分杭峠、入野谷山~パノラマ尾根の頭


- GPS
- 04:22
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 573m
- 下り
- 571m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ☀️。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バスの戸谷パーク始発が9:00と遅いため、今回は分杭峠から大鹿村側に500m程度下ったスペースに駐車しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されています。渡渉箇所もありますが、基本的には緩やかな笹原歩きです。 |
その他周辺情報 | 中央構造線北川露頭: 広い駐車場、無料トイレあり。国の天然記念物に指定。 大鹿村中央構造線博物館: 9:30~16:30 500円。地形、地層、地質の勉強になりました。北川露頭の実物はぎ取り標本が展示されています。パンフレットやHPも充実。併設のろくべん館(大鹿村郷土資料館 9:30~16:30 無料)もお勧めです。 道の駅歌舞伎の里大鹿: 土日限定の大鹿そばを食べました。ジビエ鹿肉🦌のステーキやカレーも人気。お土産に塩もなかを買いました。 |
写真
感想
2週間前に茶臼山高原のパワースポット巡りをしましたが、感想で分杭峠に触れたからには行っておかないと、と思って今回は分杭峠、そして入野谷山に登りました。
まず「気場」と案内されている場所に行きました。早朝なので誰もおらず、ベンチに座る場所をあちこち変えてみましたが、ビリビリしたものは感じません。曇って少し肌寒かったのですが、足元から腰にかけて遠赤外線のように体がポカポカした感じになりました。裏気場という水場は、落石や倒木の危険から案内されていませんが、入野谷山登山口の奥で林道を500mほど歩いて行きます。特別に何かを感じる、ということはありませんでした。
入野谷山(標高1772m)は、分杭峠がパワースポットとして有名になり、訪問者が増えてから登山道が整備されたとのことで、知名度は今ひとつ。尾根までは笹原を折り返しながら登り、尾根の分岐からは汗をかかない程度の緩やかなアップダウンで気持ちよく歩けます。山頂の展望はありませんが、ミズナラやカラマツなどの広葉樹林で明るいです。樹林帯を抜けるあたりで、オレンジ色のレンゲツツジがきれいに咲いていました。標高1842mの「パノラマ尾根の頭」では、特に西側の中央アルプスの展望が素晴らしく、また乗鞍岳や北アルプス、後立山連峰も展望することができました。
富士山、石川県の珠洲岬とならぶ、日本三大パワースポットの分杭峠は、国内最大・最長の巨大断層地帯「中央構造線」の真上に位置します。構造線の両側の地層が押し合って巨大な力が均衡を保ち、磁力が相殺されて「ゼロ磁場」という空間が形成されるそうです。そのゼロ磁場で強い「氣」を発生する場所を「氣場」として、気功師の故張志祥氏(中国政府公認の元極学という気の研究団体創始者)に1995年に発見され、以降、ベンチなどが整備されています。
地磁気と残留磁気が全くなくなる(ゼロになる)場所は地球上には存在せず、地球科学的には証明できない。また、パワースポット(気場・ゼロ磁場)とされているエリア(北斜面)は、峠にあるジオサイトとは別のエリアであり、ジオパークとは関係ない。パワースポット、気場、ゼロ磁場等について、その効果や効用を保証するものではないが、同時にそうした体験を否定するものではない。というのが伊那市、南アルプスジオパーク協議会のスタンスでした。
地学、地球科学のことを考えると、パワースポットとかゼロ磁場などとお気楽に話題にできないな、とは思います。ただ一般的に信仰される聖地が、中央構造線上に点在する理由を考えると、特別なエネルギーがあるのではないか、などと興味は尽きません。
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