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Yamareco

記録ID: 7989593
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県浅口市&笠岡市 青佐山〜御嶽山周回 海展望&桜他動植物

2025年04月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:39
距離
14.6km
登り
627m
下り
621m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:04
休憩
0:36
合計
5:40
距離 14.6km 登り 627m 下り 621m
7:57
21
青佐鼻海岸観光駐車場
8:18
8:22
20
青佐山台場跡&展望台
8:42
8:44
29
荒神社
9:13
9:23
10
9:33
9:36
4
青佐山第1展望台
9:40
10
青佐山登山口
9:50
9:54
6
天神社
10:00
23
皿池
10:23
10
むこう山
10:33
10:35
13
黒見堂
10:48
29
正頭乢
11:17
11:20
2
11:22
11:26
6
11:32
11:33
23
11:56
11:59
23
12:22
75
県道47号線出合
13:37
青佐鼻海岸観光駐車場
展望や史跡、旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離14.5km、歩行時間5時間、歩行数23,200歩、消費カロリー1,550Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青佐鼻(おおさばな)海岸観光駐車場に自動車を停めました。20台程駐車可能です。また、少し西に海岸に下りる階段があり、周辺の広い路肩には13時半頃に数台駐車中でした。鳥ノ江峠の駐車場<写真57,58>は、そこまでの舗装道路が狭いですが、10台は十分停められます。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。むこう山<写真43>から御嶽山(みたけさん)頂上三角点「大島」<写真46>までの縦走路で道から逸れた箇所がありますが、すぐに復帰できました。標高の割に急斜面が多く、特にこの時期は落ち葉で滑りやすいです。青佐山(おおさやま)<写真21〜25>北東尾根は下りはおすすめしませんが、これ以外はたまにロープが設置されており、木も掴めるので大丈夫です。
 海岸は一部、カブトガニ保護指定地区になっており、幼生が砂の上にいることもあるので階段があっても浜辺に下りるのは禁止です。カブトガニ博物館のHPの「カブトガニに関する情報」でカブトガニ繁殖地の地図が確認できます。鳥ノ江海岸<写真64>から大島海岸<写真65>まで浜辺を歩いてしまい、申し訳ありませんでした。

 出発点から青佐山(おおさやま)頂上<写真21〜25>までは、崩れやすい土の上に積もった落ち葉で滑りやすい急斜面があります。
 荒神社ミニ祠<写真17>から東に延びるコンクリート道は、今回は苔むしておらず、下りでは絶対に滑るだろうと思うほど急だとは感じませんでした。
 ミニ祠の右(北)から落ち葉でズルズル滑る斜面を登りました。尾根に出ると少しマシになり、木の間をどこでも歩けます。ピンクテープはありますが、崩れやすい土の上に積もった落ち葉で滑りやすいため、掴める木の側を通るのを優先したほうがいいでしょう。
 おそらく標高210m辺りからだっただろうと思いますが、踏み固められた細いトラバース道になり歩きやすくなりましたが、すぐに逸れて急斜面を直登しました。登れますが、トラバース道をキープしたほうが楽だったでしょう。

 青佐山頂上<写真21〜25>からむこう山<写真43>までは、比較的緩やかで歩きやすく、一部、シダが足に当たる箇所があります。時期によってはマダニ対策が必要でしょう。今回は大丈夫でした。
 青佐山頂上<写真21〜25>から西尾根は整備され歩きやすいです。
 青佐山第1展望台<写真27〜30>からは平坦で歩きやすい細道で、竹林<写真31>を抜けるとコンクリート道に出る手前に青佐山(おおさやま)登山口の案内板があり、すぐに舗装道路に出ました。
 ボケ<写真34>撮影地点を過ぎ標高115m辺りの水道設備で舗装道路は終わります。コンクリートの階段を下りると階段状の土道になりましたが、大量の落ち葉で階段が埋もれ気味でした。段差があまりないので多少踏み外しても大丈夫でしょう。
 天神社<写真35〜38>を過ぎ標高60m辺りには地形図にはないT字路が2か所あります。1つめは右折、すぐ2つめは左折で旧大島村四国八十八箇所霊場21番札所太竜寺のお堂に出ると、すぐにピンクテープがありました。
 広い舗装道路を横断すると、地形図では皿池がありますが、干上がっていたのか、少し草の生えた空き地のように見えました。池の南畔はコンクリートの細道で、入口には備南アルプス縦走路の小さな道標があります。一部、陶器の破片が散乱していたり竹が倒れかけていたりしますが、歩くのに支障はなく、標高50m辺りから丸太と土の階段状のきれいな道になりました。一部、ササがまばらに生えていたり落ち葉で階段が埋もれ気味だったりしますが、足元は見えます。
 標高125〜145mはシダが足に当たるので時期によってはマダニ対策が必要でしょう。今回は大丈夫でした。

 むこう山<写真43>から御嶽山(みたけさん)頂上三角点「大島」<写真46>を経てゴールまでは、道から逸れた箇所がありますが、すぐに復帰できました。鳥ノ江海岸<写真64>から大島海岸<写真65>まではカブトガニ保護指定地区なので浜辺に下りるのは禁止です。これ以外の禁止区間はカブトガニ博物館のHPの「カブトガニに関する情報」で確認できます。
 むこう山<写真43>からは傾斜が緩やかな尾根道が続きます。ピンクテープの他に木に取り付けてある黄色い小さなプレート状の道標や地面に立てられた白い道標があり、道はだいたい明瞭です。ここは道標の向きは正確で、う回路の道標があったら、こまめにあるピンクテープを見落とさないようにすれば大丈夫なようです。
 標高130m辺りは北西に迂回しますが、道が不明瞭になり行き過ぎたようです。気づいて南下し始めるとなんとなく踏み跡のように見える箇所があり、東側の斜面を登るとニョキニョ木⁉<写真45>、さらにこのすぐ右(南)にピンクテープがありました。
 この西南西の標高115m鞍部である正頭乢(しょうとうたわ)は分岐で、北に延びる道は切子上池方面へ、西は二手に分かれ左は下りでおそらく南西方面へ、右は御嶽山(みたけさん)直登の正頭(しょうとう)ルートです。
 正頭ルートに入るとしばらく平坦な道で、標高135m辺りの左側斜面を向いた道標を無視して直進したら、別の道に入ってしまいました。引き返し、道標より手前で適当に斜面を登るとすぐにピンクテープがあり道に戻れました。
 ここからは上りで、標高180m辺りから上りでもロープに頼らなければ厳しい急斜面を、落ち葉でズルズル滑りそうになりながら歩きました。標高200m辺りからはマシになり、木の間をどこでも歩けそうでした。
 御嶽山頂上三角点「大島」<写真46>から龍王神社前のソメイヨシノ<写真48>までは平坦で歩きやすい道が続きます。龍王神社<写真49>からは舗装道路です。
 海沿いの県道47号線は、鳥ノ江海岸<写真64>で階段から浜辺に下りてしまいましたが、大島海岸<写真65>まではカブトガニ保護指定地区なので浜辺に下りるのは禁止でした。大島海岸<写真65>の少し東にテトラポッドがあり、さらに少し東の階段でやっと舗装道路に上がれました。海岸沿いの舗装道路は堤防が高めで海がよく見えないので下りたくなりますが、たまにある階段の途中からは十分見えます。やってしまった者が言うのもなんですが、この区間は絶対に浜辺に下りないでください。
 大島海岸<写真65>から東はテトラポッドで歩きにくいので舗装道路を歩きました。ゴール直前の青佐鼻(おおさばな)海岸は、南側の階段を下りて海水浴場の砂浜を歩いています。
その他周辺情報 今回のコースの西、神島(こうのしま)側に道の駅「笠岡ベイファーム」があります。「レストラン四季彩」ではランチバイキングが楽しめます。営業は11〜15時(受付は14時までで人数制限により早めに終了する場合あり))、中学生以上1,300円です。周辺は季節によりヒマワリやコスモスなどの花畑になり、現在は菜の花畑が見頃です。
