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Yamareco

記録ID: 8040539
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

JR笹子駅から三ツ峠山を経由して吉田へ

2025年04月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:06
距離
18.6km
登り
1,876m
下り
1,734m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:40
休憩
1:25
合計
9:05
距離 18.6km 登り 1,876m 下り 1,734m
7:22
55
8:17
69
9:26
15
9:41
24
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11
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10:45
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5
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4
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13
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11
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48
12:40
12:41
20
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5
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2
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11
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16
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11
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15:19
17
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15
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5
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10
16:06
16:07
7
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6
16:26
1
16:27
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス 行きは JR 中央線の笹子駅から
帰りはハイウェイバスの中央道下吉田から
コース状況/
危険箇所等
特に危険個所なし、全線にわたって概ね整備良好でした。
倒木や枝の落下は見られるものの、通行困難にならない程度。
稜線や山頂付近は岩にとりつく動作を要求される場所があるが、危なそうな個所はロープが留置されているので特に問題なし。
予約できる山小屋
三つ峠山荘
JR 笹子駅出直後に見えてくる、JR の訓練施設です。
2025年04月20日 07:21撮影 by  moto g24, motorola
4/20 7:21
JR 笹子駅出直後に見えてくる、JR の訓練施設です。
一本目の小さな沢を渡る橋。機能重視美。
2025年04月20日 07:25撮影 by  moto g24, motorola
4/20 7:25
一本目の小さな沢を渡る橋。機能重視美。
2本目の橋。オーソドックスオブオーソドックス。
2025年04月20日 07:31撮影 by  moto g24, motorola
4/20 7:31
2本目の橋。オーソドックスオブオーソドックス。
ここが登山開始地点です。基本的にはどの分岐も、画像のように目立つ案内板が設置されている安心設計です。
2025年04月20日 07:32撮影 by  moto g24, motorola
4/20 7:32
ここが登山開始地点です。基本的にはどの分岐も、画像のように目立つ案内板が設置されている安心設計です。
小さな芽吹き。カワイイ。
2025年04月20日 07:34撮影 by  moto g24, motorola
4/20 7:34
小さな芽吹き。カワイイ。
最初のランドマークになっている鉄塔。ただ、このルートはかなりの数の鉄塔をパスするけど、そのうちランドマーク設定されているのは半分にも満たない。なんでだろう…
2025年04月20日 07:48撮影 by  moto g24, motorola
4/20 7:48
最初のランドマークになっている鉄塔。ただ、このルートはかなりの数の鉄塔をパスするけど、そのうちランドマーク設定されているのは半分にも満たない。なんでだろう…
庭洞山の山頂にて。ちょっとした平場になっていますが、ベンチなどの設置はありません。
2025年04月20日 08:17撮影 by  moto g24, motorola
4/20 8:17
庭洞山の山頂にて。ちょっとした平場になっていますが、ベンチなどの設置はありません。
先ほどのランドマーク鉄塔より二回りは巨大な鉄塔。土木パゥワー!
2025年04月20日 08:41撮影 by  moto g24, motorola
4/20 8:41
先ほどのランドマーク鉄塔より二回りは巨大な鉄塔。土木パゥワー!
謎に真っ黒なつる植物。周りにこんな色の植生は他になかったので、かなり目立ってました。
2025年04月20日 08:44撮影 by  moto g24, motorola
4/20 8:44
謎に真っ黒なつる植物。周りにこんな色の植生は他になかったので、かなり目立ってました。
登山道近くのお花。うーんブレブレ。
2025年04月20日 08:46撮影 by  moto g24, motorola
4/20 8:46
登山道近くのお花。うーんブレブレ。
突然大量に出てきた白い旗のような何か。
正体は、植えたばかりの植生を保護するための網のようです。
2025年04月20日 08:48撮影 by  moto g24, motorola
4/20 8:48
突然大量に出てきた白い旗のような何か。
正体は、植えたばかりの植生を保護するための網のようです。
