奥多摩山域テント泊縦走


- GPS
- 18:49
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,275m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:31
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 10:19
天候 | 5/3 快晴 夜中から強風、少し雨 5/4 快晴ながら西から強風 5/5 快晴 風も穏やか |
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過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅から鴨沢までバス 復路 民宿みはらしから塩山駅前までタクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
雲取山から先飛龍山までのトラバース、中々気を遣う |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
グローブ
チェーンスパイク
ストック
火器セット
昼ご飯・行動食(予備入れて3日分)
水(1日あたり2L)
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ2つ
乾電池・携帯充電池
筆記用具
着替えとお風呂セット(ダウン・長袖・靴下・下着・手ぬぐい等)
現金
保険証コピー
携帯
時計
眼鏡
カメラ
常備薬・ファーストエイド
浄水器
携帯トイレ
トイレットペーパー(持ち帰り)
テント(ペグ・ポール)
グラウンドシート
シュラフ
テントマット
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感想
テント泊、1泊じゃなくて2泊したい!
奥多摩山域で雪がなくなっている東エリアでルートを考える。
日帰りでは無理な奥多摩エリア最高峰の飛龍山(2,077m)も入れたい。
「え~テントで2泊ですか〜」と若干渋る次長。
でも、飛龍山(2,077m)を含めた奥多摩東エリアの縦走プランに、
予約困難な「五十人平野営場」の予約も無事取れて、
次長も「行きましょう!」と乗ってきた。
■1日目:鴨沢 → 五十人平野営場(9.4km / 1,313up)
奥多摩駅からGW仕様の臨時バスに乗って登山口へ。
2泊3日のテント泊装備でいつもよりズシッっと重いザック背負って、
よいしょよいしょと進む。
サポーターを付けた左膝はいい感じだけれど、去年より何だかキツい。
1日目の野営場の水場は遠そうで、売店もないので、
途中の七ツ石小屋で昼休憩を取りながら水をたっぷり補給(約3kg増…重っ)。
いつもはほとんど休憩を取らない私たちだけれど、
今回は「1時間に1回ザック降ろしましょう」と提案。
ヤマレコの時報に従い、ふぅ…と休憩するも、
その時間を計画に入れ忘れていて2時間近く押す結果となった(事後反省)。
野営場に到着すると、平坦地はほぼ満員。
しかし、次長が入り口付近の奇跡的に水平な場所を発見!
ありがとう、ありがとう!
頭痛もしていたので、本当に助かった。
野営場では、3名の管理者さん達が各テントに予約確認をしていた。
なお、予約なしで来た方には現地でしっかり2,000円の徴収が入っていた。
大人のマナー、大事です。
その日は疲れていたので早々に夜ご飯を食べて就寝。
■2日目:五十人平 → 雲取山 → 飛龍山 → 将監小屋(13.7km / 943up)
予報通りテント場の夜中は強風と時々小雨。
でも5時半出発に合わせて支度を始める時間には風は強けれど雨はあがり、
体調も戻り元気も復活。
朝ごはんをたっぷり食べて「さぁ!次の将監小屋へ!」。
テント場の管理者さん、進むルートの注意箇所を教えて下さった。
ありがとうございます!
しかし、しかし。
強い西風の中、雲取山から西へ向かう飛龍山への移動行程、
道は雲取への登山道のように歩きやすい山道ではなくなり、
中々に神経を使うトラバース道に変わった。
重い荷物を背負った自分達には優しくはない行程で、
今日もズルズルと時間は押していく。
体力も削られ、「明日のルートは一番短いルートに変更しよう」と
予定変更の話もしながら…。
とはいえ飛龍山にもしっかり寄り、将監小屋に着いたのは16時前。
到着15分前位に電話を入れ、テント場はほぼ満員情報はあったけど、
段々の気持ちよさそうなところは本当に満員。はわわ…。
遅くなってすみません!と管理人室に行くと、
「あっちの林道に張っていいよ。一番いい場所だよ!」と。
気っ風の良いおじさまとホンワカしたおじさま、神対応に感謝…。
車を通すその広い林道は平らな立地で文句なしの場所でした。
さらにお二人は、翌日の変更ルートやタクシー手配も相談に乗ってくださり、
本当にありがたかった。
疲れてはいたけれど、体調は良かったので冷えた缶ビールをグビりながら
テントを設営する。
翌日の計画は1時間半林道を歩いて下山し、
そこから手配いただいたタクシーで塩山駅近くの温泉まで移動、と
ガラっと変更したので、なんだか元気になって、
色々話しながら夜ご飯を食べ、テントに籠って身体を休める。
私達の後に到着する方もパラパラといて、林道へのテントが少し増えた。
皆さん、本当にお疲れさまでした。
■3日目:将監小屋 → 林道 → 下山 → 塩山温泉
5時前にごそごそと起き、のんびり朝ごはん、片付けをして、
10時に下山口からタクシーに乗るために出発。
最後まで「タクシーの時間早めようか?」と調整してくれた管理人さん、
本当にありがとうございました。
下山は登山道ではなく車も通る広い幅の林道なので、
ほぼ気を遣うことなくダラダラと喋り倒す。
予定より1時間弱早く下山口に着いたので、
「早く着いちゃったら寄るといいよ」と教えてもらった「民宿みはらし」へ。
人がいるのかな、いないのかな、というその茶屋は、
オープンスペースにテーブルと手編みの座布団が敷かれた長椅子が。
外の冷蔵庫には冷えた缶ビールやチオビタドリンク、お茶などがあり、
「ポストにお金を入れてください」と開放的な雰囲気。
えっ缶ビール350円ですけど。良心的過ぎて心配になる。
少ししたら、中から出てきた90歳のおばあちゃんが、
自家製の煮豆やきゃらぶきをふるまってくれた。これがまた絶品。
ドンピシャに美味しいので、ビールのあてにパクパク食べてしまった。
そして、このおばあちゃんがすごかった。
おばあちゃん、その穏やかさと反し、子育てしながら民宿の運営、
植林作業への参加、付近の林道の整備、さらに笠取小屋でのイベント等々、
色々と地元の人として活動を続け、地元の山を知り尽くした人だった。
おばあちゃん推しの私にズキューンとはまり、聞けば聞くほど尊敬しかない。
そこへ予定より早めにタクシー到着。
おばあちゃんが「あんたも寄ってお茶してけし」と
運転手さんにチオビタを振舞い、さらにみんなでお喋り。
もうお二人の地元話題あふれる穏やかな会話がたまらく良くて、
このルートに変更して良かったと幸福感がジュワァっと溢れる。
タクシーでまたお喋りしながら、駅近くの温泉に到着。
貸切状態の女湯で3日ぶりのお風呂そして温泉。最高…
全身すっきりしてお風呂を出たら、ビール片手に半分成仏した次長が座っていた。
そこから駅の近くの中華料理屋さんへ移動し、ジョッキを3杯飲みながら、
一品料理を数品、餃子は定番2皿、〆の炒飯を食べて大満足。
これからはテント泊の時は休憩時間をもっと足した上で無理のないルートを
作らないと!と反省しながら、ほろ酔っていったのでした。
時々ペースの遅くなる私に我慢強く付き合ってくれた次長、
口がどんどん悪くなる私ですが、感謝しております。本当です。
今回もありがとうございました!
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