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Yamareco

記録ID: 8006450
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

権現山に行きたかった雨降山山行

2025年04月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:45
距離
16.4km
登り
1,309m
下り
1,182m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:41
休憩
1:04
合計
6:45
距離 16.4km 登り 1,309m 下り 1,182m
8:57
10
9:07
14
9:21
9:23
26
9:49
9:50
5
9:55
9
10:04
10:05
5
10:10
23
10:33
10:34
29
11:03
11:04
42
11:46
10
11:56
17
12:13
29
12:42
13:38
3
13:57
13:58
5
14:03
92
15:35
7
15:42
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR上野原駅から富士急バス新井バス停より登山開始(本当は錦渡橋バス停のつもりが、間違えて一つ前で降りた
コース状況/
危険箇所等
基本的には良好。ただし御林峠前後は道形がかなり悪く、やわらかい土質の路肩崩落から道幅が30-50cm 程度しかない箇所がそれなりに見られた。ただし十分に気を付ければ、通行自体にはまだ支障はなし。
その他周辺情報 EXPASA がゴールになったので、下山後は選り取り見取り。
スタート地点付近にて。こういう、生活や景色の一部として山が溶け込んでいる景色は良いものです。
2025年04月12日 08:59撮影 by  moto g24, motorola
4/12 8:59
スタート地点付近にて。こういう、生活や景色の一部として山が溶け込んでいる景色は良いものです。
当初のスタート地点より手前の一枚。ちょうど、今日アタックする峰々を一望することができました。これが塞翁が馬、ってやつですね。
2025年04月12日 09:02撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:02
当初のスタート地点より手前の一枚。ちょうど、今日アタックする峰々を一望することができました。これが塞翁が馬、ってやつですね。
当初のスタート地点の名前になった、錦渡橋です。ちなみに読みは「きんときょう」らしいです。上野原駅で案内の人に「にしきわたりばし、へのバスは〜、と聞いて訂正されてしまいました。
2025年04月12日 09:05撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:05
当初のスタート地点の名前になった、錦渡橋です。ちなみに読みは「きんときょう」らしいです。上野原駅で案内の人に「にしきわたりばし、へのバスは〜、と聞いて訂正されてしまいました。
錦渡橋たもとに、鶴を模したモニュメント。この鶴川は、実際に鶴が飛来してくるとかあるのかな?
2025年04月12日 09:06撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:06
錦渡橋たもとに、鶴を模したモニュメント。この鶴川は、実際に鶴が飛来してくるとかあるのかな?
計画スタート地点こと、錦渡橋バス停よりパシャリ。いい感じのカフェが…牛すじ美味そう。
2025年04月12日 09:08撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:08
計画スタート地点こと、錦渡橋バス停よりパシャリ。いい感じのカフェが…牛すじ美味そう。
急に暖かくなった昨今、春の訪れを感じる光景。
2025年04月12日 09:09撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:09
急に暖かくなった昨今、春の訪れを感じる光景。
標高がすこしあるおかげか、この時期でもまだ満開の桜が。こりゃ僥倖。
2025年04月12日 09:12撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:12
標高がすこしあるおかげか、この時期でもまだ満開の桜が。こりゃ僥倖。
先ほどの桜から少し登ったところより、反対側からの景色。集落が一望できて良い感じ。
2025年04月12日 09:16撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:16
先ほどの桜から少し登ったところより、反対側からの景色。集落が一望できて良い感じ。
ここまでの林道と登山道との分岐点、プラス更に神社へ向かう道の三叉路。
2025年04月12日 09:20撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:20
ここまでの林道と登山道との分岐点、プラス更に神社へ向かう道の三叉路。
神社に寄ってみたところ、名前が山神社でした。登山客向けすぎる。
2025年04月12日 09:21撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:21
神社に寄ってみたところ、名前が山神社でした。登山客向けすぎる。
ということで、それにあやかって登山前の安全祈願をしてきました。ご利益がありますように。