01ハナモモ…桃の花には花柄がなく、開花と同時に葉が出ます。食用のモモ<写真14>よりも少し小さめの花は直径3.5cm程で色が薄かったのでハナモモだと思います。8分咲きくらいでした。
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01ハナモモ…桃の花には花柄がなく、開花と同時に葉が出ます。食用のモモ<写真14>よりも少し小さめの花は直径3.5cm程で色が薄かったのでハナモモだと思います。8分咲きくらいでした。
02白い枝垂れハナモモ…直径3.5cm程の花は4咲きくらいでした。周辺にはスノーフレークやハナニラ<写真03>もよく咲いていました。
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02白い枝垂れハナモモ…直径3.5cm程の花は4咲きくらいでした。周辺にはスノーフレークやハナニラ<写真03>もよく咲いていました。
03ハナニラ…直径3cm程の花はうっすら青みがかっているものと真っ白の2種類あります。ここのはほぼ真っ白で石垣の間から生えているド根性さんでした。ここから海岸沿いの舗装道路に下りた所に広い路肩があり、ゴール直前には車が数台停まっていました。青佐鼻(おおさばな)海岸に下りる階段の前なので、浜辺を散策中の方々が何組かおられました。
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03ハナニラ…直径3cm程の花はうっすら青みがかっているものと真っ白の2種類あります。ここのはほぼ真っ白で石垣の間から生えているド根性さんでした。ここから海岸沿いの舗装道路に下りた所に広い路肩があり、ゴール直前には車が数台停まっていました。青佐鼻(おおさばな)海岸に下りる階段の前なので、浜辺を散策中の方々が何組かおられました。
04青佐山東麓より昇り櫻越しに青佐山東斜面…西方面です。この少し上から始まるソメイヨシノの並木を昇り櫻といいます。見上げると青佐山(おおさやま)東斜面が見えました。この少し西から動画を撮りました。
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04青佐山東麓より昇り櫻越しに青佐山東斜面…西方面です。この少し上から始まるソメイヨシノの並木を昇り櫻といいます。見上げると青佐山(おおさやま)東斜面が見えました。この少し西から動画を撮りました。
05スモモ…白い花の大きさは直径2〜3cmで遠目には梅のように見えます。枝が見えないほど花がつき、花柄が長く花弁の間に隙間があります。近くで見ると、ナシの花を少し小さくしたような感じです。ナシはソメイヨシノとほぼ同じ時期に咲きますが、スモモは梅と桜の間の時期に満開になります。かなり葉が出ていましたが、まだ見頃でした。
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05スモモ…白い花の大きさは直径2〜3cmで遠目には梅のように見えます。枝が見えないほど花がつき、花柄が長く花弁の間に隙間があります。近くで見ると、ナシの花を少し小さくしたような感じです。ナシはソメイヨシノとほぼ同じ時期に咲きますが、スモモは梅と桜の間の時期に満開になります。かなり葉が出ていましたが、まだ見頃でした。
06サラサモクレン?…舗装道路の西端辺りの木をズームしてみました。花色はシモクレンほど赤紫色を帯びておらず、花弁の内側が白いのでサラサモクレンかもしれません。よく咲いていました。
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06サラサモクレン?…舗装道路の西端辺りの木をズームしてみました。花色はシモクレンほど赤紫色を帯びておらず、花弁の内側が白いのでサラサモクレンかもしれません。よく咲いていました。
07桜「陽光」?…花は散り始めていました。河津桜とは違い、散り始めてもまだ葉が出ておらず、真っ赤な萼が反り返り気味なので、「陽光」という品種かもしれません。見上げて動画も撮りました。また、この東からここまで桜並木を歩きながら動画を撮りました。
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07桜「陽光」?…花は散り始めていました。河津桜とは違い、散り始めてもまだ葉が出ておらず、真っ赤な萼が反り返り気味なので、「陽光」という品種かもしれません。見上げて動画も撮りました。また、この東からここまで桜並木を歩きながら動画を撮りました。
08昇り櫻(桜並木)のソメイヨシノ…この桜並木は平成6年に植樹されたもので、昇り櫻と名付けられています。8分咲きから散り始めで、この木は満開間近でした。
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08昇り櫻(桜並木)のソメイヨシノ…この桜並木は平成6年に植樹されたもので、昇り櫻と名付けられています。8分咲きから散り始めで、この木は満開間近でした。
09ソメイヨシノ越しに寄島…東方面少し北寄りです。中央はアッケシソウの本州唯一の自生地である寄島アッケシランド、その奥は寄島園地として整備されており、左が標高80.7m頂上三角点「寄島」のある東山で東の展望園地、右は標高69mの荒神山で西の展望園地となっています。この北から桜並木を見上げて歩きながら動画を撮りました。
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09ソメイヨシノ越しに寄島…東方面少し北寄りです。中央はアッケシソウの本州唯一の自生地である寄島アッケシランド、その奥は寄島園地として整備されており、左が標高80.7m頂上三角点「寄島」のある東山で東の展望園地、右は標高69mの荒神山で西の展望園地となっています。この北から桜並木を見上げて歩きながら動画を撮りました。
10ソメイヨシノ満開…このすぐ北東の四辻で桜並木は終わりました。ここには1本だけですが満開の大木がありました。
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10ソメイヨシノ満開…このすぐ北東の四辻で桜並木は終わりました。ここには1本だけですが満開の大木がありました。
11青佐山御台場展望台…ソメイヨシノの大木が1本だけあり、満開でした。もう少し近づいて動画を撮りました。
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11青佐山御台場展望台…ソメイヨシノの大木が1本だけあり、満開でした。もう少し近づいて動画を撮りました。
12青佐山台場跡越しに寄島…<写真11>左端の赤い説明板の裏から石埋まりを上ると浅口市指定史跡の台場跡があります。手前の平らな部分が尊王攘夷論が盛んになった幕末の文久3年(1863年)に築造され大砲を設置していた所で、奥に土塁がきれいに残っています。さらに奥に先程歩いた桜並木、中央奥に寄島が見えています。ちなみに、ここから発射された砲弾は寄島まで届かなかったそうです😅
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12青佐山台場跡越しに寄島…<写真11>左端の赤い説明板の裏から石埋まりを上ると浅口市指定史跡の台場跡があります。手前の平らな部分が尊王攘夷論が盛んになった幕末の文久3年(1863年)に築造され大砲を設置していた所で、奥に土塁がきれいに残っています。さらに奥に先程歩いた桜並木、中央奥に寄島が見えています。ちなみに、ここから発射された砲弾は寄島まで届かなかったそうです😅
13桜の蜜を吸うヒヨドリ…小さな墓地の左側の土道の途中から前方をズームして動画を撮りました。どうやら満開のソメイヨシノのようです。道はさらに続いていましたが、お食事の邪魔をするわけにはいかないので引き返しました。
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13桜の蜜を吸うヒヨドリ…小さな墓地の左側の土道の途中から前方をズームして動画を撮りました。どうやら満開のソメイヨシノのようです。道はさらに続いていましたが、お食事の邪魔をするわけにはいかないので引き返しました。
14モモ…左の法面を見上げてみました。花は桜よりも大きめで直径4cm前後、花と同時に葉が出ます。また、萼がやたら毛深いです。この1本だけでした。
