サクッと祝日、南高尾セブン❤︎サミッツ。


- GPS
- 06:05
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 947m
- 下り
- 946m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:04
天候 | 晴々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
セブンサミッツ。ハートルート。
約1年振りのこのルート、去年のちょうど1年前、高尾の山々には雪が積もっていて気温の上昇と共に、樹木に乗っかっていた雪が頭上からぼとぼとと降りしきり、晴れているのにまるで雨の如く、思わずザックカバーを着けたくらいだった。
飛び石の祝日の今日、家に居てもどうせ朝からビールを飲んでダラダラと過ごしてしまうし、窓の外から青空を見ているときっと後悔するだろうし、やっぱり勿体ない。
早く着けて、次の日に影響しない様に早く帰れる高尾界隈へ、のんびり山歩き。
都内から1時間半、朝7時には高尾山口駅に着いてしまう。
そこまで人は多くないのかな? と思うくらい人は疎らだったけど、帰りの時、そんなはずはなかった。
朝は凍れるくらい寒い。靴紐を結んでいるだけで手が悴んで、ザックのバックルを嵌めるのも苦労する。
でも、こんな朝早くから歩き始められることに嬉しくなる。
右回りで回るこのルートは高尾山の入り口ではなく、高尾山から反対の少し外れた民家の横っちょから失礼する。
東高尾山稜から南高尾山稜をつないで7つピークを越え、大垂水峠を渡って高尾山へ歩くのがこのルートである。
その軌跡はハート型の様に描かれるので、ハートルートとも呼ばれる。
草戸山、榎窪山、泰光寺山、入沢山、中沢山、コンピラ山、大洞山、そして高尾山。
まだダウンジャケットが脱げない。今日はこのまま汗もかかずに終わるのかな、なんて思いながらまずは取り付きからギュンと上がる。四辻に出て尾根に乗り草戸山に至る。
東京都町田市の最高地点にあたる。
大きめの社にお参りし、少し展望を眺めて直ぐに出発する。
朝日が眩しい。去年の今頃歩いた時は雪が積もっていたのに、今日はその朝日から少し春の雰囲気が感じられる。
そんなわけはない。やっぱり暑い。ダウンジャケットを脱いでザックに仕舞い、8時を回る頃にはグローブの中の手の血は巡り、もう脱ぎたいほど。
巻道は使わず名もなきピークを越えていくのだけど、やっぱり時々しんどくなってズルをしたりする。
道中はフクロウがあったり龍があったりして、ベンチやテーブルも所々にあり、長閑な散歩道。 だけど急に急峻な登りが現れてはぁはぁ、となる。
ハートの1番尖った位置に榎窪山があり、津久井湖、丹沢の山々を木々のスキマから見ながら進む。
入沢山へ至る頃には、富士山が頭を出し始める。雲のない真っ青な空に、ちょこんと白い富士山の頂が映える。
入沢山の山頂への道は少し分かり辛くて、去年は見逃してしまい通り過ぎてしまった。今回は慎重に地図を見ながら分岐へと入っていく。天空レストラン490mとかわいい看板とテーブル、ベンチがあつらえてある。高尾山側に開けた眺望にほっこりする。
再び下の元の道に戻る。ここにも道端にベンチが備え付けてあって、津久井湖、丹沢、富士山の眺望出来る。ここからの眺めが1番好きかもしれない。
こちらのルートは本当に人がまばら。すれ違う人も抜かしていく人も少ない。
下っては登り、登っては下る、を細かく繰り返す。去年雪の中休んだコンピラ山にもテーブルとベンチ、ザック掛けも備え付けてある。
最後はセブンサミッツの最高峰である大洞山の536m。この直登の階段はキツイ。もうフリースも脱いでベースレイヤーに長Tシャツとまるで春の装いで身体が軽い。
お腹も減ってきて喉も渇いてきた。山頂はサッと通り過ぎ、また大垂水峠まで下る。
大垂水峠まで来ると一気にひと気が出て来て、多くの人たちが往来している。橋の上からロードバイクで登ってくる人を眺める。良いお天気だし自転車日和でもある。
大垂水峠を渡って一丁平に着く頃には、大勢の人が休憩をしていて、すっかり高尾山の雰囲気。
しかも展望台からの眺望もいい。富士山が先週の笹子雁ヶ腹摺山と負けず劣らずで、すっきり大きく綺麗に見えている。みんな思い思いに写真を撮り合いっこしている。
流石にお腹が減った。ぽかぽか陽気の中、ベンチに腰を掛けてお白湯で珍しくどら焼きを食べた。
そこから高尾山までの道中、お茶屋さんの誘惑(ビール)に負けず下山まで持ち堪える。
高尾山山頂は予想通り大賑わいで、じっとする場所もない。誘惑にも負けずに急いでハートを描くラストスパートの1号路を目指す。もうこの頃には麓のお蕎麦屋さんで蕎麦とビールと心に決めていた。喉が鳴る。
薬王院でお参りをして、もう駆けるように下る。
ちょうどお昼時。幾つかあるお蕎麦屋さんの軒先に列が出来ているお店もある。あぁ急がないとと列のないお店を見つけて吸い込まれる様に暖簾を潜り扉を開けて1名!
無事に並ばずに着座。お店は満席で、直ぐに軒先に列が出来た。たまたま席が空いたタイミングだった様だ。
すぐさま瓶ビールととろろ蕎麦セットを注文した。直ぐに瓶ビールが来て喉を潤す。中瓶だ。お蕎麦が運ばれて来た時にはもう半分しか残っていない。ちょっと足りないなぁとは思ったものの、この日はお代わりはせず我慢した。
明日はまた仕事だし。
電車ではうとうとしながらも、夕方前には無事に家に着いた。
サクッと高尾界隈のつもりで出掛けたが、それでも6時間、16km、累積標高は950m。結果、サクッとではないけど、それなりに歩きごたえがあって、ちょっと頑張った山歩き。ちょっと幸せな気分になるハートルートでした。
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