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Yamareco

記録ID: 8134887
全員に公開
山滑走
飯豊山

門内岳

2025年05月04日(日) 〜 2025年05月06日(火)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 新潟県
 - 拍手
KWMA-J YT188 その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
17:16
距離
27.1km
登り
2,011m
下り
2,011m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:50
休憩
0:04
合計
4:54
距離 9.1km 登り 416m 下り 39m
11:46
22
スタート地点
12:08
84
13:32
13:36
1
13:37
81
16:40
宿泊地
2日目
山行
6:54
休憩
0:37
合計
7:31
距離 8.7km 登り 1,556m 下り 1,558m
6:37
37
宿泊地
7:14
24
7:38
8:01
305
13:06
13:20
39
13:59
5
14:04
4
14:08
宿泊地
3日目
山行
3:56
休憩
0:17
合計
4:13
距離 9.3km 登り 39m 下り 413m
6:38
48
宿泊地
10:22
10:33
18
10:51
ゴール地点
天候 曇り時々雨、半日晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 梅花皮荘 日帰り入浴 500円、食事処あり。
梅花皮荘入口のゲート脇に駐車してスタート
2025年05月04日 11:45撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
5/4 11:45
梅花皮荘入口のゲート脇に駐車してスタート
車道脇に雪の壁、倉手山登山口までは除雪されて車道には雪が無い
2025年05月04日 11:59撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 11:59
車道脇に雪の壁、倉手山登山口までは除雪されて車道には雪が無い
倉手山登山口を過ぎると全然除雪がされていない
2025年05月04日 12:11撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 12:11
倉手山登山口を過ぎると全然除雪がされていない
雪崩れた雪で道が完全埋まっている箇所多数
2025年05月04日 12:34撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 12:34
雪崩れた雪で道が完全埋まっている箇所多数
LOVE
2025年05月04日 13:01撮影 by  SH-RM15, SHARP
5/4 13:01
LOVE
2025年05月04日 13:02撮影 by  SH-RM15, SHARP
5/4 13:02
飯豊山荘
2025年05月04日 13:37撮影 by  KYG01, KYOCERA
2
5/4 13:37
飯豊山荘
まだこんなに埋まってる
2025年05月04日 13:44撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 13:44
まだこんなに埋まってる
雪崩れでで木々が折れまくってる
2025年05月04日 13:44撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 13:44
雪崩れでで木々が折れまくってる
湯沢も橋ごと埋まって一部しか空いてない
2025年05月04日 13:44撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 13:44
湯沢も橋ごと埋まって一部しか空いてない
温身平の新緑
2025年05月04日 14:15撮影 by  SH-RM15, SHARP
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5/4 14:15
温身平の新緑
温身平も雪に埋まってるのでルートをショートカット
2025年05月04日 14:41撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 14:41
温身平も雪に埋まってるのでルートをショートカット
梅花皮沢の堰堤が見える
2025年05月04日 14:56撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/4 14:56
梅花皮沢の堰堤が見える
この辺りで沢が埋まっている箇所があり右岸に渡る
2025年05月04日 15:42撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 15:42
この辺りで沢が埋まっている箇所があり右岸に渡る
左岸側の通常は登山道がある斜面、崩れてルートがとれない
2025年05月04日 15:47撮影 by  SH-RM15, SHARP
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5/4 15:47
左岸側の通常は登山道がある斜面、崩れてルートがとれない
スノーブリッジで右岸に渡ったポイントを上流から
2025年05月04日 15:48撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/4 15:48
スノーブリッジで右岸に渡ったポイントを上流から
再び左岸に渡り水流が出ているのでトラバース
2025年05月04日 16:19撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
5/4 16:19
再び左岸に渡り水流が出ているのでトラバース
2025年05月04日 16:19撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
5/4 16:19
滝沢出合より結構手前から沢がほぼ埋まっている
2025年05月04日 16:19撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/4 16:19
滝沢出合より結構手前から沢がほぼ埋まっている
水場の確認出来たポイントで幕営
2025年05月04日 17:16撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/4 17:16
水場の確認出来たポイントで幕営
石転び沢と門内沢の出合
2025年05月05日 07:08撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
5/5 7:08
石転び沢と門内沢の出合
門内沢を詰める
2025年05月05日 07:22撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/5 7:22
門内沢を詰める
だんだん稜線が近くなってくるが天気がすっきりしない
2025年05月05日 08:23撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 8:23