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14モモ…左の法面を見上げてみました。花は桜よりも大きめで直径4cm前後、花と同時に葉が出ます。また、萼がやたら毛深いです。この1本だけでした。
15ギンヨウアカシアと桜越しに寄島竜王山&軽部山…舗装道路からわずかに下りて北北東方面を望みました。左手前がギンヨウアカシア、右手前は桜、中央奥は寄島竜王山、右奥の山塊の左端が軽部山です。動画も撮りました。
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15ギンヨウアカシアと桜越しに寄島竜王山&軽部山…舗装道路からわずかに下りて北北東方面を望みました。左手前がギンヨウアカシア、右手前は桜、中央奥は寄島竜王山、右奥の山塊の左端が軽部山です。動画も撮りました。
16ギンヨウアカシア…<写真15>のギンヨウアカシアです。葉は実際にはもっと白っぽく見えます。葉の最小単位は幅1mm程の小羽片で、これが20対前後まとまった羽片の長さは2〜3cmと、フサアカシアよりもかなり短いです。
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16ギンヨウアカシア…<写真15>のギンヨウアカシアです。葉は実際にはもっと白っぽく見えます。葉の最小単位は幅1mm程の小羽片で、これが20対前後まとまった羽片の長さは2〜3cmと、フサアカシアよりもかなり短いです。
17荒神社ミニ祠…左にコンクリートの社殿があります。周辺にはソメイヨシノが3本あり、満開でした。この右(北)から落ち葉でズルズル滑る斜面を登りました。
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17荒神社ミニ祠…左にコンクリートの社殿があります。周辺にはソメイヨシノが3本あり、満開でした。この右(北)から落ち葉でズルズル滑る斜面を登りました。
18第一コバノミツバツツジ発見!…通常、ソメイヨシノが散り始める頃に満開になりますが、かなりフライングする木もあります。花の直径は2.5cm程と、通常より小さめでした。今回見かけたのはどれもそのくらいの大きさです。今年は例年よりも雨量がかなり少ないので、花も小さいのかもしれません。
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18第一コバノミツバツツジ発見!…通常、ソメイヨシノが散り始める頃に満開になりますが、かなりフライングする木もあります。花の直径は2.5cm程と、通常より小さめでした。今回見かけたのはどれもそのくらいの大きさです。今年は例年よりも雨量がかなり少ないので、花も小さいのかもしれません。
19青佐山城跡帯曲輪1面目より2面目…この辺りから青佐山(おおさやま)城跡です。頂上を囲むように平坦な道がついているように見えますが、これが帯曲輪(くるわ)です。足元が1面目で、低い斜面が切岸、その上がまた平らな帯曲輪(2面目)です。
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19青佐山城跡帯曲輪1面目より2面目…この辺りから青佐山(おおさやま)城跡です。頂上を囲むように平坦な道がついているように見えますが、これが帯曲輪(くるわ)です。足元が1面目で、低い斜面が切岸、その上がまた平らな帯曲輪(2面目)です。
20青佐山城跡帯曲輪2面目より主郭…見えている斜面は帯曲輪2面目と主郭の間の切岸です。遺構は明瞭ですが、前回(7年前)は山城に関する知識がなく、周辺はササヤブ気味だったためか、記憶にありません。再訪してよかったです。ここから主郭になっている青佐山(おおさやま)頂上まで歩きながら動画を撮りました。
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20青佐山城跡帯曲輪2面目より主郭…見えている斜面は帯曲輪2面目と主郭の間の切岸です。遺構は明瞭ですが、前回(7年前)は山城に関する知識がなく、周辺はササヤブ気味だったためか、記憶にありません。再訪してよかったです。ここから主郭になっている青佐山(おおさやま)頂上まで歩きながら動画を撮りました。
21青佐山頂上三角点「青佐山」…標高249.2mの頂上三角点です。7年前はササに埋もれているのを探し出しましたが、備南アルプスの縦走路がここまで延びて整備されたためか、周辺はとてもきれいでした。頂上周辺が主郭なので開けています。数人ならソーシャルディスタンスをとって休憩できそうです。
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21青佐山頂上三角点「青佐山」…標高249.2mの頂上三角点です。7年前はササに埋もれているのを探し出しましたが、備南アルプスの縦走路がここまで延びて整備されたためか、周辺はとてもきれいでした。頂上周辺が主郭なので開けています。数人ならソーシャルディスタンスをとって休憩できそうです。
22青佐山城跡帯曲輪2面目より鉢山…主郭から一段下に下りました。北方面少し西寄りに鉢山が見えました。
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22青佐山城跡帯曲輪2面目より鉢山…主郭から一段下に下りました。北方面少し西寄りに鉢山が見えました。
23青佐山城跡帯曲輪2面目より寄島竜王山…北北東方面です。標高289.2mの頂上三角点「西六條」は右側のピークにあります。
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23青佐山城跡帯曲輪2面目より寄島竜王山…北北東方面です。標高289.2mの頂上三角点「西六條」は右側のピークにあります。
24稲荷宮…昔、おこもりさんという占い師を慕って多くの信者が登ってきたといわれています。7年前に崩壊していた社殿はそのままでしたが、新たにこれができていました。小さいですが復興されてよかったです。
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24稲荷宮…昔、おこもりさんという占い師を慕って多くの信者が登ってきたといわれています。7年前に崩壊していた社殿はそのままでしたが、新たにこれができていました。小さいですが復興されてよかったです。
25稲荷宮鳥居越しにオーシャンビュー…拡大しなければ見えませんが、鳥居の奥に瀬戸内海が見えています。小さく黒っぽいのが船で、その上(奥)にうっすら見えているのは大島ではないかと思います。
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25稲荷宮鳥居越しにオーシャンビュー…拡大しなければ見えませんが、鳥居の奥に瀬戸内海が見えています。小さく黒っぽいのが船で、その上(奥)にうっすら見えているのは大島ではないかと思います。
26稲荷宮鳥居越しに青佐山城跡帯曲輪2面目…2つめの鳥居をくぐってから振り返ってみました。見上げた先が帯曲輪2面目です。
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26稲荷宮鳥居越しに青佐山城跡帯曲輪2面目…2つめの鳥居をくぐってから振り返ってみました。見上げた先が帯曲輪2面目です。
27青佐山第1展望台より正頭漁港&明地島&差出島&仙酔島&栂丸山&御嶽山…建物はありませんが、海がよく見えます。西南西方面を望みました。中央手前は正頭(しょうとう)漁港、左端には明地島(みょうじしま)とすぐ右手前に差出島(さすでじま)が重なり、その奥が仙酔島(せんすいじま)、中央奥は神島(こうのしま)で右端最高点辺りが栂丸山(つがのまるやま)、右端の大きな山塊がこれから登る御嶽山(みたけさん)<写真46>です。
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27青佐山第1展望台より正頭漁港&明地島&差出島&仙酔島&栂丸山&御嶽山…建物はありませんが、海がよく見えます。西南西方面を望みました。中央手前は正頭(しょうとう)漁港、左端には明地島(みょうじしま)とすぐ右手前に差出島(さすでじま)が重なり、その奥が仙酔島(せんすいじま)、中央奥は神島(こうのしま)で右端最高点辺りが栂丸山(つがのまるやま)、右端の大きな山塊がこれから登る御嶽山(みたけさん)<写真46>です。
