記録ID: 7807915
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
天狗岳リベンジ 渋の湯から反時計回り
2025年02月15日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 09:18
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:19
距離 10.1km
登り 1,042m
下り 1,028m
7:29
53分
スタート地点
16:48
ゴール地点
2月にお山に行けそうなのはこの土日だけ、わが身の実力とお天気を考えた挙句、今シーズンの借りは今シーズン中に返しておかねばと思い、性懲りもなく再度天狗様にチャレンジすることに。
先回の反省を踏まえて今回は極力重量を減らすことを考え、調理用具もチタンカップ一個と固形燃料に絞り、着替えもシャツと靴下のみ、その他もろもろ削りに削って、準備万端でいざ出発。
出だしが肝心と渋の湯のご注意を守って6時半の5分前に到着するように調整。先行車一台を視界に入れながら湯道街道を軽快に走り、計画通りのはずが最後の登りでいきなり渋滞、全く動かず。どうも日帰りと泊まり客を選別して、一台ずつ受付に通しているらしく、行って戻ってくる車待ちで渋滞しているらしいことが後でわかった。結局、出発できたのは7:30過ぎになり、皆さんとは逆方向に一人唐沢鉱泉に向かって歩き始める。
先週の降雪で子供の足くらいの大きさになったトレースを追ってしばらく樹林帯を登っていく。まぁ、あるだけましかと思いながら進んでいくと、徐々にトレースは不明瞭になり、パノラマ尾根の分岐の手前あたりでは完全に消滅。新雪の道を心地よく足跡を着けながら唐沢鉱泉に到着。
やっぱトレースないとじわじわ来るな、ここへ来た時点で少し疲労感が。前回の反省から、最初からアイゼンを着けていたので、ここには長居せずに先へ進む。
唐沢鉱泉分岐までの高低差約300mを登り切ったころには更に疲労感が。さてここからが正念場だと少し休憩して第一展望台目指して出発。この距離で高低差300mはやっぱちょっとキツイよな、と体力の無さを痛感しながらせっせと上る。幸い、お天気は申し分なく、早めに付けたアイゼンのおかげで滑ることもないんだけど、やっぱキツくてじわじわと疲労感が溜まっていく。
ようやく登り切って視界が開け、第一展望台に着いたような気がして写真を撮りまくる。標識がないのでなんだか変だな、こんな感じだったかなと少し引っ掛かりながら更に進むと間もなく本物の第一展望台に到着。あれは0.9展望台かい!と勝手に突っ込みを入れて、写真もそこそこに次へ向けて出発。
途中、樹林帯で少し腹ごしらえをしてしばらく歩くと、再び視界が開けて、これ第二かな?いや、ちょっと違う気がするとおもいつつ、更に先に進むと、またしてもすぐに本物の第二展望台に到着。さっきのは1.9展望台だったか。
この時点で結構疲労がたまっていたものの、いよいよ前回撤退した核心の西天狗様の登りにとりつく。
樹林帯を抜けてからの距離は短いがかなりの急登で、少し登っては立ち止まりを繰り返しながら、ゆっくりと高度を稼ぐ。前回とは打って変わって、ほとんど微風の快晴。前回は爆風の中で必死だったからなのか、それほど疲労は感じなかったのに、今回はやけにキツイなぁと思いながらやっとのことで西天狗頂上に到着。しばらく絶景を楽しんだ後に、名残惜しさを振り切って東へ出発。
西天狗からの下りは深雪の急降下。昔上った時はかなり疲れた記憶があるが、下りはあっとゆう間だった。コルまで降り切って見上げると、東天狗の標識が良く見え、これが最後の登りだと思うと妙な安心感が。あと少し頑張れば、あとは下るのみと思うと、やけに元気が出てきた。
とゆうわけで、サクサク(でもないけど)登って、東西天狗様にリベンジ達成!前回は爆風に見舞われたので、今回はお情けをかけてくれたのかと思うほどの快晴の中、達成感半端ない気分で、下山の途へ。