だんだん稜線が近くなってくるが天気がすっきりしない
左沢には表層雪崩の跡
2025年05月05日 08:28撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
5/5 8:28
左沢には表層雪崩の跡
稜線がガスで視認できない
2025年05月05日 08:52撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 8:52
稜線がガスで視認できない
風も出て斜面も固くなってきたのでクトーを付けて登高
2025年05月05日 09:20撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/5 9:20
風も出て斜面も固くなってきたのでクトーを付けて登高
いよいよ凍った急傾斜に不安を感じるのでスキーを担いでアイゼン装着
2025年05月05日 09:59撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/5 9:59
いよいよ凍った急傾斜に不安を感じるのでスキーを担いでアイゼン装着
1,810m付近まで来たがアラレと強風、視界が悪くカチカチの急斜面にルートをとってしまう。結果無理と判断し50m程下ってからスキーを装着し1,510m付近まで滑り降りる
2025年05月05日 10:44撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 10:44
1,810m付近まで来たがアラレと強風、視界が悪くカチカチの急斜面にルートをとってしまう。結果無理と判断し50m程下ってからスキーを装着し1,510m付近まで滑り降りる
滑ったルートが後ろのメンバーの登高ルートとずれておりすれ違い。合流する為にスキーをデポして歩行で再度門内小屋へ上がる
2025年05月05日 13:22撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 13:22
滑ったルートが後ろのメンバーの登高ルートとずれておりすれ違い。合流する為にスキーをデポして歩行で再度門内小屋へ上がる
スキーをデポした1,510m付近へ戻ってきた。左が門内小屋から滑る斜面、右が最初に滑ってきた斜面。
2025年05月05日 13:39撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 13:39
スキーをデポした1,510m付近へ戻ってきた。左が門内小屋から滑る斜面、右が最初に滑ってきた斜面。
稜線からの滑り
2025年05月05日 13:44撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 13:44
稜線からの滑り
石転び沢出合で石転び沢をバックに
2025年05月05日 14:02撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 14:02
石転び沢出合で石転び沢をバックに
門内沢
2025年05月05日 14:03撮影 by  SH-RM15, SHARP
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5/5 14:03
門内沢
2日目終了。予定では扇ノ地紙から文覚沢を滑ってからの門内沢の予定は天候が悪く断念
2025年05月05日 14:11撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 14:11
2日目終了。予定では扇ノ地紙から文覚沢を滑ってからの門内沢の予定は天候が悪く断念
門内沢のトレース
2025年05月05日 15:13撮影 by  SH-RM15, SHARP
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5/5 15:13
門内沢のトレース
戻って来てくるとこの晴天。稜線付近にいた時の天気が嘘のような晴天
2025年05月05日 15:13撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/5 15:13
戻って来てくるとこの晴天。稜線付近にいた時の天気が嘘のような晴天
倒木と横たわる人(昼寝)
2025年05月05日 15:22撮影 by  SH-RM15, SHARP
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5/5 15:22
倒木と横たわる人(昼寝)
テン場から北股岳
2025年05月05日 15:40撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
5/5 15:40
テン場から北股岳
2025年05月05日 15:41撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
5/5 15:41
3日目朝天気小雨。夜中から起床予定の4時まではそこそこの雨でテントも装備も結構濡れてしまった。石転び沢の予定を中止して撤収。
2025年05月06日 06:38撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/6 6:38
3日目朝天気小雨。夜中から起床予定の4時まではそこそこの雨でテントも装備も結構濡れてしまった。石転び沢の予定を中止して撤収。
下りもずっとスキーを履いて降りることが出来た。堰堤は一時板を外したが再度装着
2025年05月06日 07:30撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/6 7:30
下りもずっとスキーを履いて降りることが出来た。堰堤は一時板を外したが再度装着
温身平で休憩
2025年05月06日 07:58撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/6 7:58
温身平で休憩
この地点までスキーを使用して戻れたがここから担ぎ。やっぱり今年は雪が多い
2025年05月06日 08:54撮影 by  KYG01, KYOCERA
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5/6 8:54
この地点までスキーを使用して戻れたがここから担ぎ。やっぱり今年は雪が多い
今回滑れなかった梶川尾根の文覚沢の白い斜面
2025年05月06日 10:32撮影 by  SH-RM15, SHARP
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5/6 10:32
今回滑れなかった梶川尾根の文覚沢の白い斜面
無事戻って来た。この後梅花皮荘で温泉に入ったが出てくるころには雨が強くなってきました。
2025年05月06日 01:51撮影 by  KYG01, KYOCERA
1
5/6 1:51
無事戻って来た。この後梅花皮荘で温泉に入ったが出てくるころには雨が強くなってきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 日よけ帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール マット シュラフ
共同装備
テント コッフェルセット

