毛無山、擬宝珠山、象山【江府町、鳥取県】
鳥取県
岡山県
otoh
体力度について
- GPS
- 03:52
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 756m
- 下り
- 759m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 4:32
�〔嗅技�
サージタンク広場 1037 ― 展望台 1038/1040 ― 毛無山登山口 1045 ― 小鳥の小路、みずならの小路合流点 1048 ― 一合目 1051 ― 二合目 1056 ― 三合目 1101 ― 展望台 1108/1117 ― 四合目 1117 ― 五合目 1123 ― 力岩 1126 ― 六合目 1126 ― 蔵之助岩 1128 ― 七合目 1130 ― 八合目分岐・カタクリ広場 1137/1139 ― 山頂 1150/昼食/1209 ― 八合目分岐 1218 ― 七合目 1222 ― 蔵之助岩 1226 ― 四合目 1234 ― 展望台 1234/1239 ― 二合目 1248 ― 一合目 1252 ―小鳥の小路経由― 毛無山登山口1257 ― サージタンク広場 1258
��擬宝珠山、象山
駐車場 1340 ― 擬宝珠山コース入口 1342 ― 擬宝珠山 1401/1408 ―旧リフト上 1416 ― 休暇村・象山分岐点 1425 ― 象山山頂下分岐 1438 ― 象山山頂 1439/1450 ― 象山山頂下分岐 1452 ― 展望広場 1454 ― 新小屋・休暇村分岐点 1500 ― 湿原 1510 ― 車道 1511 ― 駐車場 1515
●行動時間
��2:21 ＋ ��1:35 ＝ 3:56
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
（米子家＝サージタンク広場） 毛無山登山口―毛無山―毛無山登山口 （サージタンク広場＝鏡ヶ成、奥大山レストハウス前） 擬宝珠山登山口―擬宝珠山―象山―象山登山口―擬宝珠山登山口 （奥大山レストハウス前＝米子家） ●登山口へのアクセス ○毛無山登山口 ・国道181号「武庫」から県道113号に入り東進。約5.3kmのところにある岩谷川にかかる橋の東岸の林道へと右折。約6km登り、左に毛無山登山道案合図を見て左折。終点にサージタンクがあり、その前には駐車スペースがある ・駐車場の大山側には展望台もある ・林道から分かれサージタンクに至る町道は、「工事通行止め」とされた上でその掲示の上に「解除中」とされていた。休日解除中なのか、時期で解除中なのかは分からないため、町役場等に確認したほうがいいかもしれない ○鏡ヶ成（擬宝珠山、象山） ・国道482号「下蚊屋」付近で分かれて「鏡ヶ成」を目指す。休暇村奥大山向かいや奥大山レストハウス向かいに駐車場がある （2025.6現在） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○毛無山登山口〜毛無山 ・登山口から一合目手前までは尾根へと斜面を登っていく。しばらく尾根を進むが ・道筋は全般に明瞭。しかし、岡山県側からの入山が多いようで、白馬山からの道が合流する八合目広場までは笹に隠れるところもある。とはいえ、道筋は明瞭 ・一合目から七合目までの合目標が立っており距離の目安になる ○擬宝珠山、象山 ・お手軽ハイキングコースとなっているようで、道筋は明瞭。擬宝珠山山頂の分岐を除き分岐ごとに標示もある ・擬宝珠山も象山もハイキングに見合うよう、ジグザグ登路が付けられており、登りやすい。中でも象山の登りはコンクリート製の階段となっている （いずれの記述も2025.6現在） |
| その他周辺情報 | ●買う、食べる ○毛無山 ・コンビニエンスストア：県道113号に入ると何もないので、国道181号の江府IC付近または根雨を利用する ・飲食店も江尾や根雨まではない ○鏡ヶ成 ・コンビニエンスストア：国道482号奥地に入ってしまうと店舗は全くないため、東では蒜山、西では江府ICまたは根雨の店舗が最後 ・飲食店は鏡ヶ成までの道筋にもある。また付近には蕎麦屋なども複数ある ●日帰り温泉 ・蒜山、大山寺、岸本付近にある （いずれの記述も2025.6現在） |
写真
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調圧水槽ということのようです
【サージタンク広場にて】
【サージタンク広場にて】
【サージタンク広場〜四合目展望台】
【サージタンク広場〜四合目展望台】
笹はずっと目につきます
【サージタンク広場〜四合目展望台】
大山から蒜山にかけてが一望できます
【サージタンク広場〜四合目展望台】
カタクリの再生中とのこと。
成長には7年もかかるんですね
【四合目展望台〜毛無山山頂】
八合目相当。カタクリ広場とも呼ばれるようです。
中央部は柵に囲われており、花期にはさぞ見ごたえがあるのでしょう
【四合目展望台〜毛無山山頂】
カタクリ広場とも呼ばれるようです。
中央部は柵に囲われており、花期にはさぞ見ごたえがあるのでしょう
【四合目展望台〜毛無山山頂】
今回はこれを見るばかり
【四合目展望台〜毛無山山頂】
【四合目展望台〜毛無山山頂】
すでに多くの人がランチを楽しんでいます
【毛無山山頂にて】
