記録ID: 8320148
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ハイキング
塩見・赤石・聖
南アルプス深南部の池口岳ハイク（池口岳登山口から往復）
2025年06月21日(土) [日帰り]
長野県
静岡県
さとたけ
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,701m
- 下り
- 1,701m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 8:51
13:43
ゴール地点
| 天候 | ☀晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
●池口岳登山口駐車スペース 飯田市方面から国道152号線を南下すると、聖岳や光岳登山の起点となる芝沢ゲートに続く林道赤石線の入口である飯田市立上村小学校脇交差点や上島バス停脇の側道入口を通過します。やがて小道木（こどうき）バイパスの熊野大橋と権現山トンネルが見えてきますが、橋の手前に三叉路があり、ここを右折して国道152号線の旧道を進みます。この三叉路には「川合前バス停」があるほか、熊野神社が近いです。 約5km走行すると、大島バス停脇に「←池口岳登山口」の大きな看板があるので、左折して林道を上ります。道は舗装されていますが幅狭ですれ違いは困難。途中、分岐には「←池口岳」の小さな標識を付けてくれています。 池口岳登山口の看板から先は、道は未舗装の悪路（凹凸や落石あり）となります。約1.5km上っていくと登山口と仮設トイレが現れますが、周辺の路肩に6〜7台程度駐車可能でした。更に200m程林道を進むと避難小屋があり、数台の駐車が可能です。 ●公共交通機関 信州南交通・遠山郷線（路線バス）が、飯田駅〜かぐらの湯を結んでいますが、麓の大島バス停から先は、長い林道を登らなくてはならないため、タクシー利用が良いでしょう。 https://www.shinnan.co.jp/sb/time_E1_01h.html#link |
| コース状況／ 危険箇所等 |
池口岳（いけぐちだけ）は、南アルプスの深南部と呼ばれる山域にある標高2392mの山で、日本二百名山に選定されています。 北峰(2392m)と南峰(2375.8m)からなる双耳峰ですが、北峰から南峰までは距離600m程度ながら登降があるそうで、片道40分程度かかるそう。今回は、最寄りの登山口である飯田市池口にある登山口から北峰までを往復しています。 ●登山道の様子 ・登山口〜黒薙の頭までは、勾配は総じて緩やか。緩急付けて「段に向かって登る」を繰り返します。 ・黒薙の頭〜ザラ薙平は、細かな登降があります。また、各ピーク（利研沢の頭、ザラ薙の頭）までは比較的大きな登りとなります。 ・ザラ薙平から先は、本格的な登りとなり、痩せ尾根や岩場の登降を経て急登していきます。 ・ジャンクションピークの先の痩せた尾根を通過すると、山頂付近の嫋やかな笹原になります。一旦鞍部まで軽く下り、登り返して行きます。 ・山深い箇所にある登山道ですが、尾根筋を歩くためか、私のau携帯は概ね電波状態が良好でした。 ・ルート上に水場、小屋はありません。ザラ薙平のキャンプ指定地付近に「水場下降点」の標識がありますが、急斜面を200m程下るという噂です。一方、ジャンクションから加加森山方向に下ると、標高2190m付近にやはり「水場下降点」の標識があり20〜30m下るとの情報があります。 ・「� �㉚の標識」が等間隔で設置されています。またピークや分岐を示す標識があるほか、ピンテは比較的豊富です。踏み跡が薄い区間もあるので、ファインディングしましょう。 ●要注意箇所 ・牛首の先で尾根を乗り換えますので注意。 ・黒薙の頭から利研沢の頭は、幅広の尾根を下って斜面を登っていきます。尾根を外れて歩くので分かりにくいかもしれません。 ・標高2170m、2230mに大岩があります。ロープが付けられていますが、通過は慎重にしたいです。 ・ジャンクションからの下りで道迷いしました。明瞭な踏み跡が付いているのでトレースしましたが、その先で道が消失します。登り返して再度下りましたが、やはり消失。右には見覚えの無いガレが見えたので、道無き斜面を左にトラバースすると登山道が現れました。ジャンクションから下り方向の尾根を見て、道は左側の崖に近い箇所に付いていますので、左を意識してください。 |