緑と茶色でほぼ占められる森のなかで、ぽつんと咲き誇る様は絵になります。
2025年04月20日 08:50撮影 by  moto g24, motorola
4/20 8:50
緑と茶色でほぼ占められる森のなかで、ぽつんと咲き誇る様は絵になります。
このあたりからごつごつ岩が出現し始めます。テンションあがるなぁー。
2025年04月20日 09:13撮影 by  moto g24, motorola
4/20 9:13
このあたりからごつごつ岩が出現し始めます。テンションあがるなぁー。
今日いちかわいい苔の群生。植生保護のため触っていないけど、きっとふわふわふかふかなんだろうな…
2025年04月20日 09:15撮影 by  moto g24, motorola
4/20 9:15
今日いちかわいい苔の群生。植生保護のため触っていないけど、きっとふわふわふかふかなんだろうな…
角研山山頂。都留市の山には、つる山友の会さんが建てているこのフォーマットの山頂案内板がしばしばみられました。
2025年04月20日 09:18撮影 by  moto g24, motorola
4/20 9:18
角研山山頂。都留市の山には、つる山友の会さんが建てているこのフォーマットの山頂案内板がしばしばみられました。
登山開始から初めての、見晴らしがよい場所。いい山体が並んでいるなぁ。
2025年04月20日 09:42撮影 by  moto g24, motorola
4/20 9:42
登山開始から初めての、見晴らしがよい場所。いい山体が並んでいるなぁ。
逆向きにパシャリ。
2025年04月20日 09:42撮影 by  moto g24, motorola
4/20 9:42
逆向きにパシャリ。
自分が好きなタイプの苔。小さな虫たちの大きなジャングル!
2025年04月20日 09:51撮影 by  moto g24, motorola
4/20 9:51
自分が好きなタイプの苔。小さな虫たちの大きなジャングル!
わずかな木々の隙間から、ちょうど谷あいの街並みがうまい具合に切り取られていました。
2025年04月20日 10:11撮影 by  moto g24, motorola
4/20 10:11
わずかな木々の隙間から、ちょうど谷あいの街並みがうまい具合に切り取られていました。
2025年04月20日 10:25撮影 by  moto g24, motorola
4/20 10:25
本社ヶ丸の山頂看板その1、都留市。
2025年04月20日 10:25撮影 by  moto g24, motorola
4/20 10:25
本社ヶ丸の山頂看板その1、都留市。
本社ヶ丸の山頂看板その2、秀麗富嶽十二番。
2025年04月20日 10:25撮影 by  moto g24, motorola
4/20 10:25
本社ヶ丸の山頂看板その2、秀麗富嶽十二番。
本社ヶ丸の山頂看板その3、山梨県。県の看板がちゃっかり富士山的にベストポジションを確保していました。
2025年04月20日 10:26撮影 by  moto g24, motorola
4/20 10:26
本社ヶ丸の山頂看板その3、山梨県。県の看板がちゃっかり富士山的にベストポジションを確保していました。
一枚岩にへばりついて昇り降り。
2025年04月20日 10:50撮影 by  moto g24, motorola
4/20 10:50
一枚岩にへばりついて昇り降り。
登山道の途中にビューポイントが設定されていた場所から。今日の富士山は美人さんだぁ。
2025年04月20日 10:59撮影 by  moto g24, motorola
4/20 10:59
登山道の途中にビューポイントが設定されていた場所から。今日の富士山は美人さんだぁ。
少しズーム。
2025年04月20日 11:00撮影 by  moto g24, motorola
4/20 11:00
少しズーム。
同じ場所から南アルプス方面を。こっちは少し霞がかっているなぁ。
2025年04月20日 11:00撮影 by  moto g24, motorola
4/20 11:00
同じ場所から南アルプス方面を。こっちは少し霞がかっているなぁ。
岩に張り付く登山者を見まもる松。
2025年04月20日 11:02撮影 by  moto g24, motorola
4/20 11:02
岩に張り付く登山者を見まもる松。
三つ峠山のレーダー設備群と富士山。
2025年04月20日 11:03撮影 by  moto g24, motorola
4/20 11:03
三つ峠山のレーダー設備群と富士山。
清八山山頂。
2025年04月20日 11:15撮影 by  moto g24, motorola
4/20 11:15
清八山山頂。
富士山と松の組み合わせは王道の良さがある。
2025年04月20日 11:15撮影 by  moto g24, motorola
4/20 11:15
富士山と松の組み合わせは王道の良さがある。
大幡山山頂。
2025年04月20日 11:40撮影 by  moto g24, motorola
4/20 11:40
大幡山山頂。
2025年04月20日 12:01撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:01
2025年04月20日 12:03撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:03
御巣鷹山山頂。まさかの設備柵に直設置。
2025年04月20日 12:41撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:41
御巣鷹山山頂。まさかの設備柵に直設置。
山頂のレーダー群。良き。
2025年04月20日 12:43撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:43
山頂のレーダー群。良き。
御巣鷹山から開運山に向かうと見える、あちら側のレーダー群。
2025年04月20日 12:45撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:45
御巣鷹山から開運山に向かうと見える、あちら側のレーダー群。
環境保全案内看板。みんなで自然を愛でよう。
2025年04月20日 12:46撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:46
環境保全案内看板。みんなで自然を愛でよう。
2025年04月20日 12:57撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:57
開運山もとい三つ峠山最高峰!
2025年04月20日 12:59撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:59