2025年04月12日 09:21撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:21
ということで、それにあやかって登山前の安全祈願をしてきました。ご利益がありますように。
要害山山頂の手前にあった景色。なんとなくビビっときたので撮影。
2025年04月12日 09:47撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:47
要害山山頂の手前にあった景色。なんとなくビビっときたので撮影。
要害山山頂に佇む、小さな社。こちらでもお祈りをば。
2025年04月12日 09:48撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:48
要害山山頂に佇む、小さな社。こちらでもお祈りをば。
要害、なんてものものしい名前のこの山、やっぱり昔は軍事的要衝だったようです。
2025年04月12日 09:48撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:48
要害、なんてものものしい名前のこの山、やっぱり昔は軍事的要衝だったようです。
要害山頂看板。こういうのはだいたい木製の柱だったりが多いので、金属製なのはめずらしい気がする。
2025年04月12日 09:48撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:48
要害山頂看板。こういうのはだいたい木製の柱だったりが多いので、金属製なのはめずらしい気がする。
要害山は見晴らしがよく、富士山も見渡せます。
2025年04月12日 09:49撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:49
要害山は見晴らしがよく、富士山も見渡せます。
要害山トレッキングマップを発見。やっぱり麓から要害山山頂までは斜度がきつかったんやなぁ…
2025年04月12日 09:49撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:49
要害山トレッキングマップを発見。やっぱり麓から要害山山頂までは斜度がきつかったんやなぁ…
なんか山菜っぽい、てっぺんくるくる系の植物。道端にそこそこなってました。これも春感マシマシにしてくれます。
2025年04月12日 09:50撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:50
なんか山菜っぽい、てっぺんくるくる系の植物。道端にそこそこなってました。これも春感マシマシにしてくれます。
ごつい木に石灯籠。御神木っぽい雰囲気の佇まいです。
2025年04月12日 09:54撮影 by  moto g24, motorola
1
4/12 9:54
ごつい木に石灯籠。御神木っぽい雰囲気の佇まいです。
登山道に動物のうんうん。生態系が豊かなんでしょう。
2025年04月12日 09:57撮影 by  moto g24, motorola
4/12 9:57
登山道に動物のうんうん。生態系が豊かなんでしょう。
一瞬だけわずかに開けた視界の隙間が、谷筋をきれいに切り取っていたので思わずパシャリ。
2025年04月12日 10:01撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:01
一瞬だけわずかに開けた視界の隙間が、谷筋をきれいに切り取っていたので思わずパシャリ。
名もなき小ピーク。見晴らしは見ての通り。
2025年04月12日 10:04撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:04
名もなき小ピーク。見晴らしは見ての通り。
石が積められそうな場所には、ケルンというのは自然に生えてくるものです。
2025年04月12日 10:06撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:06
石が積められそうな場所には、ケルンというのは自然に生えてくるものです。
風の神様なる場所。
2025年04月12日 10:11撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:11
風の神様なる場所。
足元でひと房の、小さな植物が。可憐な姿です。
2025年04月12日 10:13撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:13
足元でひと房の、小さな植物が。可憐な姿です。
社を発見…が、悲しいかな長年手入れされていないようです。まだいらっしゃるかはわからないけど、ここでもお祈り。
2025年04月12日 10:16撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:16
社を発見…が、悲しいかな長年手入れされていないようです。まだいらっしゃるかはわからないけど、ここでもお祈り。
コヤシロ山山頂。昔は小さな社でも安置されていたんでしょうか?今はそういったものはなさそうでした。
2025年04月12日 10:32撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:32
コヤシロ山山頂。昔は小さな社でも安置されていたんでしょうか?今はそういったものはなさそうでした。
枝から芽吹く蕾。春の息吹ですねえ。
2025年04月12日 10:33撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:33