| その他周辺情報 | ●道の駅遠山郷 国道152号線バイパス沿いの飯田市南信濃和田456にあり、「かぐらの湯」を併設しているのですが、源泉のポンプ落下事故により送湯ができなくなっており休業中。 2025年10月4日に再開予定とのことです。 https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19284 ●もなりん 道の駅遠山郷からは、47.6km。車で約55分の中央道・松川ICに程近いJAの直売所。地元の特産「もも・なし・りんご」などの果物、野菜などを買うことができますので、いつも使わせていただいています。今回はメロンとサクランボを購入しました。 https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=1430 |
写真
国道152号線の三叉路。正面に熊野大橋と権現山トンネルが見えており、直進すると小道木バイパスですが、ここで右折して旧道に入ります。
7
6/21 4:16
国道152号線の三叉路。正面に熊野大橋と権現山トンネルが見えており、直進すると小道木バイパスですが、ここで右折して旧道に入ります。
この三叉路には、信南交通遠山郷線の「川合前バス停」があります。
歩く人が少ない登山道。光岳小屋で一泊するというハイカーさんを見かけました。
�△�現れました。山頂まで8kmですので、単純計算で275m毎に現れるはずです。
池口岳山頂は2392m。光岳山頂（2592m）がぎりぎり森林限界の上にあるので、今日は終始、樹林帯歩きになるのでしょう。
アクセスが悪く、滅多に来ない山ですので、静かな山歩きを楽しみたいと思います。
尾根筋にいるからか、山深い場所にも関わらず携帯の電波が通じています。
岩だ。手前の「山の神」こそ大岩でしたが、ここまでほとんど岩を見かけていません。
徐々に気温が上がってきている感覚があります。熱中症にならないよう休憩取りながら歩こう。
左に見えているのは、中央アルプスの峰と思われます。空木岳辺りが見えているのかな。
北峰まで3時間40分とあります。目視した距離感からは時間が掛かりすぎる。これからが難所ということかな。
この先の尾根へと登り返しが始まりました。斜面→斜面なので、道の見落としに注意。
�瓦泙罵茲泙靴拭５�離は残り3分の1ですが、標高差はかなり残っているのではないか。
左手にチョイ見えしているのは、南アルプス南部の主稜線でしょうか？
山小屋が見えると思い、帰宅して調べたところ、しらびそ高原の「ハイランドしらびそ」の建物のようです。
事前情報では、この先にキャンプ指定地があるそう。どんな場所だろう。
GWに淡路島で痛めた左膝に違和感があるものの、今のところ順調。
でも、本日中に光岳まで縦走する方には、まだ中間の手前といったところでしょうか。
北アルプスは山々の間隔が狭いのに比べて、南アルプスは広く、山ひとつひとつの存在感が大きいのが特徴ではないでしょうか。
黒薙の頭に居たのが6:54。山頂まで3時間40分とありましたが、なるほど、これからが本番と考えると表示のとおりですな。
イワカガミ。この辺りでは多く見かけます。これからが盛りでしょうか。
北側の景色。しらびそ高原とその奥に主稜線の山並が見えています。最奥は塩見岳かな。
ん。池田岳って書いてないよね？ 池口と書いてあると思うのですが。
きっと、ここにも「池口岳」と書かれているのであろう。心の目で読みます。
ジャンクションからの下りで道をロストしました。「コース状況／危険箇所等」欄にコメントを書きます。
利検沢の頭からは、北側の尾根に入らず、西に向かって斜面を下ります。
池口岳までのルートは長い樹林帯歩きですが、薙が変化を与えてくれています。
黒薙を目的地にして、軽いトレッキングを楽しむのも良いでしょうね。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
|
|---|
感想
先々週の黒法師岳に続き、今回も南アルプス深南部を歩くことに決めまして、池口岳に行って参りました。この山は光岳の西南西にあり、光岩近くの分岐からは加加森山を経由して訪れることができます。
しかし光岳まで行くのであれば行程が長くなりますので、1泊2日で予定を組む必要があります。翌日に予定がある私は、最寄りの登山口から日帰りをすることとしました。
深南部は登山口までが遠い・・・。自宅がある東京都日野市からは、長野県側からのアクセスで5時間程度を要します。その上、池口岳は登山口からの往復にかかる標準所要時間は11時間と紹介されており、できれば飯田市あたりに前乗りしたいものです。
本日は登山口で数名。往路でソロ1名。帰路にはソロ3名とペア1組をお見かけしましたが、二百名山の割に歩く人が少ない山です。その分、鳥の囀りやセミの鳴き声を聞き、イワカガミの群生や周囲の景色をじっくりと楽しむことができました。ただし、大半が尾根通しとはいえ、道迷いに注意したいと感じる箇所があり、特に上部では気が抜けない感じではありました。
山歩きが終わるとさっさと帰宅する私。未だ腰を据えて遠山郷を観光したことがありません。今回も勿体ないことをしてしまったかな・・・。また来ますね。
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