太郎山周遊


- GPS
- 08:39
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,171m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
【ここから衣服】ハイカット登山靴
登山用靴下
登山用タイツ
登山用ズボン
速乾インナー
長袖シャツ
手袋
ハット
化繊ジャケット
雨具上下
【ここから食料】水3L(コンツアー3L)
スパゲッティ材料一式
コーヒー豆20g
【ここから調理器具】ジェットボイルミニモ
ODガス缶
平皿
マグ
コーヒーミル
コーヒーバネット
フライパン
へら
フォーク
スプーン
【ここから家具】折り畳み椅子
折り畳みテーブル
テーブル防火マット
ガスバーナー用防風衝立
【ここから登山ギア】ザック(60L)
ストック2本
ヘッデン
ガベッジバッグ4L
手ぬぐい
下山後用着替え一式
下山後用お風呂セット
【ここから消耗品】皮膚用日焼け止め
唇用日焼け止め
ティッシュ
ペーパータオル
ビニール袋
【ここから電子機器】携帯電話
モバイルバッテリー
充電ケーブル
カメラ
Garminウォッチ
【ここから緊急用品】エマージェンシーシート
エスケープヴィヴィ
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---|
感想
しばらく足底筋膜炎の都合で山をお休みしてたけど、そろそろ我慢できなくなってきた…
ということで、日光三山は一角の太郎山に行ってきました。
【登山前】
本来、このアクティビティは 6/1(日) にソロで行く予定でした。
ところが、その前日に山友と別件で会った際に、「木曜日に休み取れたから太郎山に行く予定なんだよー」という話が。
まさかの山被り!
なので、せっかくだから自分も木曜日に休みを入れて、一緒に登ることと相成りました。
すげえ偶然もあるもんだなぁ…
【梵字飯場跡〜山王帽子山登山口】
そんなこんなでスタート地点の駐車場にはだいたい3時前に到着。
向かっている最中は結構な雨とガスでしたが、幸いなことに天気予報通り 2 時くらいには雨があがり、駐車場に着くころには雨雲も雲散霧消。
おかげで、なかなかの山奥っぷりな立地なこともあり、ライトを切ると頭上には満天の星空!
これがあるから深夜スタートはやめられない…
そして諸々準備して3時20分に出立。
ここからは、山王帽子山登山口に至るまでひたすら林道歩きのターン。
当初は登山口に到着するくらいで日の出というタイミングを想定してました…
が、到着遅れと夏至近くの季節も相まって、出発してから20分もしないうちに空が明るくなり、日光アストリアホテルを通過するころにはそもそもヘッデンも要らないレベルの朝に。
まあ、駐車場で星空は楽しめたから、ヨシ!
なお路面は、ごく一部を除いてアスファルト舗装路です。
序盤はかなりくたびれた路面ですが、国道120号に合流してからはしっかり管理された歩きやすい道が続きます。
傾斜ももちろん車が通過できるレベルに抑えられているため、道に迷う心配も歩きやすさも何も問題ありません。
なので二人でバカ話をすること 2 時間、あっという間に登山口に到着。
【山王帽子山登山口〜山王帽子山頂】
ここからはバリバリの登山道。
序盤は、かなり隆盛している笹漕ぎが要求されます。
ただ幸いなことに、踏み跡自体はちゃんとしているので、ガチの笹漕ぎというわけでなく、左右から成長してきて道にはみ出してきているのを脇に押しのける、というのがもう少し正確なところです。
この藪漕ぎっぽい区間はそんなに長くは続かず、ちょっとすれば山腹を九十九折で登っていく、よくある登攀に切り替わります。
この区間は斜度がそこそこある場面がよく出現し、それも岩や木の根、そして雨上がりで滑りやすい泥と、なかなか体力を消耗させてきます…
ただいったん稜線までたどり着いてしまえば、あとはかなりゆるやかで短い登り区間を経て、山頂です。
このルートは自然林が広く深く広がり、基本的には眺望がないのですが、この最後のあたりは(完全に見晴らせるわけではないけれども)枝の薄い個所から遠くの峰々を見渡せるスポットがちらほら出現し始めます。
とはいえ、この後に向かう小太郎くんと太郎くんの方が圧倒的に眺望が良いので、ここで無理して撮影を頑張る必要は薄いでしょう。
【山王帽子〜小太郎】
ここからは100m弱降りて、400m弱登ります。
道の難易度的には、特に前の区間からは大きな変化はなく、同じようなペースで登っていけます。
そして 2,000m を超えてくるあたりから、徐々に植生相に変化が見られ始めます。
登るにつれ徐々に高山でよくみられる植物に置き換わっていくのは、案外楽しいものです。
あとは、道中では石楠花の一部で花が咲いており、絶好のシャッターチャンスも。
そうしてたどり着いた小太郎山頂は、山頂周りだけ森林限界なの?と思えるくらい、樹木が生えていません。
つまり周囲の景色が、遮るものもなく 360 度楽しめちゃうということです。やったぜ!