開運山もとい三つ峠山最高峰!
2025年04月20日 12:59撮影 by  moto g24, motorola
4/20 12:59
いかにも「さあ、富士山と一緒に写すんだ!」と言わんばっかりの石碑。
2025年04月20日 13:00撮影 by  moto g24, motorola
4/20 13:00
いかにも「さあ、富士山と一緒に写すんだ!」と言わんばっかりの石碑。
山頂で挽くコーヒーでしか得られない栄養素が、そこにはある。
2025年04月20日 13:12撮影 by  moto g24, motorola
4/20 13:12
山頂で挽くコーヒーでしか得られない栄養素が、そこにはある。
威風堂々たる屏風岩。ロッククライマーがたくさん。
2025年04月20日 13:22撮影 by  moto g24, motorola
4/20 13:22
威風堂々たる屏風岩。ロッククライマーがたくさん。
2025年04月20日 14:10撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:10
この休憩ポイントの看板も、富士山とよく合う。
2025年04月20日 14:11撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:11
この休憩ポイントの看板も、富士山とよく合う。
登山道から突き出した先にある岩場上の撮影ポイントより。眼下の素晴らしい街並み。
2025年04月20日 14:13撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:13
登山道から突き出した先にある岩場上の撮影ポイントより。眼下の素晴らしい街並み。
同じ場所から眼下の素晴らしい街並みその2。
2025年04月20日 14:13撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:13
同じ場所から眼下の素晴らしい街並みその2。
同じ場所から富士山を望む。
2025年04月20日 14:14撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:14
同じ場所から富士山を望む。
三つ峠山が最後の山頂、木無山。名前のわりに、背景に移りこんでいるとおり木が無いわけではない。
2025年04月20日 14:18撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:18
三つ峠山が最後の山頂、木無山。名前のわりに、背景に移りこんでいるとおり木が無いわけではない。
日当たり具合によって、成長具合が違うひと固まりの苔。かわいい。
2025年04月20日 14:28撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:28
日当たり具合によって、成長具合が違うひと固まりの苔。かわいい。
つる植物の中央から、水が常に滴り落ちている場面。サバイバル動画でよくある、つる植物が水を得る方法の天然バージョン。
2025年04月20日 14:52撮影 by  moto g24, motorola
4/20 14:52
つる植物の中央から、水が常に滴り落ちている場面。サバイバル動画でよくある、つる植物が水を得る方法の天然バージョン。
なんかの山案内板。
2025年04月20日 15:01撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:01
なんかの山案内板。
ここの鉄塔はなぜか架線が張られておらず。パワーグリッドが変更されて不要になったのか、修理中なのか…
2025年04月20日 15:07撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:07
ここの鉄塔はなぜか架線が張られておらず。パワーグリッドが変更されて不要になったのか、修理中なのか…
たぶん富士山ウルトラマラソンの案内?
2025年04月20日 15:10撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:10
たぶん富士山ウルトラマラソンの案内?
ふと目についた、岩と木のバランスが素敵な小ピーク。
2025年04月20日 15:17撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:17
ふと目についた、岩と木のバランスが素敵な小ピーク。
富士山と市街地のセット。
2025年04月20日 15:19撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:19
富士山と市街地のセット。
良いお花。
2025年04月20日 15:23撮影 by  moto g24, motorola
1
4/20 15:23
良いお花。
このあたりまで降りてくると、市街地の建物もはっきり見えてくる。
2025年04月20日 15:44撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:44
このあたりまで降りてくると、市街地の建物もはっきり見えてくる。
御殿山頂。
2025年04月20日 15:51撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:51
御殿山頂。
御殿山頂のあたりだけ、妙に咲き誇っていた。
2025年04月20日 15:52撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:52
御殿山頂のあたりだけ、妙に咲き誇っていた。
山間の街並みが一望できる。
2025年04月20日 15:52撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:52
山間の街並みが一望できる。
2025年04月20日 15:52撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:52
新倉山山頂。
2025年04月20日 15:56撮影 by  moto g24, motorola
4/20 15:56
新倉山山頂。
2025年04月20日 16:08撮影 by  moto g24, motorola
4/20 16:08
富士山とともに歩んできた町と、富士山を。
2025年04月20日 16:25撮影 by  moto g24, motorola
4/20 16:25
富士山とともに歩んできた町と、富士山を。
ゴールの葭池温泉。創業150年超の年季を感じる…かもしれない。
2025年04月20日 16:26撮影 by  moto g24, motorola
4/20 16:26
ゴールの葭池温泉。創業150年超の年季を感じる…かもしれない。
撮影機器:

感想

今回は長距離を歩きたい…
ということで、近場でほどよい距離と温泉ゴールで何かルートを練ってみた結果、今回の笹子から富士吉田縦走ルート〜富士山を添えて〜となりました。

【JR笹子駅〜角研山】
駅を出てからはまず 700m 程度の、中央線に沿った林道っぽい道からスタート。
ちなみに駅からのこの区間は、やたら熊に関する注意看板が建てられてました。

ほどなくて登山道へ入り、ここからはなかなかの傾斜に。
ただ、そこそこ九十九折ってくれているおかげで、山の斜度に比べて少し歩きやすく調整されていました。
道そのものも、枝がぱらぱら落ちてるかな?くらいで、歩くのに支障は全くない整備具合。
ありがてぇ…山屋の仕事、あったけぇ…!

そして庭洞丸を超えたあたりから、徐々に人工林の杉林から自然林への植物相変化が見られ始めました。
特に庭洞丸から少し進んだところは車道規格の林道があり、そこから登山道も整備されているにも関わらず、長い間杉の管理がされていない(枝打ちされず)ような状況でした。
交通アクセスがよさそうな立地ですらこうなっているのが、日本の林業の現在の悲哀を感じざるを得ません…

【角研山〜本社ヶ丸】
このあたりから、斜度はだいぶゆるんできて、歩きやすくなる…
と見せかけて、今までの土メインから岩ごろごろが出始めてくるので、そこまで楽はさせてくれません。
もちろんこれはほめ言葉です、岩ごつごつのところを渡るのは楽しいぜ!

そうこうして本社ヶ丸に到着、ここまで来るとようやく富士山が見え始めてきます。
本社ヶ丸自体、この辺りで頭一つ抜けている高さがあるので、富士山以外にもアルプス方面が見通せるぜいたくパノラマが味わえます。
この日は曇り予報だったのですが、幸いなことに展望は相当よく、富士山も雲がいっさい掛かっていない姿をとらえることができました。

【本社ヶ丸〜茶臼山】
この区間は稜線渡りになり、細かなアップダウンはあるものの平均的には平らで歩きやすくなっています。
ずっと尾根を歩くので、稜線を抜けていく風が心地よいです。
それにこの辺りまで来るともう完全に自然林のみの景色となっているので、目にも幸せ。
調べてみたら、三つ峠山のあたり(厳密には御巣鷹山)とかは郵便の交通困難地に指定されているとか。
荷物が到達しにくければ、林業関係者や林業機械もさもありん、ということでしょうか。
東京都心から電車でそう遠くない土地ですらこういうロケーションがあるの、日本の山の奥深さを感じる…

【茶臼山〜三つ峠山】
茶臼山を超えると、三つ峠山に向けて最後の登り。
この辺りまで来ると足もなかなか疲労がたまってきているので、短い歩幅で、足裏全体で設置で、と基本に忠実な歩行で一歩一歩確実に進む。
そうしてようやくたどり着いた三つ峠山が第一の山頂、御巣鷹山では巨大なレーダー群がお出迎え。
か、かっこいい…!
ここ御巣鷹山と隣の開運山にはさまざまな企業体のレーダー塔が建てらており、男の子心がくすぐられまくります。

