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Yamareco

記録ID: 7776750
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
六甲・摩耶・有馬

青谷東尾根から摩耶山

2025年02月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:10
距離
5.3km
登り
621m
下り
594m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:55
休憩
0:07
合計
4:02
距離 5.3km 登り 621m 下り 594m
天候 晴のち霰
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
バスの場合、市バス2系統、青谷、護国神社前
コース状況/
危険箇所等
摩耶東尾根下部、一部不明瞭
その他周辺情報 灘温泉
青谷道に入って割とすぐに、右手の急な斜面から取り付く。写真の左端に、下を通る青谷道が見えている。このトラバースが危うい。
2025年02月08日 09:29撮影 by  iPhone 14, Apple
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青谷道に入って割とすぐに、右手の急な斜面から取り付く。写真の左端に、下を通る青谷道が見えている。このトラバースが危うい。
稜線に乗ると大分安定する。
2025年02月08日 09:39撮影 by  iPhone 14, Apple
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稜線に乗ると大分安定する。
青谷川の西の稜線を見る。
2025年02月08日 09:42撮影 by  iPhone 14, Apple
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青谷川の西の稜線を見る。
雪が残る。
2025年02月08日 09:42撮影 by  iPhone 14, Apple
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雪が残る。
2025年02月08日 09:50撮影 by  iPhone 14, Apple
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木のトンネル。
2025年02月08日 09:57撮影 by  iPhone 14, Apple
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木のトンネル。
道はしっかりしてくる。
2025年02月08日 09:58撮影 by  iPhone 14, Apple
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道はしっかりしてくる。
2025年02月08日 10:10撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年02月08日 10:20撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年02月08日 10:21撮影 by  iPhone 14, Apple
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鉄塔から東を見る。
2025年02月08日 10:21撮影 by  iPhone 14, Apple
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鉄塔から東を見る。
鉄塔から西を見る。
2025年02月08日 10:22撮影 by  iPhone 14, Apple
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鉄塔から西を見る。
2025年02月08日 10:24撮影 by  iPhone 14, Apple
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無名峰のコブからの眺め。
2025年02月08日 10:39撮影 by  iPhone 14, Apple
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無名峰のコブからの眺め。
展望台に出た。
2025年02月08日 10:51撮影 by  iPhone 14, Apple
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展望台に出た。
2025年02月08日 10:53撮影 by  iPhone 14, Apple
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仁王門。
2025年02月08日 11:04撮影 by  iPhone 14, Apple
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仁王門。
心臓破りの石段。
2025年02月08日 11:07撮影 by  iPhone 14, Apple
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心臓破りの石段。
天上寺史跡から摩耶山を見る。
2025年02月08日 11:39撮影 by  iPhone 14, Apple
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天上寺史跡から摩耶山を見る。
人影まばらな掬星台。
2025年02月08日 12:02撮影 by  iPhone 14, Apple
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人影まばらな掬星台。
掬星台からの眺め。あいにくの雲。
2025年02月08日 12:03撮影 by  iPhone 14, Apple
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掬星台からの眺め。あいにくの雲。
2025年02月08日 12:04撮影 by  iPhone 14, Apple
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撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