28青佐山第1展望台より白石島&走島&コゴチ島&小高島&高島…南西方面です。左端が白石島、中央奥が走島(はしりじま)、その手前の小さいのがコゴチ島、右が小高島(こだかしま)、右端が高島です。
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28青佐山第1展望台より白石島&走島&コゴチ島&小高島&高島…南西方面です。左端が白石島、中央奥が走島(はしりじま)、その手前の小さいのがコゴチ島、右が小高島(こだかしま)、右端が高島です。
29青佐山第1展望台より北木島&六島&白石島&宇治島…南南西方面です。見えているほとんどが北木島(きたぎしま)で、左奥のほうに頭がわずかにのぞいているのが六島(むしま)、右端は手前が白石島で奥が宇治島です。
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29青佐山第1展望台より北木島&六島&白石島&宇治島…南南西方面です。見えているほとんどが北木島(きたぎしま)で、左奥のほうに頭がわずかにのぞいているのが六島(むしま)、右端は手前が白石島で奥が宇治島です。
30青佐山第1展望台より佐柳島&茂床島&大島&真鍋島…南方面少し東寄りです。左端が佐柳島(さなぎじま)、中央の小さいのが茂床島(もとこしま)、その右は手前の小さいのが大島でその奥から右端までが真鍋島です。動画には佐柳島の左に見える小島も映っています。
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30青佐山第1展望台より佐柳島&茂床島&大島&真鍋島…南方面少し東寄りです。左端が佐柳島(さなぎじま)、中央の小さいのが茂床島(もとこしま)、その右は手前の小さいのが大島でその奥から右端までが真鍋島です。動画には佐柳島の左に見える小島も映っています。
31竹林…この少し手前から竹林の間を歩きました。距離は短く、すぐに青佐山(おおさやま)登山口の案内板からコンクリート道、さらに舗装道路に出ました。
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31竹林…この少し手前から竹林の間を歩きました。距離は短く、すぐに青佐山(おおさやま)登山口の案内板からコンクリート道、さらに舗装道路に出ました。
32ムスカリ…長さ1cm程の壺型の花です。たくさんありました。
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32ムスカリ…長さ1cm程の壺型の花です。たくさんありました。
33黄色い西洋水仙…ムスカリ<写真32>の右奥です。花の直径は6cm程でした。
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33黄色い西洋水仙…ムスカリ<写真32>の右奥です。花の直径は6cm程でした。
34ボケ…直径3cm程の花がたくさん咲いていました。クサボケのほうが花が小さめで樹高が低く、密集して茂っているように見えます。
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34ボケ…直径3cm程の花がたくさん咲いていました。クサボケのほうが花が小さめで樹高が低く、密集して茂っているように見えます。
35天神社鳥居…寛永3年(1626年)に太宰府天満宮を勧請しました。鳥居は明治28年のものです。
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35天神社鳥居…寛永3年(1626年)に太宰府天満宮を勧請しました。鳥居は明治28年のものです。
36天神社本殿屋根瓦(亀&獅子)…本殿は明治28年に改築されたものです。屋根は平成17年に修復されました。天神様ゆかりの梅の紋の瓦の上に亀と獅子の装飾瓦があります。
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36天神社本殿屋根瓦(亀&獅子)…本殿は明治28年に改築されたものです。屋根は平成17年に修復されました。天神様ゆかりの梅の紋の瓦の上に亀と獅子の装飾瓦があります。
37天神社本殿屋根瓦(竜)…こちらは竜の装飾瓦です。
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37天神社本殿屋根瓦(竜)…こちらは竜の装飾瓦です。
38天神社狛犬&石灯篭…ここから南東に下りる石段がありましたが、今回は西の鳥居へと進みました。
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38天神社狛犬&石灯篭…ここから南東に下りる石段がありましたが、今回は西の鳥居へと進みました。
39ソメイヨシノ散り始め…散り始めで葉も出ていました。小さな木で樹高は2mもありません。ちょうど日が当たってきれいに見えました。
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39ソメイヨシノ散り始め…散り始めで葉も出ていました。小さな木で樹高は2mもありません。ちょうど日が当たってきれいに見えました。
40シナレンギョウ…直径3.5cm程の花はレンギョウよりも大きめで、開花と同時に葉が出るのが特徴です。
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40シナレンギョウ…直径3.5cm程の花はレンギョウよりも大きめで、開花と同時に葉が出るのが特徴です。
41満開のシナレンギョウ…なぜかこの細道の右側少し奥まで群生していました。満開で見応えがあったので動画も撮りました。
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41満開のシナレンギョウ…なぜかこの細道の右側少し奥まで群生していました。満開で見応えがあったので動画も撮りました。
42満開のコバノミツバツツジ…ここまでに何度か見かけました。これは満開で日に当たっていたので特にきれいに見えました。岡山県南部では、ミツバツツジの仲間といえばこれです。県北にはもっと花期が遅く花色が濃いダイセンミツバツツジがあります。
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42満開のコバノミツバツツジ…ここまでに何度か見かけました。これは満開で日に当たっていたので特にきれいに見えました。岡山県南部では、ミツバツツジの仲間といえばこれです。県北にはもっと花期が遅く花色が濃いダイセンミツバツツジがあります。
43むこう山頂上…標高158m峰ですが、頂上周辺は木が茂って展望は効きません。通過点のようなピークでした。しかし、このすぐ西にコバノミツバツツジが群生しており、ちょうど見頃でした。また、黒見堂<写真44>北尾根の標高150m辺りから数mですが、登山道の左右にコバノミツバツツジが並んでいました。どちらも動画だけ撮りました。
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43むこう山頂上…標高158m峰ですが、頂上周辺は木が茂って展望は効きません。通過点のようなピークでした。しかし、このすぐ西にコバノミツバツツジが群生しており、ちょうど見頃でした。また、黒見堂<写真44>北尾根の標高150m辺りから数mですが、登山道の左右にコバノミツバツツジが並んでいました。どちらも動画だけ撮りました。
44黒見堂よりコバノミツバツツジ越しに真鍋島&北木島&白石島…以前は建物があったのかもしれません。周辺は少し開けており、満開のコバノミツバツツジに囲まれていました。南方面少し西寄りを望みました。左端が真鍋島、中央に大きく北木島(きたぎしま)、右に白石島、さらに右の小さいのがコゴチ島、右端ギリギリが小高島(こだかしま)、その奥は走島(はしりじま)です。
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44黒見堂よりコバノミツバツツジ越しに真鍋島&北木島&白石島…以前は建物があったのかもしれません。周辺は少し開けており、満開のコバノミツバツツジに囲まれていました。南方面少し西寄りを望みました。左端が真鍋島、中央に大きく北木島(きたぎしま)、右に白石島、さらに右の小さいのがコゴチ島、右端ギリギリが小高島(こだかしま)、その奥は走島(はしりじま)です。
