣+赤子谷西尾根」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1328584.html <2018年5月22日の「赤子谷西尾根+譲葉山(北峰など4峰)」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1473293.html <2018年8月18日の「赤子谷左俣」記録はコチラ> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1563500.html <2019年2月16日の「岩倉山東尾根」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1731623.html <2019年6月18日の「赤子谷右俣」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1897999.html <2019年6月20日の「赤子谷左俣+枝沢2+赤子谷東尾根」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1899774.html <2019年8月25日の「赤子谷右俣」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1992542.html <2021年2月27日の「岩倉山東尾根」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2965542.html <2021年12月11日の「赤子谷右俣+赤子谷西尾根」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3831165.html <2022年4月28日の「赤子谷左俣+岩倉山東尾根」記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4214231.html <2022年5月6日の「赤子谷右俣+赤子谷西尾根」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4263583.html <2022年6月8日の「赤子谷中央尾根+赤子谷右俣」の記録はコチラ> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4378415.html |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
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感想
今回は同行者との二人歩き。事前にあれこれ組み立ててあったいくつかのプランの中から同行者に選んでもらったコースを歩くことにした。
選んだのは「生瀬駅〜赤子谷中央尾根(上り)〜岩倉山〜生瀬道(下り)〜生瀬駅」だったが、当日の疲れを考慮して急遽、下りルートを「岩倉山〜東六甲縦走路〜塩尾寺〜宝塚」に変更した。
当日はここ最近では一番な猛暑日で、朝早くからかなり暑く、外を少し歩いただけで汗が噴き出るような感じ。身体への負担が半端ない予感のなかでの出発となった。直射日光があたる道は厳しいのは当たり前だが、林間の日陰であっても風が全くと言っていいほど吹かないので、やっぱり暑いのに変わりはない感じ。「生瀬水路道」は終始日陰で、ここを歩いている間は元気そのものだったのだが、水道施設のところから近道の尾根道へ入って登り始めた途端に汗が一気に噴き出して、汗だくになって息が荒れてくる状況。ここで一瞬にして身体の中に熱が籠って蓄積され深部体温上昇。本格的に「赤子谷中央尾根」を登る前に既にバテている状態となってしまった。
案の定、ケルンのところから「赤子谷中央尾根」を登り始めた途端に暑さと疲労で身体が思うように前へ進まなくなってしまい、まだ殆ど歩いていないにも関わらず「赤子谷右俣」との分岐点に達する前に2度ほど小休憩を入れる始末。本格的に「赤子谷中央尾根」に入ってからは足元の悪いキツい急斜面の連続で息も絶え絶え、足の疲労も半端なく、地獄の急登ように感じた。足が動かず息遣いも苦しくなり、途中で何度も何度も休憩。エスケープルートもないので、行くか戻るかしかない。ゆっくり少しづつでも行き切ってしまう他はないと腹を括り、ダウンして動けなくなってしまわないように注意しながら、ほんの少しだけ登ると休憩、少し動いてまた休憩。そういう情けない歩きを繰り返し、相当な時間がかかったが、何とか東六甲縦走路の道標34のところにまで辿り着いた。夏の「赤子谷中央尾根」の上りってこんなにキツくてしんどかったんだなあと改めて認識した。難儀したのはやっぱり延々と続くザレ砂地で、どこに足を置いても急傾斜で滑ること。思っているようには踏ん張れない。普通の上り道の何倍も足腰や精神の疲労が蓄積していった。それだけでなく、風が吹かないため、多少高度が上がっても猛暑のあおりをそのまま受け、脱水と軽い熱中症気味になりそうになって焦った。ここ1〜2年で暑さに極端に弱くなってしまったようだ。
道標34の東にある譲葉山の鉄塔のある展望地に立ち寄ったが、ここは直射日光を遮るものがまったくなく、あまりの暑さにすぐに退散する羽目に。ここは素晴らしい展望が楽しめる場所だったのだが、草木の繁茂が半端なく、せっかくの展望の視界が半分ほど遮られる状態になってしまっていたのが残念。ということはそれ迄は有志の誰かが草木を刈ってくれていたんだろうか。
仕方がないので「岩倉山」の山頂で昼食と長い休憩をとることにし、ここで体調を戻そうと試みた。疲労の蓄積は感じているものの何とか動ける状態になったので、「生瀬道」の下りを諦め、そのまま東六甲縦走路〜塩尾寺経由で宝塚へ向かった。が、それ迄の疲労の蓄積は半端なかったようで、脱水気味の症状も手伝って(手持ちの水がほとんどなくなっていた)、足も動かず、熱中症になりかけの危険な状態に。やむなく「えんぺい寺休憩所」にある日陰の小屋の椅子に座って長時間の休憩を再び取ることに。残り少なかった僅かな水を飲みきって30分程じっとしていたら何とかまた歩けそうになるまで回復してきたので、宝塚ナチュールスパへ直行。こんなに身体へのダメージがあった山歩きは初めてのことだったかもしれない。今回はそれほどキツかった。夏の低山歩きは要注意だなと改めて認識した次第。自分が案内人であるにも関わらず、同行者に心配と迷惑をかけてしまった。
ちなみに水分の類は合計で1・5Lほど持参していたが、この猛暑の中では最低でも2Lは必要だと思った。2.5Lほど持っていれば安心か。東六甲縦走路上に水分補給ポイントはないのは当然としても、塩尾寺の境内にも、えんぺい寺休憩所にも、宝来橋南詰交差点付近に至る迄の住宅地内にも、飲料自販機の類が一切ないので要注意。飲料の枯渇は自殺行為なので本当に準備万端で歩くべきと再認識。(塩尾寺の真下あたりに水行場があってそこには僅かながら水が流れている可能性もあるが確証はないので頼るのは危険)こんなこと、今さら言う話でもないのだが。
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