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Yamareco

記録ID: 7712680
全員に公開
雪山ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

史上最高点の霊仙山

2025年01月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:22
距離
9.1km
登り
806m
下り
809m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:10
休憩
1:12
合計
6:22
距離 9.1km 登り 806m 下り 809m
7:19
4
スタート地点
7:23
7:43
11
7:54
45
8:39
8:45
69
9:54
10:00
14
10:14
10:15
18
10:33
19
10:52
10:59
34
11:41
11:44
20
12:11
12:33
6
12:51
4
13:32
5
13:37
4
13:41
ゴール地点
ずっとずっと行きたいと思っていた雪の霊仙山。毎日天気予報をチェックしていると、2週連続で十分な降雪の後、なぜか18日だけピンポイントで好天の予報。ビッグウェーブの到来か(ちょっと違うか?)と待ちに待ったスノーシューデビューの期待を胸に、万全を期して臨む。
 落合神社付近の駐車場は7時を過ぎると満杯になる可能性が高いようなので、6:30到着を目指して出発。順調に進み、河内風穴の分岐あたりで一台先行車があったくらいなので、よしよしと思いながら今畑登山口付近まできた。ところが、前から車が。すれ違い様に尋ねると、駐車場満杯で、反転できる場所も少し先に一か所だけとのこと。この後、数台続く対向車をやり過ごして、自分も向きを変えて、登山口少し下の空きスペースに戻るまでに約30分時間を浪費。
 これまたお決まりで、少しテンション下がり気味のため身支度を整えるのにもたついて、登りはじめは結局7:40分くらい。
 登山口から既に積雪があったので、最初からチェンスパ付けて出発。裸足でトライして、すぐに引き返してチェンスパ付けてる人もいたので、やっぱ正解だったな。
 しばらくは中途半端な土混じりの雪道が続くが、チェンスパのおかげでサクサク進む。今畑の廃村を過ぎて少し登ってからはほぼ雪道。無雪期よりも歩きやすい道が続いて、気持ち良い。順調に高度を上げて、地図で見ると標高640m付近の登山道がほぼ直角に折れ曲がっているところを越えると、これまで湿っぽかった雪が、明らかにパウダースノーっぽく変わった。ここで後続の年配の方に道を譲るが、足元を見ると裸足でノーストック。しかし全くぶれるところがない。感心しながら、しばし技を盗もうと後ろ姿を拝見(すいません)。盗んだ技をすぐに実践しようと真似して歩いていると、すぐに一面銀世界の笹峠に到着。
 少し休憩して、眼前に見えるカレンフェルトの急登を目指して、気合を入れて出発。しかし、カレンフェルトはほぼ雪に覆われて、夏道よりは歩きやすい印象。ただ、急登なのは変わらないので、やっぱきつい。一か所少し北向きにトラバースが続くところは、脚を滑らせるとマジでやばい感じで、これも雪山の魅力の一つか。急登の様子も写真に撮っておこうと思い、もう少し上がいいかなとか考えてるうちに登り切ってしまい、結局見下ろす写真は取れず。
 ここから先はお楽しみ満載の霊仙山。これはなかなか文章では表せないなぁ・・・
快晴の青空を背景に、遠くまで続くなだらかな稜線。そこにトレースが点々と走って消えていく。最高だわ。途中、樹氷の造形やらもアクセントになって、幸せな気分で稜線を歩いていると、あっとゆう間に最高点到着。休憩もほどほどに霊仙山への鞍部に向かって、登り返しの手前でいよいよスノーシューに履き替えることに。
 またまた、もたもたしながらようやく身支度を整えていざ霊仙山へ向かって出発。歩き始めてすぐに軽快さに驚き。こんな楽なん?霊仙山の最後の登り程度なら、少し沈む程度で、登攀用のステーを起こさなくてもサクサク上れてしまう。これはええわ、とどんどん上ってあっとゆう間に頂上に到着。霊仙山の頂上では10名程度の人がお食事中。ほぼ無風で暖かな太陽を背にくつろぐ人たちの光景は、一面の銀世界でなければ春山か!と思うくらいだ。
 さて、ここから、道なき道を歩く最大のお楽しみタイムの始まりなんだが、360見渡す限り視界良好、遠くのトレースまで全て丸見えの状態で、逆にどこを目指していこうかと迷う。で、遠くに見える鳥居に向かって歩くことに。時々、先行者のトレースを借りながら、ほとんど新しくトレースを作りながら夏道では絶対に歩けないルートを気持ち良く下る。スノーシューで直降すると結構すべりやすいこともわかり、途中から少しトラバース気味に降りていくようにすると、ほとんど滑らずに軽快に歩けた。これは、爪の形状とか向きの影響が大きと思うので、自分のモデルの特徴か?一般的な傾向かよくわからん。いろいろ工夫しながら歩いていると、あっとゆう間にほぼ下りきってしまった。しかし、鳥居が意外と遠くに見えたので、計画変更して下山路の谷筋へ向かってルート変更。
 緩やかな下りの雪深い谷筋も、スノーシューだと楽勝でハイスピードで歩けるので、調子こいて進んでいると、いつの間にかお猿岩付近から始まる急な下りまで来てしまった。もうちょい進んでからチェンスパに履き替えようと思いながらしばらく進んだが、岩も混じってきたしやっぱりこれはかなり歩きにくい。とゆうわけで、急斜面の途中でチェンスパに履き替えることに。急斜面の途中で履き替えたので、再び手間取り、しきりに反省。
 この後は、泥混じりのシャーベット状の雪道か泥道みたいなところが頻出するので、滑らないようにひたすら我慢しながら下るだけの時間が続いた。汗拭き峠直下の急な泥道を下り切ると、ようやく楽な下りになり、一安心。最後の渡渉の丸太橋は、雪がついて更に危険な状態になっていたので、迷わず沢を歩く。
 お天気・雪の量も申し分なく、やりたいことも全てやれた大満足な一日でした。
