豊後国志より妙見山・横津山・舟岡山


- GPS
- 02:47
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 454m
- 下り
- 459m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼほぼ舗装道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
靴
飲料
GPS
携帯
時計
カメラ
|
---|
感想
舟岡山
大神郷日出城の西北に在り。形覆船の如し。故に名づく。
妙見山
日出城に北に在り。高く青螺を疊ね、濃翠蓊蔚たり。巌の側に妙見祠あり。故に名づく。
横津山
大神郷南藤原村に在り。山勢高からず険しからず。草樹鬱然たり。上に日出侯の宅兆有り。
今日は当直明けなので山はお休み。明日も雨予報なので今日のうちに少しはカロリー消費に行きましょう。この企画は急造品なのであまり練られていません。なので、旧道は大きく外しています。
横津山は日出侯のお墓がある険しくない低山、場所は南藤原村(現在の日出ICのあたり)という条件なので、自然と横津神社のある場所と推定できる。ただ、横津神社は偽峰なので、ちょっと上のピークを認定した。
妙見山は、崖の近くに妙見祠がある。という条件だけで現在の「真嶽城山」であると推認できる。記述にある妙見祠は南の旧参道の崎にあるので、また近いうちにいこうと思います。
問題児は舟岡山。これは同定するにはあまりにも情報が少ない。(せめて存在する村の名前くらい書いてほしい・・・)少ない情報から推測すると、「転覆した舟の形」から、当時の船の形も考慮すると山頂は平坦となっている(はず)。そして日出城の西北。候補は「黒岩」と「黒岩公園ピーク」「松屋寺ピーク」の三つ。
ここからは推測ですが、豊後国志に登場する山は文化的な象徴が付属していることがほとんど。たとえば、「城」だったり、「神社」だったり、「お寺」だったり、「異形や高峻の山」だったり。
台のような形だけでは豊後国志に載るはずもないと考えると、初代藩主が建立した松屋寺が怪しい。このお寺の歴史は1600年代と古く、現存していないが西鹿鳴越方向へ古道も伸びていた。それにこのピークのみ、すべての角度から山の形状を保っています。以上のことから個人的に舟岡山はここかなと。ご存じの人、教えてください。(ただ、本当にここだった場合は「傍に古寺在り。名を松屋寺と云ふ」とか書かれそうだけど。)
これでひとまず、「速見郡」はすべて仮同定済み。他は一度登ったことのあるピークでした。登頂済みの山も、またレポートのために登ってみると思います。
大分県主要山岳丘陵一覧 (694/1077)
No.214 城山(鹿鳴越)
体力 ★☆☆☆☆
傾斜 ★★☆☆☆
不明瞭度 ☆☆☆☆☆
危険度 ☆☆☆☆☆
薮指数 ★☆☆☆☆
岩指数 ☆☆☆☆☆
天気 A
コメント
この記録に関連する登山ルート
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当直明けのお散歩、お疲れ様です。
感想欄の山名解説を読みながら、豊後國志の漢文をみて「なるほど〜」と感心しています。こうやって紐解いていくのですね。舟岡山のように短い文は、確かに同定が難しそう。集落の名前も変わってるし・・・
江戸時代の集落図を見てみると、南藤原村の記述がありました。この間の日方のように集落の名前に昔の名残があったりするのですが、舟岡の地名は残っておらずよく分かりませんでした。さすがに豊岡ではないでしょうし。豊岡村の語源も日出の扇状地に丘がたくさんあるからとのことですし、その中の一つなのでしょうね。
リストを見ると大野郡が一番苦戦しそうです。
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