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山滑走
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳BC(三本滝-朝日岳-蚕玉岳-剣ヶ峰ピストン)2025-05-01
2025年05月01日(木) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:20
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,330m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:18
距離 12.4km
登り 1,330m
下り 1,331m
5:40
20分
スタート地点
13:01
ゴール地点
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
さて今シーズンもそろそろ終わり。立山はケーブルカーが混んでて待ち時間がもったいないし、白山は林道アプローチに使うMTB故障中なので、三本滝まで車が入れるので、30数年ぶりに乗鞍に行くことにした。 夜、早目に寝て、23時起床、出発。5:30現地着。奈川木祖線の県道26号の境峠以降は、まだ桜が満開だった。 準備して6:00登山開始。道路挟んだスキー場下部から雪が続いているので、最初からシール、スキーアイゼンで登る。雪面はまだ少し凍っている。林道で一旦外して、再度履くが急登なので、スキーは背負いアイゼンに履き替えて登る。 この時、一昨日無くして新調したボトルを落とし林道まで転がって割ってしまった。やっぱペットボトルの方が良かった。初っ端からやな感じ。ゴミになったので、帰りに回収しやすいとこに置いておく。 もう1本林道をまたぐと、あとはシール登高。でも実は帰りに気づいたが、林道を左(南南東)に50m程歩いた所からの方が登りやすかった。滑るのも、最後に段差がないので安全。 スキー場上部からは緩やかになり、換装時に抜かれた2人組パーティを追い越すが、2060mの急登で樹林帯の中を緩やかな斜度を探しながら登っているうちに置いて行かれた。大日岳頑張って下さい。ついでに単独登山者にも置いて行かれた。 駐車場で話した山スキーヤーとはこの辺りで少し話しながら登る。剣ヶ峰と蚕玉岳の間からと摩利支天の東を滑るそうだ。林道がどうなってるか知りたがっていたが、それは僕も知りたいな。 剣ヶ峰と朝日岳は滑りたいが、摩利支天、摩利支天と富士見のコルからも滑ってみたい。屏風岳と富士見岳も登りたいが、CT12時間なので、条件の良さそうなとこに行こう。 そうこうしてるうちに山スキーヤーと単独行者にはまた剣ヶ峰でと、先に行く。 2400m付近で2人組に追いつき、彼らが小ピークっぽいのを直登するので、左側に10m程、少しトラバースすれば、シュプールもある緩やかそうな斜面があるので、近道して巻こうとしたが、これが失敗だった。近道でもなかったし。 トラバースは斜度60-70度で案の定、ずり落ちて、20m弱の滑落。上に出るまではほぼ無風で、暑くてグローブもせず、肘まくりもしてたので、ザラメ雪にストックを握った手を押し当てて止めようとしたので、右親指の皮がめくれてしまった。取り敢えずテーピングで圧迫止血。 スキーを背負い、急なのでピッケルも使って、登り返して小休憩。大分時間と体力をロスしてしまった。さっきの山スキーヤーに、持ってたウィペットの話し聞かせてもらったが、ずり始めにも、登り返しにも、有効なので欲しいな。でもお高いんでしょ。 ここからは、伊奈川の左岸に戻らず、このまま右岸を登っていくことにする。単独行者はこちら側から登っていた。雪原に出ると、スキーヤーとボーダーの2人パーティにも抜かれていたようだ。 バスで来た位ヶ原山荘からの登山者もいるのか?朝日岳と蚕玉岳のコルへ1名、朝日岳直登方面上部に1名、その下にも10名程の登山者が既に登っていた。急に賑やかになってきた。 追いつきたいが、だんだん眠くなってきた。朝、白い乗鞍岳を見た時に眠気が吹っ飛んだが、さすがにアドレナリンが切れてきたか。動悸も早い。220から年齢引いた心拍数までだったっけ。30数年ぶりの2500m以上。ちょっと高山病?水分を多めにとって小休憩。ここからは、立ち止まっての休憩になる。 登りは朝日岳と蚕玉岳のコルを目指す。所々新雪が付いている。ラッキーだが、ツボ足の跡はシール登高でも、滑走でも邪魔だな。一昨日と昨日の疲れが残ってるのか足が重い。この急斜面でのターン、大腿筋耐えられるか?3歩進んで、2息整えるみたいなゆっくりした歩調で登る。 コルで小休止。うーん、2登は無理かなあ。よし、ここからはアイゼンで三峰踏んで、取り敢えず、ここから滑ろう。スキーはデポして、朝日岳、蚕玉岳、剣ヶ峰と登って見た。 あれっ、どこも記憶にない!3月末でガリガリだったから、滑れないと思って、肩の小屋位で引き返したんだったっけ。ピークからの滑走を諦めて途中で引き返したのは御嶽山だったかな?記憶って曖昧だなあ。 大日岳への下りは既に雪はないので、大日岳と屏風岳は今回はパスした。 足の踏ん張りが利かないと、剣ヶ峰の北東の谷筋も、剣ヶ峰と蚕玉岳のコルの北東の谷筋も、登って来た蚕玉岳と朝日岳のコルの北東の谷筋も、どの斜面も怖く見える。聞くとやっぱり登ってきた所が一番斜度はマシのようだ。大勢の登山者が登ってくる所で、何度も転んでの下手なスキーはちょっと恥ずかしいが、仕方ない。安全第一で行こう。 丁度ボーダーが、剣ヶ峰の北東の谷筋を滑るとこだったので、見せてもらったら、転んでるが、雪が腐っていてすぐ止まるので、滑落の心配は大きく無さそうだった。下手な滑りってとこでも少し安心。 そういえば、スキー登高で、剣ヶ峰と高天ヶ原のコルへ登る人や、剣ヶ峰の東尾根を登ってくる人もいた。こちらもそのうち登って滑ってみたいものだ。 摩利支天も登って滑るか?林道の下に少し割れ目が入っていたのは気になるが、まだ滑れそうではあった。登ってる人も見えたので、朝の山スキーヤーもあの中にいるんだろう。現在11:30。よし今日はこの1本にして早目に帰ろう。夕飯作る時間もありそうだし。 滑り始めは怖い。斜滑降で朝日岳側へ滑って、足跡のない所からターン。おっまずまずの滑り出し。数ターンで足跡の上に戻るので、今度は蚕玉岳側へ斜滑降で新雪個所から。ターンがよく決まる。気持ちいい。振り返るとなかなかに綺麗なシュプール。でも調子に乗ってると、多い雪に板を取られ、無理して引き寄せて攣りそうに。しばらく伸ばして、息を整えて、もっと蚕玉岳側のハイマツの横の綺麗な雪面を滑る。最高に気持ちいい滑りができた。やっと落ち着いて写真を撮れる斜度になってから見返ると、各々好きなコースにシュプールを描いている。そのうちの一つを描けたことに満足して今日は帰ろう。 楽しいけど、ツアーコースまで滑って標高差1000mは長い。一気に滑りたいが、もうそんな体力も筋力もない。息を整え整え、筋肉を休ませしながら滑る。途中で疲れた山ボーダーと話した。コース下部の少しコブっぽくなっている所は滑りにくい。最後に割れたボトルを回収して終了。 でもこの後6時間の運転があり、膝が悲鳴をあげていた。摩利支天行かなくて良かった。幸い痛みは酷くないので、来週には復帰できるね。 |
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