今回はこの山頂付近にある四季楽園さんのところにあるテーブルベンチをお借りして、遅めの昼食。
私が座った場所は、ちょうど眼下にロッククライミングの練習で有名な屏風岩が広がっており、様々なグループが練習しているのを眺めさせて頂きました。
山頂付近ですれ違う人たちの一部は、ロープカラビナヘルメット装備という姿も見られ、また岩にはロープ固定器具が打ち込まれている箇所もしばしばあり、この山のロッククライミング需要の高さをうかがえます。

また、特にこの一帯には環境保護を訴える看板がかなり設置されていました。
高地の自然は一度破壊されてしまうと、復旧までに相当な時間を要する(場合によっては復旧すらしない)リスクが大きいですから、自治体のみならず山を愛する我々も、例えば登山道から外れて歩かない、植生を採取したり傷つけたりしない、ゴミはちゃんと持ち帰る、などの注意を常に払っていきたいものです。

【三つ峠山〜霜山】
ここから下山開始。
この区間は鬼のように整備され、鬼のように斜度がゆるやかで、疲労がたまっていた脚で下るには控えめに言ってとても有難い道でした。
あまりの下りやすさに、調子に乗って軽く走っちゃうくらいには。
と思っていたら、途中で富士山100kmウルトラマラソン関係と思わしきコース案内ビニールが木の枝に巻き付けられているのを発見。
なるほど、ここらはウルトラマラソンのコースに選定されるほどであるからして、楽しく走り下れたわけだ。

【霜山〜大棚の滝分岐】
この区間だけ、やたら傾斜が急な上に岩場多め、足掛かり少な目、といった具合にやたら厳しい道でした…
とはいえロープがあるので、初心者が来たら爆死確定、というわけではないのですが。
とはいえ全区間通して、歩くのに少なからず緊張感があったのはここくらいだったかな?
それにしても完全に乾燥した状態でこの難易度だったから、雨の日にここを下るのはあまり考えたくないなぁ。

【大棚の滝分岐〜新倉山】
この区間は最後のまとまった登りがあります。
が、斜度はきつくないのと、三つ峠山で補給したエナジーが全身に回り始めたのとで、さくさくっと踏破。
そして御殿のあたりから土地の整備レベルが一つあがっており、幅広の木階段や花壇のような植生、このあたりの散歩コース専用の上等な専用看板まで。
その看板を見るに、たぶん新倉山浅間公園からこの御殿までがふれあいの道のような感じで管理されているのかな?

【新倉山〜葭之池温泉】
今回、唯一の「らくルート」上で、自動入力の設定がされていない区間。
自動入力がないということは難易度の高いバリルートなのかな…でも踏み跡かなりあるし、ゴールは温泉直にしたいし。
ということで設定したルート、いざ参る!

と思いきや、思いっきり明晰な踏み跡が。
結果的に、その踏み跡はゴール地点まで明白で、道迷いの心配ほぼ0の安心コースでした。
逆になんでここまでバッチリ整備されているのか…と疑問に思ってましたが、道中の看板を発見することで氷解。
どうも、このルートは「ふじみの会」さんが管理している「ふじみ尾垂山トレイルコース」の一部区間だったようです。
結果として、今日の全区間で最も歩きやすい区画となっていました。

しかし、公的?な団体がちゃんと管理していて、危険区画もなく、歩きやすさも問題なさそうなこのコース、なんで「らくルート」未登録なんだろう…
初心者的に「らくルート」未設定の踏み跡ルートは基本的にバリルートと考えて避けてたんだけど、少なくともここはそんな心配はいらなかったし。
ヤマレコさん、こういうのもどんどん自動入力ルートとして登録してくださいー。

===

総じて、今回のルートも満足度高めでしたな!
まず季節柄、花や植物の新芽を多く目にすることができました。
また自然林の割合が高く、他にも苔むした岩場がかなり多かったので、私の植物好き心も満たされまくりでした。
それに、展望!富士山は言わずもがな、南アルプスも含めて峰々の連なりが景色に広がっていくさまは、ここまで登ってきた労苦を簡単に吹き飛ばしてくれます。
このあたりはまだまだ訪れたことのない山頂、登山ルートが(文字通り)山のように残されているので、また折をみて足を運びたいところです。

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