【三百名山&甲信越100 金北山】アオネバ登山口〜ドンデン山荘〜金北山〜横山登山口


- GPS
- 10:21
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,591m
- 下り
- 1,862m
コースタイム
- 山行
- 2:37
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:08
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:13
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船
新潟港 09:25発 (カーフェリーときわ丸 2等2,970円) 両津港 11:55着 両津港 12:05発 (ドンデンライナー 1,500円) アオネバ登山口 12:20着 ※ 両津港からアオネバ登山口までは8.2km。歩けば2時間ほど。 ★復路 横山バス停 15:25発(新潟交通バス・佐渡本線260円)両津港佐渡汽船前 15:41着 両津港 16:05発 (カーフェリーときわ丸 2等2,970円) 新潟港 18:35着 ※ 横山バス停から両津港行きのバス時刻は、15:25・16:10・16:56など。 横山バス停から両津港の佐渡汽船乗り場までは4.9km。歩けば70分ほど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ アオネバ登山口から登るルートは、泥濘がひどいのでスパッツ装着必須です。登山道の両側には、ニリンソウやイワカガミ、カタクリ、スミレ、シラネアオイなどの可憐な花々が咲き乱れており、撮影のために何度も足を止めるため、なかなか前に進みませんでした。沢を渡渉するところが何カ所かありますが、靴が水没するような深さはないので、問題なしです。 ・ アオネバ十字路は休憩適地。その先、金北縦走路入口まではまっすぐに進む残雪期用ルートと右に林道を進む通常ルートがありますが、この時期は林道には雪があるので、残雪期用ルートを歩きました。 ・ 金北縦走路入口からドンデン池へと続く登山道は、取り付き点付近が厚い残雪で埋まっていて、傾斜もあったので念のためチェーンアイゼンを装着して歩きました。その先、雪が消えたあたりでは雪解け水が流れ、白い水芭蕉が咲いていて良い雰囲気。避難小屋からドンデン池付近は芝草が広がる牧歌的な風景に和みました。 ・ その先、椿越峠を過ぎ尻立山までは標高差約70mの登りです。尻立山の山頂に立つと、360度の大展望が広がっていました。この場所はおすすめです。ただし、このときは風が強くて寒かったので長居はできず、早々にドンデン山荘へと下りました。 ・ ドンデン山荘からの展望は雄大です。日本海や両津港などが眼下に望め、日の出のシーンも素晴らしかったです。早朝5時半から風呂に入れるのもgood。夕食が楽しみにしていたネオビストロフレンチのコース料理では無く、中華風のバイキングだったのが残念でしたが、泊まって良かったと思いました。 ・ 2日目は大佐渡山地を縦走し、金北山の山頂を目指しました。この日の朝食も3回転目の7:00からということで、食後のコーヒーを味わってのんびりと午前8時過ぎに出発。まずは残雪で通行止めの車道を歩き、金北縦走路入口へ。その先は昨日歩いたルートでアオネバ十字路まで戻り、マトネへの登りに取り付きます。登り始めは、登山道両側に咲くカタクリの花やキクザキイチゲ、シラネアオイの花を愛でながらのハイキングですが、徐々に傾斜がきつくなるとともに残雪歩きとなり、40分ほどで標高938mのマトネに到着。 ・ マトネには10人程度の団体が休憩をしていたので、ここでは休憩を取らずに先へと進みます。マトネから先は展望の良い縦走路が続きます。主峰の金北山までは適度にアップダウンがあり、残雪歩きもあるので変化に富んで楽しめました。マトネから1時間ほど歩いた先のピークである真砂の峰は好展望地。正面に金北山を望めますし、振り返れば歩いてきた縦走路が一望できました。 ・ 真砂の峰から先もアップダウンの稜線歩きが続き、残雪や倒木などで少々歩きづらいところもありました。役行者手前の分岐は右へ残雪期ルートを進みましたが、ロープ場の急登や迷いやすい残雪歩きなどで、やや時間がかかりました。