縞枯山、丸山、北横岳(白駒荘泊)_2025年2月10〜11日


- GPS
- 06:44
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,018m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
- 山行
- 2:42
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 3:23
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:13
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
おおむねトレースついているが、山頂駅から五辻の登山道はトレースが消えてわかりにくい箇所もあった。吹きさらしになっている場所は結構トレースが消えているところもあるので注意がいると思う。 |
写真
感想
2月11日建国記念の日が火曜なので、
月曜日に有給休暇を取り、北八ヶ岳に遊びにいくことにした。
2/9(土)
朝マラソン練習 20キロランニングした後、準備をして出発。
静岡から茅野駅まで公共交通機関で行くと、どうしても10:20分発の北八ヶ岳ロープウェイ行のバスに間に合わないので前泊することにした。(当日朝の特急で間に合う首都圏の人がうらやましい)
10:35静鉄バスに乗車 5分遅れ 車いすの方の乗り降りですこし遅れたようだ。余裕を持って自宅を早めにでてよかった。
11:00JR静岡駅着
ネットで予約していた切符を発券機で発券する。11:05。
電車の出発時刻までうどんを食べて腹ごしらえする。
うどん850円 マスク310円 お茶170円
11:45初の特急ふじかわ号で静岡から甲府へ。
静岡県富士市の平野部は快晴で富士山がきれいに見えた。
甲府駅で特急あずさ号に乗り換え。乗車待ちの時間にサンドイッチを食べる。
茅野駅到着後、ビジネス旅館わかみずにチェックイン。15:30
旅館から徒歩10分くらいのテンホウ塚原店でラーメン定食820円をいただく。ほかの客が2組いたがどちらも登山パーティーだった。下山後、電車待ちのあいだに一杯やっているようだった。
食事後コンビニ で買い出し。カロリーメイトなどの行動食を購入。1250円
お風呂に入った後、缶チューハイを部屋でぐびぐび飲んで寝る。
2/10(月)
6:00起床。バスの時間までだいぶ余裕があるのでだらだら過ごす。
茅野市街は晴れているが八ヶ岳の稜線上は雲がかかっているようだ。
朝食 7:30位
ごはんとみそ汁はセルフ みそ汁の具は乾燥わかめと乾燥油あげ
正直いまいち。これならコンビニでカップラーメンを買ったほうが良かった。
8:40分ごろチェックアウトし、JR茅野駅のバス停へ。
北八ヶ岳ロープウェイ線の2番乗り場へ。8:50分時点で先に4名ほど並んでいた。この後9:20の出発までに後ろに50人くらいは並んでいたと思う。
バスを待っている間にゲイターを装着した。
バスに乗車。満員。当初、増便はないと運転手がアナウンスしていたが、乗れない人が出ていたので結局臨時便を出したようだ。
運ちゃんはかなりイライラした様子だった。事前に予約しておいた電子チケットで乗車。バス賃。片道1,700円。早めにならんでいたので座ることができた。バスの車内は結構あついので着ていたダウンを脱いだ。
10:10頃、北八ヶ岳ロープウェイ駅に到着。
建物内の券売所でロープウェイのチケットを購入。
電子マネー利用可能。往復券を買った。ちなみに山頂側の売り場では現金のみで電子マネーは使えないとのこと。
今日は10分間隔で運行されていた。改札待ちの列に並ぶ。
平日だが日曜と祝日に挟まれているせいでかなり混雑している。
スキーヤー・ボーダーがかなり多い。
10:40ロープウェイ山頂駅に到着。天気は曇り。時折晴れ間が見える。
気温はマイナス7度の表示。風はなし。今日は縞枯山を経由して白駒荘までの予定。トレースがしっかりあり踏み固められているのでチェンスパで行くことにした。
