源氏山・櫛形山《山梨百名山》
山梨県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,271m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:59
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2007年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 赤石温泉\600 |
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感想
富士見山の後は、車で移動し源氏山を目指した。林道を下り一旦国道52号線に出て県道413号から丸山林道に入った。長い林道で標高1,675mまで車で上がることができた。池の茶屋の分岐点には5台ほどの車が置かれていた。林道のゲートを越え足馴林道の分岐点から源氏山への登山道が始まるが大峠山西のP1882を巻くように道がついており余り歩きやすいものではなかった。最初は林道を見下ろしながら進み南アルプスの眺めを見ることが出来たが、だんだん展望はなくなり大峠山への分岐で一つのピークとなった。そのまま南下し鉄骨の骨組みだけが残る造林小屋跡で十谷（じゅっこく）温泉からの登山道と合流し源氏山の直下に到った。
源氏山は姿の良い尖がり峰で登りは急だ。ここで1組の登山者を追い越した。考えてみれば山行3日目にして初めての登山者との出合だった。源氏山(1,827m)山頂に到着するとまた別の登山者が休憩中、ここも山梨百名山の峰だが、樹林帯で展望はなかった。
下りだすと先ほど追い抜いたご夫婦が喘ぎながら登ってきた。旦那は随分後から付いて来るのがやっとの状態だ。大峠山分岐まで戻りP1882を南に巻き間伐材の散乱する登山道を進み大峠山(1,908m)山頂に達した。1等三角点「大峠」があり標高は源氏山より高い。樹林帯で展望はなく残念だ。源氏山の山頂で休憩していたご夫婦を途中で追い抜いてきたが山頂を後にする頃ようやく登って来た。戻りはP1882南端のピークを経由して大峠分岐から丸山林道に戻った。実はこの山域の地図を持って来るのを忘れてしまい頭の中の地図だけで登っていたので分からなかったが、どうやらP1882の東を巻く正規の道を通らずとも1,882mピーク経由で北の尾根を強引に通って行けたようだった。
足馴林道分岐まで戻るとまだ12:48道中大きな山体で存在感を誇示していた丸山が気になり、登山道があるかどうかも分からないが北東側に比較的なだらかな尾根が見え何とかなりそうで行ってみることにした。丸山林道から東尾根に取り付くと踏跡が巻くように付いていた。こうなればしめたものだ。トラバース道は北東尾根に続いている。その間の斜面は急峻でとても攀じることはできない。北東尾根も少しマシとは言え急登で直線的に標高差200m余りを登る。所々丸太階段がありそれなりに登山道であったようだが、山全体が植林帯で、間伐材や枝打ちされた小枝が散乱し歩き辛いことこの上もなかった。丸山(1,910m)山頂には3等三角点「丸山」だけがポツリとあり至って静かだ。ここまで来る物好きはそうはいないだろう。
帰りも同じ道を取るのが無難かと思ったが少し戻ると東尾根に続く踏み跡を発見し半分くらいの距離で下山することができた。林道を通らず池の茶屋展望台を経由して駐車地点に戻った。時刻は13:58まだ終わりたくない。ここから北東方向に日本二百名山の櫛形山がある。以前に櫛形町平岡から登り、上市之瀬に下りる縦走で登頂しているが、三角点「奥仙重」のある奥仙重までは行っていなかった。今回は予定していなかったが、この際なので足を伸ばし縦走線を繋ごう。ここから2.5�辧▲澄璽箸涼咾涼祺偉啼擦�櫛形山直下まで延びており車で行けるが、歩いて繋ぐことに意義がある。
林道を歩いているとさっき登った丸山が角度を変え“丸山”らしい形になってきた。その先に白峰南嶺の山々が横たわっていた。切り出した木材の搬出作業中でトラックが3台停まっていた。広い林道で通行に支障はない。本来の建設目的である林業作業者以外は、櫛形山に登る人が利用する。登山を終えた山屋の車が1台下りてきた。林道終点には広い駐車場や小屋があった。一大登山基地のようだが、もう誰もいない。静かな登山道を尾根に這い上がると10mはあろうかという広い防火帯、この中に登山道が付いている。登りきって一旦平らになり更に登り詰めると奥仙重(2,052m)に到った。同名の3等三角点があり地形図や昭文社登山地図にはこの地点が櫛形山（2,051.7m）とされているが、最高点は600m北方の2,053mの地点だ。このあたり他の文献にも混乱があるが、別の山とみなす説を採用した。
久し振りに訪れた櫛形山は木立の中にひっそりとしていた。ほっこりしていると反対方向から二人の登山者、記念撮影だけしてすぐに帰ってしまった。残ったパンを食べ、元気を取り戻して下山にかかった。来た道を戻り林道に入ると、すでに林業作業者の姿はなく、まったく一人取り残された感じ。車に戻ると、これまた私の車1台だけが残り、山は既に1日の終わりを迎えているようだった。
こうして富士見山と合わせてこの日の長い登山を終えた。立ち寄り湯は増穂町山間部の秘湯赤石温泉とした。岩風呂、露天風呂とも混浴で連休の宿泊客で賑わっているが、思ったとおり女性は誰も入っていなかった。女性専用タイムが設けられているのでみんなその時間に入るのだろう。
入浴後は平林の観光駐車場で残りの食料を炊ぎ夕食。仮眠を取って6日の未明帰路に付き南アルプスICから高速に入り5/6 6:36帰宅した。
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