霊仙さん、ありがとう!最高点を上げよう。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・6:35到着で駐車場は既に満車。今畑登山口から数m下った川沿いのスペースに駐車しました。(5-6台が限界?)
コース状況/
危険箇所等
・登山口の登りから雪あり。ただ、500mくらいまでは雪と土が混じった感じです。
・汗拭き峠を少し下ったところの急なロープ場は、ぐちゃぐちゃドロドロで滑りやすいです。
その他周辺情報 ・帰路、彦根亀の井ホテルで温泉に入ろうと思って行っみると、土日祝日は入浴は15:00までで受け付けは14:00までと、断られた。確かにHPには書いてある。下調べ不足でした。みなさんも気を付けて。
登山口から雪ありました
2025年01月18日 07:41撮影 by  iPhone 12, Apple
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登山口から雪ありました
この辺りからもう雪一色です
2025年01月18日 08:04撮影 by  iPhone 12, Apple
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この辺りからもう雪一色です
笹峠、来た道
2025年01月18日 08:43撮影 by  iPhone 12, Apple
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笹峠、来た道
笹峠、これから進む道
2025年01月18日 08:43撮影 by  iPhone 12, Apple
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笹峠、これから進む道
いよいよ、試練のカレンフェルト急登に差し掛かります
標高750m付近から900mくらいが山場です
2025年01月18日 08:58撮影 by  iPhone 12, Apple
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いよいよ、試練のカレンフェルト急登に差し掛かります
標高750m付近から900mくらいが山場です
急登、登り切った
ちょっと振り返るの遅すぎて急登撮影できず
2025年01月18日 09:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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急登、登り切った
ちょっと振り返るの遅すぎて急登撮影できず
さて、ここからはお楽しみの連続
2025年01月18日 09:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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さて、ここからはお楽しみの連続
良いお天気、琵琶湖方面もきれいに見えます
2025年01月18日 09:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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良いお天気、琵琶湖方面もきれいに見えます
展望台手前の遠慮がちな雪庇。
2025年01月18日 09:50撮影 by  iPhone 12, Apple
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展望台手前の遠慮がちな雪庇。
埋もれた展望台
2025年01月18日 09:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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埋もれた展望台
頂上まで進むべき道が一目でわかる、ルーファイ無用の快晴
2025年01月18日 09:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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頂上まで進むべき道が一目でわかる、ルーファイ無用の快晴
気持ちいいです
2025年01月18日 09:59撮影 by  iPhone 12, Apple
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気持ちいいです
遠近感が再現できてるかな?
2025年01月18日 10:03撮影 by  iPhone 12, Apple
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遠近感が再現できてるかな?
スワロフスキーのモニュメントかと思った(笑
2025年01月18日 10:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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スワロフスキーのモニュメントかと思った(笑
見落としそうになる南霊山(南霊岳?)
2025年01月18日 10:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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見落としそうになる南霊山(南霊岳?)
進むべき道は一目瞭然。しかし、好きな道を選んでいく人も
2025年01月18日 10:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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進むべき道は一目瞭然。しかし、好きな道を選んでいく人も
