池ノ平湿原・雨にしっとりの花々 リンネソウとイチヨウラン


- GPS
- 02:41
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 154m
- 下り
- 152m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・池の平湿原マップ。 https://www.qkamura.or.jp/cms/booklet/21260010/20210501141320.pdf |
その他周辺情報 | ・たまだれの滝:湯尻川歩道から橋を渡った先にある。苔生した岩と緑に囲まれた小さな滝。 https://www.vill.tsumagoi.gunma.jp/www/contents/1000000000307/index.html ・高峰温泉:日帰り温泉700円。ランプの湯のみ利用可。源泉(飲泉可)34℃と加温43℃の浴槽。交互に入ると温泉効果が高められる。源泉は乳白色、加温すると青白い湯だった。とても良いお湯で肌がすべすべになり温まった。 https://www.takamine.co.jp/ ・浅間らーめん:浅間サンラインの松井トンネル東側にある。味噌ラーメン+鶏ぞぼろ小丼、辛味噌ラーメンを食べた。スープはしよっぱいが、麺や具材など美味しかった。床が油で椅子が滑らない、キタナトランあるある(笑)。よく行く地域なので再訪確実。 https://tabelog.com/nagano/A2004/A200402/20003583/ ・軽井沢プリンスショッピングプラザ:アウトレットモール。6月の平日は駐車料金が無料。アイスブレーカーのTシャツ、アディダスが全商品30%offだったので靴を新調した。 https://www.karuizawa-psp.jp/ |
写真
(m)このぬる湯のお陰でずっと入っていられます。これはいい。
(m)美味しかった。浅間ラーメンの豚骨ベースではなくこれは醤油ベースなので味が薄めですよと言われましたが、私にはむしろ濃いくらいでした。
感想
前週の猛暑日や熱帯夜は消え去り、再び梅雨前線が本州に張り出した月曜日。予定通りに池の平湿原へ。午後からは雷を伴った豪雨となるので、湯ノ丸山のレンゲツツジや、桟敷山のスズランとコフタバランなどは中止した。
前橋を5時に出発。一般道で浅間方面へ行く時は、嬬恋村経由となり2時間かかる。雨で山行きを中止しなければ、夏至に近く日照が長いので3時半発が通常。私としてはかなり遅い出発。雨の散策だからのんびり。
前橋では赤城山や榛名山は見えていたが、西へ移動するごとに曇っていった。利根川水系下流は田植え時期となり、また豪雨対策で水が減った八ッ場あがつまダム湖。水に沈んだ旧町並みや道路が見えていた。国道の橋を越え、ほとんどの車が草津温泉へ直進するが、私たちだけは嬬恋村方面へ左折。
車窓からは頂きをガスで覆われた四阿山が見えていた。山麓の農地は2か月前は雪で白かったが、今では一面キャベツで緑色になっていた。児童生徒を迎えに行くスクールバスとすれ違い、鹿沢方面へ左折。すれ違う車も無く、初夏を迎えた鹿沢温泉街も閑散としていた。
県道から外れて「たまだれの滝」に立ち寄る。池の水面が木々の緑を映していた。せせらぎ沿いにはオドリコソウが咲いていた。静寂の沢に小さな瀑布音。水量は少ないがせせらぎは耳で涼しさを、苔生した石とスダレのような白い滝は目で涼しさを感じた。
県道沿いには満開のレンゲツツジの群生は、湯ノ丸牧場にまで続いていた。地蔵峠を左折して池の平へ。月曜の早朝で降雨、ひと気も往来も無くガスに覆われた駐車場へ。管理の方に600円支払う。3台停まっていただけだった。
レインウェアを着て、傘の花を咲かせて出発。スズラン、アヤメが入口に咲いていた。イワカガミは花を落とし、コケモモを花を開こうとしていた。倒木したカラマツはそれでも成長を諦めず、横倒しの幹から数本幹を上に伸ばしていた。
ガスと降雨で地面も視界が悪く、シテンクモキリを見過ごした。yamaonseさんのレコを見るとまだ小さかったから、仕方ないかな。コフタバランを見つけられる目があるので残念。
イチヨウランは道に会ったものは背丈も大きく茶色になっていた。プチ群生の所はまだきれいに見られた。ただいつも奥にあるはずの群生がなくて、盗掘か食害かと思った。いつもあるはずの樹林帯内のイチヨウランも無くて、遅いのか枯れたのか分からなくなってきた。
分岐を見晴岳へ。グンナイフウロとヒメイズイが咲いていた。眺望も無いので戻り、見晴コマクサ園でコマクサ観賞。風で揺れるが、雫を付けたコマクサはきれいだった。いつもは落花ジュータンになっているサラサドウダンが満開だった。今年は開花が遅れている。
