水原クマガイソウ群生地 & 川桁山ニリンソウは登山口先まで


- GPS
- 02:45
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 440m
- 下り
- 439m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・川桁山:観音寺前駐車場。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・水原地区クマガイソウ群生地:水原の自然を守る会の方が管理する。地上茎3万7千株、約1万1千の花が咲く群生地。開花時期だけ一般開放される。散策路と木道歩き。当日は咲き始めだった。詳細は福島市観光協会のURLにて。 https://www.f-kankou.jp/pickup/26466 ・川桁山:駐車場〜登山口先まで。4kmの林道歩き。残雪多くニリンソウは手前だけだった。サンカヨウは葉すらなく引き返した。 |
写真
(m)とても美味しい!
感想
白河市から北上して福島市松川町へ。福島県の一番下から一番上へ移動するので、高速を使っても1時間以上かかる。田に水が入り畦畔で田植えの準備をしていた。GWなので小さな子供たちまで手伝っていた。
松川町に入ると「花の町」と「クマガイソウ群生地」の幟が立っていた。町を挙げての歓迎は駐車場で受けることになる。県道から林道に入り、幅員が狭くなりすれ違いが難しい道を行くと駐車場に到着。
入り口付近に停めると、駐車場係の方から「遠いところからよく来たね」と福島弁で歓迎された。保護協力金500円を支払った受付の方も親切で、まだ咲き始めで少ないですけどと、申し訳なさそうに答えていた。
そう言えば早朝に立ち寄った白河市の天狗山の「おもてごう里山クラブ」の方たちは、今日来た客で、一番遠いのは千葉か?群馬か?と話していた。どこから来たのか想像を膨らませるのは面白い。それだけ興味がある証拠。
受付脇から散策路へ。整備され歩きやすい。山野草や樹木に名前と解説の標が立っており分かりやすい。ニリンソウの道を行くと、スギの林床にびっしりとクマガイソウの丸い葉が立っていた。手前の日当たりが良い所は開花していた。
係の方が巡回しており、いろいろと説明してくれる。盗掘防止もあるだろうな。ランは土壌にラン菌を含まないと成長できない。持ち帰っても枯れるだけ。今年は開花が遅くて10日頃が満開との事。いわき市の群生は満開だったそうだ。
地下茎で増えて、地上に出ているのだけで3万3千株、開花するのが1万1千株というからすごい。しかもクマガイソウ自体は保護するだけで何もしないそうだ。スギを伐採したり、落枝やスギ葉を拾う程度。開花まで10〜12年かかるので、この地がとても良い条件なのが分かる。
木道のニリンソウとヤマブキソウを見て駐車場へ戻った。川桁山へ移動しつつ昼食店探し、土湯バイパスからの景色は素晴らしかった。安達太良山と吾妻山が見えていた。道の駅は満車で入れず、猪苗代町に入ってもどこも混雑していた。
脇道に入り、ふと目に留まった汚い食堂。Uターンして戻り駐車場へ。「やまね食堂」昭和レトロの店構え、狭い店内だが整理整頓され清潔。これは絶対にうまいと確信。20分ほど待ってカウンターに案内された。
ラーメン定食を食べたが予想以上にうまい。某喜多方ラーメン店よりうまいと思う。特にメンチカツが大きくてジューシー。アツアツを頂いた。漬物は東北のどこへ行っても私にはしょっぱい。これで750円だからお得。カツ丼やオムライスも美味しそうなので、次に猪苗代町に来るときは必ず寄ろうと思った。山はどうでもいいや。
腹いっぱいになって観音寺へ。13時半を過ぎてしまい、登頂は無理なので登山口先まで行くことにした。リステルが見える辺りのせせらぎにニリンソウが満開に群生していた。青空に新緑とヤマザクラが映えていた。
橋を渡ってさらに進むと倒木、車は通れない。さらに進むと残雪。30cm近く残っていた。この辺りのニリンソウは葉だけ。上も絶対に咲いていないと思うが、行ってみる。沢のような登山口を歩いて行ったが、やはり咲いていなかった。
来た道を戻って駐車場へ。16時半過ぎになったが日が延びて明るかった。ヨークマート猪苗代店で買い物して帰路へ。IC入口に「上河内〜矢吹40kn渋滞」が出ていた。グーグル先生によると2時間50分かかる。それでも下道より速い。
高速に乗ってしばらくすると、車に後付けした電圧計が11.9Vと点滅警告。オルタネータの故障発生。車は12V電源だが、充電するためにはそれ以上の電圧をかけないとバッテリーに蓄積しない。通常13.5〜14V。
小難しくなるので簡単に説明するが、コイルと永久磁石の回転で電磁誘導し、交流電流を発生させる。その交流電流をダイオードをデルタ結線したレクチファイヤでマイナス電圧を反転させ、ICレギュレータで全波整流し直流電流にして電源供給する。
ハイブリッド車やEV車(パラレル方式やe-powaerなど)は、駆動モーターに内蔵されているので、ほぼ故障しない。ただしハイブリッドやEV車も、補器バッテリーが上がってしまえば「Ready」にならない。なぜなら駆動系バッテリーは100〜200Vだから。配線やコンピューターが燃えてしまう。
渋滞が功を奏して、ヘッドライトを消しフォグランプにして、室内の装備品は全てOFFにしたら12.1Vになった。ディーゼル車は点火系がなく、パジェロは寒冷地仕様なのでバッテリーを二つ搭載している。ガソリン車だったら宇都宮まで行けなかったかもしれない。多少条件が良いので何とか前橋まで帰ることが出来た。
渋滞とアクシデントでやっとの帰宅だったが、福島県の花々や人々と触れ合えてとても想い出に残る小さな旅だった。
クマガイソウはほとんど蕾でまだ早かった模様。今年は遅いようです。
満開の時にぜひまた訪れたいなと思います。
川桁山は登山口に着くまで1時間強。時間も遅いので行けるところまではと進みましたが、標高上げたらニリンソウが咲かなくなってきてるじゃん!
これじゃあ進んでもねえ、ということで諦めもつき駐車場へ戻りました。
オトメエンゴサクやイワウチワが見れたのでそれはよかったかな。
帰り道は、車の不調発生で私の眠気も(一時)覚めました。ハラハラしましたが無事帰れて良かったです。
コメント
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水原ヘ山花探しでしたか、水原には義姉が農家で何時毎日が山歩きと言っていましたけど、こんな場所があることなど教えてくれませんでしたよ、物知りですね恐れ入りました。
鈴原から猪苗代湖へ行って山の花巡りをしてからヨークベニマル(福島県チェーン店型スーパー)もよくご存じですね。
車のトラブルを抱えながら無事帰宅できてよかったですね。
お疲れ様でした
義姉様が水原の方にいらっしゃるんですか。有名どころなのですでにご存知でいらっしゃるかもしれませんね。自然であそこまで増えるものかと驚きました。すごいスポットです。
ヨークベニマルは猪苗代方面へ行ったら必ず寄ります。私のお気に入りのどらやのどら焼きとお米(里山のつぶ)は外せません。
個人的には激混みの道の駅よりおすすめです。
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