45ニョキニョ木⁉…この東で道が少し不明瞭になり、北西に進み過ぎたようです。なんとなく踏み跡のように見える箇所を辿って南下し、東側の斜面を登るとこれがありました。絡まっている細いのはキヅタです。このすぐ右(南)にピンクテープがありました。
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45ニョキニョ木⁉…この東で道が少し不明瞭になり、北西に進み過ぎたようです。なんとなく踏み跡のように見える箇所を辿って南下し、東側の斜面を登るとこれがありました。絡まっている細いのはキヅタです。このすぐ右(南)にピンクテープがありました。
46御嶽山頂上三角点「大島」…標高319.8mの頂上三角点です。登山道のど真ん中で通過点のようになっており、展望は効きません。
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46御嶽山頂上三角点「大島」…標高319.8mの頂上三角点です。登山道のど真ん中で通過点のようになっており、展望は効きません。
47御嶽山三十三観音霊場第八番札所長谷寺&番外札所法起院…御嶽山(みたけさん)三十三観音霊場は文化11年(1814年)に創設され、鳥ノ江峠<写真57,58>から御嶽山の周回ルートや傳兵衛山(でんべえやま)を経由する観音道ルートにこのような石仏が安置されています。右は八番札所の豊山長谷寺(ぶさんはせでら)、左は番外の豊山法起院(ぶざんほうきいん)です。ここから動画を撮りながら三角点<写真46>まで引き返しました。
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47御嶽山三十三観音霊場第八番札所長谷寺&番外札所法起院…御嶽山(みたけさん)三十三観音霊場は文化11年(1814年)に創設され、鳥ノ江峠<写真57,58>から御嶽山の周回ルートや傳兵衛山(でんべえやま)を経由する観音道ルートにこのような石仏が安置されています。右は八番札所の豊山長谷寺(ぶさんはせでら)、左は番外の豊山法起院(ぶざんほうきいん)です。ここから動画を撮りながら三角点<写真46>まで引き返しました。
48龍王神社前のソメイヨシノ…周辺は広場になっており、ベンチがあります。桜はこの木1本だけでした。大木ですが、下のほうの枝にしか花がありませんでした。満開だったので、古木であまり花が咲かなくなってきているのかもしれません。
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48龍王神社前のソメイヨシノ…周辺は広場になっており、ベンチがあります。桜はこの木1本だけでした。大木ですが、下のほうの枝にしか花がありませんでした。満開だったので、古木であまり花が咲かなくなってきているのかもしれません。
49龍王神社…雨を司る神が祀られており、現地説明板では祈雨(きう)神社となっています。その境内は平安時代、円仁上人(慈覚大師)が唐から帰国の途上に建立した天台宗の寺院「御嶽山量剛寺」の伽藍跡と伝えられ、笠岡市指定史跡となっています。岡山県の埋蔵文化財地図によれば、地下50cmに礎石4個が残っており、平安朝当時の布目瓦(ぬのめがわら)が多く発見されるなど、確かな痕跡がいくつか見つかっているとのことです。ここから舗装道路が続きます。
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49龍王神社…雨を司る神が祀られており、現地説明板では祈雨(きう)神社となっています。その境内は平安時代、円仁上人(慈覚大師)が唐から帰国の途上に建立した天台宗の寺院「御嶽山量剛寺」の伽藍跡と伝えられ、笠岡市指定史跡となっています。岡山県の埋蔵文化財地図によれば、地下50cmに礎石4個が残っており、平安朝当時の布目瓦(ぬのめがわら)が多く発見されるなど、確かな痕跡がいくつか見つかっているとのことです。ここから舗装道路が続きます。
50カスミザクラ?越しに子殿洲&孫殿洲&菜の花畑…西方面少し北寄りです。中央手前が夏目漁港、すぐ奥が笠岡諸島に向かうフェリー、右の島は子殿洲(どんす)、その左向かいにあるさらに小さなこんもりが孫殿洲、中央奥の黄色いのは道の駅「笠岡ベイファーム」周辺の菜の花畑<写真51>です。
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50カスミザクラ?越しに子殿洲&孫殿洲&菜の花畑…西方面少し北寄りです。中央手前が夏目漁港、すぐ奥が笠岡諸島に向かうフェリー、右の島は子殿洲(どんす)、その左向かいにあるさらに小さなこんもりが孫殿洲、中央奥の黄色いのは道の駅「笠岡ベイファーム」周辺の菜の花畑<写真51>です。
51道の駅「笠岡ベイファーム」周辺菜の花畑…<写真50>中央奥の黄色をズームしてみました。ちょうど見頃のようです。
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51道の駅「笠岡ベイファーム」周辺菜の花畑…<写真50>中央奥の黄色をズームしてみました。ちょうど見頃のようです。
52幻虹台より栂丸山…1936年(昭和11年)に国立公園の父とも呼ばれる田村剛らが調査の際、島々が弓状に連なるさまを虹にたとえ、この無名だった丘を幻虹台(げんこうだい)と名付けたようです。西南西方面に神島(こうのしま)にある栂丸山(つがのまるやま)が見えました。斜面にはカスミザクラ<写真60>が点在しているようです。動画も撮りました。笠岡諸島はかすんでいまいちでした。この下(南西)の東屋からは景色がよく見えないので今回もスルーしました。
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52幻虹台より栂丸山…1936年(昭和11年)に国立公園の父とも呼ばれる田村剛らが調査の際、島々が弓状に連なるさまを虹にたとえ、この無名だった丘を幻虹台(げんこうだい)と名付けたようです。西南西方面に神島(こうのしま)にある栂丸山(つがのまるやま)が見えました。斜面にはカスミザクラ<写真60>が点在しているようです。動画も撮りました。笠岡諸島はかすんでいまいちでした。この下(南西)の東屋からは景色がよく見えないので今回もスルーしました。
53カスミザクラ?満開…<写真50>に写っている桜です。ソメイヨシノが散り始めの時に満開で薄茶色の葉がたくさん出ていることから、カスミザクラの可能性が高いと思います。動画のBGMはメジロとウグイスです。
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53カスミザクラ?満開…<写真50>に写っている桜です。ソメイヨシノが散り始めの時に満開で薄茶色の葉がたくさん出ていることから、カスミザクラの可能性が高いと思います。動画のBGMはメジロとウグイスです。
54オオシマザクラ…ソメイヨシノと花期はほぼ同じで、大きめの真っ白な花が咲くのと同時に黄緑色のきれいな葉が出ます。1本だけですがかなりの大木でした。そろそろ散り始めるかもしれません。通り過ぎてから振り返って動画だけ撮りました。
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54オオシマザクラ…ソメイヨシノと花期はほぼ同じで、大きめの真っ白な花が咲くのと同時に黄緑色のきれいな葉が出ます。1本だけですがかなりの大木でした。そろそろ散り始めるかもしれません。通り過ぎてから振り返って動画だけ撮りました。
55ソメイヨシノ越しに高畑山…この道沿いにはたまにソメイヨシノがあり、満開から散り始めでした。西南西方面に標高259.6m頂上三角点「神ノ島」がある高畑山が見えました。
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55ソメイヨシノ越しに高畑山…この道沿いにはたまにソメイヨシノがあり、満開から散り始めでした。西南西方面に標高259.6m頂上三角点「神ノ島」がある高畑山が見えました。
56ソメイヨシノ越しに四尋山…北北西方面です。標高228.4m頂上三角点「鳥の江」がある四尋山(しびろやま)が見えました。
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56ソメイヨシノ越しに四尋山…北北西方面です。標高228.4m頂上三角点「鳥の江」がある四尋山(しびろやま)が見えました。
