記録ID: 8116180
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積雪期ピークハント/縦走
道東・知床
GW山行羅臼岳南西ルンゼ
2025年05月03日(土) 〜
2025年05月04日(日)


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:55
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,506m
- 下り
- 925m
コースタイム
天候 | 3日 雨 Lから伸びる谷の通過 4日 晴れ L含む気圧の谷の中 概況:網走北見は曇りのち一時雨で昼前から雷。釧路根室は概ね曇りで所々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
気合の23:30起床。今日?の食計は牛焼肉炒め。やっぱこういうシンプルなのが一番うまい。1:30真っ暗な羅臼自然センターを山靴でデッパ。知床峠につく頃にちょうど日の出。地平線にひかる金星がきれいだ。羅臼岳も段々とその姿を見せてきた。その山体に走る一本の白い線、南西ルンゼだ。壮大なその姿にPartyの士気も上がる。雪もかなり多いようで藪漕ぎなく直接南西ルンゼに取り付けそう。少し休憩してのち峠の近くにテントと山靴を埋めてここからはSEで行く。視界あるので適当に行きやすそうなところを歩いていく。樹限は大体Co1100くらいだがかなりカンバは薄く、ほとんどがハイマツ。あまりあてにしての行動は難しそう。ある程度しっかりしたカンバの中にテン張りたいならCo800くらいより下になる。樹限でEPに変えてシーデポ。ルンゼ下部の斜面で練習系みっちりやって南西ルンゼへ入っていく。南西ルンゼは無意根の壁の約3倍くらいの規模感でCo1250〜1550くらいは休憩できるような場所はない。やはり入る前に見える範囲で√のあわせや危険物の確認はしておきたい。Co1330くらいで右から岩壁が張り出してきており、ここから先が核心。ここからsLTopで3点交えつつ登っていく。雪質よくステップは問題なく切れるがやはりKDKはすごい。さらに、昨日の雨のせいか左右の岩壁から氷塊がどんどん落ちてくる。大きいものは人の頭くらいありとても硬いので当たったらシャレにならない。あまり壁に近づきすぎないようにしながら登っていく。途中に落石もちらほらあったのでメットは必須でしょう。斜度感は特にCo1400~1500あたりがもっとも急で40度くらいはある気がする。西側はもっと斜度があり45度くらいはありそうだ。雪繋がっていたのでルンゼ中を台地の上まで詰めあがる。雪少ない時に早めに西側から台地上に上がりたいなら西に寄るときにそれなりにテンション感のあるtrvをしないといけなそう。この辺はハイマツが見えており、その上に昨日の雨が凍って氷がたくさんついている。足の置き場と落氷に気を付けながら通過。Co1580辺りで左に上がって台地上に出る。この辺は風あり、感じるくらい吹いていた。ドームの前で荷物おいてPに空身At。ドームは岩がそれなりに露出している。右に回り込みながら上がっていくとPの手前に急なtrvが出現。岩についた氷壊して岩を持ちやすくして、それをHにして指示だししながら通過。Mに譲ってもらってP到達!ありがとう。海に挟まれたこの半島の一番高いところにたどり着いた。Pからは知床のすべてが見渡せる。sLとMと健闘を称えあう。時間もないので写真たくさん撮って引き返し。ルンゼは最初前降りで核心部を150mくらいBS。この間も氷が定期的に落ちてきたのでLは落氷を監視しながら(時々ピッケルではじきつつ)降りる。シーデポ地点に帰ってきてほっと一息。見下ろすと観光客でにぎわう知床峠が見える。ここからはシール外して峠に向かって気持ちの良い滑走。東のルンゼ先の斜面はいかなかったが、大斜面でめちゃくちゃ楽しそうだった。そのまま叫びながら峠へ。まだ12時だがすでに10時間以上行動している。峠にいた山スキー部OBの知り合いの方にウトロまで連れて行ってもらい下山。このころには羅臼のP周辺にはガスがかかっていた。 |
その他周辺情報 | 下山後は羅臼の民宿とおまわりで一泊。魚のフライが美味。結局24時くらいまで騒いで24時間行動(笑)達成。 |
写真
感想
部内初トレースでこのような√に行けてよい経験になった。
知床良いとこ
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