愛宕山(京都、滋賀の日本3百名山一つ目)


- GPS
- 04:45
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,080m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 4:44
天候 | くもりのち時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
清滝からの登山道は愛宕神社の表参道らしく立派な石畳。月輪寺への下山路はいつもの低山の山道。どちらも不安なところはない歩きやすい路。 |
写真
感想
有休が残りまくってたので土日ふくめて6連休。
京都、滋賀の山登りと洒落込み、バイクを8時発の阪九フェリーに載っけて毎年恒例の船旅。翌朝神戸へ着岸即バイク飛ばして京都、観光客溢れる嵐山には目もくれず10時半に清滝着の即弾丸ハイキングである。
遠くの山登る時は情報ないからナントカ名山のリスト見てこれにしょっかなと行く訳だがこの山は日本3百名山だそうな。
だそうな。ってそんなノリでよく京都まで行くねと思われるかもだけどマジそんなもんです。
メインは比叡山ドライブウエイをバイクで走る事なので。
登山口に注意書きがあって、11時以降は入山しちゃいけないそうな。
バイクは駐車場お断りとかゴタゴタがあって5分遅れたけど、脚力にはそれなりに自信があるので「5分前に登った人を追い越しゃいいんでしょ」と勝手な理屈をごねて登ってしまった。
のっけから山頂まで石段のオンパレード。そしてあちこち広場があって建物があったであろう石垣が組んである。
このノリは知ってる。正に「英彦山」だ。
修験道の本山よね。
調べてみたら山頂の立派な神社は愛宕神社。全国900ある愛宕神社の総本社だそうな。福岡の早良区にある愛宕神社もここから黒田の殿様がお招きしたものらしい。
そして神社となる前は白雲寺という修験道の拠点だった、なるほど。
そう言えば愛宕神社って高いところにあることが多いね。ここをモデルにしたんだろうな。とにかく壮麗な石段でありました。
三角点がある山頂はぱっとしないけど途中の月輪寺への分岐から降りてほんのちょっと歩いたとこにすごく見晴らしのいいポイントがあるから、石段往復のつもりでもそこまでは行った方がいい。
ここでドイツから来た18歳の青年とお話をした。日本語学校を出て、日本で仕事を探してるらしい。なかなか見つからなくて難しいと言われてた。そうやなあ。西洋人だからって外国人。スキルがなければベトナムやネパールの方と何ら変わらないからなあ。
帰りは月輪寺を経由しました。
地図にお寺あるからてっきりそこが登山口でその下は林道歩きだと思い込んでたら何と登山道の途中にお寺がある。
修験道の山なんだから江戸時代ならそれが当たり前だったろうけどここはまだ当時がそのまま残ってる。
やっぱり京都というか近畿地方恐るべし。
その登山道でしか行けない月輪寺を1人のおばあちゃんもとい…ご住職が守ってらっしゃる。
敷地を通らさせてもらうので協力金300円をポストに入れたら音を聞いたのか出てこられて有難い説話をいただきました。
このポツンと一軒家のお寺に78歳のおば…ご住職が住まうには過酷すぎると思う。自分は山大好きで毎週登ってるけど、自分の母を山の中に住まわせるとか涙出てくる、ムリや。
何しろ境内のサクラとかシャクナゲとかは天然記念物なので何かあってもヘリもこれないらしい。
だけどご住職はこう言われた。
「生きてるうちに極楽浄土を見られる人はそういないでしょ、私にとってはここなのよ」と。
話し相手は鹿か猪か熊しかおらんそうな。
目の前には鹿が3頭歩き回ってる。
鹿はいいけど熊はお友だちにはなりたくないなあ。
あとはまあちょっとのっけから京都というか日本の文化財保護の闇を覗くような話を聞けたけどま、そこは書かないとして勉強になる。さすがは日本3百名山の愛宕山でありました。
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