記録ID: 7739041
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山滑走
谷川・武尊
タカマタギから日白山
2025年01月25日(土) 〜
2025年01月26日(日)
新潟県
TipTop123
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 13:59
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,279m
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| 天候 | 25/26日とも，日本海低気圧で里雪型。登山天気アプリでは2日ともE判定。 麓で0℃，稜線で-5℃ 風速3-5m/s位 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
こんな天気なので先客なし。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
�］次舎昔�山尾根の取付き：クラストしている。前日と思しきトレースあり �∨昔�山への尾根：トレース消える。雪庇が発達しており，風上側に逃れると新雪急斜面のトラバース。クトーが効かない。 �Ｋ昔�山直下：新雪の急斜面。素直にアイゼンを履いた方が良かった。 �に昔�山ータカマタギ：幅が広く気持ちの良い稜線 �ゥ織�マタギ直下：新雪急斜面。ジグザグで登高 �Ε織�マタギー日白山：何度か地味に登りかえす。シール歩行モードのまま登ったり滑ったり ��長吊尾根：基本はずっと下り。シール歩行モードのまま歩いたり滑ったり。尾根間違いに注意（3回ほどやらかした）。数か所ナイフリッジや急斜面があり，素直にアイゼンを履いた（膝上ラッセルだが下りなので何とかなる）。尾根後半は積雪が減り地形のうねりがモロに出たのと疲れでコケまくった。 ��毛渡沢沿いの林道：クラスト＋所々アイスバーン。滑るような斜度はなく，シール歩行モードで行った。 |
写真
皆が撮る上越本線の新旧橋梁。メタルとPC桁橋の対比が趣ある。ところで，なぜ新旧でスパンが同じなのか？景観を考慮したのなら，やるな国鉄
1/25 8:45
皆が撮る上越本線の新旧橋梁。メタルとPC桁橋の対比が趣ある。
ところで，なぜ新旧でスパンが同じなのか？景観を考慮したのなら，やるな国鉄
ところで，なぜ新旧でスパンが同じなのか？景観を考慮したのなら，やるな国鉄
ザックから魔法瓶を取出したら，ストラップに固定していたヘルメットが落ちた。止まれ！と念じたのだが，コロンコロンと20秒くらい転がり続けて…
諦めました…
1
1/25 9:49
ザックから魔法瓶を取出したら，ストラップに固定していたヘルメットが落ちた。
止まれ！と念じたのだが，コロンコロンと20秒くらい転がり続けて…
諦めました…
止まれ！と念じたのだが，コロンコロンと20秒くらい転がり続けて…
諦めました…
尾根筋には雪庇がランダムに発達していて，風上側斜面に迂回を強いられる。新雪の急斜面はクトーも効かず悪戦苦闘(笑)
棒立山直下で急斜面のトラバース。落ち出したら50mは止まりそうにない。新雪が30cm位あって，クトーごと流れて怖かった。ストックを谷側に思い切り突き刺して，板の流れを止めつつ小刻みに進む
1/25 11:57
棒立山直下で急斜面のトラバース。落ち出したら50mは止まりそうにない。新雪が30cm位あって，クトーごと流れて怖かった。ストックを谷側に思い切り突き刺して，板の流れを止めつつ小刻みに進む
いざ，タカマタギへ。
ここのコルでテン泊も考えていたが，まだ行けそうなので行く
ここのコルでテン泊も考えていたが，まだ行けそうなので行く
タカマタギ直下。新雪にシール＋クトーでは歯が立たず，ジグザグ登りを繰返す
山頂で青空とは予想外でした。
ありがとう。
360度の眺め，来た甲斐があったよ！
ありがとう。
360度の眺め，来た甲斐があったよ！
予定地よりも手前で手を打つ。
米山式イグルーを1時間格闘したが日没時間切れ。（一人は辛いよ）
素直にテントを張ることにする
米山式イグルーを1時間格闘したが日没時間切れ。（一人は辛いよ）
素直にテントを張ることにする