57鳥ノ江峠駐車場前の房咲き水仙「ペーパーホワイト」…駐車場までの道は狭いですが、10台は十分駐車可能です。シナレンギョウ<写真40,41>の生垣の側にこれがたくさん咲いていました。ニホンズイセンを真っ白にした感じできれいです。
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57鳥ノ江峠駐車場前の房咲き水仙「ペーパーホワイト」…駐車場までの道は狭いですが、10台は十分駐車可能です。シナレンギョウ<写真40,41>の生垣の側にこれがたくさん咲いていました。ニホンズイセンを真っ白にした感じできれいです。
58白い西洋水仙…花の直径は7cm程で、株数は少なかったです。
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58白い西洋水仙…花の直径は7cm程で、株数は少なかったです。
59クサイチゴ…花の直径は通常は4cm以上ありますが、これは3.5cm程でした。もう少し進んだところのほうが花が大きくたくさん咲いていました。
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59クサイチゴ…花の直径は通常は4cm以上ありますが、これは3.5cm程でした。もう少し進んだところのほうが花が大きくたくさん咲いていました。
60カスミザクラ…ヤマザクラとは違い、ソメイヨシノよりも遅く咲き始め、開花と同時に出る葉は赤というよりも薄茶色です。また、花柄に毛があり花色は白から次第にピンクになるのが特徴です。この時期、山の斜面に点在しているのはヤマザクラではなくカスミザクラのほうだと思います。ちょうど満開で、間近で観察できたので花柄の毛が見えました。
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60カスミザクラ…ヤマザクラとは違い、ソメイヨシノよりも遅く咲き始め、開花と同時に出る葉は赤というよりも薄茶色です。また、花柄に毛があり花色は白から次第にピンクになるのが特徴です。この時期、山の斜面に点在しているのはヤマザクラではなくカスミザクラのほうだと思います。ちょうど満開で、間近で観察できたので花柄の毛が見えました。
61スミレ…花の直径は2cm程で、実物はもっと紫色に近かったです。葉は三角形でノジスミレとは違い毛深くはありません。アスファルトから顔を出したド根性さんでした。
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61スミレ…花の直径は2cm程で、実物はもっと紫色に近かったです。葉は三角形でノジスミレとは違い毛深くはありません。アスファルトから顔を出したド根性さんでした。
62セイヨウアブラナ&モンシロチョウ春型…セイヨウカラシナ<写真70>に似ていますが、花期はより遅く花弁が太めです。また、葉の基部が茎を抱きます。カンザキハナナは2月頃から咲き、葉の表面が縮れているのが特徴です。モンシロチョウの前翅の表側には通常、黒斑がありますが、光の加減なのか見えませんでした。たまにほぼない個体がいるそうです。
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62セイヨウアブラナ&モンシロチョウ春型…セイヨウカラシナ<写真70>に似ていますが、花期はより遅く花弁が太めです。また、葉の基部が茎を抱きます。カンザキハナナは2月頃から咲き、葉の表面が縮れているのが特徴です。モンシロチョウの前翅の表側には通常、黒斑がありますが、光の加減なのか見えませんでした。たまにほぼない個体がいるそうです。
63四尋山…北北東方面です。四尋山(しびろやま)は7年半前に一度東からピストンしただけですが、ロープがないと登れない急斜面が強烈に記憶に残っています。山裾に見えるピンク色は桜並木でしょうか。
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63四尋山…北北東方面です。四尋山(しびろやま)は7年半前に一度東からピストンしただけですが、ロープがないと登れない急斜面が強烈に記憶に残っています。山裾に見えるピンク色は桜並木でしょうか。
64鳥ノ江海岸より神島…階段から浜辺に下りて西(対岸)を望み動画も撮りましたが、階段の途中からでも同じような風景が見られます。後日、気づきましたが、大島海岸<写真65>から北西、及び対岸はカブトガニ保護指定地区で、砂の上にいる幼生を踏む可能性があるため浜辺に下りるのは禁止でした。カブトガニ博物館のHPの「カブトガニに関する情報」でカブトガニ繁殖地の地図を確認し気づいた次第です。申し訳ありませんでした。
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64鳥ノ江海岸より神島…階段から浜辺に下りて西(対岸)を望み動画も撮りましたが、階段の途中からでも同じような風景が見られます。後日、気づきましたが、大島海岸<写真65>から北西、及び対岸はカブトガニ保護指定地区で、砂の上にいる幼生を踏む可能性があるため浜辺に下りるのは禁止でした。カブトガニ博物館のHPの「カブトガニに関する情報」でカブトガニ繁殖地の地図を確認し気づいた次第です。申し訳ありませんでした。
65大島海岸より磯越しに北木島&白石島…この少し東にテトラポッドがあり、そこから北西、及び対岸がカブトガニ保護指定地区で立ち入り禁止です。さらに少し東の階段でやっと舗装道路に上がれました。海岸沿いの舗装道路は堤防が高めで海がよく見えませんが、たまにある階段の途中からは十分見えます。ここから東はテトラポッドで歩きにくいので舗装道路を歩きました。
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65大島海岸より磯越しに北木島&白石島…この少し東にテトラポッドがあり、そこから北西、及び対岸がカブトガニ保護指定地区で立ち入り禁止です。さらに少し東の階段でやっと舗装道路に上がれました。海岸沿いの舗装道路は堤防が高めで海がよく見えませんが、たまにある階段の途中からは十分見えます。ここから東はテトラポッドで歩きにくいので舗装道路を歩きました。
66カモメ冬羽…頭部が真っ白に見えたので動画では夏羽としましたが、拡大してよく見ると、微妙に斑点が残っていたので冬羽です。カモメの仲間はよく似たのが多いのですが、黄色一色の脚とくちばし、薄い灰色の背中、真っ白な尾羽、たたんだときに先端が黒く見える翼で見分けられます。強い海風であっちこっちの羽毛がなびいていました。
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66カモメ冬羽…頭部が真っ白に見えたので動画では夏羽としましたが、拡大してよく見ると、微妙に斑点が残っていたので冬羽です。カモメの仲間はよく似たのが多いのですが、黄色一色の脚とくちばし、薄い灰色の背中、真っ白な尾羽、たたんだときに先端が黒く見える翼で見分けられます。強い海風であっちこっちの羽毛がなびいていました。
67アオサギ夏羽…夏羽は背中や胸部の飾り羽が目立ちます。また、くちばしはピンク色を帯びます。
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67アオサギ夏羽…夏羽は背中や胸部の飾り羽が目立ちます。また、くちばしはピンク色を帯びます。
68チュウダイサギ…大きさはアオサギ<写真67>と同じくらいです。まだ飾り羽は出ていないようですが、くちばしは黒くなっていました。冬羽から夏羽に変わりつつあるようです。
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68チュウダイサギ…大きさはアオサギ<写真67>と同じくらいです。まだ飾り羽は出ていないようですが、くちばしは黒くなっていました。冬羽から夏羽に変わりつつあるようです。
69赤い枝垂れハナモモ…舗装道路の反対側をズームしてみました。横に広がった大木で見頃でした。
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69赤い枝垂れハナモモ…舗装道路の反対側をズームしてみました。横に広がった大木で見頃でした。
70セイヨウカラシナ越しに大島&真鍋島&北木島&白石島…セイヨウアブラナ<写真62>よりも花期が早く、2月から咲いていることもあります。また、花弁は細めで葉の基部が茎を抱きません。南方面には左に真鍋島と手前に大島、中央に北木島(きたぎしま)、右に白石島が見えました。