振り返って雪庇をもう一枚
2025年01月18日 10:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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振り返って雪庇をもう一枚
1月にこれほどの好天は滅多にないなぁ
てか初めて
2025年01月18日 10:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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1月にこれほどの好天は滅多にないなぁ
てか初めて
何度眺めても見飽きない、文字通り雲一つない青空
2025年01月18日 10:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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何度眺めても見飽きない、文字通り雲一つない青空
さて、今日はどこ歩こうか
2025年01月18日 10:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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さて、今日はどこ歩こうか
とりあえず、最高点と霊仙山には行こう。
2025年01月18日 10:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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とりあえず、最高点と霊仙山には行こう。
巨大なエビのしっぽの大群。
ここまでくるとかき揚げ状態。
2025年01月18日 10:40撮影 by  iPhone 12, Apple
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巨大なエビのしっぽの大群。
ここまでくるとかき揚げ状態。
最高点まであと少し。
2025年01月18日 10:42撮影 by  iPhone 12, Apple
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最高点まであと少し。
最高なので、点はかくして。
2025年01月18日 10:54撮影 by  iPhone 12, Apple
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最高なので、点はかくして。
来た道を振り返る
2025年01月18日 10:55撮影 by  iPhone 12, Apple
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来た道を振り返る
天然の登山地図が出来てます
2025年01月18日 10:57撮影 by  iPhone 12, Apple
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天然の登山地図が出来てます
ポツンと一軒家は健在
2025年01月18日 10:58撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 10:58
ポツンと一軒家は健在
いよいよスノーシューデビュー
2025年01月18日 11:30撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 11:30
いよいよスノーシューデビュー
霊仙山のピークも快晴
2025年01月18日 11:41撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 11:41
霊仙山のピークも快晴
遠くに見える鳥居を目指して
2025年01月18日 11:42撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 11:42
遠くに見える鳥居を目指して
無雪期には来れない場所で
2025年01月18日 11:48撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 11:48
無雪期には来れない場所で
下ってもやはり遠い鳥居
2025年01月18日 11:57撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 11:57
下ってもやはり遠い鳥居
謎のトレースを追って、谷筋を目指す
2025年01月18日 11:59撮影 by  iPhone 12, Apple
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謎のトレースを追って、谷筋を目指す
汗ふき峠直下の急降下(写真では緩やかにみえるんだが・・・)
2025年01月18日 13:07撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 13:07
汗ふき峠直下の急降下(写真では緩やかにみえるんだが・・・)
絶対に渡らないことをお勧めする丸太橋
2025年01月18日 13:22撮影 by  iPhone 12, Apple
1/18 13:22
絶対に渡らないことをお勧めする丸太橋
撮影機器:

装備

個人装備
チェーンスパイク 長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ スノーシュー
備考 クランポン持っていったが、結局使わなかったな
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