岡山県のほうがしっかりしたものを立てているようです
【毛無山山頂にて】
大山、烏ヶ山、象山、擬宝珠山、蒜山
【毛無山山頂にて】
孝霊山、大山、烏ヶ山、象山、擬宝珠山が整列
【四合目展望台にて】
【四合目展望台〜サージタンク広場】
【四合目展望台〜サージタンク広場】
登山口すぐの合流点
【四合目展望台〜サージタンク広場】
【鏡ヶ成〜擬宝珠山】
【擬宝珠山山頂にて】
【擬宝珠山〜象山】
烏ヶ山が格好良く見えていますが、大山はその後ろに隠れてしまっています
【擬宝珠山〜象山】
左は鏡ヶ成へ、右は象山へ
【擬宝珠山〜象山】
【擬宝珠山〜象山】
【擬宝珠山〜象山】
【象山山頂にて】
【象山山頂にて】
【象山〜鏡ヶ成】
【象山〜鏡ヶ成】
感想
○毛無山
鳥取県西部の山の中でも行きづらい山へと向かった。
毛無山は鳥取岡山県境にあり、鳥取県側から登る場合には、江府町の山奥へと行く必要がある。集落から登山口へはおよそ30分。米子に住んではいても1時間はかかる。
クルマで登山口へと到着すると、そこまでの道筋の荒れ度合いとは似つかわしくない巨大なサージタンクが広場に聳えている。広場の反対側には展望台があり、大山の南壁がその荒々しい姿をこちらに見せている。
登山口はサージタンクの右手奥にある。そこからすぐに始まる急段を上って尾根筋を目指す。尾根に出ると、登山口からの「小鳥の小路」「みずならの小路」が合流している。尾根状に出ると道筋はいったんなだらかになる。
その先は、四合目にある展望台まで急な登りが続く。展望台からは北から東にかけてが一望できる。大山から蒜山にかけてのラインが一続きに見ることができる。
その後は再び林の中を進むようになる。五合目手前では道の両側にロープが現れる。カタクリ再生のための植生保護とのこと。もう何年かすると、カタクリの中を歩く道になるのであろうか。それにしても育つには7年ほどかかるそうで、失われた自然の復元には何倍もの時間がかかるというのがよく分かる。
五合目から六合目にかけての区間では巨岩が目につく。「力岩」「蔵之助岩」と名前が付けられている。
七合目を過ぎ、八合目とされる広場で白馬山方面からの道と合流。広場とはいえ真ん中はロープで仕切られており、その中にはカタクリの群生地があるようだ。花期は過ぎており、残念ながらその薄むさきの華奢な姿は見られない。
八合目から先は、これまでよりも道がしっかりとする。どうやら岡山県側からの登山者のほうが多いようだ。ここまで無人だったのが嘘のように、次々にすれ違う人、追い越す人と遭遇する。
最後のなだらかな一帯を優雅に歩いて山頂へ。この山頂は刈り払われ、四方が見渡せる展望台になっている。大山から蒜山にかけてのスカイラインは先ほど以上にはっきりと眺めることができる。中でも頭一つ抜け出た大山は雄大で、険しい南壁がその山の近づきがたさを表しているようだ。
こちらの山頂には10名ばかりが先着しており、最高のランチを楽しんでいる。絶好の展望と山頂のランチ。これだけでお腹がいっぱいになりそうだ。そんな人たちと並んで昼食を摂り、来た道を引き返す。
登山口まで一気に戻る。クルマを出し、奥大山へと向かう。
○擬宝珠山、象山
毛無山と同じ江府町だが、俣野川を挟んだ谷向かいへと登り返したところに奥大山鏡ヶ成がある。スキー場のレストハウス付近に駐車し、擬宝珠山へと出発。
出発点の鏡ヶ成は奥大山のリゾートだ。平坦な一帯には湿地もあり、開放的だ。その周囲には大山の外輪山が居並んでいる。大山そのものは姿を見せないが、鋭峰烏ヶ山、象山、擬宝珠山などに囲まれ、まさに高原のリゾートそのものだ。駐車場のクルマのナンバーを見ると、殆どが岡山県内ものだ。ここには蒜山からのスカイラインも延びており、岡山県下から来ることのできる高原のリゾートとなっているのであろう。
擬宝珠山への登りは、斜面をジグザグに登っていく。ほどなく山頂に到着するが、展望は南側のみとなっており、出発点となった鏡ヶ成や烏ヶ山方面は見ることができない。先ほど登ったばかりの毛無山も遠望できる。
しばらく限られた山並みを楽しんだ後、象山に向けて出発。緩やかに下る稜線を進み、リフト跡上部を過ぎると一気の下降へ。降りきったところに分岐があり、まっすぐ進んで象山へ向かう。
象山への道は、お手軽ハイカーにも優しくと考えたのか、途中からはコンクリート造りの階段道になっている。やがて樹林帯を抜け、明るくなる。振り返ると、擬宝珠山の巨体や奥大山のリゾートが見えている。箱庭のような光景を見ながら登っていくと、山頂下の分岐に着く。山頂はこのコースからはやや外れているようで、その分岐から一登りで山頂に到着。
山頂からは先ほど以上に箱庭がよく見える。その先には毛無山も見えている。さらに右手を見ると烏ヶ山の鋭峰。大山はその烏ヶ山に隠れているようだ。
この山頂は先ほどの擬宝珠山よりも開放的だ。緩やかに流れる時間を楽しみ、下りへ。
新小屋手前で折り返して湿原へと下降。
湿原に来ると、突然樹林帯が終わり、再び箱庭が姿を現す。先ほど山の上から見た光景を麓で改めて見る。
狭い範囲での周回ながら、高原を感じ、山岳を感じることができた。疑似体験のようだが、遠い山岳リゾートに行ったような気分に浸ることができた。
目で楽しむ時間の長い山行きはいい。
今年は本格的な山岳に足を運ぶことができるであろうか。
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