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70セイヨウカラシナ越しに大島&真鍋島&北木島&白石島…セイヨウアブラナ<写真62>よりも花期が早く、2月から咲いていることもあります。また、花弁は細めで葉の基部が茎を抱きません。南方面には左に真鍋島と手前に大島、中央に北木島(きたぎしま)、右に白石島が見えました。
71青佐山…東北東方面に先程登った青佐山(おおさやま)<写真21〜25>が見えました。
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71青佐山…東北東方面に先程登った青佐山(おおさやま)<写真21〜25>が見えました。
72着陸するコサギ…日本で見られる白いサギの中で最小です。年中黒いくちばし、黒い脚、黄色い足が特徴で、夏羽になると頭に長い冠羽が出て背中や胸の飾り羽も目立ちます。冠羽のみ確認できました。仲良し4羽が次々にランディングする様子を動画に撮りました。
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72着陸するコサギ…日本で見られる白いサギの中で最小です。年中黒いくちばし、黒い脚、黄色い足が特徴で、夏羽になると頭に長い冠羽が出て背中や胸の飾り羽も目立ちます。冠羽のみ確認できました。仲良し4羽が次々にランディングする様子を動画に撮りました。
73風にあおられて落ちるコサギ…<写真72>と同一個体です。最後尾の1羽は、風にあおられて落ちていき、翼だけが見えています。再び飛び上ってきましたが、またしても強い向かい風にあえなく落下😅無事合流できたでしょうか。
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73風にあおられて落ちるコサギ…<写真72>と同一個体です。最後尾の1羽は、風にあおられて落ちていき、翼だけが見えています。再び飛び上ってきましたが、またしても強い向かい風にあえなく落下😅無事合流できたでしょうか。
74イソヒヨドリ♀…胸部に微妙なうろこ模様が多数見えているので、オスの若鳥ではなくメスの成鳥です。カメラを向けると飛び立ち、数m先に止まってこちらを見るの繰り返しで、なかなか撮れませんでした😅最近、オスが我が家の近所で美声を響かせています。
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74イソヒヨドリ♀…胸部に微妙なうろこ模様が多数見えているので、オスの若鳥ではなくメスの成鳥です。カメラを向けると飛び立ち、数m先に止まってこちらを見るの繰り返しで、なかなか撮れませんでした😅最近、オスが我が家の近所で美声を響かせています。
75カンムリカイツブリ…首に茶色い羽毛が目立ち始めており、冬羽から夏羽に変わりつつあるようです。県内では夏羽は見たことがありませんが、国内で繁殖する個体が増えているそうです。
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75カンムリカイツブリ…首に茶色い羽毛が目立ち始めており、冬羽から夏羽に変わりつつあるようです。県内では夏羽は見たことがありませんが、国内で繁殖する個体が増えているそうです。
76青佐鼻より寄島…階段の途中から東北東方面を望みました。全体は寄島園地となっており、現在は三郎島と呼ばれているようです。以前は三ツ山<写真78>が三郎島と呼ばれており、誤解しそうなので、今回はこの辺りの名称は寄島で通しました。左が標高80.7m頂上三角点「寄島」のある東山で東の展望園地、右は標高69mの荒神山で西の展望園地となっています。
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76青佐鼻より寄島…階段の途中から東北東方面を望みました。全体は寄島園地となっており、現在は三郎島と呼ばれているようです。以前は三ツ山<写真78>が三郎島と呼ばれており、誤解しそうなので、今回はこの辺りの名称は寄島で通しました。左が標高80.7m頂上三角点「寄島」のある東山で東の展望園地、右は標高69mの荒神山で西の展望園地となっています。
77青佐鼻より寄島園地(東の展望園地)…<写真76>の左のほうをズームしてみました。ソメイヨシノが満開のようです。動画も撮りました。
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77青佐鼻より寄島園地(東の展望園地)…<写真76>の左のほうをズームしてみました。ソメイヨシノが満開のようです。動画も撮りました。
78青佐鼻より三ツ山…東方面少し北寄りです。以前はこちらが三郎島と呼ばれていました。その頃は3つの島それぞれに松の木が生えていましたが、2012年に最後の1本が枯れました。昨年3月28日に松の苗木や種などが植え付けられ、以前の景観の復活を目指す取り組みが始まりましたが、この写真では松の木は確認できません。背後に水島コンビナートの煙突がたくさん見えています。
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78青佐鼻より三ツ山…東方面少し北寄りです。以前はこちらが三郎島と呼ばれていました。その頃は3つの島それぞれに松の木が生えていましたが、2012年に最後の1本が枯れました。昨年3月28日に松の苗木や種などが植え付けられ、以前の景観の復活を目指す取り組みが始まりましたが、この写真では松の木は確認できません。背後に水島コンビナートの煙突がたくさん見えています。
79ヒドリガモ♀…ゴール目前の青佐鼻(おおさばな)海岸の岸辺につがいが1組だけいました。あまり潜れないカモなので、流れ着いた海藻はごちそうです。幸せそうに丸呑み😊海水浴場があるので、浜辺に下りて散策中の方々が何組かおられました。
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79ヒドリガモ♀…ゴール目前の青佐鼻(おおさばな)海岸の岸辺につがいが1組だけいました。あまり潜れないカモなので、流れ着いた海藻はごちそうです。幸せそうに丸呑み😊海水浴場があるので、浜辺に下りて散策中の方々が何組かおられました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【青佐山〜むこう山〜御嶽山  岡山県南西部の低山縦走】
 この日の岡山県では桜の花が見頃を迎えていました。どうせ登山をするなら花見も兼ねてということで、岡山県南西部の海に近く、浅口(あさくち)市寄島(よりしま)町から笠岡市西大島にかけて連なる青佐山(おおさやま)、むこう山、御嶽山(みたけさん)の三山を縦走することにしました。標高はそれぞれ青佐山249m、むこう山158m、御嶽山320mと、まさに低山縦走です。この山域は標高の割に急斜面が多い「低山なめんなよコース」が充実しており、予想以上に時間がかかりましたが、いいトレーニングになりました。下りは舗装道路に予定変更して時間短縮を図り、連れが山行後の食事を楽しみにかなり急いで歩いてくれました。目の前にニンジンをぶら下げたらいくらでも歩けるお子だったようです😁
 なお、大島海岸<写真65>から北西、及び対岸はカブトガニ保護指定地区で、砂の上にいる幼生を踏む可能性があるため浜辺に下りるのは禁止です。カブトガニ博物館のHPの「カブトガニに関する情報」でカブトガニ繁殖地の地図が確認できます。鳥ノ江海岸<写真64>から大島海岸<写真65>まで浜辺を歩いてしまい、申し訳ありませんでした。

 出発点にしたのは、青佐山の東麓にある「青佐鼻(おおさばな)海岸観光駐車場」です。東から西方面への縦走を想定していたので、青佐山の北東尾根から登る予定でしたが、これは登山者が比較的少ないコースです。7年前に登りましたが、かなり急で無理にここから登らなくてもと思った記憶があります。
 荒神社ミニ祠<写真17>から東に延びるコンクリート道は、今回は苔むしておらず、下りでは絶対に滑るだろうと思うほど急だとは感じませんでした。ミニ祠の右(北)から落ち葉でズルズル滑る斜面を登りました。尾根に出ると少しマシになり、木の間をどこでも歩けます。ピンクテープはありますが、崩れやすい土の上に積もった落ち葉で滑りやすいです。この急傾斜は高度差70m程続きましたが、高度差以上にとても長く感じられ、今回辿った全ルート上で最もハードな登りでした。