登山開始。縞枯山荘の前を通って雨池峠の分岐へ向かう。
樹木にたくさん雪がついた景色に感心しながら進む。
雨池峠の分岐から、縞枯山方向へ進む。ここもしっかり踏み固められていて歩きやすい。途中下山してくる人と何人もすれ違う。樹林帯のなかは風もなく歩きやすい。
稜線の展望地点へでると少し風が強い。じっとしていると体温を奪われる。
蓼科方面も赤岳方面も頂上付近はガスがかかっていて眺望はあまりよくなかった。ガスの切れ間から中央アルプス方面が少しみえた。
茶臼山を経由して麦草峠へ。ここまで4人程度追い抜いた。
登山道を少し外れると股下くらいまで埋まる。トレースがある場所は快適に歩けた。
12:43麦草峠着。予定より早いペースで進めたので、丸山と高見石小屋まで行くことにする。麦草ヒュッテ前をとおり、丸山方面へ進む。
ここも踏み固められていて歩きやすかった。
丸山は眺望なし。
丸山を後にして、高見石小屋へ13:40。高見石小屋へくるのは7年ぶりくらい。薪ストーブが暖かい。
食べたかった揚げパン2個500円をいただく。ココア味とゴマ味。
小屋内での休憩は暖房費で追加で100円。
揚げパンおいしかった。揚げパンを食べたらすぐに出発。
高見石小屋を後にして、白駒荘へ。
14:30白駒荘着。白駒池は一面凍っていて湖面を歩くことができた。
受付をすませる。小屋のスタッフさんは皆感じが良い。小屋は綺麗。
予約は新館の大部屋。部屋へ案内される。
大部屋は最大12人分の布団が敷いてあった。
部屋の4隅にコンセントあり。
お風呂にもう入れるとのことで早速浴槽へ。一番風呂をいただく。
シャンプー石鹸は使用不可。シャワーで汗をながし手ぬぐいで体を拭く。
男湯は一度に4人までとなっていたが、シャワーは2つしかなく浴槽も4人入ったらぎゅうぎゅう詰めになってしまうと思う。
けっこうあつめのお湯だった。
ドライヤーは使用不可とのこと。
洗面所も綺麗。
トイレは水洗でこちらも綺麗。ただしペーパーはゴミ箱にすてるようになっており水に流すことはできない。宿泊客もトイレ使用料100円必要。
食事は18時からとのこと。
まだ3時間近くある。
布団が隣になった方とおしゃべりしたり、昼寝をして時間をつぶす。
新館の部屋は断熱がしっかりしていて温かい。
部屋にはストーブあるので厚着をしなくても快適にすごせる。
(年末に泊まった燕山荘の個室はめちゃくちゃ寒かった)
18:00夕食の時刻になると、スタッフの方が部屋に呼びに来てくれる。
1階の食堂へ。席に名札がおいてあるのでそこに座る。
牛肉を鍋でしゃぶしゃぶして食べる。
今まで泊まった山小屋の中でトップクラスで豪勢な食事だった。
(北岳の広河原山荘と同じくらいよかった)
食事後、本館の談話室でおしゃべりして過ごす。
本館は新館と比べて寒い。本館の方が新館に比べて宿泊費は1000円安いが、
寒い中寝るのはつらいので新館に泊まって方がよいと思う。
小屋に泊まると一期一会の出会いを楽しむことができる。
いろいろな人がいろいろな思いで山を楽しんでいることに思いを馳せる。
20時前に談話室を後にする。
翌朝のお湯を就寝前に頼んでおく。ワンボトル200円。
ボトルに付箋をつけてカウンターにだしておくと翌朝の朝食時に受け取ることができる。
21時頃就寝。
何回か寝たり起きたりを繰り返して朝を迎えた。
山で泊まるときはいつも熟睡できない。以前は眠れないとあせっていたが、今はこういうものだと思って寝れなくてもいいやと思うようになった。
部屋の中は夜でも暖かい。ダウンパンツを着なくても大丈夫だった。
2月11日(火・祝日)
朝食6:20分ごろ。
朝食も豪勢でおいしい。食べるのに少し時間がかかってしまった。
バスの時間が決まっているので、朝食は弁当にして、朝早く食堂で食べればもっと早く出発できた。基本的に朝食はお弁当にしたほうが良いかもしれない。
朝食後、すぐに準備して小屋を後にする。6:45分小屋発。
今日も出発時はチェンスパ。このあと結構埋まったのでスノーシューがあればよかったなと思う。
まずは麦草ヒュッテへ。樹木がない場所は昨夜の積雪でトーレスが消えている。登山道を一歩外すと股下まで埋まる。