枝から芽吹く蕾。春の息吹ですねえ。
登山道のど真ん中で進路妨害する、謎のぐねぐね木。周りに似たような木はないし、なんじゃこりゃ…
2025年04月12日 10:42撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:42
登山道のど真ん中で進路妨害する、謎のぐねぐね木。周りに似たような木はないし、なんじゃこりゃ…
洞穴。たぶんただの自然洞穴?
2025年04月12日 10:57撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:57
洞穴。たぶんただの自然洞穴?
この辺りは道がよくなく、特にこの谷筋は出水がおおいのか、完全に道が破壊されていました。
2025年04月12日 10:58撮影 by  moto g24, motorola
4/12 10:58
この辺りは道がよくなく、特にこの谷筋は出水がおおいのか、完全に道が破壊されていました。
昔は重要な交差点だったのを忍ばせる、進路表示碑。
2025年04月12日 11:03撮影 by  moto g24, motorola
4/12 11:03
昔は重要な交差点だったのを忍ばせる、進路表示碑。
先ほどの分岐からこのあたりは、令和5-6年の改良工事区画のようで、辺りは白テープの巻かれた杉まみれです。
2025年04月12日 11:39撮影 by  moto g24, motorola
4/12 11:39
先ほどの分岐からこのあたりは、令和5-6年の改良工事区画のようで、辺りは白テープの巻かれた杉まみれです。
空中浮遊スギ。ド根性!
2025年04月12日 11:40撮影 by  moto g24, motorola
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空中浮遊スギ。ド根性!
二本杉山山頂。
2025年04月12日 11:46撮影 by  moto g24, motorola
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二本杉山山頂。
寺入山山頂。
2025年04月12日 12:13撮影 by  moto g24, motorola
4/12 12:13
寺入山山頂。
登山道にてまたしてもうんうん。なんの動物なのかな?
2025年04月12日 12:25撮影 by  moto g24, motorola
4/12 12:25
登山道にてまたしてもうんうん。なんの動物なのかな?
雨降山山頂。
2025年04月12日 12:43撮影 by  moto g24, motorola
4/12 12:43
雨降山山頂。
進路を塞ぐ…という高さではないにしろ、貼られたロープ。ここ以外でも見かけたけど、これ道の閉鎖サインじゃないよね…?
2025年04月12日 13:57撮影 by  moto g24, motorola
4/12 13:57
進路を塞ぐ…という高さではないにしろ、貼られたロープ。ここ以外でも見かけたけど、これ道の閉鎖サインじゃないよね…?
何とも無残な姿になった、恩賜林の解説看板。
2025年04月12日 14:03撮影 by  moto g24, motorola
4/12 14:03
何とも無残な姿になった、恩賜林の解説看板。
物見やぐら。消防か何か用なのかな?
2025年04月12日 15:00撮影 by  moto g24, motorola
4/12 15:00
物見やぐら。消防か何か用なのかな?
今日の(まともな山道の終焉を告げる)登山道入り口。
2025年04月12日 15:02撮影 by  moto g24, motorola
4/12 15:02
今日の(まともな山道の終焉を告げる)登山道入り口。
見事な桃色に、思わずカメラを向けてしまう。
2025年04月12日 15:04撮影 by  moto g24, motorola
4/12 15:04
見事な桃色に、思わずカメラを向けてしまう。
こういう昭和成分を摂取できる写真は、何枚とってもいいものです。
2025年04月12日 15:11撮影 by  moto g24, motorola
4/12 15:11
こういう昭和成分を摂取できる写真は、何枚とってもいいものです。
巨大な岩盤がせり出した落石注意の道。自然のダイナミズム!
2025年04月12日 15:17撮影 by  moto g24, motorola
4/12 15:17
巨大な岩盤がせり出した落石注意の道。自然のダイナミズム!
中央道を歩行者が渡るための徒歩橋。
2025年04月12日 15:33撮影 by  moto g24, motorola
4/12 15:33
中央道を歩行者が渡るための徒歩橋。
EXPASA談合坂でゴール!
2025年04月12日 15:42撮影 by  moto g24, motorola
4/12 15:42
EXPASA談合坂でゴール!
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 飲料 コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック
備考 【Pros】
・折り畳みテーブル、折り畳みいす、折り畳み座面クッション
今回の昼食ポイントはテーブルはおろかベンチもない場所だったので、これがあったおかげでまともに食事がとれた。
【Cons】
・モバイルバッテリー
今回うっかり忘れた。そんなときに限ってkindle電池切れで読書ができなくなってしまった…普段はモバイルバッテリー使わないのに、不運だ。
・ライト
ヘッデンも吊り下げランプも持って行かなかった大失態。万が一があった時のリスクだった。