しかし、これで万事順調と行かないのが登山あるある。東天狗の稜線を少し下った分岐のところで、黒百合ヒュッテ迄の道のりが遠くまで見通せるような状態だったので、こんな機会はなかなか無いと思い、中山峠経由での下山予定を天狗の奥庭経由に変更。これがドツボの始まり。いざ下り始めると、深雪に足を取られまくり、トレースを歩いてもかなりはまり、転びそうになる。途中、股下までズボリ、ふか雪の中で脚を抜くだけで5分くらいかかってしまう目にもあう。ひーこら言いながら、ようやく深雪を下り切ると、次は歩きにくい岩場が延々と続く。途中なんども足を取られそうになり、膝ががくがくに。黒百合ヒュッテに到着したころには、もうへとへと。ここは過去に遭難事故も起こってるようなので、さもありなんと納得。
黒百合ヒュッテには3時過ぎに到着したので、このまま行動食だけ口にして長居せずに降りようかと思ったけど、持参のお湯でインスタントラーメンを作るとゆう今回のメインミッションの一つを実行せねばと思い、チャレンジ。結果的には、さすがに高性能のモンベルサーモボトルでも、沸かしてから12時間も経つと、天気は良くとも厳冬期の2000m越えでは「熱い風呂」くらいの温度になってしまう、とゆう単純な事実を証明しただけになってしまった。しかし、バリカタのぬる麺でも結構おいしいのがこれまた登山あるあるか。
おなかが満たされたところで、日が暮れる前には下山しようとチェーンスパイクに履き替えて4時に出発。充分な積雪が踏み固められた登山道のおかげで、ほとんどストレスなく快速に駆け下りて、約1時間で駐車場にたどり着いた。バッテリー残量がなく、渋の湯で最後の写真を撮ろうとシャッターを押した途端にスマホがダウン。
今回も、戻ってきたときにはへとへと、しかしとても充実した一日でした。
天狗様、奥庭でちょっとしっぺ返しを食らったけど、良いお天気をありがとう。
P.S.
帰りいリベンジ達成のご褒美にテンホウデビューでタンタンメンと餃子をいただく。確かに、この餃子の味は独特で病みつきになりそうだ。
先回の反省を踏まえて今回は極力重量を減らすことを考え、調理用具もチタンカップ一個と固形燃料に絞り、着替えもシャツと靴下のみ、その他もろもろ削りに削って、準備万端でいざ出発。
出だしが肝心と渋の湯のご注意を守って6時半の5分前に到着するように調整。先行車一台を視界に入れながら湯道街道を軽快に走り、計画通りのはずが最後の登りでいきなり渋滞、全く動かず。どうも日帰りと泊まり客を選別して、一台ずつ受付に通しているらしく、行って戻ってくる車待ちで渋滞しているらしいことが後でわかった。結局、出発できたのは7:30過ぎになり、皆さんとは逆方向に一人唐沢鉱泉に向かって歩き始める。
先週の降雪で子供の足くらいの大きさになったトレースを追ってしばらく樹林帯を登っていく。まぁ、あるだけましかと思いながら進んでいくと、徐々にトレースは不明瞭になり、パノラマ尾根の分岐の手前あたりでは完全に消滅。新雪の道を心地よく足跡を着けながら唐沢鉱泉に到着。
やっぱトレースないとじわじわ来るな、ここへ来た時点で少し疲労感が。前回の反省から、最初からアイゼンを着けていたので、ここには長居せずに先へ進む。
唐沢鉱泉分岐までの高低差約300mを登り切ったころには更に疲労感が。さてここからが正念場だと少し休憩して第一展望台目指して出発。この距離で高低差300mはやっぱちょっとキツイよな、と体力の無さを痛感しながらせっせと上る。幸い、お天気は申し分なく、早めに付けたアイゼンのおかげで滑ることもないんだけど、やっぱキツくてじわじわと疲労感が溜まっていく。
ようやく登り切って視界が開け、第一展望台に着いたような気がして写真を撮りまくる。標識がないのでなんだか変だな、こんな感じだったかなと少し引っ掛かりながら更に進むと間もなく本物の第一展望台に到着。あれは0.9展望台かい!と勝手に突っ込みを入れて、写真もそこそこに次へ向けて出発。
途中、樹林帯で少し腹ごしらえをしてしばらく歩くと、再び視界が開けて、これ第二かな?いや、ちょっと違う気がするとおもいつつ、更に先に進むと、またしてもすぐに本物の第二展望台に到着。さっきのは1.9展望台だったか。
この時点で結構疲労がたまっていたものの、いよいよ前回撤退した核心の西天狗様の登りにとりつく。