吹付ける雪がずっとパラパラ音を立て，積もった雪が幕面をザーッと落ちる。時折，強風が吹下ろしてきてテントが揺れる。
1:30頃，三方向からの圧迫に耐えかねて除雪を決意。
2
1/26 1:43
吹付ける雪がずっとパラパラ音を立て，積もった雪が幕面をザーッと落ちる。
時折，強風が吹下ろしてきてテントが揺れる。
1:30頃，三方向からの圧迫に耐えかねて除雪を決意。
時折，強風が吹下ろしてきてテントが揺れる。
1:30頃，三方向からの圧迫に耐えかねて除雪を決意。
明るくなったので谷川主稜の眺めを期待したが，やはり乳白色の世界が
気温は-5℃位なので，濡れたり凍ったり。結露もひどかった。
いろんな状態の装備を何とか詰め込んで，出発！
いろんな状態の装備を何とか詰め込んで，出発！
左に見える尾根を降りるのだが，100mくらい行き過ぎてヤマレコに叱られ，登り返す（泣）
新雪のナイフリッジ。カニ歩きを試みたてはみたが，足を上げるとスキー後方が垂れて自由が効かない。たまらずアイゼンに履替えてツボ足で。
スキーを抱いたザックはズッシリ重い。
1/26 10:02
新雪のナイフリッジ。
カニ歩きを試みたてはみたが，足を上げるとスキー後方が垂れて自由が効かない。たまらずアイゼンに履替えてツボ足で。
スキーを抱いたザックはズッシリ重い。
カニ歩きを試みたてはみたが，足を上げるとスキー後方が垂れて自由が効かない。たまらずアイゼンに履替えてツボ足で。
スキーを抱いたザックはズッシリ重い。
ここもアイゼン＋ツボ足。
スキーはすっかりスノーシューと化している
スキーはすっかりスノーシューと化している
地図ではいい具合に下れそうなのだが，新雪20cmの下に凹凸地形でコケまくる。テン泊装備のザックを背負って立上がるのにひと苦労（を十数回繰り返す）
1
1/26 10:43
地図ではいい具合に下れそうなのだが，新雪20cmの下に凹凸地形でコケまくる。テン泊装備のザックを背負って立上がるのにひと苦労（を十数回繰り返す）
天然のブナ林に，人工のスギ林が混じってきた。
もうそろそろ下界ですな
もうそろそろ下界ですな
川沿いの平和な感じの林道を。でも雪深くて若干陰鬱で北国…って感じがする
なんと，道を横断する沢に橋がない！
薄いスノーブリッジをヒヤヒヤしながら渡る
薄いスノーブリッジをヒヤヒヤしながら渡る
お疲れっした！
下界も雪が積もったのね。
昨日はトレース無しでしたが，今朝から4−5名くらい入ったようでした。
下界も雪が積もったのね。
昨日はトレース無しでしたが，今朝から4−5名くらい入ったようでした。
帰路，谷川岳PAに入ってみたが，名前に反して山関係のものは一切なく…
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒（保温性）
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
|---|
感想
冬山は，出発前と帰宅後がことのほか億劫なのだ。
それを，鮮烈な景色の思い出で美化していく。
しかし最近は仕事で色々あって脳が疲れ，2年前のようなモチベーションが湧かず…
そんなこと言ってたら冬が終わってしまうので，「まずやってみる」ことにする。
1週間かけて準備した今回のテーマは「実験的登山」。
�．好�ー履いて，単独テン泊
�▲曠錺ぅ肇▲Ε箸嚢堝阿靴討澆襦�
��ガス缶のドロップダウン対策（USB電熱シート）のテスト
などなど。
選んだのは，数年来温めていたタカマタギ。
雪の本場にある，積雪期にしか登れない山なのだ。
あいにく登山天気予報はE判定で好転しないが，
標高1500m程度なので，森林限界は山頂直下にあり，いざとなれば逃げ込める。
毎晩帰宅後，GPSや装備のテストを入念に行ない，いざGo。
ホワイトアウトは程々だったが（雪庇の端っこがずっと見えていた），スキーの機動力，装備満載下での己の行動力，降雪下での設営＆撤収など，色々と知見が得られた。
今シーズンの冬山は，2回連続低気圧で灰色な印象だったが，今回タカマタギ山頂で青空のプレゼントを頂き，気持ちが明るくなった。
最後に，スキーの修業が足らんのを痛感。
重い荷物を背負ってコケまくって，起き上がるのに腰や膝や腕に負担をかけまくって，老体が1ヶ月は再起不能な感じになったかも。
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