東海自然歩道 (山の辺の道/柳生街道) 桜井から笠置
京都府
奈良県
アマさん
ジャムパン子
体力度について
- GPS
- 24:18
- 距離
- 56.3km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,316m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 8:11
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:35
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:40
| 天候 | 5月3日：快晴 5月4日：快晴 5月5日：快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
難波駅〜大和朝倉駅 復路（JR西日本） 笠置駅〜大阪駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
道の状況：よく整備されている 危険箇所なし 登山ポスト：メールにて奈良県警に提出（4月29日） |
| その他周辺情報 | 5月3日 休憩施設：天理トレールセンター 宿泊施設：Mori ノ Guest House 飲食：天理スタミナラーメン（屋台） 5月4日 休憩：豊田朝付近（ベンチ） 宿泊施設：KKR奈良みかさ荘 5月5日 休憩：忍辱山町付近 南明寺 飲食：笠置駅内の飲食店 |
写真
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今東光、書
「むらさきは灰さすものぞつば市の
八十のちまたに逢へる児や誰」
作者、未詳
金星の石仏（高さ2.2m 幅80cm）二体の石仏
右が釈迦、左が弥勒と推定されている。
古くは貞観時代、新しくても鎌倉時代。
重要文化財
二体の石仏
右が釈迦、左が弥勒と推定されている。
古くは貞観時代、新しくても鎌倉時代。
重要文化財
この後、横浜在住のオートバイライダーと話が盛り上がりました。
石上 布留の高橋 高高に
妹が待つらむ 夜ぞ更にける
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
コンパス
筆記具
飲料
タオル(2)
計画書
非常食
行動食
予備電池
ガイド地図
笛
保険証コピー
ティッシュペーパー
ウエットティッシュ
携帯電話
雨具
ストック
時計
ＧＰＳ
デジカメ
救急薬セット(1)
|
|---|---|
| 共同装備 |
コンロ・ボンベ
コッフェル
|
感想
🟢🟢🟢 東海自然歩道を歩く 🟢🟢🟢
50年前に作られた道が現代のハイカーにとっても魅力があると言えるのか？
そんな疑問もある中で全ルートを調査した結果、トレイルブレイズ研究所が
『東海自然歩道は現代のハイカーを満足させる長く歩く道でありえる』
と言う結論を出してます。
東海自然歩道は1968年にアメリカのアパラチアン・トレイルを環境省の担当者が視察したことがきっかけとなりスタートし1974年に長距離自然歩道の取り組みが行われ、東海自然歩道が第一号として開通しました。
総延長は1,343km、東の起点 東京都の高尾山を出発し、西の起点 大阪府の箕面までの道です。
全てのルートを一度に歩くと2ヶ月近くかかると言われており、今回はセクション歩きとして桜井から笠置までの約50kmを2泊3日で歩く計画としました。
このルートはキャンプ場が無く、ゴールデンウィーク期間であったので宿泊施設を予約するのに苦労しましたが、なんとか予約する事が出来たので実現する運びとなりました。
なんば駅での集合も順調で一つ前の電車に乗ることができました。
その結果、スタート地点の大和朝倉駅にスムーズに移動できて出発しました。
スタート後、近くの業務用スーパーで買い出しをして飲料や食べ物を調達。
素晴らしいハイキング日和に恵まれて、快調に歩きました。
1番目の大きな通過点、大神神社では多数の参拝客やハイカーで賑わってました。
東海自然歩道と山辺の道が重複する区間でもあり、ルート上には次々と歴史上の古刹や神社が点在しており興味深く歩きを続けることができました。
昼食は計画していた天理トレイルセンターでとりました。
ここも多くの人々で超満員状態。
運よく野外のテーブル席にて先客が席を譲ってくれました。
売店では生ビールも販売しており、有り難く思って迷わず注文しました。
天理トレイルセンターを辞し、歩きを続けると永久寺跡に着きました。
明治の神仏分離令・廃仏毀釈の嵐にのみ込まれてかつての栄華は跡形も無くなってました。
諸行無常を現実として目の当たりにし、栄華の儚さを感じる場所であると言えます。
宿泊施設のMori ノ Guest Houseは石上神宮からJR天理駅に歩いて行く立地にあり、ルートからかなりの距離がありますが、ルート上に近い場所で予約を取ることが出来なかったので大きくロスにはなりますが、宿泊できるだけでも良いと判断しました。
チェックインして、まず共用のシャワーを浴びてから駅前のコンビニで買い出し。その後、共用の冷蔵庫に食材を入れてから天理スタミナラーメンを食べに行きました。
屋台でオープンしてましたが、行列が出来ていて人気がある店だと思いました。
行列に並んで食べましたが、白菜とキムチが入っていてチョイ辛のスープで名前通りスタミナが付きそうなラーメンでした。
食後、宿に帰って共用のダイニングルームでお酒を飲むことにしましたが、一人の先客（横浜から来ているバイクライダー）が座っていて初対面でしたが色々な話題にて盛り上がって、楽しいひと時となりました。
そこに東京から来ているという若者も加わり、益々話が盛り上がったのです。
それで4人で楽しく話し合っていると、もう一人（パキスタン人のアスリート）が加わり、国際的な場になりました。
びっくりしたのは東京から来ていた若者が英語ペラペラでパキスタンから来たエルビスプレスリー似のアスリートと会話が普通に通じていることに感動しました。
初めてゲストハウスを利用しましたが、安価で宿泊できる上にこのような出会いがあるんだなと認識を新たにしました。
翌朝も出発前の朝食の場で新たに女性一人旅のM子さんとも話が盛り上がり、ゲストハウス宿泊で色々と新しい経験をすることが出来ました。
2日目の東海自然歩道の歩きは北部山の辺の道歩きで古刹巡りが主になりました。歩いている人も南部に比べてかなり少なくなりました。弘仁寺〜円照寺と進み、この日の最終は白毫寺。
裏手からのルートで達したので、大きく山を下ってから正面に回った後、今度は長大な石段を登り返して門前に行きます。
高台にあるので奈良の都の展望が素晴らしく、拝観料500円を払うだけの価値がありました。
その後、宿のみかさ荘に入りました。
立地が春日大社に隣接しており、周りは長大なお屋敷ばかりの地域で志賀直哉旧居もあります。
建物は以前は裕福な呉服屋の別宅であったと言う建物で素晴らしいお庭を有してました。
料理も腕利きの板前さんによるものと思われ、程良いプロの味付けに舌鼓を打ちました。
中でも「袱紗焼き」は初めて食べる食感で中にチーズらしきものが入っていてすごく美味しかった。
翌日の朝食は白米と茶粥のどちらかを選べるので茶粥をオーダーしました。
最終日は三日間の内で一番歩く時間も長く、累積標高も一番大きなルートとなり、気合を入れて歩きました。
山の辺の道から柳生街道と変わり、最初から沢沿いの坂道を登ります。
首切り地蔵で一休みしました。
それから里の平坦な集落歩きになりますが、その後の「かえりばさ峠」への登りもきついと感じました。
柳生の里を歩いてから笠置へと向かいました。
笠置山への登山口までは激下りとなります。
登山口に着くとゴールの笠置駅までは直ぐです。
3日間の東海自然歩道の歩きも完歩し、駅に隣接した飲食店で生ビールを飲みました。
達成感とゴールについた喜びで飲むビールは格別に美味しかった。
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山とは違う、ただ歩く、道を、出会った史跡や景色を自由に立ち止まって感じる。
なんか上手く言えないですが、違う世界を体験できました。
本当にありがとうございました😊
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