週末に向かって大寒波がやってきた。日本海側は大雪が降り続いている。太平洋側にも雪雲が流れ込んで、各地で雪が降る予想になっている。金曜日の段階では翌土曜日は六甲ですら午後は雪が降るという。てんくらでは、岡山南部の低山や夢前の明神山など、里山では雪マークの点灯していないところもあったのだが、果たしてどれだけの精度があるかは疑問だ。時間とお金を使って出かけて行って雪に見舞われるのでは、割に合わない。日曜日のほうが晴そうな予想なので、今週末は日曜日に出かけるとしよう。そして翌朝、ゆっくり起きたら雲一つない青空が広がっている。西高東低の気圧配置だから、時々強風が吹いてはいるものの、これでじっとしているのはもったいない。てんくらの予想も昨日から変わって、日曜日もパッとしない、となれば、今すぐ山に行こうじゃないか。こういう時は裏山の六甲と決まっている。娘たちも起きて来たから、登山口まで車で送ってもらえば、町の中をえっちらおっちら登らずに、手っ取り早く山に取り付けるわけだ。
娘が運転する車の中で、「今日は青谷!」と決定。天気や体調を気にしているkinuasaには、「今日は全行程、一般ルート!」と宣言してある。青谷橋に降り立って、毎日登山の人々に挨拶しながら、コンクリート舗装の狭い道を青谷に沿って登り始める。この道を歩くのも久しぶりだ。風もなぜか穏やかで、さんさんと降り注ぐ陽の下を馴染みの道を進むと、右手の急斜面につけられた踏み跡が目に入ってきた。そうだ、ここから青谷東尾根に取り付くバリエーションルートがあったんだった。すっかり忘れていた。以前から気になってはいたが、今日まで踏み込んだことがない。今日はここを探索する好機だ!asakinuはもうこの踏み跡に足をかけている。序盤から「完全一般ルート」の宣言を反故にしてバリエーションルートに吸い込まれていくのだった。青谷道からの取り付きは、見た目にも危なげたっぷりなのだが、実際のところ、落ちたらまっすぐ青谷道に激突してお陀仏という不穏な道だ。この怪しい区間はすぐに終わって尾根上をまっすぐに登っていくことになる。
始めは暖帯林下のやや暗い区間であるが、すぐに温帯落葉樹林に変わる。アベマキが主体で、足元を落葉が埋め尽くす。どこが”道”なのかはっきりしないところもあるが、尾根を外さぬように登っていけばいい。ところどころにテープマーキングがある。落葉樹の尾根はこの時期、明るく眺望に恵まれて快適だ。大阪方向を見ると、瀬戸内海が太陽に照らされて銀色に輝いている。西を見ればポートアイランド、明石方面へと眺めが広がっている。神戸港の船の汽笛が、六甲らしい情緒を醸し出す。山側に目を向けると、木々の間から青谷の行場が見えている。
そのうちうっすらと地表を雪が覆うようになった。正確には大粒の霰がぎっしりと折り重なったもので、それが光を反射して輝いて見えた。真新しい足跡がこの霰の絨毯の上に明瞭に残っている。こんなマイナールートであっても誰かしら登っているというのが六甲だ。
高圧線鉄塔に出ると、眺めが一段と良い。自宅が見えないかと目を凝らすが、マッチ箱一個を見極めるのはさすがにできない相談だ。さらに進むともう一つの高圧鉄塔がある。登るにつれて踏み跡は明瞭になっていく。尾根の分岐点のコブに達すると、青谷側から登ってくる踏み跡を合する。ここからは平坦となり、目前にベンチのある展望サイトが現れる。虹の駅からの立派な道に出たのだ。まもなく青谷道と合流し、わずかに登ると、火災を免れて唯一残った天上寺の仁王門に出た。ここから心臓破りの石段となる。今日一番の難所だ(笑)。喘ぎ登りきると、天上寺の遺構の平坦な広場に出る。ここで昼食をとる。
最初は陽が降り注いでいい気分だったが、次第に灰色の雲に覆われ始めた。天気が不安になってくる。食事を済ませて立ち上がると、目の前に摩耶山がちょこんと座していた。摩耶山南の平坦な巻道を進む。こちらに越してきてすぐ、摩耶東谷を地下足袋わらじで遡行したが、その時詰め上げたのがこの辺りだった。
最後の登りをちょいとこなせば、もう山頂道路だ。掬星台に出ると、広々した園地に人影はまばら。摩耶ケーブルは運休中でひっそりとしている。掬星台からの神戸港の眺めはいつ見ても秀逸であるが、太陽の隠れた曇り空のもとでは、今一つ精彩を欠く。前回ここに来たのは3年くらい前だろうか。孫をつれて老婆谷を登って天狗道に出、掬星台に達したのだった。孫は、どのジュースを買ってもらった所か、という記憶でどの山なのかを覚えている。花より団子、山よりジュースだ。
さあ、長居は無用。最短の下山路として、山寺尾根をとる。山頂直下からそれなりの雪があり、滑り止めを着用していないため慎重に歩を運ぶ。登りに使った尾根と比べると雪が多めで、しかも霰ではなく湿雪である。足跡は数名分が認められるが、一般路にしては意外に少ない印象。かなり下の方まで雪があった。この尾根はほぼ全行程、照葉樹林に覆われていて少々暗く、眺望に乏しい。そのせいもあって雪が残るのだろう。下るうちに、霰が降り出した。杣谷道との分岐で娘に電話して、長峰堰堤まで車で迎えを頼む。このあたりで、親子3人パーティと単独行の女性とすれ違う。
長峰中学校辺りまできて娘の車が上がってきた。車中の人となり、買い物モードに切り替えてサザンモールに向かったが、次第に霰は本格的な降りにかわり、一時は嵐のような激しさとなる。杣谷ですれ違った人たちは、この嵐に見舞われたのだろうか。心配である。それにしても、いい具合に楽しめた我々はラッキーであった。六甲は奥深い。これからもまだまだ発見の旅は続く。   

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