 青佐山(おおさやま)頂上一帯は城跡<写真19〜26>となっていました。岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」には築城年代は記載されていません。『備中村鑑』には、「大佐山城」が大島村にあって阿部清明在城という記述があるそうです。ネット検索では平安時代の陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明(あべのせいめい)ばかりヒットし、阿部清明なる人物については全くわかりませんでした。また、『長川寺由緒記』には、永禄年間に細川通董(みちただ)が7年間在城したとの記載があるようです。現地の青佐山城址説明板には、天文10年(1541年)に大内義隆が築造し、永禄2年(1559年)に細川通薫(みちただ)が入城し増改築、江戸時代に廃城となったと記されていました。詳細がわかる文献はないようですが、今でも曲輪(くるわ)や切岸などの遺構がはっきりしており、貴重な史跡です。

 青佐山頂上<写真21〜25>からはルート図にも記載されている歩きやすい西尾根を下りました。青佐山第1展望台<写真27〜30>で笠岡諸島などの展望を楽しみ、平坦で歩きやすい細道から竹林<写真31>を抜けるとコンクリート道に出る手前に青佐山(おおさやま)登山口の案内板があり、すぐに舗装道路に出ました。
 ボケ<写真34>撮影地点を過ぎ標高115m辺りの水道設備で舗装道路は終わり、階段状の土道になりましたが、大量の落ち葉で階段が埋もれ気味でした。
 天神社<写真35〜38>を過ぎ広い舗装道路を横断すると、地形図では皿池がありますが、干上がっていたのか、少し草の生えた空き地のように見えました。池の南畔はコンクリートの細道で、入口には備南アルプス縦走路の小さな道標があります。標高50m辺りから丸太と土の階段状の道になりました。
 むこう山<写真43>は、倉敷市や瀬戸内市にある向山(むこうやま)と区別するためなのか、山名がひらがな表記です。地形図上に山名が表記されていない山で展望が効かず通過点のような山頂ですが、この日はツツジの花に満ちた山と化していました<後述>。

 むこう山<写真43>からは傾斜が緩やかな尾根道が続きます。黒見堂<写真44>周辺は開けており、やはり笠岡諸島が見えました。
 ニョキニョ木⁉<写真45>西南西の標高115m鞍部である正頭乢(しょうとうたわ)は分岐で、北に延びる道は切子上池方面へ、西は二手に分かれ左は下りでおそらく南西方面へ、右は御嶽山(みたけさん)直登の正頭(しょうとう)ルートです。西に延びる道の右側、正頭ルートに入り高度差およそ200mの御嶽山の東尾根を登ることにしました。標高180m辺りから上りでもロープに頼らなければ厳しい急斜面を、落ち葉でズルズル滑りそうになりながら歩きました。標高200m辺りからはマシになり、木の間をどこでも歩けそうでした。

 御嶽山頂上三角点「大島」<写真46>から龍王神社前のソメイヨシノ<写真48>までは平坦で歩きやすい道が続きます。この桜の周辺はちょっとした広場で、桜は1本だけでしたが、ベンチもありゆっくり休憩できます。
 雨を司る神が祀られている龍王神社<写真49>は、現地説明板では祈雨(きう)神社となっています。その境内は平安時代、円仁上人(慈覚大師)が唐から帰国の途上に建立した天台宗の寺院「御嶽山量剛寺」の伽藍跡と伝えられ、笠岡市指定史跡となっています。岡山県の埋蔵文化財地図によれば、地下50cmに礎石4個が残っており、平安朝当時の布目瓦(ぬのめがわら)が多く発見されるなど、確かな痕跡がいくつか見つかっているとのことです。
 ここから標高115m鞍部である正頭乢(しょうとうたわ)まで引き返し、北の切子上池方面へ下山し舗装道路を東から南に進んで駐車場に戻る予定でしたが、下りが苦手な連れは登ってきた急斜面を下るのに時間がかかりそうなので、ここから舗装道路で海岸沿いを戻ることにしました。
 幻虹台(げんこうだい)<写真52>からよく見えるはずの笠岡諸島は、このときはかすんでいまいちでした。すぐ東側の道からは道の駅「笠岡ベイファーム」周辺の菜の花畑<写真51>が見えました。予想外だったのでテンションが上がりました😊この下(南西)の東屋周辺は開けておりゆっくり座って休憩できますが、海はほとんど見えないので、今回もスルー。
 鳥ノ江峠駐車場<写真57,58>まで下りてくると、10台は十分駐車可能なスペースには1台もありませんでした。駐車場までの道が狭いのがネックでしょうか。
 四尋山(しびろやま)の標高100m付近を東から西、さらに南へとトラバースし、最後は海沿いの県道47号線に出てきました。後日、気づきましたが、大島海岸<写真65>から北西、及び対岸はカブトガニ保護指定地区で、砂の上にいる幼生を踏む可能性があるため浜辺に下りるのは禁止でした。カブトガニ博物館のHPの「カブトガニに関する情報」で気づいた次第です。申し訳ありませんでした。鳥ノ江海岸<写真64>で階段から浜辺に下りてしまい、大島海岸<写真65>までのちょうど禁止区域をきっちり歩いたことになります。大島海岸の少し東にテトラポッドがあり、さらに少し東の階段でやっと舗装道路に上がれました。海岸沿いの舗装道路は堤防が高めで海がよく見えないので下りたくなりますが、たまにある階段の途中からは十分見えます。やってしまった者が言うのもなんですが、この区間は絶対に浜辺に下りないでください。
 大島海岸<写真65>から東はテトラポッドで歩きにくいので舗装道路を歩きました。ゴール直前の青佐鼻(おおさばな)海岸は、南側の階段を下りて海水浴場の砂浜を歩いています。出発点の駐車場から少し南西には広い路肩があり、そこに車を停めて浜辺を散策中の方々が何組かおられました。海にはカンムリカイツブリなどの冬鳥がまだ少し残っており、予想外のバードウォッチングも楽しめました。

【桜とツツジの花に満ちた青佐山・むこう山・御嶽山】
 この日もソメイヨシノが満開になったニュースが飛び交い、岡山県内の鶴山(かくざん)公園や後楽園などの桜の名所は多くの人で賑わっていただろうと思います。我々は敢えてそうした有名スポットを避け、花見客がほとんどおらず、BGMには野鳥のさえずりが聞こえるような穴場を求めて、花見も兼ねた山行をしました。幸い、「青佐鼻(おおさばな)海岸観光駐車場」には我々以外に自動車を停めている方はおられず、静かな環境で貸し切り状態で花見が楽しめるという期待が高まるばかりでした。
 出発して早々にハナモモ<写真01>などの花が出てきました。そして、展望台にもなっている青佐山(おおさやま)台場跡<写真11,12>に向かう道に入ると早速、満開に近いソメイヨシノ<写真04>がたくさん目の前に広がりました。昇り櫻と名付けられたこの桜並木は青佐山御台場展望台まで続き、展望台からは寄島などの展望を楽しむことができました。3か月前に鉢山に登った際にこの桜並木に気づき、行きたいと思っていたので、ちょうど満開から散り始めのタイミングで訪問できてよかったです。
 青佐山の花見スポットはここだけかと思いきや、東麓を歩いていると、モモ<写真14>やギンヨウアカシアと桜のコラボ<写真15>など、先程とは異なる花も見られ、さらにテンションが上がりました😊

 青佐山(おおさやま)<写真21〜25>の北東尾根を登っていると、コバノミツバツツジ<写真18>がちらほらと出てきました。青佐山の東西斜面は咲き始めの木が多かったのですが、むこう山<写真43>の北東尾根に入ると急に満開のコバノミツバツツジの数が増えました。頂上を過ぎてコバノミツバツツジロード<動画参照>を歩く時は気分爽快でした😊
 コバノミツバツツジは御嶽山(みたけさん)頂上<写真46>まで点在しており、咲き始めから散り始めまで様々でした。群生は少ないものの、完全に今回の山の主役でした。

 縦走コース終盤の御嶽山(みたけさん)頂上<写真46>からの下りでも数は少ないものの、桜が観賞できました。また、水仙、スミレなど春を代表する花も見られました。青佐山、むこう山、御嶽山それぞれで異なる種類の花が咲いていたこともあり、非常に充実した花見登山となりました。
 また、幻虹台(げんこうだい)<写真52>より近くの栂丸山(つがのまるやま)を展望し、その周辺にもカスミザクラらしき桜がたくさん咲いていることが確認できましたので、機会があれば、そちらでも花見登山を楽しみたいものです。



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