【幻の青春18きっぷ山旅計画②】高山線沿線・白川口駅から大山白山─下油井駅


- GPS
- 04:28
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 821m
- 下り
- 781m
コースタイム
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 4:28
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
下油井─白川口間は重複乗車になるので、別途210円支払い。 <ゆき> 小杉742━753富山803━854猪谷911━1014高山1024━1228白川口 <かえり> 下油井1826━1908美濃太田1239━1531高山1602━1705猪谷1721━1823富山1825━1836小杉 |
その他周辺情報 | 翌日、みのかもハーフマラソン大会のハーフマラソンの部に出走。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
携帯トイレ
ジョギングシューズ
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感想
『青春18きっぷ』(以下、『18きっぷ』)のルール改変により、実行が現実的では無くなった山旅シリーズ第2弾として、高山線白川口駅からの大山白山を取り上げる。
『18きっぷ』を使っての大山白山日帰り往復は以前から計画してたけど、ルール改変前に実行する機会は無かった。今回、『みのかもハーフマラソン大会』出走のため美濃太田駅周辺で宿泊するので、前日の現地への移動のついでに大山白山に登って来た。前年までの過去2大会の参加時には『18きっぷ』を利用しての移動のついでに高根山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5068435.html)や錫杖ヶ岳(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6346297.html)に登ったワケだけど、今回の開催日はカレンダーの並びの影響で、『青春18きっぷ』の期間外。そのため、クルマでの参加を考えてたけど、事故を起こしてクルマは使えず、結局、正規運賃を払って美濃太田駅まで往復することになった。
加茂郡白川町の大山白山は、頂上直下までクルマで来れるので、ワザワザ麓の白川口駅または下油井駅から歩いて登ろうと考えるひとは少ないと思うけど、私が白川口駅から歩こうと考えたのは、1:25,000地形図「河岐」を間違って2枚買ってしまったことが多分に影響している(日記参照:https://www.yamareco.com/modules/diary/225464-detail-349564)。ダブったほうの地形図を山行用の折図にしたまではいいけど、エリア内にはその道のプロ向けのヤブ山ばかりで、一般的な登山者の対象となる山は無い。白川口駅から大山白山まて歩くのであれば、白川口駅から役場前を経て、洞雲寺の手前あたりまではエリア内を通るから使い道がある(笑)。フツウは行きたい山があるから地図を買うと思うけど、今回の山旅は地形図が先にあって行く山を捜す…という珍しいパターン(苦笑)。
富山を出発した1月11日の高山線の猪谷駅発始発上り列車は、雪害でいきなり40分ほどの遅延を起こしてる(汗)。高山線のダイヤが乱れ、高山駅10:24発の美濃太田ゆきに乗れなかったら、大山白山は断念し、米田白山に向かう段取りまでしてたけど、私の乗った列車には大きな遅れは無く、無事に高山駅で乗り継ぎに成功したので、予定通り大山白山へ向かう。途中通過した打保駅では150 cmほどの積雪があったけど南下するにつれ雪の量は減り、飛騨金山駅あたりではほぼゼロになったので、車道歩きだらけの大山白山登山には雪の影響はほぼ無いだろう。
