Mt.FUJI KAI70k


- GPS
- 15:57
- 距離
- 67.9km
- 登り
- 3,405m
- 下り
- 3,392m
コースタイム
- 山行
- 9:41
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:33
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:48
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
憧れのMt.FUJI KAI70kに出て、完走できましたー
よかった…あきらめなくて…
何度もリタイアを考えました。
第1エイドの忍野に着いたときは、いい調子で走れているなーと、この調子でいくぞーと思っていたのですが…
第2エイドの山中湖きららに着いたときは、なんだか気持ち悪くてなかなか再スタートできない感じでした。
この後は本格的に山のルートに入りますし、時間的にも陽が落ちるので、この不調で山に入って万が一動けなくなったら危険だし、次のエイドでリタイアするより、ここでリタイアするほーが絶対に安全で快適に帰れるよなっていう合理性もあり…
そんなことをグルグルと考えて、トイレに籠ったり、エイドであったまったり、温かい飲み物をいただいたりして、いざという感じで出たら、寒さに凍えまして、あー無理ーってなって一回、エイドに戻りました。
で、リタイアするぞ言うぞと思っていたのですが、とりあえず防寒を備えようと思い、持ってきていた防寒具を全て身に着けたら、あれ…これ…なんだか快適だぞとなりまして…
よし行こう、行けるところまで、という感じに何故かなりまして、次のエイドに向かいました。
第3エイドの二十曲峠までは、このルートの中で、一番キツい区間でした。
ほんとに地味に登っては下っての繰り返し…
しかも登りが急なんですよ。ガっと登ってグっと下るの連続で…
さらに夜間に入っておりヘッ電なのですが、霧が出て光が霧散して下が見えない…
下りにリズム乗れず脚に負担がかかりブレーキをかけて行くしかなくて試走もしていませんため初見の下りで見通しが悪いのはかなり辛かった…
それでも脚を進めたら何とかエイドに到着できまして、あーもーここで終わろうと思ったのですが…
なぜかここでも豚汁をいただいたり、トイレに行ったり、暖い飲み物をいただいたりしていたら、なんだか行けそうだぞってなるんですよね。
なんなんでしょうね…
脚が動くんですよね。だから行けるなーって思えちゃうんですよね。
ほなもういっちょ行ってみよかなーって思って、とりあえず、エイドを出ました。
この後は最高標高の杓子山が控えているので、ちゃんと準備してから行きまして、不思議なのがこのパートは結構元気だったんですよね。
長めのトレイルやってると、途中で復活するって聞いたことがありましたが、これかなーって思いました。
杓子山は手を使って登るパートがいくつかあり、そこで渋滞をしていました。
これはまあ渋滞するしかないよねっていうところでしたが、身体が冷えるほどの停滞ではなくてよかったです。
また、逆に、走る以外の筋肉も使えて、脚つりそうになったこともありましたが、逆にストレッチの機会にもなり、これまた杓子山の山頂に着いたときは、それなりに元気でした。
さて下るかーっていうところまではよかったのですが…
下りがこれまた地味に長いのと、苦手な感じの路面ですごい脚をつかいました。
最終エイドの富士吉田に着いたときは、もう脚をかなり使ってて、これはキツいなーもうここでリタイアしたいなーって思いました。
が、とりあえず、吉田のうどんをいただこうと、ゆっくり腰をおろして、いつも以上にしっかりと咀嚼して、きの子類やお野菜をしっかりと味わって、味噌のきいたお出汁を最後まで飲み、オレンジを4切れぐらい一気に食べて、トイレにいってとゆっくり過ごしていたら、なんだかこれ行けそうだぞってなりました。
よし行くかーってふと目線を上げたら、憧れの田中陽希さんがいらっしゃるじゃないですか。
100mileに出られるとはお聞きしておりましたが、まさかエイドでお会いできるとは…
こんな機会、一生に二度とないかもということで写真を撮っていただきました。
お疲れのところにも関わらず笑顔でご対応いただき、そのことに感謝感激で、これは何がなんでもゴールするしかないぞとすごいパワーをいただきました。ありがとうございました。
ということで、最終エイドを出て最後のパート18.7kmです。
しばらくロードを走るのですが、ここは絶対走りきるぞということで、しっかり走りきりました。
そして最後の霜山に取り付いたのですが…
ここからの登りが、まー長い…
裾野が長い…
急じゃないんですよ…ちょっとした坂って感じの登りなのですが…長い…
緩い登りが4kmぐらい…
ここは走れなくない坂なんですが、もちろん脚残ってないですし体力も残っていないのでひたすら歩きで登りましたが、やはり逆にしんどい…
これを最後に走って登れるようになりたいなーと思ったり思わなかったり…
霜山を越えたあとも、ゆるい下りが続き、時に急な下りがあったりで、ここはもう脚が動かないので、ブレーキをかけるしかなく…
そこで完全に脚を売り切りました…
ここからはひたすら耐える感じで、なんとか山パートを終えたあと、なぜかロードを走れるんですよね。
不思議です。
体幹をつかえば疲れて脚がなくても走れることが分かってきてこれはこれで身体の使い方を学べますね。
富士急ハイランドのあたりにきたら、もう本当に走れないーって感じになってきまして、このあたりから北麓公園まで、ゆるーく登っていくんですよね。
平地は走れるけど登りはもう無理だーってことで、ゆっくりハイキングを楽しむ心持ちにして、夜が明けてからゴールしよーって思い、しっかりと景色を見て楽しみながら歩きました。
ゴールの瞬間はぜったい走ってゴールするぞということで、北麓公園が見えてからは、しっかり脚を動かして走り、感動のゴールができました。
自分がやったことで感動したことが生きてるうちになかったのですが、今回、初めて感動しました。
人って頑張れるんですねー
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