ナイフリッジ待つ沢渡黒伏山へ


- GPS
- 05:49
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 828m
- 下り
- 825m
コースタイム
天候 | 小雪、ガス、微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〇ジャングルジャングルNO.4の駐車場から村山野川へ下り、支川との合流地点で飛び石渡渉するが、石が滑るのでドボン注意。梯子あれば登降し安い。 〇村山野川右岸を少し進み、急登を登る時はシートラで。その後P1142から派生する尾根へ乗り上げる。 〇白森山へは北へ延びる尾根を進むが、沢渡黒伏山へは1175m付近から西へトラバースして進む。白森山尾根からの雪庇雪崩に注意。 〇沢渡黒伏山は、国土地理院地図には表記はなくP1235の山。滑落事故多いため登山道整備はされなくなっている。山頂直下手前100m程は細尾根両側崖地形になっている。この日は、先行した2名のトレースがあったため、幾分難易度は下がった。雪の状態は硬い雪の上に新雪が積もっておりアイゼンの刃が効きにくく緊張を強いられる箇所が3箇所あった。 初見であれば躊躇するレベル。 |
写真
感想
白森に向かうはずが途中で進行方向が変わり、沢渡黒伏に向かうことに。
雪稜のナイフリッジをお三方は難なく軽やかに進んで行くが、高所恐怖症の私は無理せず途中で待たせていただいた。
晴れ間には恵まれず雄大な展望は楽しめなかったが、以前から訪問したかった冬の白森を歩くことができて十分満足。
ワカンで参戦した遅足の私を最後まで面倒見て下さったお三方に心より感謝。
当初は白森だけを目指す予定だったが、shinon氏の希望により皆で沢渡黒伏山へ登ることになった。
沢渡黒伏と言えば、やはり真っ先に思い浮かぶのがナイフリッジ。
私は写真でしか見たことが無かったのだが、その実物は写真以上の迫力だった。
「ナイフ」と言う呼び名が形容するように両側が切れ落ちた造形は危険でもあるが、ある種の美しさも感じさせる。
涸沢岳西尾根や聖岳東尾根のナイフリッジ等々、過去に歩いたリッジの鋭さに目を奪われたことがあるが、今回歩いた沢渡黒伏のナイフリッジもまた、それらと引けを取らないような美しいリッジであった。
今回の山行は登山がメインであり、下山滑走の方は、まぁまぁと言った感じだろうか。
(ルートミスもあったし。。。)
しかし、この山域は山スキーとしても興味深く、ルート上から周辺地形を観察してみると色々なスキールートが思い浮かぶ。
今回、歩いて、そして、滑ってみたところ、面白そうなBCプランを幾つか思いついたので、いずれトライしてみたいものだ。
白森だけを登りに行くはずが沢渡黒伏にもいく話に変っていた。
沢渡黒伏、まだ登ったことがなかったのでそれはそれでいっか!と喜んでついて行くことに。最近雪が降ってないせいで下部の雪質はカリカリと悪条件、しかし今日は雪がしんしんと降っているので帰るころにはある程度積っていると期待しながら足を進めた。沢渡黒伏と言えば細尾根である。そして積雪期、細尾根はナイフリッジへと変わる。スキーではとても歩けるところではない、スキーからアイゼンへ、久しぶりのアイゼンで雪山歩きである。待ち受けるナイフリッジ、ガスであまり高度感は感じられずではあったが、スリルのある雪山歩きで、そうだ、雪山はこういう楽しみもあったんだと思い出していました。沢渡黒伏の山頂はガスで眺望はなしと残念な結果でした。白森の方も眺望はなく、すぐさま下山開始。
予想した通り降雪である程度新雪が積もったので滑走は思ったほどではなかったが、一部降りるルートをミスって急斜面に入り込んでしまったのは失敗でした。
今回は天候がイマイチであまり楽しめる滑走とは行きませんでしたが、沢渡黒伏の初登頂が達成できたので満足できる一日になったと思います。
今回は、スキー3人、ワカン1名のパーティー。自分以外の3人は、白森山だけに登るつもりでいたようだが、ここまで来れば沢渡黒伏山へ登らない選択肢は無いと思い、半ば強制的に沢渡黒伏山へ向かった。
沢渡黒伏山は、登山を始めて2年目の冬に初めて父と登った山だ。当時はヤマレコも始めていなく、冬山はどこを登ればよいか見当もつかなく、連れて行ってもらった。ずっと思っていたことだが、初めて息子を連れて行く山として、沢渡黒伏山を選んだというのはどういう親なのか?しかも、雪質が良かったとはいえ、ノーアイゼン、ノーピッケルだった。ある方からは、「雪の沢渡黒伏山からの最高の眺めを見せたかったのでは?」と言われ、そういう事であれば納得しよう。
今回は、その父たちのトレースがあったために、難易度は下がった。しかし、核心部でも1時間前のトレースは消えているところもあり、しまった雪の上に積もった新雪があり、アイゼンは決まらない。中々しびれる核心部となった。
滑走は気持ちの良いパウダーだったが、ここは歩きの山かな。
雪山初心者を沢渡黒伏山へ連れて行くのは止めましょう(^^)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
沢渡黒伏は、過去に3回程登りに行ったんですが、1回は視界不良、2回は誰かのトレースが残ってて諦めて帰ったのでまだ未踏なんです。
登る時は誰のトレースもない真っさらなナイフを歩きたいという、よくわからない願望がありました😅
視界不良の中お疲れ様でした。
土曜日、直前まで無理してでも行こうかと葛藤してましたが、泣く泣く諦めました😢
来年は参加します。
沢渡黒伏山は、ナイフから登って西尾根から下ると周回も出来るので、新雪の時に是非歩いてみて下さい(^^)
普通の人ならトレースがあって喜ぶものだけど、やはり考えることが違うねぇ
サプライズで参加するかと期待してたけど、やはりダメだったか
今回は残念だったけど、来年は宜しく!
お会いできるかと期待していたのですが残念でした…
またの機会を楽しみにしております
それにしても刺激の強い山でした。ソロだったら近寄ることもないでしょうし(笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する