T字尾根の大栃~おいけの主~


- GPS
- 07:57
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 871m
- 下り
- 878m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:56
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
河倉峠~テーブルランド:バリエーションに相当する廃道です。降雨後は足元が柔らかく少し難渋します。 おいけの主:ルートありませんが、杣道がついており案外歩きやすいです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
天気は悪いけど、花の季節も終わりそうですので御池岳へでかけてきました。
新緑を楽しむなら河倉峠道を辿っていこうと計画しましたが、雨の後で斜面の土がゆるくて大変でした。このルートは踏み跡が極薄いか殆どありませんし、雪で木々の枝が折れたり枯れ木が倒れたりすることでルートのイメージが変わってしまいやすい感じがします。思った以上に時間がかかってしまいましたので、真の谷まで行かずに亀尾から台地に這い上がることにしました。
久しぶりの亀尾です。急登で見上げると岩が多くなってきたので登りやすそうな右へコースを取ると、いつの間にか例の花のところに吸い寄せられるようにたどり着きました。もう花はすっかり無くなっていてパッと見気づかないほどです。また来年、お邪魔します。
台地に上がるとヘロヘロでお腹もすきましたので、東のボタンブチから大展望を楽しみながらお昼にしました。雲が落とす影が斑になり、新緑と植林のコントラストに変化を与えて一味変わった真の谷の眺めを楽しめました。
帰りはT字尾根から帰ります。この時期ならではのブナ権現の新緑とダイナミックな尾根の変化を楽しみました。途中、シャクナゲもきれいに咲いていましたし、イワカガミも花盛りでした。T字尾根の横棒に当たる尾根はブナが続く平坦な尾根道がなんとも言えない癒やしを与えてくれます。短く小規模ですが「ブナ回廊」といってもいい感じですね。いつ来ても心が洗われる、そんな感じの尾根道です。
さて、このまま一気に下ってもいいのですが、この尾根には大きな栃の木があるのを思い出しました。ちょっと寄ってみることにします。
情報源はヤマップユーザーの「しもさん」のレコです。
https://yamap.com/activities/17706978
しもさん、参考にさせてもらいました。本当にありがとうございました。
尾根から下って行くと植林が消え、細く枝のない一本立ちの落葉樹の純林に変わりました。ここ一体だけ人の手が入らずに守られているような雰囲気を感じます。その中に大きな大きな栃の木がありました。本当に大きいです。幹周りは7mを超えるそうです。人は大きな木に畏敬の念を感じるのでしょうね。人の人生の何倍もの時間を生きてきた生き物としての大先達ですからね。そんな風に思いをはせていると日々の暮らしの悩み事なんて本当にちっぽけなものだなあ、悩んでもたかが知れてるよなあと思われてきます。なんだか憑き物が落ちたようにスッキリしました。
元の道に復帰するには登り返すよりも、等高線に沿った杣道を使うのが楽でした。しっかりとした踏み跡で、T字尾根レスキュー看板の1番の付近に出てこれました。
今日は1座もピークを踏むことなく、季節を感じながらさまよい歩いた感じの山行でした。「おいけの主」様に会うことができて、本当に良い一日でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いや〜、これは一本取られました。
実は”おいけの主”訪問は自分も狙ってて近いうちに訪ねようと計画していたのですよ。
もちろん自分も”しもさん”のレコを拝見してですがね。
セニョールさんのレコも非常に参考になりました。
ぜひ自分も訪ねてみようと思います。
ありがとうございます!
“しもさん”の鈴鹿の巨木シリーズはとても興味深いレコで、私も“おいけの主”にはいつか訪れたいと思っていました♪ベジさんも同じような計画を持っていらっしゃったんですね。以前小又谷の駐車地でお会いしたように、またどこかでバッタリを期待しています。
後で気づいたのですが、この場所は衛星画像でもはっきり大栃がわかります。まるで丸い目のようです。
ぜひ訪ねてみてください♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する