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Yamareco

記録ID: 8064536
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

局ヶ岳(仁柿峠から周回)

2025年04月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:30
距離
5.1km
登り
650m
下り
659m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:12
休憩
1:19
合計
4:31
距離 5.1km 登り 650m 下り 659m
8:53
6
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12:40
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13:01
7
13:08
13:15
5
13:24
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
仁柿峠登山口駐車場
コース状況/
危険箇所等
「健脚コース」は痩せ尾根部分、谷の上部トラバスでの滑落要注意。
その他周辺情報 姫石の湯
ここまで、まとめて花。
3
ここまで、まとめて花。
2025年04月26日 08:53撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 08:54撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 09:15撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 09:23撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:01撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:19撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:22撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:22撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:25撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:25撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:27撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 10:50撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 11:23撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 11:36撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 12:03撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 12:18撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 12:20撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 12:39撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 12:49撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年04月26日 13:15撮影 by  iPhone 14, Apple
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撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

これまであまり行くことのなかった三重・奈良県境付近の山々に近頃通い始めた。先週は大洞山と尼ヶ岳を訪ねてトウゴクサバノオに対面したのだが、この山域でちょうど花期を迎える植物が期待できる場所は、いったいどこだろう。気になっていた場所をいくつかあたってみると、局ヶ岳にカタクリ群落があるという。ちょっと遅い気もしたが、今年は概して花の開花が遅いので、案外、まだ見ごろかもしれない。3月下旬に上郡アルプスに行った帰り、西播磨の弦谷に寄って保護地のカタクリを見るには見たが、やっと咲き始めで、消化不良の感は否めないから、局ヶ岳で自生のカタクリを見られるなら、ありがたいことだ。東北在住時には、そこここで目にするカタクリだったが、関西ではなかなか出会うことがないので、懐かしくもある。
