粟ヶ岳(十石尾根と十石右尾根)


- GPS
- 08:18
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
【服装】
スノーシュー、雨具(ズボン不使用)、・中間グローブ(不使用)、冬靴、アイゼン(不使用)、ピッケル
【気温】日の出6:50 日の入り16:54
P1,500:気温-6℃(風6m)
【コンディション・トレース・登山者等】
(コンディション予報)
・水曜日・木曜日に最大寒波で、どか雪あり。粟ヶ岳周辺のみ金曜日・土曜日とほぼ降雪なし。
※県内他地域は、金・土曜日ともに降雪量多く、日曜日は全県的に快晴だが、飯豊・魚沼地域は降雪翌日で相当なラッセルが想定された。そのため、まだ前日等の降雪が少ない山域を選択した。それでも、粟ヶ岳でも十石尾根は膝程度のラッセルかもしれないと山頂までたどり着けるか、ギリギリかもしれない。
(コンディション実際)
・20-30cm程度のラッセル。ふくらはぎ程度のラッセル。前日は山頂に雲がかかっていたものの、直前の降雪が少ないからか、ひどいラッセルはなし。
・急勾配のラッセル時のみ膝程度になるが、通常程度のラッセルだった。
(当日登山者)たくさん(スライドなし)
・下田は、土曜日から2泊の3名パーティーあり(粟薬師2泊)。当日も午の背でもう1名目視できた。
・加茂も山頂から5名程度目視できた。レポを見るとPは縦列駐車になっており、加茂側は珍しくにぎわったようだった。
【食料】11.7km+1,312m-1,311m(8h20)
おにぎり2,みかん2、ゆで卵2、チョコ3、塩分タブレット1、カップラーメン1/2、コーヒーペット1/2
残:饅頭1、タブレット3、ヨーカン2、ジェル2
【コース状況等(メモ)】
(十石尾根)
・十石尾根の取りつきは、Pからと、粟ヶ岳登山口からと2パターン登られている。
・今回は歩いたことのない道で、ブラックスタートとなるため、粟ヶ岳登山口まで向かったのちに十石尾根に合流する形とした。どちらでも大差はないかな?
・12/30時点では標高が低い下のほうでは雪がなかったため、まだ冬道は早いなあと感じていた。それから寒波が入り、平地でも降雪量が増え、そろそろ冬道でも大丈夫かと思い、十石尾根へ。
・しかし、P500-600程度までは、枝が埋まりきらず藪漕ぎ。前日に軽い降雪があったため、枝に雪が積もり、雪爆弾状況。まだ冬道は早かったかなあと思いつつ、進む。
・P600を超えると、藪も落ち着き、歩きやすくなる。
・下田の登山道を登っていると7合目手前の稜線に出るまで山頂は見えないが、十石尾根はP521のあたりからなど、下部からでも山頂や周囲の展望あり。展望は良かった。
・P773手前から、P968まで樹林がない箇所があり。モフモフ急登や波打った雪渓あり。難しさはなし。
・P968からP1123までも、急登を登る。一部スノーシューの板が滑った。
・P1123から下田夏道合流までが本ルートの核心部。右手は雪庇と崖、左手は断崖絶壁の細尾根になる。ここからピッケルを使用。雪面の凍結は強くないため、スノーシューで進む。
・凍結が少ないからか、そこまで難しくなく突破。そり立つ細尾根は、かっこよかった。
・細尾根突破後も、クラックなどがあり。1箇所1m弱の隠れクラックあり。
・夏道合流後は、あとは山頂に登るだけ。山頂到着時は、下田側・加茂川ともにまだ登頂していなかった。
・想定よりラッセルに時間がかからなかったため、下山ルートを変更し、十石尾根の右尾根から下山することに。
(十石右尾根(仮称))
・下山して、P1123の少し先で休憩。ちょうど馬の背に登山者が到達していた。
・P498手前までは一気に下り、下りはモフモフで楽しい!
・上から今回の右尾根を見たときに、1番の懸念地点(P498)手前に到着。上から見て、植生が杉に変わり、なんとなくいやらしそうな予感。事前に地形図で見ていても、P498-P397手前までが細く、どんなだろうなあと思っていた。
・P498手前からの登りは、杉の空洞でスカスカ+岩の上に雪が乗っていた。ただ、P498までの登りは短いため、思ったより難なく突破できた。
・P498先の細かなピークも杉地帯が続くが、ラッセルがあるだけで、難易度は高くなかった。
・今回右尾根の1番の懸念点を超えたため、1度休憩。
・P397の2つ前のピーク・P397のピークには過去の赤布があり、驚く。昔山岳会の人が付けたものか?
・駒出川の渡渉地点まではあとは下るのみ。
・渡渉地点で反対側の道路へ進み、あとは道路・林道上を進み、Pまで。
・無事ゴール。
【感想】
・地形図を眺めていると、十石尾根の右尾根を使い、十石尾根と周回できないものかとずっと考えていた。
・P798,P498先も細尾根に見え、十石尾根よりは厳しそう。粟ヶ岳に詳しい方に相談するも、厳しいかもねえ〜と。いくらレポを探しても、歩いた記録はない(公開されているものはない)。
・レポートが1件も公開されていない道を歩くのは、今回が初めてになる。
・十石尾根を歩きつつ、右尾根を見ながら歩くイメージを膨らませる。そして実際に歩く。
・本当は魚沼方向へ行きたかったが、今回の行程は地図から実際にルートを考え歩けたという意味で、実に有意義で達成感があった。実にいい1日だった。
コメント
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渡渉は濡れんかった???
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5251654.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1061357.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-590713.html
5センチ程度の渡渉なので、冬靴で濡れませんでした。滝は確認してません。
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