記録ID: 7635933
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船
藤山岩峰群
2024年12月29日(日) [日帰り]



体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 09:19
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 640m
- 下り
- 640m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
P1以降は人が入ることが滅多に無いようで,ピンテの類は一切ありません。懸垂の残置支点は比較的新し目。一番の問題は岩が脆いこと。歩を進めるのにかなりの慎重さが求められます。バリ慣れしてない人が立ち入る場所ではないと思いました。 |
写真
第一岩峰(P2)に取り付きます。
写真のところから右上の丈夫そうな松で中間支点取りたくて右へ移りましたが,足元が悪すぎました。カムを挿してふっと一息ついたとこで足元が崩れて滑落。序盤で高さもなく幸い大したことなかったので,足元の安定度優先で直登に切り替えて出直し。中間支点はカム1箇所と灌木と根っこにスリング1箇所ずつだったかと。中間取れるところが無いのと頼りないのと,手も足も脆いところばかり。技術より精神力と丁寧さが必要となります。
写真のところから右上の丈夫そうな松で中間支点取りたくて右へ移りましたが,足元が悪すぎました。カムを挿してふっと一息ついたとこで足元が崩れて滑落。序盤で高さもなく幸い大したことなかったので,足元の安定度優先で直登に切り替えて出直し。中間支点はカム1箇所と灌木と根っこにスリング1箇所ずつだったかと。中間取れるところが無いのと頼りないのと,手も足も脆いところばかり。技術より精神力と丁寧さが必要となります。
第二岩峰(P3)に取り付きます。
左の立木からスタート,そのまま写真のところまで直登,途中の支点は灌木2個所だったかと。
写真のところからは左側からのほうが見た目は優しそうに見えたが,行ってみたら脆すぎて掴むものがほぼ何もない状態。右は奥の立木の方に縦のホールド,その奥にも同じようなホールドがも一つ。手前を左で取ってから足を送って奥のホールドを右で取る。その上に左で取れるガバがある。そこまで取れるとこまで右に行けたら岩が安定してるので,楽に登ってこれます。
左の立木からスタート,そのまま写真のところまで直登,途中の支点は灌木2個所だったかと。
写真のところからは左側からのほうが見た目は優しそうに見えたが,行ってみたら脆すぎて掴むものがほぼ何もない状態。右は奥の立木の方に縦のホールド,その奥にも同じようなホールドがも一つ。手前を左で取ってから足を送って奥のホールドを右で取る。その上に左で取れるガバがある。そこまで取れるとこまで右に行けたら岩が安定してるので,楽に登ってこれます。
第三岩峰(P4)は正面突破が厳しいとの情報を得ていました。実際見た感じ,傾斜はキツくないものの立木など中間支点取れるところは無さそうな感じだったので,西側を巻いて行けそうなとこを探しました。
西側を巻いていくと人工林が出てきます。まずはその手前から登り始めたのですが,途中5mほど悪いところがあり,巻いてる途中で行けそうに見えた別の場所まで戻って登り直しました。適度に灌木が生えていてフリーで登れました。
西側を巻いていくと人工林が出てきます。まずはその手前から登り始めたのですが,途中5mほど悪いところがあり,巻いてる途中で行けそうに見えた別の場所まで戻って登り直しました。適度に灌木が生えていてフリーで登れました。
降りてる途中で西側の眺望が得られる所あり,今日登ったP1〜P4が横から見えました。
もうロープは使わないと思っていたけど,標高下げるにつれて傾斜がきつくなり,足元ザレてる,立木は腐ってるってこともあり,400m付近で再度ロープ出して懸垂。
もうロープは使わないと思っていたけど,標高下げるにつれて傾斜がきつくなり,足元ザレてる,立木は腐ってるってこともあり,400m付近で再度ロープ出して懸垂。
装備
個人装備 |
ハーネス
スリング
ビレイデバイス
アッセンダー
アルヌン
バイル
|
---|---|
共同装備 |
ロープ(ダブル50m✕2
25m✕1)
カム(小さい番手のみ)
|
感想
アルパインクライミングや藪岩など整備されたフリーのゲレンデ以外では,支点が信用ならないので絶対に落ちてはいけないと思っていて,これまで一度も落ちたことはなかったのですが,今回始めて落ちました。不用意に足を動かしたことで足元が崩れました。カムが効いて止まったと思ったけど外れてそのまま落下,カムが多少なりとも効いてブレーキ掛かったのと傾斜が緩かったこともあり,軽い打撲と擦り傷程度で済みました。傾斜緩いのと登り始めてすぐで高さもあまりなかったこともあり完全に油断してました。さすがに足元崩れるとどうにもなりませんが,結果的には登攀ルートの選択ミスであり猛省した次第です。あと,NPに絶対は無いことを改めて感じたのと,そうは言っても丁寧確実にセットしなければいけないということを痛感しました。
南アの離山,西大星北陵をはじめとする妙義のバリなどを数多く無難にこなしてきたことが逆に心の隙を生んだんだと思います。初心に帰ってまた出直しです。
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コメント
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お怪我は大丈夫ですか?
以前キラキラさんが登っていましたが、西上州バリは岩が脆くて怖いですよね💦
下仁田の街から目立つ岩稜なのでいつか登ってみたいです
ありがとうございます,怪我は幸い大したこと無く絆創膏貼るくらいで済んでます。
西上州のバリの怖さは知っていたつもりだったのですが…
一瞬の油断がまさに命取りになりかねないということを体験することになってしまいました。
下仁田の街からよく見えますよね,かつて山城があったのも頷けます。
行かれる際はお気をつけてくださいね。
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