感想

 郡山勤労者山岳会の自主山行。GW後半は天候が悪い予報のため、車でのアプローチが短い飯豊連峰を先週の朳差岳に引き続き訪れた。
5/4は小玉川熊祭りのため、梅花皮山荘手前から駐車の列が続いていて、警備員が車両を誘導している。スキー板と兼用靴をザックに装着すると、ザックは28kg(ザック20kg、スキー板4kg、兼用靴4kg)の重さである。除雪は倉手山登山口まで。飯豊山荘への道路はデブリで覆われている所が多く、一部は傾斜が強く慎重にキックステップで通過する。
 飯豊山荘の先の湯沢は大規模な雪崩跡があり、一抱えもある樹がなぎ倒されている。温身平を過ぎ、堰堤付近にも大規模な雪崩跡があった。標高550m付近のスノーブリッジで沢を左岸から右岸に渡ると、左岸の斜面は大規模な岩雪崩となっており、登山道は跡形もなかった。ここで登山靴をデポし、スキーを装着するが、後から考えると飯豊山荘手前から雪は天狗橋を除いてつながっておりシール歩行が可能であった。大岩、下つぶて石手前は急斜面であり慎重にトラバースする。ここから先は雪渓が完全に沢を覆う。耳で水場を探しながら歩いて行くと、滝沢の対岸に湧水があり、ここで幕とした。
2日目5/5はメインの門内沢と文覚沢を登高、滑降する予定。天気は曇りだが、回復することに期待して広い雪渓を進む。時々日が射すものの稜線のガスはとれないまま。標高1220mで表層雪崩の跡のある左沢と別れる。標高1510m付近から傾斜が強くなりスキーアイゼンを装着するが、間もなくクラストした斜面となりアイゼンを装着しスキーを担ぐ。さらに天候が悪化し強風と霰が降る中、一歩一歩高度を上げるものの門内小屋へのルートから右に外れてしまう。さらに、後続のメンバーの位置もガスで分からないまま、凍った斜面を登高するのを諦めて下山することにする。やや平坦な地形で下りを急ぐためにスキーを履き、ガリガリの斜面を滑っていくが、後続のメンバーと出会うことなく標高1510mまで下ってしまった。
 最悪の事態も想定される中、門内小屋まで標高差350mを登り返すことを決断する。門内小屋に着くとメンバーが待機して事なきを得た。天候は徐々に回復し、1時間前にはガリガリだった雪も緩んで、危険を感じることなく下山することができた。石転び沢出合までのスキー滑降は快適で楽しいものであった。出合から先はデブリにより凸凹があるが、40分程でテン場に戻ることができた。あの悪天候が嘘のように青空が広がりぽかぽか陽気になり、缶ビールで乾杯し、時間が余ったので昼寝をしたり周辺を散策して過ごした。
 3日目5/6は夜半から激しい雨が降り、テントの中は水たまりができ、兼用靴にも水が溜まる有様。予定では石転び沢に向かう予定だったが、早々に撤収することとした。デブリやクラックに苦戦しながらも、梅花皮沢の堰堤の階段と飯豊山荘下の天狗橋でスキーを脱いだだけで、スキー滑降&シールなし歩行でスムーズに下山できた。途中でスキーを担ぎ重荷に耐えて倉手山登山口。さらに20分の車道歩きで梅花皮荘ゲートの駐車スペースに到着した。梅花皮荘の温泉から出ると小雨が降り出し、やがて本降りとなった。3日間の山行のうち、晴れたのは半日程度と天候には恵まれず、計画の半分も実行できなかった。5月上旬の温身平の新緑は格別に美しく、また今年の豪雪による大規模な雪崩で何十年も生き延びた樹も倒木と化す自然の厳しさも感じられた山行であった。

 

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