記録ID: 7885316
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ハイキング
奥秩父
雁ヶ腹摺山(↑泣坂ノ頭南尾根)〜撤退〜
2025年03月09日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:08
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,350m
- 下り
- 1,354m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 6:08
距離 18.6km
登り 1,350m
下り 1,354m
13:37
天候 | ☁☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▼ スタート〜泣坂ノ頭南尾根の取り付き ・約7kmの舗装路で350m程を緩やかに登り上げる道のりとなります。 ・スタート直後には山梨県のご当地スポット「ハッピードリンクショップ」があります。これが最後の補給ポイントとなるので必要に応じて立ち寄りましょう。 ・以降はお店はおろか公衆トイレも一切存在しないため、事前の準備が必須です。 ▼ 泣坂ノ頭南尾根 ・バリエーションルートのため道標などは一切設置されていませんが、幹に赤いテープが断続的に付けられている箇所があり、わずかな目印となります。 ・取り付きからは急登が続き、尾根に出るまではチェーンスパイクがあると安全性が格段に向上します。 ・ルート上の大岩は技術があれば直接登攀できる可能性もありますが、残雪状況によっては危険が伴うため、今回は左側に迂回しました。 ・山腹を巻くような踏み跡が所々で確認できますが、これらはほとんどが林業作業用の仕事道です。こうした踏み跡に惑わされることなく尾根伝いに進むのが正解となります。 ・急勾配と不明瞭な道筋のため、下山ルートとしての利用は推奨できません。 ▼ 泣坂ノ頭〜尾越山 ・山と高原地図などでは破線ルート扱いとなっています。 ・道標は存在しますが、倒れていたり方向が曲がっていたりと状態は良くありません。それでも踏み跡はしっかりとあり、道は比較的明瞭です。 ・尾越山の山頂からそのまま進むと支尾根に引き込まれる危険性があります。少し来た道を戻り、左側に進路を取るのが正しいルートです。 ▼ 尾越山〜浅川入口バス停 ・こちらも地図上では破線ルート扱いです。 ・浅川入口バス停へと下る最終区間の約300m手前は、GPSを携行していても特に迷いやすいポイントとなっています。他の登山者の記録(みんなの軌跡)もバラバラで参考にならないケースが多いです。 ・階段の埋設跡が確認できることから、かつては整備された登山道であったと推測されますが、現在は至る所に倒木が散在しルートの確認が困難です。また複数の踏み跡が交錯しているため、さらに混乱を招きます。 ・急斜面での移動となるため滑落リスクも無視できず、下山ルートとしての利用は推奨できません。 |
写真
NHK七保テレビ中継放送所から先、下山まであと300mの所で登山道をロスト。ルーファイ難易度高!
立ち木に捕まりつつ下るも、一見太く丈夫そうな竹が触った瞬間に根元から折れて明後日の方向に飛んで行った。
体重かけなくて良かった😱😱😱
立ち木に捕まりつつ下るも、一見太く丈夫そうな竹が触った瞬間に根元から折れて明後日の方向に飛んで行った。
体重かけなくて良かった😱😱😱
下れそうな所を見繕って下りた先が倒木祭り。
倒木の先に見えた竹林から下山できそうだが、この倒木を超えなければならない。
倒木の上に乗って驚愕。なんと倒木は谷沿いにあり、木の真下は数mの落差がある。落ちたら遭難必至。平均台のようにして渡れなくもないかもしれないけど、カイジの鉄骨渡りをテレビ越しに見ているだけで眩暈がする人なのに、こんなの渡れる訳がない。
…考えた末、別ルートを探すことに。
倒木の先に見えた竹林から下山できそうだが、この倒木を超えなければならない。
倒木の上に乗って驚愕。なんと倒木は谷沿いにあり、木の真下は数mの落差がある。落ちたら遭難必至。平均台のようにして渡れなくもないかもしれないけど、カイジの鉄骨渡りをテレビ越しに見ているだけで眩暈がする人なのに、こんなの渡れる訳がない。
…考えた末、別ルートを探すことに。
感想
泣坂ノ頭南尾根を登って雁ヶ腹摺山へと周回しようと綿密に計画を立てていたものの、登山当日の早朝、突如として雁ヶ腹摺山に積雪があるという情報に接し、背筋に冷たい衝撃が走った。何せ持参したのはチェーンスパイクのみ。今頃になって「スノーシューを持ってくれば良かった」と激しく後悔する。
積雪の程度を確認するため、とりあえず泣坂ノ頭まで進み、その状況次第で以降の行動を決めようと決意して向かった。しかし稜線に出た瞬間、目の前に広がったのは踝までしっかりと埋まる積雪地帯だった。ここからさらに標高を400mほど上げれば、雪の深さはより増すだろう。今回は長距離行程を計画していただけに、無理は禁物と判断し、大峰方面へのエスケープルートを取ることに決めた。
しかし、下山の最終局面で予想外の難所に遭遇することになるとは。エスケープルートの下調べも不十分だったと痛感させられる山行となった。それでも、遠くに見える南アルプスを思わせる荘厳な奥多摩の山塊の姿に心を奪われ、「次は万全の雪山装備で奥多摩の冬の魅力を堪能したい」という新たな決意が胸に芽生えた山行でもあった。
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