当初、あまり吟味をすることもなく、多くの人が登っているフツーのコースである局ヶ岳神社からの周回で計画を立てていた。車でのアプローチを調べようと、ヤマレコのアクセスで経路を探索して、えらく時間がかかることに気付いた。自宅から3時間近くかかるというのだ。昨年の学能堂山、先週の大洞山と尼ヶ岳、それに古光山や住塚山など、これまで登ったこの辺りの山と比べて、優に30分は余分にかかる計算である。地図を眺めて見えてきたのは、これまで決まって使って来た伊勢本街道よりも、一本南のルートを使わないと、登山口に行けないということで、そうなると桁違いに時間がかかるらしいのだ。ならば、伊勢本街道を使って登山口をめざし、そこから局ヶ岳に登るとしたら、アプローチを短縮できる筈だ。ということで登山ルートを再考した。その結果、局ヶ岳の南麓の局ヶ岳神社に対して、北麓の仁柿峠から伸びるルートがあることを知るに至った。この北側からのコース設定にして再度ヤマレコのアクセス機能を使って検索すると、案の定、アプローチは2時間半足らずまで短縮できる予想となった。これだ!とほくそ笑むasakinu。しかも、この北麓からのコースが古くから使われていた登山道らしく、局ヶ岳神社からは新道コースとも呼ばれているようなのだった。
そんなわけで、伊勢本街道を東に走る。この辺りはまだサクラが咲いている。道の駅、美杉を過ぎると「この先幅員減少」の看板が何度か現れ、その後間もなくして例の「酷道」となった。DELICAでは車幅いっぱいの狭隘道路である。山間部に入って道はうねうねとカーブするようになり、工事区間となる。拡幅工事と思ったが、それだけではなく、その先の山越え部分をトンネル化するためであることを後で知った。
このトンネル工事の現場の先で右に分岐する林道に入る。この林道の途中には伐採作業地があり、大型トラックも停められていたが、今日は作業がないらしく、作業車とのすれ違いという苦境に直面せずに山中へと入っていく。道は左に折れて橋を渡るところには、林業会社の小屋が建っている。その横に一旦車をとめたが、「登山口100m」の案内板を見てさらにわずかに車を走らせると、右手に広い駐車場があった。登山口はその横である。
我々しかいない駐車場を後に、行動開始だ。「登山口」看板のところから谷に降りて渡渉し、よく踏まれた登山道の緩やかな傾斜を進む。途中には地権者の林業会社が立てた立派な道標や、地域の登山会によると思われる里程表示などがコースに沿って立てられている。周囲はヒノキの植林帯である。その下生えで優勢なのがコアジサイで、吹いたばかりの新芽と共に、早くも蕾が付いているのだった。これだけの数が生えていると、6月にはあのかぐわしき香りがあたり一面に立ち込めることだろう。それだけでも、6月に再訪する価値がありそうだ。間もなくすると右手から舗装林道が上がってくる。その道もすぐに終わって登山道は傾斜をグングン増していく。それでも今日はまだひんやりとした空気に包まれているので、暑さに苦しむことはない。時に強い風が吹き抜けると、肌寒いくらいだ。
延々と植林の中を進む。前方がやや明るくなって、一段上の稜線に出ると「健脚コース」と合流する。なお、自分たちが登ってきたところは「本コース」と表記されている。ここから稜線上を左に進む。途中、電力装置の格納所なのか、トタンで出来た「小屋」が建っている。これをかわして登っていくと、足元に二株のカタクリが花をつけている。今日のお目当てに遭遇して、安堵する我々である。しかし、その先山頂まで、他の株を見つけられずに過ぎた。小ぶりのイワカガミがところどころで花を咲かせている。正面に突然、反射板があらわれ、人々の声が聞こえてきた。山頂である。局ヶ岳の山頂は360度の眺望に恵まれ、さんさんと陽が降り注いでもう夏を予感させる。
ひとしきり眺望を楽しんだら、カタクリの群落があるという南側へと下って行ってみる。急峻な道を下りながら、左右を見渡すと、カタクリの特徴ある葉がいたるところに生えている。だが、花はない。もう終わってしまったようだ・・・。それでも小峠までは探索しようと下っていくと、かろうじて数輪の花を見つけることができた。登ってくる人々に聞いても、やはりポツンポツン状態だとのことなので、ほどほどで切り上げ、山頂の取って返したのだった。山頂のコバノミツバツツジは今なお鮮やかに咲いており、その花見をしながら昼食をとる。
下山は、登りで確認した「健脚コース」を辿るとして、来た道を下る。すると、登りでは気付かなかったカタクリの花が、何株もあることを発見。北側斜面は開花が遅いのだろう。開いたばかりの色の濃い花もある。斜面を少しおりて、まじかに観察する。
「健脚コース」は痩せ尾根の通過から始まった。登りに使った「本コース」とは対照的に傾斜の強いアップダウンを経て進んむ。そして小さなピークから、指導標に従って右の支尾根に入る。相変わらず痩せた急な尾根で、ロープ補助の地点もある。両側切れ落ちているところを慎重に通過する。周囲は自然林でシャクナゲが多く、すでに開花しているものもあり、予想外の花見になった。傾斜が緩んで杉植林となり、右下に林道が見えてくる。鞍部から右に折れて一旦この林道に降り、わずかに林道を辿って再び山道を下ると谷に降り立つ。ここから谷の左岸をトラバースして道はついているが、途中、小滝群を回避するために道は高い地点を通過していくので、滑落注意だ。やがて堰堤が見えると、林道に再び合する。その後林道をまっすぐ下っていくが、途中、林業会社の案内板の立つところから右に山道を入って斜めに登っていく。我々はうっかり通り過ぎて、川のところまで行ってしまったので要注意だ。山道をゆるりと登って尾根を越し、下りに転ずると知らないうちに本コースに合流していた。駐車地にもどると、我々の車だけがそこにあった。駐車場の脇に置かれている木製ベンチに腰掛け、春の陽射しのもと、久々に鳥のさえずりをのんびりと聞きながら、心地よいひと時を過ごすのだった。

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