感想

祝!キャンプ用ギア(でかいバッグ・テント・シュラフ・マット)購入記念!
ということで、さっそく一泊二日山行を…
計画する前に、日帰りに比べて明らかに重くなる装備がどの程度影響するかを見極めるため、一泊を想定した荷物を抱えて日帰り登山をしてきました。

【新井バス停〜錦渡橋バス停】
初手、いきなり降りるバス停を間違うポカ。
おかげで10分のアスファルト徒歩が増えてしまいました…
が、これはこれで山間の街並みの景色が楽しめたので、案外悪くないミスでありました。

【錦渡橋バス停〜要害山】
まずは、集落の生活道路を登っていくスタート。
これがなかなかの斜度で、車でここ通られるの!?レベル。
1km くらい進むと、生活道路から登山道へ。
ちなみにここには山神社という、我々にとってとても有難そうなお社がありました。安全祈願。

そこからはさらに急な登りが続き、なんかすでに息が上がりはじめてしまいました。
やはり日帰りに無い重量増がかなり効いている…ここからはおとなしく息があがらない程度にペースダウン。

そうして到着した要害山頂、ここは見晴らしが素晴らしく、富士山までとらえられます。
私が撮影したときはちょっとだけ山頂付近に雲がかかってしまっていましたが…これはこれで屏風絵や浮世絵の富士山っぽくてよし。

【要害山〜コヤシロ山】
要害山を抜けたら、以降は斜度がきついところはほぼなく、ゆるやかーな体力消耗でさくさくと前進。
稜線渡りということもあり、ここらは(直射日光バリバリの要害山迄に比べて)かなり快適。
基本的には風が稜線越しにわたってきてくれるし、風がないほど鬱蒼な木々の場合は、その危機が天然のシェードになってくれて快適な涼しさはばっちり。
すれ違う人も多く、なるほどここはこの時期にぴったりなハイキングルートなんだなぁ、と実感。

【コヤシロ山〜二本杉山】
ここからは御林峠を経由して隣の山塊へ。
ただ、コヤシロ山から先は露骨に道の荒れ具合が増して、ポピュラーなルートではない登山道の悲哀を感じてしまいます。
ということで、今回もルート上に鎮座しているでかめの倒木をどかしながらテクテク。
文字通り枝を蹴散らし、投げ飛ばしながらルート確保。
…そういえば今更だけど、路上の設置物を地権者の許可なく動かすのって法律や条例的に問題ないのかな?

そして御林峠のあたりで、特に道の悪いゾーンに突入。
崖側、山側ともにかなり切り立っており、かつ足元がふかふかの土ということもあって、かなり路肩が流され崩落している模様。
特に地図上で急カーブしている谷筋を渡る辺りは、普段から雨のたびに出水しているのか、木やら石やらのがれきが流れ出た形跡とともに道が完全に破壊されており、ただの安息角斜面になっている始末。
幸い、まだえぐれV字U字谷までにはなっていないので、気を付ければ通行自体は全く問題ないです。
が、これは手を加えないと時間の問題なように見えるぞ…
水が多い地形のおかげで、付近の景色そのものは岩の隙間から染み出た水がコケ群生などの景色を作り出しており、この山域ではあまり見られないその幽玄な様は、観る分には気持ちがいいのですが。

【二本杉山〜雨降山】
二本杉山に到着して、さて山頂写真でも…おっと、向かいから誰か来るから道をよけよう…って、自転車!?
ということで、ハイキング人生初の山チャリストに遭遇です。
いや、確かに要害山からここまでの斜度はゆるくて、自転車でも走れなくはないかもしれないが…それにしたって木の根っこや岩場、ちょっとした段差なんかは数えきれないほどあったぞ!?
こういのは、トレイル…トレイルバイク?とかいうのかなあ。
いずれにせよ、自分がやろうとは思わないものの、なかなか感動的なすれ違いでした。ご安全に!

と思った10分後、また別の山チャリストとすれ違う。
ナンデ!?そんなにメジャーなの、山チャリ!?
それにしても、山チャリのみなさんはこちらを視認した瞬間に即座に停止してわきによけてくれていました。
まだ遭遇は2回ですが、2回とも相手方に気を使ってアクティビティを楽しんでおられたので、私の中での山チャリストの評価は高評価になりました。改めてご安全に!

そしてこのあたりから、足裏が露骨に痛くなり始める。
スタミナ的にはまだ大丈夫そうだけど、たぶん追加重量の分、その負荷がかかってくる関節や足にダメージが積もってる感。
こういう時に限って、ストックをもってきてないんだよなぁ。
「トレーニングを意識するなら、足と体幹で体を支える訓練をすべし!」なんて意識高いヅラをしていた昨日の自分をひっぱたきに行きたい。

そうこうして雨降山に到着、ここで少し遅めの昼食を。
ここにはテーブルもベンチも何もないので、重量物として持ってきた折り畳みテーブルとイスがまさかのお役立ち。
アルファ米をお湯で戻して満腹。

さて、ここで残りの行程を確認する。
元の計画ルートは、権現山までは引き続きゆる登り。これは問題ない。
問題は、その後の扇山だ…がっつり下がってがっつり登っているし、かつ斜度が要害山よりやばいことになっている。
今の足では…耐えられなさそうだ。
それでは扇山ではなく麻生山方面から抜けるルートは?
こっちは斜度がきつくなく、問題なく登山口「まで」は降りられそうだ。
ただ、そこにたどり着くころにはバスはもう終わっている可能性が高い。
そうなると…そこから延々と道歩きになる。嫌だ…