まずは一番に目につく、日光連山は大小真名子に女峰山と男体山、そして日光白根の威容。
足元には山間に広がる戦場ヶ原に中禅寺湖。
さらに少し遠景には、燧ケ岳(たぶん)に、白いヴェールで着飾った北アルプス(たぶん)まで見渡せる、至福の空間。
ただ樹木がない分、風がめちゃんこに強いです。
なのであまり長居はすることなく、撮影が終わり次第本日の本丸こと太郎山へ。
【小太郎〜太郎】
ここは距離的にはかなり近く、ヤマレココースタイムでも20分くらいです。
ただ、その途中になかなかのサイズの岩こと剣ヶ峰が立ちはだかっており、ここは今までに比べてかなり真面目に急崖です。
幸いそこまで大きな高さのある岩ではないので、ここは落ち着いてストックをしまい、三点支持で確実に登攀。
いやあ、こんな真面目な岩場があるなら、ちゃんとヘルメット用意しとくべきだったか…?
と、降り切ったタイミングで巻き道があることが発覚。おーのー。
その個所以外は、たのしい楽しい稜線渡りです。
背の高い植物もないので、山深い日光からの景色を贅沢に味わえる、このルートの核心のような区間です。
ただし、道はそんなに広くなく、また踏み外すとえらいことになる高度を渡るので、あまりよそ見はし過ぎないように…
【太郎山山頂】
岩がごろごろと転がっている太郎山山頂。
頂上には(管理されているかはかなり怪しい)小さな社が設えられています。
そして小太郎と同様に、風びゅんびゅんです。
今回はここでお昼ご飯休憩。
そして今回は、重量トレーニング兼贅沢なランチタイムを山頂で楽しむため、本来キャンプ向けのhelinoxテーブルとチェア、それに調理用品を持ち込んだのだ!
最近の山行で、何人かの同行者が料理してるのが楽しそうで、我慢できずにギア一式をそろえちゃいました。
んで、ちょうど山頂に、風防になってくれるいい感じのサイズの岩がいくつかあるので、その陰で設営&調理。
普段からあまり料理をしない初心者なので、初回は背伸びはせずに必要な材料が全部パックされているパスタを作りましたが…
うん、これいけるやん!
やっぱりジェットボイルは火力があるから、調理に時間をあまりとられなくて済むのが助かる。
山頂で挽いたコーヒーと共に、優雅なお昼を楽しんでました。
…いやまあ、運び上げ、調理、費用、所要時間、片付け、などなどの労苦を考えると、ここまでやるのは趣味オブ趣味の範囲なのですが。
でも楽しいは安全の次くらいに優先度高いからね、仕方ないね。
【太郎山山頂〜2050メートルくらい】
ここからは、僅かな登り返しを除いてひたすら高度を下げていくことになります。
見晴らしの良かった山頂からは一転、すぐに森の中に突入して、あとは延々と木々の間を縫っていくことになるのですが…
出てからそう遠くない位置で、そこそこの崩落面をトラバースするのが3度ほどあります。
いずれの崩落もトラバース地点のかなり上方から、はるか下側まで続いていますので、高度感がたっぷり味わえます。
とはいえここらは崩落してからだいぶ時間が経っているためか、案内書きやトラバースするための細道がちゃんと作られているので、よほどずっこけなければそこまで危ないわけでもないです。
問題はだいたいそれ以外の全部で、この区間は斜度がかなりきつい上に、かなり大きめの岩まみれで、降りるのにかなり苦労をさせられます。
かなりの頻度でトラロープが設置されていることも、ここのきつさを暗示しています。
更に合間合間に、つるっつると足を滑らせてくる濡れ泥斜面もタッグを組んできます。
こ…ここの区画だけで、今回の周遊コースを時計回りにしたことをだいぶ後悔させられているっ!
この手の路面状況だと、どうしても大股な足運びや、一歩での大きな下降を強要させられることもおおいから、足が悲鳴を上げるのです…
【2050メートル地点くらい〜梵字飯場跡】
ここまでにだいぶグロッキーになってましたが、2050 メートルを切ったあたりから斜度が緩み始めます。
そして路面から大きい岩はほとんど姿を消し、嘘のように足に優しく下りやすい下山路となります。
おっかなびっくりの強制スローペースから解放されたこの区間からは、跳ねるように…
というとちょっと言い過ぎですが、いいペースで林道出合まで降りて、いいペースで林道を歩き、正午にゴールと相成りました。
===
今回も、概ね良き山行でありました!
あと、地味に今回は新しい一眼レフカメラを初出動させてます。
携帯カメラ→アクションカムを経て、ついにちゃんとしたカメラに手を出してしまいました。
重量はどうしても本体とレンズとバッグとで、1kg とかになってしまうのですが…
素敵な写真が簡単に撮れる!感激!
初回ということで、あまり細かい機能までは手を出さず、ズームとオートフォーカスでいろいろ遊んでいましたが…
それっぽい写真がいくらでもとれてしまいました。
この調子で、調理と同じように少しずつできる範囲を広げていこう…
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