あやめ池を過ぎると長いトラロープが設置された残雪の急登があります。お助けロープのおかげでツボ足の登ることができました。でも急登をこなせば山頂まですぐかと言うとさにあらず。その先も深い残雪の尾根を登り、雪に倒された灌木の小枝をかき分けて進んでようやく金北山の山頂に到着です。 ・ 金北山の山頂からは、両津港方面の展望が素晴らしかったです。でも、山頂に建つ金北山神社が廃止された自衛隊の建物に囲まれていて、なんとも微妙な感じです。この建物が無ければ、周囲360度の展望が楽しめるでしょうから、できるだけ早期に取り壊してもらいたいものですね。 ・ 金北山から先の行程としては、当初は、白雲台まで下って16:30発の金北山ライナーで下山するつもりでしたが、この時間に下り始めるとバス待ちが2時間を超えそうだったので、予定を変更して横山登山口へと下ることにしました。 ・ 登ってきたルートを5分ほど戻り、尾根の突端近辺にあるはずの登山道取り付きポイントを探すと、なんとかピンクテープを発見。そこから灌木帯を下っていくと、すぐに明瞭な登山道が出てきて一安心。ここでランチタイム。ドンデン山荘の自販機で購入したビールを残雪で冷やして味わいました。なおランチ休憩後には、金北山ライナーの予約をキャンセルする電話を入れました。 ・ その先の尾根の下りでは、何度か残雪歩きとなり登山道が雪に隠されてルートが不明瞭になることがあったものの、尾根を外さなければ、登山道に復帰できました。横山登山道合流点を過ぎると、登り返しが出てきて精神的に疲れましたが、それでも15:00には無事横山登山口に降り立ちました。そこから横山バス停までは約2.6kmの車道歩き。15:25発のバスに乗車できれば、両津港16:05発のフェリーに乗れるはずと考え、ラスト1.3kmはランニングで頑張り、なんとかバスに乗車することができました。 |
その他周辺情報 | トレッキングコース紹介サイト http://www.sado-trekking.com/course/index.html |
写真
感想
・ 日本三百名山と甲信越百名山に選定されている佐渡島の金北山に1泊2日で登ってきました。この山は、カタクリやシラネアオイ、ユキワリソウなどの花がきれいだということで、以前から5月の花の時期に登ろうと考えていました。また、登山ルート上にあるドンデン山荘は、おいしい食事や素晴らしい展望を楽しめ、さらには入浴もできることから、この山荘に宿泊して縦走登山を楽しもうという欲張りなプランを計画していました。
・ たまたま5月5日に天ナビで金北山の天気予報を確認したところ、7~8日にかけては快晴の予報。ドンデン山荘のサイトを確認すると、大部屋のプラネタリウム室ならばまだ空きがあったことから、急ぎ宿泊予約を入れ、併せてフェリーやバスの手配を完了させました。まさに「思い立ったが吉日」そのものでした。
・ アオネバ登山口から歩き始めると、いきなりイワカガミやニリンソウのお出迎え。その先はカタクリやシラネアオイもたくさん咲いていました。噂に違わぬ花いっぱいの登山道でした。ただし、今年は残雪がかなりあって、雪上を歩くことが多かったです。特にドンデン池へと向かう林道から登山道への取り付きや金北山北斜面は雪が深く、傾斜もあるので、要注意箇所でした。
・ また、尻立山の山頂や縦走路からの展望は素晴らしく、楽しく歩くことができました。距離や標高差もそれなりにあるので、歩き応えがありましたし、途中から変更して下った横山ルートも展望が良くて楽しめました。
・ ドンデン山荘については、夕食が楽しみにしていたネオビストロフレンチのコース料理では無く、中華風のバイキングだったのが残念でした。でも満室の状況で、食事は3回転ということでは、仕方が無いと思いました。日本海や両津港を見下ろす大展望が楽しめ、入浴もできるロッジということで、利用価値は高いと思います。閑散期を狙うと、もっと満足度が高くなるのではないでしょうか。
・ さて、これで甲信越百名山は完登となり、日本三百名山は残り32座になりました。日本二百名山の残り14座と合わせ、残り46座の完登を目指して、これからも頑張りたいと思います。
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