ということで、権現山は諦めてEXPASA談合坂へ逃げるルートを急遽設定。
これなら登山口からの道路歩きは2kmに満たず、かつ中央道高速バスなら遅くまでやっているかつ本数もあるから安心だ。

【雨降山〜和見棚頭林道入口】
ということで、ここからはエスケープルートに従い、和見峠に向けてディッセンディング。
このルートが思いのほか下りやすく、ほどよい斜度のおかげで駆け降りるような速度でぴょんぴょん下れてめちゃ快適。
気づいたら和見峠を抜けて、あっという間に車道との合流地点へ。
ここからは和見檜尾根林道を降りておしまい!林道なら余裕のよっちゃん!
…と、この時までは思っていました。

【和見棚頭林道入口〜EXPASA談合坂】
車道規格(ただしあまり利用はなさそうな荒れ具合)の林道を進むことしばし。
途中で、やたらか細い道に分かれるポイントがあり、どうやらこれが檜尾根林道らしい。
こ…これ…林道って名前がついてるけど、どうみても徒歩道だ!
しかも今日のルートの中でもダントツで荒れて、しかも斜度がシャバいぞ!
この道、その名の通りここの尾根を下っていくルートなのですが、九十九折などという甘えは一切許さず、直登直下する漢ルートになってます。
おかげで下りが苦手な私は、足裏の痛みと疲労と背面の加重とで、今日イチのろのろ下山をする羽目に。
そんなのろのろペースでも、数回足を滑らせて転倒しかけてたので、結果的にゆっくりは大正解でした。
ただこのルートそのものは、この人気(にんき)のなさ、人気(ひとけ)のなさからくる静謐さと自然感にあふれているので、その部分については疲労困憊ながら楽しめました。
多分、登りで使うには良いルートなんだろうな、これ。

そうやっておっかなびっくり泣きそうになりながら名もなき登山口まで出たら、あとは車道のみ。
すってんころりんリスクのない道のありがたさに涙しながら、EXPASA 談合坂でゴールと相成りました。
その後はお土産買ったり甘味を堪能したりしながら、高速バスの中央道野田尻からバスタ新宿への帰路につきました。
そして、さりげなく今回が人生初の徒歩での PA/SA 侵入だったりしました。
できるのは知ってたけど、まさか登山で使うことになるとは…店舗も設備もめっちゃ充実してるし、これ案外悪くなかったな。
ネックは EXPASA の建物から高速バス停まで地味に遠いことか…歩いて 25-30 分かかるのは微妙に不便なんよー、EXPASA談合坂内にバス停移してくれ NEXCO 中日本さんー。

===

まとめると、トレーニング試運転メインだった割にはなんだかんだで楽しめたハイクでした!
ただ、やはり重量増加は想像以上に身体への負荷になることが改めてわかってしまいました。
来週あたり、2日で 30km/1泊で実際にギアを使う第二次トレーニングを計画していたけど、少なくとも水平距離は 2/3 くらいにしないとダメっぽい。

後新しく買ったバックパックこと MAMMUT DUCAN SPINE 50-60 ちゃん、店頭での試着時からわかってたけど、アクティブスパインシステムが楽しい!樂ちん!
身体の左右の動きにあわせて追従してくれるこのシステム、重量増加というデメリットはあっても、今のところはメリットのほうが勝っている感じ。
そして左腰ベルの携帯入れ、これがヤマレコ動かしている携帯を放り込むのにドンピシャ、これはよいものです…
ネックは、いわゆる天蓋にあたる部分がない構造のため天蓋の収納が使えず、何かを取り出したいときにカバンを下さずに取り出せる範囲がかなり限定されることです。
特に行動食でゼリー飲料をぽこじゃか飲むのを好む身としては、これがちょっとした不便に感じてしまいます。
追加収納を括りつけてもいいんだけど、そうすると重量バランスとか、あとは括りつけた部分が遊んだりするので邪魔になるとか、他の問題もあるしなぁ。
他には、脇についているボトルポケットの位置がかなり高く、背負ったままとるのがかなり難しいのも不満点。
ハイドレーションも高頻度にやる必要があるから、これはいよいよ背中からチューブを引っ張り出すような工夫が必要になってくるのかも。
でもあの手の、絶対洗ったり乾燥させたりとかのメンテナンスが面倒だろうからなぁ…ズボラーの自分にちゃんと管理できる気がしない。

ともかく、今回は学びの多い山行だった!次はこの経験を生かしてまたいろいろ試してみよう。

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