12:29に白川口駅を出発し、駅前の歩道橋で国道41号を渡る。ここの国道41号をクルマで通る度に気になってた吊橋で飛騨川を渡る。白川橋と名付けられた橋の通りは、バイパスが整備されるまで白川町のメインストリートとなっていたようで、町役場やら銀行やら歯科医院やらがあり、くたびれた商店街の趣き。現行のバイパスと合流し、そのまま県道を進む。洞雲寺の前を通過後一旦白川の左岸に渡るも、昭和竣工の大正橋で右岸に戻り、吹洞谷に沿った町道に入る。中部北陸自然歩道のルートにもなっているこの町道だけど、オルゴールの館への分岐で中部北陸自然歩道とは分かれる。「通学路注意」の標識はあるもののとても学童が歩いてるとは思えないような林道並の町道を往く。延々と車道歩きは退屈なうえ時間がかかるので、地形図にある吹洞谷沿いの実線の車道に入り、ショートカットを試みる。最初のうちはマトモな車道だったけど、現役なのは途中の資材置き場まで。あとは車道としては廃道で、ルートを捜してるうちに転倒し、右太ももを強打。打ち付けた箇所が内出血…(汗)。幸いなことに、歩くのに(翌日のハーフマラソン走るのにも)支障なくそのまま山行を続行。車道としては廃道だけど、かつて車輌が通行していただけあって道は明瞭。やがて太陽光発電施設の横にひょっこり出た。
若松の集落を抜け、立派な車道(美濃東部広域農道か?)に出て、あとはずっと車道で大山白山まで歩く気でいたけど、意味あり気な標柱と歩きやすそうな歩道に惹かれ、再び車道のショートカットに挑戦。こちらも途中道形が薄くなる箇所もあったけど、難なく大山白山林道に到達。この先は延々と林道歩き。もしかしたら車道をショートカット出来るかもしれない道が何度か分かれていったけど、それらの誘惑を抑え、車道を進む。日蔭は前日までに降り積もった雪が車輪で踏み固められてアイスバーン、日向は雪はすでに解けて路面も乾いてて、両極端。本日の営業は終了したのか軽トラの軍団か連なって下山していった。14:47に、ようやく大山白山神社の駐車場に到着。白川口駅を出てすでに2時間以上経っている。
参道の石段を延々と上る。振り返ると晴れていれば名古屋市街がみえるというけど、この日は晴れてはいたもののそこまでは条件は良くなかったのか、みえなかった。本堂で御賽銭を払い、礼拝。頂上を目指し、本堂向かって左側にそれらしき歩道があったのでこちらを歩いたけど、本堂向かって右側から正規ルートの石段が伸びてるのがみえた…。いまさら引き返すことはせず、こちらの道で頂上を目指す。真っ先に目に入ったのは、御嶽山噴火犠牲者追悼の塔と展望台。あいにく、御嶽山には雲がかかっていて、絶景を目にすることは無かった。頂上の三角点には15:01に到着。時間が遅いせいか、山頂には私しか居ない。白川口駅を出てから歩き詰めだったため、ようやくここで休憩し、水分補給。
2時間半歩き詰めでようやく着いた頂上だけど、日没前の17時までには下油井駅まで下山したかったので、10分のみ休んで下山開始。帰りは正規の奥の院への参道の石段を使う。本堂に戻り、さらに参道の石段を下って駐車場に出る。あとは途中までは往路を戻り、往路の合流点から先はそのまま大山白山林道を下る。林道入口の変則交叉点からは美濃東部広域農道を通って、ひたすら下油井駅を目指す。日没前には無理かも…と弱気になって来た頃に飛騨川沿いの道に出て、標識に従い広域農道を離れて下油井駅への道に入る。踏切を渡ってきた国道256号に合流し、16:57に下油井駅に到着。どうにか17時前に駅に着いた。
多くの方がクルマでアクセスする大山白山に、鉄道のみのアクセスを試し、無事歩き通した。車道歩きだけだとつまらないので、車道のショートカットを試みたけど、同好の士の参考になれば幸いです(笑)。
今回は美濃太田駅前での宿泊が決まってるので、特定の列車に間に合わせるためのプレッシャーは感じなかったけど、もともとの計画だった富山からの『18きっぷ』での日帰りを成功させるには18:01発の猪谷ゆきが最終だった。こちらも1時間以上の余裕を残しての「成功」となったワケだけど、上り列車も下り列車も1時間以上待たないと来ないなか、暖房設備のない無人駅でひたすら待つのは、辛過ぎる(苦笑)。あまりにも時間を持て余し、翌日の練習ではないけど、駅周辺の飛騨川沿いを5 kmも走ってしまった(苦笑)。
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