麦草ヒュッテまでついた後はしばらく冬季閉鎖されている車道をくだる。
冷山歩道入り口から登山道に復帰する。トレースはあるが踏み固められているわけではないのでスピードはあまりでない。
出逢の辻、五辻を経由してロープウェイ山頂駅へ。
中央アルプス、南アルプスがとてもきれいに見えた。
冬期の木曽駒や北岳、甲斐駒ヶ岳もいつか登ってみたい、と思いつつ歩く。
山頂駅前の樹木がない開けた場所はトレースが消えていた。目印の旗が立っているが、少し踏み外すとズボズボ埋まる。吹雪いて視界が悪いときは道を見失わないよう注意が必要だと感じた。
8:30ロープウェイ山頂駅で12本爪アイゼンを装着。北横岳へ向かう。
まだ登山者は数人しかいない。今日は祝日なのでしばらくすればかなり混雑するだろう。10時までには山頂駅にもどってきたい。下山時にすれ違いで時間をとられたくないのでできるだけ急ぐことにする。坪庭付近は風が強く、手がかなり冷たかった。樹林帯に入ると風はなく快適に歩くことができた。
北横岳ヒュッテを通過し山頂へ。山頂前はかなり急登になっているので軽アイゼンだと下山時怖い思いをすると思う。
山頂は晴れていたが、蓼科山はガスっていて眺望はなし。北峰も景色はなかった。
風で体温が奪われるのですぐに下山。
なんとか10時にのロープウェイに間に合った。乗客は自分を含めて2人のみ。
10:35JR茅野駅のバスに乗車。大型ザックを背負ったパーティが乗っていた。
11:27JR茅野駅着。駅の券売機で切符購入。
11:39初の特急あずさに乗車。
甲府駅で下車し、特急ふじかわに乗り換え
12:37発の特急ふじかわに乗車
14:56JR静岡駅着。
バスに乗って自宅へ。
15:30帰宅。
●反省
・12本爪アイゼンをを装着する際、手袋を外して素手で作業したせいで凍傷になりかけた。装備の脱着時に手袋を外さずできるようになるよう練習すること。
・帰りのバスの時間がギリギリだったので2日目の工程はかなり急ぎ足になった。もう少し余裕を持ったスケジュールにしておけば、ゆっくり写真を撮ったりできた。
・トレッキングボールを雪に差したのを忘れてロープウェイに乗りかけてしまった。すぐに気が付いたからよかったが、ロープウェイに乗った後だったらバスを乗り過ごしことになっていた。出発するときは指差し確認で忘れ物がないか確かめることを徹底する。
●気づいたこと改善点等
・保温ボトルは500ミリリットル1本で足りた。ただ、寝る前にボトルを預けておくと、夜中の水分補給ができなくなってしまう。300ミリリットルくらいのボトルをもう一本もっていくと小屋泊の時はよいかもしれない。
・手袋にリーシュをつけたほうが良い。ちょっと手袋を外した時に地面におとして濡らしてしまうことが何回かあった。装備を不用意に雪で濡らさないよう落下防止措置をしておくこと。
・バラクラバをつけると眼鏡が曇る。曇り止めを塗布しておいた方がよかった。
●総括
・初めての単独雪山山行であったが、天候も比較的安定していて概ね予定通りに進むことができた。
・白駒荘は施設もきれいでサービスもよくとても満足できた。だれにでもおすすめできる小屋だと思う。また行きたい。
・楽しく山行できたが、あくまで今回はトレースもついていて踏み固められていたからであることを忘れないこと。初心者向けと紹介されている北八ヶ岳だが、吹雪いて視界がきかずトレースも消えている状況では危険な場所であるので入山する際は天候をよく確認すること。
●ウェア
靴下 フィッツ
タイツ モンベルのウールタイツ
ノースフェイス バーブサーマルパンツ
パンツ ワークマンメリノウールパンツ
スキンレイヤー ファイントラックスキンメッシュ長袖
ベースレイヤ モンベル 化繊メリノ混ジップネック長袖
ミドルレイヤ モンベル クラッグパーカー
グローブ ユニクロヒートテック
マイナス7度〜マイナス15度くらい。
樹林帯の行動だったので、オーバージャケット、オーバーパンツは着なかった。
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