樹林帯を抜けてからの距離は短いがかなりの急登で、少し登っては立ち止まりを繰り返しながら、ゆっくりと高度を稼ぐ。前回とは打って変わって、ほとんど微風の快晴。前回は爆風の中で必死だったからなのか、それほど疲労は感じなかったのに、今回はやけにキツイなぁと思いながらやっとのことで西天狗頂上に到着。しばらく絶景を楽しんだ後に、名残惜しさを振り切って東へ出発。
西天狗からの下りは深雪の急降下。昔上った時はかなり疲れた記憶があるが、下りはあっとゆう間だった。コルまで降り切って見上げると、東天狗の標識が良く見え、これが最後の登りだと思うと妙な安心感が。あと少し頑張れば、あとは下るのみと思うと、やけに元気が出てきた。
とゆうわけで、サクサク(でもないけど)登って、東西天狗様にリベンジ達成!前回は爆風に見舞われたので、今回はお情けをかけてくれたのかと思うほどの快晴の中、達成感半端ない気分で、下山の途へ。
しかし、これで万事順調と行かないのが登山あるある。東天狗の稜線を少し下った分岐のところで、黒百合ヒュッテ迄の道のりが遠くまで見通せるような状態だったので、こんな機会はなかなか無いと思い、中山峠経由での下山予定を天狗の奥庭経由に変更。これがドツボの始まり。いざ下り始めると、深雪に足を取られまくり、トレースを歩いてもかなりはまり、転びそうになる。途中、股下までズボリ、ふか雪の中で脚を抜くだけで5分くらいかかってしまう目にもあう。ひーこら言いながら、ようやく深雪を下り切ると、次は歩きにくい岩場が延々と続く。途中なんども足を取られそうになり、膝ががくがくに。黒百合ヒュッテに到着したころには、もうへとへと。ここは過去に遭難事故も起こってるようなので、さもありなんと納得。
黒百合ヒュッテには3時過ぎに到着したので、このまま行動食だけ口にして長居せずに降りようかと思ったけど、持参のお湯でインスタントラーメンを作るとゆう今回のメインミッションの一つを実行せねばと思い、チャレンジ。結果的には、さすがに高性能のモンベルサーモボトルでも、沸かしてから12時間も経つと、天気は良くとも厳冬期の2000m越えでは「熱い風呂」くらいの温度になってしまう、とゆう単純な事実を証明しただけになってしまった。しかし、バリカタのぬる麺でも結構おいしいのがこれまた登山あるあるか。
おなかが満たされたところで、日が暮れる前には下山しようとチェーンスパイクに履き替えて4時に出発。充分な積雪が踏み固められた登山道のおかげで、ほとんどストレスなく快速に駆け下りて、約1時間で駐車場にたどり着いた。バッテリー残量がなく、渋の湯で最後の写真を撮ろうとシャッターを押した途端にスマホがダウン。
今回も、戻ってきたときにはへとへと、しかしとても充実した一日でした。
天狗様、奥庭でちょっとしっぺ返しを食らったけど、良いお天気をありがとう。
P.S.
帰りいリベンジ達成のご褒美にテンホウデビューでタンタンメンと餃子をいただく。確かに、この餃子の味は独特で病みつきになりそうだ。
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗の奥庭のルート、ズボリまくり。トレースが当てになりません。 (視界の悪いときは特にこのルートは避けた方が良いと思います) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
ワッフルウールフーディ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具(上だけ)
ゲイター
マフラー
毛帽子
予備靴下
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
ハンディスコップ
トレッキングポール
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
固形燃料
アルミコップ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
|
---|
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:134人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する