三方ヶ峰でコマクサとハクサンチドリを観賞。コバノトンボソウなどもまだ咲いていなかった。鏡池へ下るがガスガスで眺望はない。満開のレンゲツツジが赤いヒツジのように草原に佇んでいた。木道を歩いて駐車場へ戻った。
某場所のリンネソウは、ほとんどつぼみだったが、明らかに盗掘と思われる堀跡を数ヶ所見つけた。リンネソウは地下茎で増えるので、それごと持っていくため、約10cmしかもきれいに掘っていた。まるでシャベルで掬うように。
イノシシやシカはそれほど深く掘らないし、掘り方が荒く土を周りに飛ばす。インフォメーションセンターに戻った時に、係の方に報告した。他の場所のリンネソウやイチヨウランも盗掘にあったとの事。愚か者には自然の神から天罰を。天誅を下せ。
どしゃ降りの林道を走って「ランプの宿 高峰温泉」へ。日帰り温泉700円を支払う。部屋内は薪ストーブが付いていて暖かかった。宿の方のご厚意で、濡れた上着を暖炉の前で乾かしてもらった。温泉は源泉と加温の浴槽があり、とても良いお湯だった。冬季に宿泊したいと思った。
雷雨後のチェリーパークは、雨水に流された落葉が散乱していた。ゴミも多い。サンラインに入り、昼食は以前から気になっていた「浅間らーめん」へ。団体で混雑していたが、15分ほどでラーメンが到着。美味しく頂いた。また立ち寄りたい。
軽井沢町へ入り、軽井沢ショッピングプラザへ。プリンス通りの無料区画に停めた。実は6月の平日は駐車場が無料だと後で知った。一番西に停めたので、一番東にあるノースフェイスへは、当日の山行き以上に歩いた(笑)。
奥さんがメリノウールTシャツを購入。定価の半額なので超お得。私は普段履きの靴が、底に穴が開いているので、アディダスで新調した。当日は全品30%オフと言うので、衝動で7990円もする高価な靴を5599円で買ってしまった。
帰りは安中市経由で戻った。碓氷バイパスではクマに挨拶できなかった。自宅に戻ると西の空が晴れて来た。19時を過ぎると美しい夕焼け。夏至が前々日だったので日が長い。雨上がりの紅い空を眺めて自宅へ。玄関には、今日の雨で濡れた傘の花が開いていた。
雨覚悟で池の平へ。以前見たはずなのにシテンクモキリを見つけられず残念でしたがイチヨウランが見られたのでよかったです。
しかし、リンネソウの場所には明らかな盗掘の跡が幾つもあるのを見てしまい本当にショックでした。盗んでも育たないだろうに…なんでこんなことをするんでしょう。
気を取り直して冷えた身体を温めるために寄りました高峰温泉はとてもいい湯で、もっと早く行ってればよかったと思いました。ここは是非泊まりでのんびりしたいなあ。
その後は浅間ラーメンを挟みアウトレットへ。平日なので空いていましたが大雨で移動が大変。でも二人とも欲しかったアイテムが手に入り行った甲斐がありました。
そして帰りでは横川まで意識がもたない宣言をしていましたが、そのとおり峠道を下りきる前に寝てしまい前橋まで帰宅しました。いつもありがとう寝台車(パジェロ)とぐろさん。
コメント
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奥様は連ちゃんですね,池の平湿原を雨の中ご苦労様でした、
その褒美もしっかりとカメラに収めていますね、雨の雫とコマクサなど花の写真、雨の日だ無ければ写せませんものね。
帰りにサンライン沿いの浅間ラーメン店へ立ち寄ったのですね、いつもここを通る時木にはしているけどお店が開いてな事が多く営業はしていないかと思っていましたよ、機会があったら寄ってみようかな。
お疲れ様でした。
予想通りの雨模様。雨ならではの花々が楽しめました。雫は花に輝きを与え引き立たせます。うるおいは生物植物にとって必要不可欠ですからね。ただし観察者もかなり濡れました。
浅間らーめんは以前から気になっていて、立ち寄りました。昼が11時半から14時半、夜が17時から20時ですので、登山の後ですと準備中が多いと思います。ラーメンは濃厚でボリュームもあり、とても美味しかったです。床が油汚れで椅子が引けません。昔ながらの中華店あるあるですから、神経質な方はやめた方が良いですね。ご主人も気さくな方でしたよ。
黒斑山に続きまたこのエリアを散策しました。他にも烏帽子岳のミヤマハンショウヅルとか桟敷山辺りのスズランなどまだまだ見たいところがあったのですが雨なので諦めました。
雨のしっとりした風景もまたいいのですが、暗くて撮影は難しいのでやはり散策は晴れの日がいいなあと思いました。
浅間ラーメンは、店名を冠した浅間ラーメンが残念ながら売り切れでしたので味噌ラーメンにしましたが、とても美味しかったです。他の方が注文していた野菜炒めも美味しそうでしたよ。また行くと思います。
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